唯一神を信じる者
結局、才能があるかどうかなんて、他人が決めるものだよっていう価値観が、たくさんの神々を作り上げてることになると思う。
その考え方だと、人間が神って決めたら、それが神になるっていう考えに行き着くと思います。
人間が信じようが信じまいが存在してるから神なわけで、人間が作った神を偶像っていうんでしょ。
神様かどうかなんて、人間が決めるものだよって言ってるのと同じでしょ。
人になんと言われても自分を信じることができるやつは、心の奥では、神を知っていると思うんですけどね。
「自分に才能あるなんて思ったらおしまいだよ」っていう考え方もわかるように思うけど。でも人が決めるものだとは思わない。
とすると、才能があるかどうかなんて、他人にも自分にもわからないもので、結局行動することが才能ってことなのかな。
よく考えたら、スターっていう言葉も、しらけるね。
スターなんて大衆が作り上げる、幻想にすぎない。
大衆がスターって呼ぶだけの話で、実体なんてない。
有名になれば、変わった髪形をしても、それが流行だと、受け入れられる。
でも無名なやつが同じことをやったら、不潔な若者だって嫌われる。
有名なら、誰からもおだてられるわけだ。
成功して有名になると、本当に簡単に真実が見えなくなってしまうと思う。
そういうことが繰り返されると、悪いことでも、それが当たり前だと錯覚するようになってくるわけだ。
まあ無理もないけど。
人間っていうのは表面的なものに踊らされるものだ。
状況に流されやすい動物だから。
ある人と話したら、「いい子かどうかなんて、人が決めるもので、周りが悪い子って決めたら、その人は悪い子なんだよ」って言ってました。
そんなの、どうしようもねえだろ。
常に多数者が少数者を隠ぺいしてるっていうのが、社会の真実の姿で、その人は社会を神にしてるっていうだけの話でしょ。
怒ろうかと思いましたけどね。
神様から見れば、多神崇拝は一番重い罪です。
殺人の罪よりも重いです。