塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板
過去ログ3231
2017/11/1 3:40
▼世話係読書ㇿ浮舟の遺骸が、宇治川からあがらないまま、
専用の車や、所持していた調具ゃ衣装を荼毘(だび)にふした。
そのあまりにも簡素な葬式に、薫をはじめ、土地の人も不満を抱いた。
えっ、もしかして、ハリウット映画並みの
どでん返しのサービスを
式部先生は用意しているのですか。
でも、私感では、
『源氏物語』はすでに終わっている。
1000年後の読者、
しがない市井の老人が、無聊をなぐさめてもらい、
ほんとに感謝している。
ま、もちろん、53巻「手習」と、54巻「夢浮橋」について、
ここに書きましょう。
11/1 3:40
▼世話係読書ㇿ浮舟の遺骸はあがらないまま、
専用の車や、所持していた調具ゃ衣装を荼毘にふした。
そまあまりにも簡素な葬式に、薫をはじめ、土地の人も不満を抱いた。
えっ、もしかして、ハリウット映画並みの
どでん返しのサービスを
式部先生は用意しているのですか。
でも、『源氏物語』はすでに終わっている。
1000年後の読者の、しがない市井の老人が、
無聊をなぐさめてもらい、感謝している。
でも、53巻「手習」と、54巻「夢浮橋」についても、
ここに批評を書きましょう。
11/1 1:20
▼世話係読書ィ52巻「蜻蛉(かげろう)」 了。
カゲロウは、小型薄型トンボです。はかない。
風に吹かれて、よろよろかひらひらか。
浮舟の蜻蛉のような一生は終わった。
その衝撃について、
この決して短くはない巻で縷々と述べる。
やはり、式部、老いて冗長になっている。
匂宮、妻で姉の女二宮、浮舟の母、そして、少し遅れて知る薫の心情。
信じられなくて、匂宮がどこかに隠したのではないかと疑うほどだ。
11/1 1:10
▼咲次回今日、締切があり、無事に終わりました。久しぶりに健やかな気分になりました。
2日に、小屋に作品を提出できる日をご相談できればと思います。まだ空いている日があれば、嬉しいのですが。
10/31 22:01
▼わかけんチャンキ2気にならなかったのは、作者が常に考え、発信している問題を、どストレートに表現しているからで、その問題に関し、全面的に賛意を表明しているわたしとしては、「ほう、これを映像やエッセイではなく、小説で表現してたのか」と驚いたと同時に感心した次第で、こうなると小説のウマいヘタはどうでもよくなってしまいます。
しかし、ここで気にかかるのは、前回新宿のメインテーマ「文章が立っている」問題でして、良い小説を読んだという満足感とともに、これで良いのだろうかと、自分の書くものもふくめ不安になります。
10/31 15:41
▼わかけんチャンキというタイトルの長編小説を二年前に出した、放送禁止歌の森達也さんの生対談を聞くために、池袋のジュンク堂に行こうと思い、今日は有休を取りました。(←典型的な悪文)
対談の相手は金子遊という映像作家。
ドキュの方法論を学んできます。
ところで、この小説『チャンキ』。
わたしにはなかなか面白く読めました。
ストレートに作者の言いたいことを作中に盛り込んでいる。
それが良いのか悪いのかでいえば、悪く、上手いのか下手なのかでいえば、ヘタ、なのでしょうけど、わたしにはぜんぜん気にならなかった。
10/31 15:34