塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3175 2017/8/19 0:52

▼世話係
読書C
ま、この巻は、朝顔に熱中する源氏に、
正妻の「紫の上」が嫉妬し、
それをなだめるために、
「姫は藤壺の姪(めい)という血筋なので、たぐいまれな美貌と
素質を持っている。なんぞ、妬く必要があろうか」などとさとす。

それよりも、もしかすれば、
「女五の宮」と「源典侍(げんないしのすけ)」という、
ふたりの老婆を描出したかったのかも。
前者は、源氏が話していても、欠伸をしたり、鼾までかく。
後者は、老いても色気をふりまきたい。
「いたうすげみにたる口つき」をしている。
ジジには他人ごとではないが、歯が抜けて口もとがすぼんでいるという意味だ。
8/19 0:52

▼世話係
ま、この巻は、朝顔に熱中する源氏に、
正妻の「紫の上」が嫉妬し、
それをなだめるために、
「姫は藤壺の姪(めい)という血筋なので、たぐいまれな美貌と
素質を持っている。なんぞ、妬く必要があろうか」などとさとす。

それよりも、もしかすれば、
「女五の宮」と「源典侍(げんないしのすけ)」という、
ふたりの老婆を描出したかったのかも。
前者は、源氏が話していても、欠伸をしたり、鼾までかく。
後者は、老いても色気をふりまきたい。
「いたうすげみにたる口つき」をしている。
ジジには他人ごとではないが、歯が抜けて口もとがすぼんでいるという意味だ。
8/19 0:51

▼世話係
読書C
ま、この巻は、朝顔を追いつづける源氏に、
紫の上が嫉妬し、なだめるために、
「姫は藤壺の姪(めい)になるだけあって、たぐいまれな美貌と
素質を持っている。なんぞ、妬く必要があろうか」などと、
なだめてみせる。

それよりも、もしかすれば、
「女五の宮」と「源典侍(げんないしのすけ)」という、
ふたりの老婆を描出したかったのかも。
前者は、源氏が話していても、欠伸したり、鼾までかく。
校舎は老いても色気をふりまきたい。
「いたうすげみにたる口つき」をしている。
ジジには他人ごとではないが、歯が抜けて口もとがすぼんでいるという意味だ。
8/19 0:45

▼世話係
読書B
いかに熱心に歌を送っても、返答がない話が『源氏物語』には
いっぱいある。ヤマト一の金持ちで、容姿も端麗、絵も筆もいい。
教養も趣味もいい。
つまり、光り輝いているのだ。
その男が、一度は契ったにしても、その後は門を閉ざされて煩悶する。
大好きな藤壺がそうだし、頑固な空蝉、花散る里はどうでしたか、
そして、朝顔もうんといわない。

こういう女をくりかえし書くのは、
式部女史が男をふりつづけたという体験に根ざしているのか。
女もまた、つよい意志と人生観を持っていると、
スケベエ男に告げたかったのか。
8/19 0:30

▼世話係
読書A
20卷「朝顔」 了。

朝顔と呼ばれる姫は「斎院(さいいん)」に送られていた処女である。
伊勢神宮に送られるのが、「斎宮(さいぐう)」で、
斎院は京都賀茂神社に派遣される。父がみまかり、服喪のために交代した。
何年もまえから気にかけていた源氏には絶好のチャンスである。
また、例の悪い虫が動き出した。

斎院は叔母の「女五の宮」に引き取られている。
この老女を見舞うという口実で、のこのこと出かける。
会ってもらえないので、何度も訪問する。
8/19 0:20

▼世話係
読書⑷
この「薄雲」の巻で、
式部がもっとも苦心したのは、天皇(冷泉)に、あなたは、先帝の子てけはなく、
源氏と藤壺のあいだの不義密通でできた子であると、知らせる書き方だろう。
これはむずかしい。
リアリティーを保ちながら、この驚愕の事実をつたえなければならない。
式部は、藤壺の葬儀にきた70歳の僧に語らさせる。
うそをついたまま死にたくないとか、屁理屈をならべ、
若い天皇をいらいらさせて、語ると逃げるように退出した。

冷泉天皇の苦悩は、父親を臣下にしていたという驚きだ。
源氏に位を譲りたいと申し出るが、父は固辞した。

さすが、女史、すこしページを使いながら、うまく書いている。
8/18 1:52

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