塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3146 2017/7/8 1:38

▼世話係
読書3
ヘタを承知で口語訳しておきます。

「両親が生きていて、実家にいたころなら、
たまに源氏の君が訪ねていらっしゃるのを、待ちつづけているのも、
それは、粋なことでしょう。

(いまの空蝉は中流役人の妻です)

そのため、わざと源氏の心をわからないふりをしているのですが、それはつらいことです。
拒絶しつづけているのを、
きっと身のほど知らないふるまいだとお思いになっていらっしゃるでしょう。
でも、真情とはちがう態度を取ったために、わが胸を苦しみ、気持ちも乱れ、落ちつきません」

つまり、中流の女だから、このアフェアはあきらめるというふうに読めます。
7/8 1:38

▼世話係

『源氏物語』でいう上中下の階層は、
京都の御所とその周辺でのみ通じる身分世界です。
当時の詩文は、人口の1パーセントの世界での話しです。1パーセントの人がこの物語を現代につなげてくれたともいえます。
7/8 1:36

▼世話係
読書3
「両親が生きていて、実家にいたころなら、
たまに源氏の君が訪ねていらっしゃるのを、待ちつづけているのも、
それは、粋なことでしょう。

(いまの空蝉は中流役人の妻です)

そのため、わざと源氏の心をわからないふりをしているのですが、それはつらいことです。
拒絶しつづけているのを、
きっと身のほど知らないふるまいだとお思いになっていらっしゃるでしょう。
でも、真情とはちがう態度を取ったために、わが胸を苦しめ、気持ちも乱れ、落ちつきません」

つまり、中流の女だから、このアフェアはあきらめるというふうに読めます。
7/8 1:35

▼世話係
読書3
ヘタを承知で口語訳しておきます。

「両親が生きていて、実家にいたころなら、
たまに源氏の君が訪ねていらっしゃるのを、待ちつづけているのも、
なんだか、粋なことででもあるでしょう。
いまのように、わざと源氏の君の心をわからないふりをしているのはつらいことです。
きっと、身のほど知らずのふるまいだとお思いになっていらっしゃる。
わたしのほんとうの心情とはちがうことなのが、胸を苦しめ、気持ちもみだれて落ちつかない」
7/8 1:15

▼世話係
読書2
熱心に言い寄る源氏をきびしく拒絶しながら、
空蝉(うつせみ)は思うのです。

「過ぎにし親の御けはひ、とまれるふるさとながら、
たまさかにも待ちつけたてまつらば、
をかしうもやあらまし、
しひて思い知らぬ顔に見消(け)つも、
いかにほど知らぬやうにおぼすらむ、と、
心ながらも、胸いたくさすがに思ひみだる」

空蝉のつらい心情を、プルーストなみに述べながらも、
身分の上下について語るという主題を忘れない。
7/8 0:57

▼世話係
読書1
酔狂でしたか。
「帚木」了。
どうせ、みんなが知っていることを書くだけです。
ハハキギは長野の伊奈にある木、ほうきを逆さに立てたスタイル。
遠くから見えていても、そばにくると消える。

空蝉(うつせみ)という中流階級の人妻が、
一度は許したのに、あとは寄せ付けない。
光源氏が近づくと隠れる。

この巻は有名な「雨夜(あまよ)の品定め」が半分以上。どの階層の女がおもしろいか。
妻にする女と遊ぶ女は、どう判断し区別するか。

女性差別むきだしの談笑で(笑)。
けっこう、ここの解読はむずかしかった。
7/8 0:31

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