塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3125 2017/5/31 17:09

▼世話係
作品評❷
ベトナムの財産を奪った米国人の財産を隠し持ちながら生きていく日本人が、
その財産を目当てに周りが動いていると、ジジが疑心暗鬼になったり、
あるいは、潤沢な金銀、宝石をさがそうとしている姫たちの姿は、
滑稽でもあり、人間臭いものがあり、面白かったです。

特に後半の、森日子の死が殺人か事故か。というジジと錠のかけあいは、
わくわくするものがありました。
特に璋子さんは、他の女をよせつけない魅力がありますね。
5/31 17:09

▼世話係
作品評❶
岡坊栄さんが送ってくださいました。
ここに採録する許可もいただきました。

「ジジと六人の姫、または花籠」読ませていただきました。


米国に対してアンビバレントな感情をもつジジ、
そして、ジジの感情を体現しているような片桐錠とその息子の設定は、
興味深かったです。
今の日本は無条件に米を受け入れていますが、
正義を掲げて戦争をしている米は、どういう国か。ということは、
問いかけられてしかるべきなのでしょうね。
5/31 17:08

▼世話係
読書
斎藤英喜『古事記はいかに読まれてきたか』 了

また、古事記の話にもどったわけだ。
一連の本がおもしろいのは、
論者たちがこれまでの史観を転倒して見せてくれることだ。
こういう、地味な世界で、そうした試みがあったのに、
驚き、楽しんでいる。

本書も、平安、鎌倉 室町、江戸の各時代における読みの変遷を追い、ていねいに弁別しながらも、
それらの言説を、時代における「神話の創設」と捉える。

とくに本居宣長が西欧の宇宙観を知っていて、
アマテラスやツクヨミノミコトに、
球形の日月を連想していたというのなど、
(乱暴なまとめでスミマセンが)、
なるほど。なるほど。
5/31 0:46

▼世話係
買い物
運動を兼ねて、吉祥寺へ。
何年ぶりにか、上着を買う気になった。
へえ、まだ生きるつもりか。
東急、丸井と歩いたが、
気にいるのはなかった。

グレーで短め、七分袖のスーツもどき。
ボタンふたつか。布地の質感にこだわる。
5/31 0:20

▼世話係
読書F
この物語で、
唯一、誠実なトーンは、
成人の男が、子についてどう捉えていいのか、
そういう自問だろう.
5/30 2:23

▼世話係
読書E
なんの屈折もないのか。
主人公はだれかと女を争うとか、
絵描きとしての競争心もない。
ひとりでに、いい絵ができて、高額な報酬を
得たりする。

そんな物語にヤマはやってこない。

仕方がない、作者は伊豆高原から小田原までの
冥界くぐりをやる。
じつに退屈で幼稚なダンジョン遊びが
延々とつづく。穴をくぐるだけのことが、
意味ありげに語られる。
ハリウット映画のの延々とつづく決闘シーンとおなじだ。
早送りする。

すると、すべては終了し、
登場人物のその後が語られる。
小田原の家は焼け、主人公は元妻とよりを戻している。子に執着していたメンシキは、
叔母(亡き妻の妹)との色恋でよしとしている。
5/30 1:55

31263124

掲示板に戻る