塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ3001 2016/12/4 1:37

▼世話係
『太平記』第三巻5
陶山(すやま)くんの祖先のことだ。

笠置山に月も星もない暗黒の夜。
しかも風雨がはげしさをましているなか、笠置山の城に、夜討ちをかけようとしている。

少数な精鋭たちで、つまり陶山君の祖先である。でも友は、「反体制反天皇」で一貫しているので、反乱軍を制圧する側にいる連中がいた。
この時代では主流にくみしたというわけだ。

イデオロギーできびしく峻別して、有能な仲間まで殺した隠微な世界を忘れるな。サヨクの後継はとくに、忘れるな。

警官ではなく、おまえが殺したのだ。

天皇制でも階級制でもなく、同志のお前の手が仲間の熱い血でよごれたのだ。
言い訳はできない。
12/4 1:37

▼世話係
陶山くんの祖先
その月も星もない暗黒の夜。しかも風雨が激しいなか、笠置山の城に夜討ちをかけんとする、
少数な精鋭がいた。陶山君である。でも、かれは「反体制反天皇」であるが、
この時代では、ときに主流にくみしたというわけだ。
イデできびしく峻別して、有能な仲間まで殺した隠微な世界を忘れるな。天皇制でも階級制でもなく、同志のお前の手が仲間の熱い血でよごれたのだ。
言い訳はできない。
12/4 1:22

▼世話係
『太平記』第三巻4
倉敷の海寄りに水島がある。ここに定住している陶山(すやま)くんは、もう半世紀は合わないが、親友であることに変わりはない。

『太平記』にこの陶山家の先祖があらわれて、大活躍した。

「その夜は九月晦日のことなれば」夜は暗い。
旧暦時代はわかりやすい。月末と月初は暗い。街灯などない時代の夜の暗さ。多くの本に注釈がついている。陰影礼賛など近代語か。
12/4 1:10

▼世話係
『太平記』第三巻3
わたしの旅は、たぶん翌朝にカサギを離れ、
奈良から三重へ渡った。芭蕉の生地、伊賀上野で忍者屋敷を見たりもした。関西本線に
再度、乗り、関で降りた。東海道がむかしはここから草津に向かう。
道幅、町並み、よく過去を想像させてくれる。連歌師の宗長が歩いている。宗長ファンの芭蕉もここに遊んだだろう。
草津に向かう旧東海道を少し歩いたのち、
電車にもどり、亀山を散策した。地形が複雑なので、城と町家のことがわからないまま、
家にもどった。小田原の家でした。
12/4 0:57

▼世話係
『太平記』第三巻2
笠置山は峩々たる山塊で、頂上には巨岩が転がっている。ぶつかった岩の隙間がトンネルになっていて、
そこをくぐる。
後醍醐のために行ったのである。30年ほど前になる。

このときのプランは、いまでもうまくできたと思う。

京都駅から片町線で宇治、そして京田辺へむかった。
宇治は何度もおとずれ、黄檗宗の万福寺で
トーフ料理を食べている。このときは平等院はパスして、京田辺の一休寺にきた。寺の門前の墓地で弁当を取った記憶がある。
木津で関西本線に乗り換え、川をさかのぼる。
天皇はこんなに辺鄙なとこまで逃げてきた。数十万もの鎌倉の兵が押し寄せてくる。
12/3 20:39

▼世話係
『太平記』第三巻1
こんなに早く物語が進んでいいのか。
三巻でもう楠の登場ですよ。

後醍醐は夢で、南に向かうと木があり、
そこでしばらく保護されているといい。と告げられた。

南の木。「くすのき」か。家臣に聞くと、河内(かわち)に
楠木正成(くすのきまさしげ)というのがいる。早速、それを呼んで守りを頼んだ。

天皇は影武者を比叡山に送り、自分は木津川の上流の笠置山に城を構えた。
「坂本の戦い」は、偽物と分かった瞬間、
官軍に集積していた兵(農民兵)は、すぐに逃げた。
12/3 1:24

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