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過去ログ525 2017/8/27 21:13

☆若葉
続きます。
近年は海外組が増えても日本代表はW杯で何故勝てないのか?
海外組とはいえフランクフルトやマインツのレベルではW杯出場しても惨敗するのではないだろうか?
ブラジルW杯で惨敗した日本代表は
初戦のコートジボワールに敗戦しましたがコートジボワールのメンバーが凄い。
ーーーーーーーーーーーボニー
(オランダ31点 プレミア17点)
カルー〜ーーーーージェルヴィーニョ
( プレミア10点)(リーグアン15点)
ーーーーーヤヤトゥーレ
ーーーー(プレミア20点)
スーパーサブ
ドログバ(プレミア29点)
これは負けても仕方ない…
海外組の実績がガチで日本と違う…
ジーコJapanやザックJapanでは
ガチではない親善試合で勝ちまくり少し勘違いもあったのではないだろうか?
ジーコJapanではガチでない親善試合で当時世界ランク2位のチェコに勝ったりイングランドとドイツに引き分けました。
ザックJapanではガチでない親善試合でフランスやベルギーに勝ったりオランダと引き分けました。
しかしザックJapanは
ガチの公式戦であるW杯とコンフェデ杯では0勝です。
ガチの公式戦だとアジア予選でも北朝鮮 ウズベキスタン ヨルダンに敗戦しました。オーストラリアにはW杯予選に限り日本は勝ったことがありません。
2006W杯本大会初戦でも敗戦しましたが当時オセアニアだったオーストラリアのメンバーが凄い。
ビドゥカ プレミア20得点
アロイージ スペイン10得点
キューウェル プレミア14得点
ケーヒル プレミア11得点
ブレシアーノ 全盛セリエA でMFで8点↑中田英は10得点だがPKが4点
これは負けても仕方ない…
海外組の実績がガチで日本と違う…
アギーレJapanも公式戦でアジア杯best8で敗退しました。
ハリルJapanも今は1位ですがやはり苦労しています。
W杯出場が当たり前になったような現在ですが過去にドーハの悲劇がありましたがアジア枠が2しかなかったので3位で敗退。今なら4.5枠なので突破になりドーハの歓喜に。アジア枠がゆるくなった影響も少しあるかもしれません。
Jリーグ開幕以降日本代表はW杯アジア最終予選では1敗までしかしていません。ドーハの悲劇のオフトJapanも1敗しかしていません。ハリルJapanは既に1敗です。
絶対に負けられない戦いがそこにはあるとは本当なんですね。
アジアのレベルがあがっているとも言われますが前回ブラジルW杯でアジア勢は0勝です。今年のコンフェデ杯もオーストラリアは0勝でした。オーストラリアは2006W杯ベスト16から海外組のレベルに限り落ちているのかもしれません。
ガチでない親善試合の結果に慢心せず公式戦での結果で真実の力を見極めていきたいです。
日本代表もアウェイの南アフリカW杯ベスト16という快挙がありますから諦めず日本に期待しています。
まだ北京世代は健在ですがもう次世代に台頭してもらいたい気持ちがあります。

北京世代

ーーーー岡崎 興梠
ーーー(小林悠)(ハーフナー)
ーーーー本田 柏木
ー乾ーー(高萩)(家長)ーー内田
(長友)ーーー永木ーーー( 西 )
(藤春)ーーー(細貝)
ーーー森重 吉田 塩谷
ーーー(槙野)(大井)(森脇)
ーーーーーー東口
ーーーーー(西川)

ロンドン世代

ーーーー香川 大迫
ーーー(宇佐美)(杉本)
ーーーー(柿谷)(金崎)
ーーーーーーー(川又)
ーーーーーー(武藤嘉)
ーーー小林祐 柴崎
原口ー(森岡)ー(清武)ーー宏樹
(齋藤)ー(山村)ーーーー(高徳)
(宮市)ー(扇原)ーーーー(水沼)
ーーーーー山口
ーーーーー(米本)
ーーー丸山 昌子 鈴木大
ーー(福森)(谷口)(高橋祥)
ーーーーー権田
ーーーーー(守田)

リオ世代

ーーー久保裕 鈴木優
ーーー(浅野)ー(北川)
ーーー(南野)
ーーーー鎌田ー大島
中島ーー(橋本)ー(原川)ーー関根
(車屋)ーー(白崎)ー(川辺)(伊東純)
(山中)ーー井手口ーーー(室屋)
(松原后)ーー(三竿)ーー(松原健)
ーーーーー(遠藤航)
ーーーーー(喜田)
ーーー三浦 植田 中谷
ーーー(奈良)(岩波)(西野)
ーーーーー中村
ーーーーー(櫛引)

東京世代

ーーーーー小川

ーー安部ー堂安ー久保建

ーーーー板倉ー原

初瀬ーー中山 富安ーー藤谷

ーーーーー小島

システム等が現在と色々と違い恐縮ですがこれからの日本にも期待しています。
オーストラリア戦に絶対に勝ちたい。
2017/8/27(日)21:13

☆関西人
エース香川
大迫はともかくとして、脱臼のダメージからまだ完全回復してるワケではない香川をスタメン起用してイイのか?という意見はあるだろう。
結論を言うと、私はイイと思う。
このチームの「顔」は、良くも悪くも香川と本田である。
本田がスタメンから遠のいた今、香川は唯一の「顔」かもしれない。
日本のことをよく知らない敵チーム選手も、さすがに香川のことは知ってるだろう。
よって、彼は確実にマークされるんだ。
試合中、敵選手は常に香川は今どこにいるかを意識してるし、彼にスペースを与えないよう気を配っている。
その結果として、彼は代表ではイマイチ活躍できない、ってのもあるかな…。

でも、それはそれでしようがないんだよ。
エースの宿命である。
で、香川はマークを嫌ってか、もともとのプレースタイルか、結構よく動く。
サイドに流れるし、後ろに下がるし、ちゃんと「トップ下」にいる時間は極めて少ない。
それが我々としてイライラするところだが、でも逆にマークする敵側としてはウザいだろうね。
頻繁に「あれ?香川は今どこ?」となる。
まだ本田のようにデカくて金髪なら見つけやすいものを、香川は見た目でいうとかなり地味、外国人から見て「日本人はみんな同じ顔してるよな」という典型タイプ。
ドイツでは少数派東洋人ゆえ見つけやすい香川も、日本人の集団の中に紛れると相当に見つけにくい。
ちょっとした「ウォーリーを探せ」状態、ステルス機だね。

思えば、香川は不思議な選手である。
今は日本代表不動のトップ下という扱いながら、妙にトップ下が似合わない選手。
だって、トップ下って「2列目」でしょ?
私のイメージの中では、香川は2列目じゃない。
シャドーストライカーとしての「1,5列目」、もしくはインサイドハーフとしての「2,5列目」。
どっちにせよ、2列目とは0,5ズレてるんだよ。
この0,5のズレこそが、彼のキャラ設定。
1列目、2列目、3列目といった骨格
ではないんだよな。
いわば、硬い骨と骨とを繋ぐ軟骨?
こういう非骨格にI番を与えてエースと仰いでいるところが、我らが日本代表の他にないユニークさだろう。
日本代表の骨格とは1列目であり、2列目であり、3列目である。
それら個々の骨格を噛み合わせて、うまく稼働させるのが香川という軟骨の役割なんだ。
その軟骨が「脱臼」とは、何とも皮肉だけど(笑)。

ザック代表の頃、香川は左サイドだった。
そこでも彼は骨格というよりは軟骨、左を駆け上がる長友と2列目真ん中の本田との間でコネクター的働きをしていた。
そう、香川って元々そういう選手である。
誰かと誰かを繋いでナンボ。
誰かとつるんでナンボ。
思えばセレッソG番時代も、乾というパートナーがいてナンボだったという気もする。
そして幸いなことに、今回召集されたメンバーの中にはその無二のパートナー、乾がいる。
私は、このコンビ、最強だと思う。
本田⇔香川を名コンビみたく言う人もいるが、そんなもん、香川⇔乾に比べりゃウンコみたいなもんである。

ただ、このふたりは正直、代表での共演回数が今まで多くなかった。
ひとつは、乾の評価が安定しなかったからだろうね。
ドイツでホサれてた時期も長かったし…。
その乾がようやくスペインで輝き出した今(そして原口の評価が落ちてきた今)、このタイミングでこそコンビを再結成させなきゃ、一体いつやるのよ?
…いや、ハリルのことだから、守備力と上下動の持久力を優先し、左サイドは原口の方をスタメンにチョイスする可能性が高いことは分かっている。
でも、そこはハリル、勝負してほしいんだよな〜。
彼、セレッソ時代の香川⇔乾を見てないんじゃない?
技術委員会の皆さん、あなたたちは分かってるんだから、ちゃんとハリルに見せなさいよ。
J2とはいえ1シーズンに香川27ゴール、乾20ゴール、ふたりで合計47ゴールのコンビなんて普通あり得ないんだから。

香川と乾は、お互い相手が何を考えているのか、たとえ言葉がなくとも分かる関係だという。
豪州戦、皆が直前合流で練習時間は長くとれないし、正直今から新しい連携を作るのは難しい。
ならば、上記「言葉がなくとも分かる」ほどの霊感、そこに最大限頼るべきでしょ?
繰り返すが、香川は誰かとつるんでナンボの選手であり、またその際、誰とつるむかが最も重要なポイントである。
香川⇔乾は10+10=20ではなく、10×10=100となる関係。
強敵豪州には足し算でなく、こういう掛け算をぶつけなきゃ勝てない気がするよ。
2017/8/27(日)10:44

☆関西人
FW9名
大迫がケルンで先発、フル出場したらしい。
ホッとしたわ。
これで豪州戦のスタメンは

・・・・大迫
原口・・香川・・久保
・・山口・・長谷部
長友・昌子・吉田・宏樹
・・・・川島

という可能性が高くなったと思う。
クラブでホサれ気味の原口は、乾に変更の可能性もありかな?
それより、大迫の復帰で一気にチャンスが萎んできたのが杉本と武藤だ。

しかしハリルのメンバー発表会見を聞いてると、杉本はセンターFW、武藤は左サイドなんだよね。
武藤が左?
クラブでは1TOPなのに、なぜだろう。
おそらく便宜上だと思う。
メンバー発表した際、FW9名のカテゴリー分けとしては

【センター3名】
大迫・岡崎・杉本
【右サイド3名】
久保・本田・浅野
【左サイド3名】
原口・乾・武藤

だった。
各カテゴリー3名ずつになるよう配慮されている。
浅野はクラブで右MF先発をしたから右になったんだろうし、彼が入って右が満席→武藤は左へ、という流れだと思う。
しかし左はセンターや右と違って故障してた選手がおらず、そう考えると武藤はスタメンに最も遠いFWという解釈かもしれない。
もったいないなぁ…。

ちなみに私は、得点のカギを握るのは右だと思う。
これをちょっと説明をすると、まずゴールに一番近い位置にいるのはセンター。
しかしセンターは、多くの場合ゴールに背を向けてプレーするんだ。
大迫はそこからターンするのが得意だが、それでも前を向いてプレーできる回数はサイドほど多くない。
一方左サイドはタスクが真性ウィングで、タッチライン際でのプレーが多く、ゴールからはやや遠い。
となると、「前を向いてプレー」「ゴールに近い位置でプレー」、そういうストライカーの仕事をできるのは消去法でも右サイドなんだよ。
もともとの右サイドのレギュラーは本田だったワケで、左利きの彼を右に置いてる意味は「シュートを打てる左足をゴールに近い側に置く」利点である。
やがて不調の本田の代替になったのは久保で、彼は左利きではないが左足のシュートを得意とする選手。
いかに、ハリル代表の右サイドにはフィニッシュのタスクを求めてるか、という論拠だと思う。

で、今までも何回か書いてるが、ちょっと心配なのは右の本命・久保の状態である。
会見を聞いてる限り、ハリルは彼を「クラブでスタメン」と楽観してるが、その一方で得点からはしばらく遠ざかっている。
シュート技術を売りにしてる選手が、得点から遠ざかってるのは辛いよ。
彼は原口や乾と違って、チャンスメイクのMFじゃないんだからね。
だから私は、クラブで連続ゴールを決めてる岡崎を右のフィニッシャーで使うのもありかと思う。
杉本、武藤にしてもクラブで点を取ってるだけに右の起用はありかもしれない。

ちなみに、杉本や武藤はクラブで1TOP。
ただし彼らは、大迫よりストライカーの色が強いタイプだと思う。
前を向いてナンボのタイプ。
大迫タイプというよりは、[大迫+岡崎]÷2というタイプかな?
こういうのを1TOPに置く場合は、私は、トップ下が香川よりはもっと純粋な司令塔タイプ、たとえば柴崎タイプの方がフィットすると思う。
基本、敵のマークに付かれてるセンターFWがターンしてマーク振り切ってシュートまで決めるのは、「超絶なラストパス」と「超絶な抜け出し」という2つの美技が連鎖しないと成功が厳しいから。
これを旧プラチナ世代のライン、柴崎⇔杉本に期待するのは無理?
連携というよりは、柴崎の個人能力、および杉本のキレMAXを期待した奇跡待ち。
もしここに清武がいたら、また話は変わってくるんだけど…。

大迫は復帰したとはいえ、90分フルは厳しい気がするので途中交代の可能性は高いと思う。
脱臼してた香川もまだ、90分フルは厳しいだろう。
じゃ、終盤は
大迫→杉本
香川→柴崎
久保→岡崎
でどうだ?

・・・・杉本
原口・・柴崎・・岡崎
・・山口・・長谷部
長友・昌子・吉田・宏樹
・・・・川島

デカイ杉本を入れて豪州DFに「狙ってくるな」と警戒させ、実は杉本は完全なオトリ、ゴールゲッターの本命は岡崎。
柴崎⇔岡崎というラインは、意外にありだと思うんだよな。
2017/8/26(土)19:04

☆関西人
ポゼッション
豪州戦、私が興味あるのは日本としてポゼッション率をどのくらいに調整していくのか、ということである。
前回アウェー戦では、【日本35:豪州65】というデータだった。
こうして数字で見ると日本がボロボロだったかに感じるが、実際はそうじゃなく、シュート数ではむしろ日本の方が多かったほどである。
戦略として、豪州に球を持たせてたんだろうね。
せめて勝っていれば、もう少し評価されただろうに…。

しかし【日本35:豪州65】というのは、さすがに次はないだろう。
もし引き分けなら、ハリル解任という噂も出てるほどだし。
ひとつポイントとなるのは、豪州が3バックを敷いてくる可能性が高いこと。
そう、3241という布陣だ。
これなら、ウチが数的優位(日本がサイド2枚に対して豪州はサイド1枚)のサイドを制圧できれば、ある程度のポゼッションは見込めると思う。
ただし、3バックはセンターが厚いからコジ開けるのに苦労しそうだよ。
どうせ、向こうはサイドハーフが下がって5バックになったりするんだろ?
そうなりゃ、もう完全にカテナチオである。
日本は、ちゃんと点を取れるんだろうか?

それでも前回のアウェー戦同様、辛うじて1点は取れたとしよう。
しかしノルマが勝ち点3ゲットである以上、得点1で勝ち点3を得るには失点ゼロでなければノルマ未達成となってしまう。
豪州相手に、失点ゼロ?
日本が1-0で逃げ切る?
う〜む、イメージしにくいなぁ。
豪州はセットプレー(特にCK)の攻撃が強く、対する日本はセットプレーの守備が弱い。
1失点は覚悟する。
じゃ、プランは2-1ぐらいか。
ただ2点以上を狙おうとすると、ついついポゼッションをしようとしがちなものである。
そこには落とし穴があって、実はW杯最終予選でここまで日本のポゼッション率が最も高かった試合って、例の2016年9月のUAE戦なんだ。
そう、日本が最終予選で唯一負けた試合。大島が大抜擢された試合。
あの試合のデータは【日本63:UAE37】、それだけ支配してても結果は1-2だった。

色々な意味で、ハリルにとってあのUAE戦は教訓だったと思うよ。
あれ以降、ボランチに大島タイプを使うことは皆無になったし、奪ったらすぐにタテへ、というのをより一層徹底するようになった。
その結果として、UAE戦以降にポゼッション率は急激に落ちていくことになる。
前述の豪州戦35%はあまりにも極端な数値だが、6月のイラク戦でも45%である。
私自身は、本大会を想定するなら低いポゼッション率でも勝てる戦法を身につけるのは非常に良いことだと思う。
…ただね、ちょっと怖いのは暑さなのよ。
灼熱の中、ポゼッション率低くして敵の包囲に振り回されてたら、やはりこっちが先に消耗するんじゃない?
それ、嫌だなぁ。
心なしか、ポゼッション率高くして戦っていた昔の日本代表の方が、今の代表より終盤に強かった気がするんだよね。

ゲームプランとして、難しいところである。
私は、あのUAE戦とアウェー豪州戦の中間ぐらいが次の落としどころかと思う。
時間帯により、敵に持たせるところは持たせて速攻カウンターを狙い、逆に持てるところでは慌てずチンタラ球を回して、体力消耗を避けるのも大事なプランだと思うよ。
そういう使い分けをしてれば、多分ポゼッション率は35%にも63%にもならないでしょ。
これは使い分けをできる選手、もしくは時間帯により戦術の調整を指示できるリーダーの存在がカギである。
若手ほど「監督にタテに急げと言われてるし」と命令遵守の姿勢になり、序盤から走りまくって終盤ガス欠にもなるだろう。
そこは、ちゃんとベテランがフォローしてほしいな。

確かに監督の命令遵守は大事だが、「監督の指示通りにしてたら負けました」はナシですよ。
くれぐれも、日本代表はハリルの所有物じゃないんだからね?
もしもチームを救う為、どうしても監督の命令に背く必要が生じるなら、そこはやってほしい。
日本代表とは、日本のモノだから。
ボスニア人のハリルはいずれ日本を去る身だが、一方で選手たちは永遠に日本人なんだ。
今回の危機はハリルに全て責任をかぶせるのではなく、選手たちの頑張りで乗り切ってほしいよ。
2017/8/25(金)21:44

☆関西人
運命の召集メンバー
豪州・サウジ戦の召集メンバー27名が発表された。
27名ってことは、当日ベンチ外になる選手もいるってことか。
じゃ、27名をざくっとフォーメーションに当てはめてみよう。

<Aチーム>
・・・・大迫(←怪我完治してない)
乾・・・香川・・久保(←不調)
・・山口・・長谷部
長友・昌子・吉田・宏樹
・・・・川島

<Bチーム>
・・・・岡崎
原口・・柴崎・・本田(←故障明け)
・井手口・・高萩
槙野・三浦・植田・高徳
・・・・東口

<その他選手>
杉本→大迫がダメなら主力候補
武藤→久保がダメなら主力候補
小林祐→本田がダメならチャンスあり
浅野→もともと飛び道具でベンチ要員
中村→年功序列で第3GK

御前試合で2ゴールした小林悠の選考漏れは意外だったわ。
川崎とはチームコンセプトが違いすぎる、というのはあると思うけど。
ホーム試合とはいえ、豪州相手にポゼッション率の高い展開は想定してないんだろう。
前回のアウェー戦は完全に守備重視だった。
あれはドローでも良しとするプランだったが、今回は勝ち点3を取らなきゃ絶対ダメな状況。
どうやって点を取るかを真剣に考えなきゃならん。

私の考えは、以前にも書いた通り。
前線の誰かしらを支点として周囲が旋回、その遠心力を作用させることで敵背後からの急襲を狙う得点パターン。
たとえば<Aチーム>の場合なら、支点が乾⇔香川の左サイドになる。
その左とニアの大迫とを結ぶホットラインを敵にマークさせつつ、その背後ではダイアゴナルの動きを得意とする久保がインサイドに動き出している。
そして<Bチーム>の場合なら、逆に支点が本田の右サイド。
そこと岡崎のホットラインを敵にマークさせつつ、その背後ではファーの原口がインサイドに動き出している。
真っ向勝負で中央突破なんて豪州相手には難しいし、やはりサイドを起点としつつ、敵がスライドした背後の死角を急襲するのが現実的さ。

あとは左を使うか右を使うか、その使い分けを決定するコントローラーはボランチだと思う。
↑のメンバーでいうと、山口や井手口は広範囲に動くボール奪取役、潰し役、および繰り返し上下動するオーバーラップ役。
対して長谷部や高萩は、中盤底を守りつつ、そこから長短のパスでゲームをコントロールする役割かと。
あと、小林祐は中盤の前か後ろか、どっちの起用なんだろうね。
ハリルは前での起用を匂わせてるが、オランダでは今まで後ろの方が多かったみたい。

一方で柴崎は、ボランチじゃなくてトップ下起用だろう。
ヘタフェでトップ下先発した試合を見たが、華奢な彼のことだからトップ下と言いつつサイドや後ろに逃げてるかと思いきや、意外とそうでもなかった。
ちゃんとプレッシャー厳しいセンターで身体を張り、敵DFを背中に背負いながらキープまでしてるし、もはや我々が知るレジスタの色ではなく完全にアタッカーの色になってる。
見た感じコンディション悪くなかったみたいだし、香川や本田が故障明けで実戦勘不足なのを考慮すれば、どうしても柴崎に期待を寄せてしまう。
ただし彼を含め、小林祐、杉本、武藤らプラチナ世代は、みんな代表ブランクあるのが難点。
僅か2〜3日の練習で臨む豪州戦、連携の蓄積がない彼らをスタメンに組み込めるだろうさ?
もし大抜擢するなら、それはハリル一世一代の賭けである。
ちなみにハリルの賭けは今までを見るに、かなり外れる可能性高いんですよね…(笑)。
2017/8/25(金)0:29

☆関西人
中継
なるほど。
エルマンデルさんの言う通り、確かに選挙の時や大事件・大事故が起きた時は、全局が画一的に報道番組やるわな。
どのチャンネルでも、ほぼ同じ内容(テレ東だけはブレずにアニメをやってたという話を聞いたことあるが…)。
大体似たような番組ばかりの中で、視聴者は何をポイントにチャンネルを選ぶのか。
一般的には、「やはり信頼できるのはNHK」かな?
営利目的の商業放送でなく、公共放送だからね。
じゃ、NHKだけが真面目で、他の民放は不真面目?
そんなことはないでしょ。

ある選挙の際、テレ東が池上彰に番組のMCをやらせて視聴率を稼いだことがあった。
どこの局も似たような内容になる中、確かに池上彰だったら見てみようかな、となるよね。
池上さんは元々NHKの人だが、フリーになってからは攻めの姿勢が凄い。
公明党の人に「あなたは創価学会の会員ですか?」なんて質問、NHKではアウトだろう(笑)。
私自身、選挙の時などはキャスター、コメンテーターで見る局を選んでると思う。
仮にサッカー代表戦を全局一斉に中継することになっても、チャンネルを選ぶポイントは解説者ということになるだろう。

じゃ、各局の解説者をざっと見てみようか。

【NHK】
福西崇史、早野宏史、山本昌邦、岡田武史

【日テレ】
都並敏史、北澤豪、武田修宏

【フジテレビ】
清水秀彦、山口素弘、風間八宏

【TBS】
金田喜稔、小倉隆史

【テレ朝】
松木安太郎、中山雅史、セルジオ越後

ざっと、こんな感じ?
監督業で中断してる人も何人かいるけど。
気がついたこととして、岡田さん、福西、早野さん、ゴン中山、都並さん、小倉など、解説者は名前が「◯史」ってのが多いんだね。
どうでもイイことだが(笑)。

皆さんは、どの局が好き?
こうして見ると、意外と渋い人選がフジテレビだね。
バラエティー色の強い局のクセに、意外と解説者は玄人系。
ここは実況アナに絶叫系(青嶋など)がいるので、実況と解説で動と静のバランスをとってるのかもしれない。
個人的には、TBSの金田さんが結構好きです。
この人、ちょっとガラが悪いから(笑)。
試合中、日本が不甲斐ないと明らかにキレてるよね。
日テレは、声質が良いと思う。
北澤、武田あたりは声のトーンが低く、言ってる内容は大したことないのに妙な安心感を与えてくれる。
逆に、声のトーンの高さを売りにしてるのはテレ朝だ。
松木さんとゴン中山。
このふたり、声が高い。
声の高さは、「解説」というよりは「応援」という意味で番組を盛り上げてくれる。

特に私は、松木安太郎って真のプロだと思うのね。
キャラがあれだからよく誤解されがちだが、彼はサッカーを非常によく知ってる人だ。
なのに、全然それを感じさせないでしょ?
「玄人」という上から目線を全く感じさせず、視線をお茶の間に下ろして分かりやすい喋りに徹してくれている。
たとえば、彼は選手を呼ぶ時に必ず「C番の本田選手」「I番の香川選手」というように背番号と名前をセットにして連呼するんだ。
それがどうした?と思われるかもしれんが、私は大事なことだと思う。
サッカーというのは野球と違い、カメラのズームによるアップ映像が少ない競技だから。

野球なら、まずカメラマンは投手の表情のアップを撮り、次に打者の表情のアップを撮り、それから投手、打者、捕手、審判という四者の全身をおさめた「引き」の映像に入る。
この撮り方、お茶の間に伝わりやすいよね?
だけど、サッカーではそういうワケにいかんでしょ。
野球みたく投球と投球の間にインターバルを頻繁にとれない競技なので、選手のアップなんて時々しか出てこない。
基本は、ずっと「引き」の映像。
我々はサッカー見慣れてる方だからそこに大した違和感ないけど、お茶の間はそうでもないんじゃないかな?
流れの中で、今パス出したのは誰か?今タックルしたのは誰か?なんて背番号を把握してなきゃ分かるワケないんだよ。
プレー時に顔を映してないし。
だから松木さんはそこを意識して、背番号を連呼して【C番=本田】【I番=香川】などをお茶の間の視聴者に刷り込んでいるワケね。
お茶の間にはサッカー観戦初心者もいるんだ、ということを決して忘れないスタンス。
私は、いつも松木さんのスタンスには頭が下がる思いだよ。

今は、代表戦の多くをこのテレ朝が放送している。
テレ朝でちょっと悲しいのは、セルジオの露出が最近減ったことだね。
この局は松木さんの「応援」、セルジオの「批判」という対極の喋りが両輪だったのに、最近はゴンを加えて「応援」に大きく舵を切り、実質セルジオは解説席から追い出されている。
多分、お茶の間から「セルジオの批判は不愉快」とクレームあったんだろう。
まぁ、あれに好き嫌いはあるわな。
私は、主音声と副音声で分けたらイイと思うよ。
主音声は「応援」、副音声は「批判」。
副音声に毒舌系解説者をたくさん集めて大バッシング祭りをすれば、それはそれで面白いと思う。
2017/8/22(火)13:47

☆エルマンデル◆hkJa9s
男性 44歳
関西人さんの
高校野球の話しで思い出しました!
以前、元日産のマリーニョさんがTVでおっしゃってたのですが、「ブラジルでは代表戦があると、どのチャンネルをかけてもブラジル代表の試合をliveで中継していますよ!」とのこと!
つまり、関西の高校野球どころの騒ぎではない、どのチャンネルをかけてもブラジル代表の試合をライヴ中継していると言うわけです!
ちょっとビックリな話しですが、よく考えたら日本も国政選挙があれば、どのチャンネルも開票速報を放送しています!
各TV局はあの手この手でコメンテーターや番組を盛り上げる為の企画を考え、同じ内容の番組に差別化をはかり視聴率競争をしているのです!
ブラジルの代表戦もこれと同じのようで、往年の名選手や人気タレント、有名解説者など様々な人物を登場させ番組の差別化をはかり各局が視聴率競争をしている!
つまり、ブラジル国民にとってのサッカーの代表戦は日本での国政選挙と同じくらいの価値観があるという事のようです!
関西人さんのように高校野球が2チャンネルで同時放送されている事に違和感を感じられる方が多数おられるわけですから、もし、仮にサッカーの日本代表戦を全てのチャンネルで放送していたとしたら…!

まだ、日本では理解されないでしょうね!
私はこのマリーニョさんの話しを聞いたときに思った事があって、「もし、日本代表戦が全てのチャンネルでTV中継されるような日常が来たとしたならば、その時は日本もW杯で優勝出来るかも知れないな!」と!

う〜ん!
しかし、かなり未来の話しだなぁ!これは!
2017/8/22(火)0:06

☆関西人
改良
なんかさ、浦和が一時期のドン底から脱した感じがしない?
監督を代えたこと、効果を出してるのかな?
といっても名監督を招聘したワケではなく、前監督と一緒にやっていたコーチを昇格させただけのことである。
その点でいうと、鹿島もそうだ。
前監督と一緒にやっていたコーチを昇格させただけの交代劇。
しかし、実際どうだ。
今、鹿島はきっちり首位を走っている。
不思議なもんだね。
こういう超地味な監督交代が効果出すなんて。
コンセプトを根本から刷新するような交代ではなく、前任の流れを汲んだ上でのマイナーチェンジ、微調整という感じ?
「それじゃ改革になってない」とツッコまれそうだが、チームに必要なのは意外と微調整だったのかもしれない。

ひとつ言えるのは、浦和のペトロ、鹿島の石井さん、ともに前任は無能ではなかったということだ。
だから、前任の仕事を全否定する必要はない。
コンセプトは大きく変えず、ただ不具合の原因となってる患部を治療すりゃイイだけのこと。
それには、そこまでの流れをよく分かってる既存スタッフから次の責任者を出すのが確かに一番手っ取り早いよな?

そういうのが過去にうまくいった例は、古い話だとメキシコ五輪がそうである。
かつての協会は、東京五輪開催(1964年)にあたって世界的指導者デッドマールクラマー氏を代表強化の為に招聘したのね。
そのクラマーさんの功績については今さら話すまでもないことだが、ただひとつ言えるのは、その東京五輪にて日本がメダル獲得にまでは至らなかったということ。
歴史に残る銅メダル獲得という快挙を成し遂げたのは、クラマーさんが日本を去った後、それまで彼の下で補佐してきた長沼健、岡野俊一郎両氏が代表を指導するようになってからのことである。
どうも日本人というのはゼロから何かを作り出すよりも、何か既存のモノを改良、発展させていく地味な作業の方が得意のように思える。
森保さんなんて良い例だろ?
彼は広島で前任ペトロのコンセプトを引き継ぎつつ、そこに守備の改良を加えてチームをリーグ優勝にまで導いた。
企業でいうとSONYが開発したウォークマンとか、あれはゼロからの「発明」じゃなくてテクノロジーの「改良」にも近い仕事でしょ?
そういうのこそ、実は我らが日本人の十八番なのさ。

もちろん、中には日本人でもゼロから何かを生み出せる独創的な天才も稀に出てくる。
戦国でいうと、織田信長なんてまさにそういうタイプだっただろう。
しかし彼は本能寺の変で倒れ、秀吉がその後を受け継ぎ、その秀吉の死後、最終的には家康が全てを受け継ぐことになった。
信長、秀吉、家康。
この三人を比較するなら、最も独創性に欠けるのが実は家康である。
ただ家康は、「発明」しない分だけ「改良」をする人だった。
だからこそ家康は歴史の最終的な勝者となり、徳川家はその後200年以上も日本を支配できたのよ。
我々は信長や秀吉に憧れつつ、でも本質的には家康のDNAを最も受け継いだ民族だと思う。
岡田武史なんて、まさに家康さ。
加茂さんの後を継ぎ、オシムの後を継ぎ、改良のスペシャリストみたいな役割で仕事をこなしてきた。
「THE日本人」って感じがするよね(笑)。

さて、神戸ではネルシーニョが解任され、暫定監督として吉田孝行が就いてるようだ。
ただし億万長者・三木谷さんのクラブゆえ、正式な新監督はおそらく海外からもっとギャラ高い人を呼ぶことになると思う。
候補としてラウドルップやファンハールの名前も出てる。
う〜ん、どうなんだろうなぁ。
そういう人を入れたら、彼らの独創力を信じてゼロからチームを再構築することになるだろう。
シーズン途中にて、それをやるべきなのかどうか。
欧州人によるゼロからの独創か、あるいはこれまでチームを見てきた日本人による改良か。
三木谷さん自身は、どっちかっつーと家康タイプじゃなさそうだね…。
2017/8/21(月)23:09

☆関西人
関西
夏の高校野球、甲子園大会が盛り上がっているようだ。
私は興味ないので、ほとんど見てないけど。
意外と関西圏以外の人々には驚かれるかもしれんが、実をいうと関西では昔から高校野球をNHK、民放の地上波2本立てで放送してるのよ。
関西、どんだけ高校野球が好きやねん(笑)。
おかしな話だよね。
全く同じ試合を、なんで2局が同時に生中継してるのか?
お互い、視聴率を食い合ってるだけじゃん?
そりゃサッカーでも地上波とNHK BSで同時中継することはあるけど、さすがに地上波2本立てはないでしょ。
いくら高校野球に根強い人気があるとはいえ、2局やるほどのニーズまではないと思うんだが。
プロ野球ですら、今は地上波中継がだいぶ減ってきてるというのに…。

多分、なんらかの理由があるんだろうね。
もともと夏の高校野球は朝日新聞が主催ゆえ、その絡みで朝日放送(ABC)が中継をしなくちゃならん、とか。
とはいえ、どう考えてもこれは地上波の無駄使いですよ。
なんか、もったいないわ〜。
じゃ、朝日放送と同系列のテレ朝(関東圏)はどうしてるかというと、関東では地上波放送してないとやら?
また何で、こういうところに東と西の差が出るのか不思議である。

基本、関西のメディアは【野球>サッカー】。
悲しいかな、関西では「やべっち」は放送してても、「スーパーサッカー」や「フットブレイン」は何年も前から放送してない。
東京に出張した時、テレビを見て「うわっ、東京ではまだ放送してるんだ!」と驚くのは関西人あるあるさ。
一応、関西ローカル局のサンテレビ(兵庫県)はヴィッセル戦を中継することがあるよ。
そりゃ、せっかくポドルスキを獲ってるんだから地上波放送はするでしょ。
だけど、たま〜に放送する程度だな。
ちなみにサンテレビ、阪神戦は毎日きっちり放送してます(笑)。
凄いよね。この極端な【野球>サッカー】文化。
たとえフォルランが来ようが、ポドルスキが来ようが、そこはビクともしない。
たとえガンバがJ屈指の強豪になろうが、セレッソが今季大躍進しようが、それでもやはりビクともしない。
もうね、ここまでくると、私は逆にすがすがしいですよ(笑)。

しかし、私は関西の【野球>サッカー】文化が必ずしも全てにおいて悪だったとは思わないんだ。
ある時期まで、関西がサッカー不毛の地だったのは事実。
ただ、そのお陰で関西にはサッカーの伝統的な権威が存在せず、先進地域よりむしろ新しいことを導入しやすい土壌だったともいえる。
そう、クラブユースのことね。
先進地域では、サッカー名門校が伝統の強みから育成の権威であり続けたであろう中、関西ではガンバやセレッソの下部組織がかなり早い段階で育成の主導権を握ることができた。
で、その顛末、いまや日本サッカー界の育成を関西系がリードしてるぐらいでしょ?

【ガンバ下部組織出身者】
本田圭佑(Jr.ユース)
倉田秋
宇佐美貴史
井手口陽介
昌子源(Jr.ユース)
東口順昭(Jr.ユース)
鎌田大地(Jr.ユース)
堂安律
【セレッソ下部組織出身者】
山口蛍
柿谷曜一朗
杉本健勇
南野拓実
【サンガ下部組織出身者】
久保裕也
原川力
【ヴィッセル下部組織出身者】
岩波拓也

これだけ順調に才能が育てば、関西のサッカー人気は野球を凌駕してもなんら不思議はないんだが…。
いやいや、↑のメンバーをよく見てくれ。
もうメンバーの半分ぐらいは、既に海外へ行っちゃってるんだよ。
「サッカーはブレークした選手がすぐにチームからいなくなる」、そこが関西人のサッカー熱をややクールダウンしてしまってる気がするね。
どっちかというと、生涯阪神タイガース!みたいなノリの方を関西人は好むから…。
2017/8/21(月)12:27

☆関西人
一芸
今夜、日テレで「サマーウォーズ」を放映していた。
この映画、毎年夏になると必ず放映してる気がするんだけど。
ふと気付いたけど、この映画の主人公の声優をやってるのは神木隆之介くんなんだね。
彼、本職は俳優だろうけど、声優やらせても抜群に上手いよな?
「君の名は」があれだけヒットしたのも、彼の声優としての上手さが影響してたと思う。
あと、ヒロイン役の上白石萌音も上手かった。
最近のアニメでは、いわゆる本職の声優じゃない役者をメインキャストで起用する例が結構あるんだが、中には超ヘタクソなのもいるからねぇ…。

海外のアニメ、たとえばピクサー系の映画でもハリウッド俳優を起用している例は多い。
というか、海外の場合は「本職の声優」なる人たちがいるかどうか自体も怪しいんだが。
多分、日本ぐらいじゃないかな?
声優を専門とした人たちが、こんなにもたくさんいる国って。
最近では、諸事情で女優の仕事をホサれていた能年玲奈が声優としての仕事を評価され、人気再浮上してる例があるじゃない?
彼女は、今後そっち側の世界でスターになっていく人なのかもしれない。
海外では、普通にありえないパターンだと思う。
いかに日本ってガラパゴスな文化を持つ国か、ってことだよ。

思えば声優って、不思議な仕事だよね。
演技をする仕事ながら、姿や顔を現さず、声だけに特化して全てを表現する。
総合的に表現する仕事ではなく、限定的に
表現する仕事。
…あ、そうそう。
こういう声優っぽい限定的な仕事というのはサッカーにも実はあるみたいで、先日、私はYouTubeで「ドリブルデザイナー」という肩書きの岡部将和さんという人を知ったんだ。
ドリブルだけに特化したドリブル指導の専門家らしい。
私が見た動画では彼が原口元気にドリブル指導をしてたんだけど、現役代表選手の原口が岡部さんのドリブルで完全に子供扱い、チンチンにされてるんだ。
一対一勝負で、岡部さんの勝率はほぼ100%。
ぶっちゃけ、この人の前では原口がヘタクソな三流ドリブラーにさえ見えたよ。
この岡部さんって、一体何者?
ドリブルだけなら、明らかに原口より乾より宇佐美より上手い。
それでもプロサッカー選手としてブレークしなかったということは、ドリブル以外がイマイチだったのかもしれない(笑)。
総合的でなく、限定的な才能。
これって、声優と同じじゃん?

いやいや、こういう指導者ってありだな〜、と思ってさ。
トータルな秀才ではなく、限定的なカテゴリーの天才。
ドリブルの天才、ヘディングの天才、シュートの天才、プレスの天才などなど、こういうのは探せば日本にだって結構いるのかも。
確か、リフティングの世界大会で優勝した日本人もいたよね?
我が国では、昔からJIS規格的にトータルバランスのとれた商品を良しとする文化があるゆえ、一芸に秀でた天才は無視されるところが少しあるんだ。
一芸はしょせん一芸、評価が低い。
たとえば俳優のトップと声優のトップを比較しても、それこそ年収なんて月とスッポンでしょ?
そのへん、ちょっと考えるべきだって。
そこそこの秀才を作るのもイイけど、一方で突出した天才を作るのも必要な育成なんじゃない?
それこそ岡部さんなんて、日本サッカー協会がスタッフとして三顧の礼で迎えるべき人材だと思うよ。
2017/8/19(土)1:14

☆関西人
昇格
昨日のニュースで初めて知ったけど、中井くんがレアル内でまた昇格したみたいだね。
「インファンティールA」から「カデーデB」に昇格したんだそうだ。
インファンティール?
カデーデ?
何それ?
よく分からんが、どうやら今後の中井くんは「カデーデB」から「カデーデA」への昇格を目指し、その後は「フビニールC」への昇格を目指し、さらに「フビニールB」「フビニールA」を経て、最終的には「カスティージャ」にまで辿り着かないとダメなんだそうだ。
そこまでいって初めてトップチーム昇格の可能性が出てくるらしいんだが、そのトップ昇格というのもかなり狭き門らしい。
…という話を聞いてると、果たしてレアルの下部組織にいることが本当にトップチームへの近道なのか?と少し疑問に感じてしまうよ。

大体、そこまで厳しい関門をいくつも突破してきて、最後にたどり着くカスティージャという二軍(?)はスペイン3部リーグに所属するチームである。
こんなに頑張ったのに最後は3部リーグでプレーして、トップからの声がかかるのをひたすら待つの?
しかも、声がかかるのはカスティージャ内でもせいぜい2名程度らしい。
残りの選手たちは、結局別のクラブへの移籍を目指すんだそうだ。
なんつーかさ、出世を目指すには恐ろしく効率が悪い環境だと思わない?
だって、たとえば柴崎なんて今春に鹿島を出て、早くも今季にはスペイン1部リーグでプレーするんでしょ?
そりゃレアルとは雲泥の差のクラブとはいえ、腐っても1部リーグでプレーができるんだし、レアルトップチームとの公式戦をできる立ち位置にあるワケよ。
一方、レアルカンテラの選手たちはどんなに頑張っても9割以上が3部リーグで頭打ち、最終的にはレアルより劣るクラブにリクルート活動するんでしょ。
出世を考えれば、逆に遠回りかもしれない。

リアルなことを書かせてもらうと、私のイメージの中で中井くんは今後中途半端なところでレアルのトップ昇格に失敗、その後欧州中堅クラブを転々とし、最終的には日本に帰ってくるんだ。
そうそう、トッテナム下部組織10番を背負ったというサイゴダードも、結局は浪人で日本に来てるじゃん。
内部昇格って甘くないんだな〜、と思う。
そう考えると、規約の問題からバルサに残れずFC東京にきた久保くんって、あるいは逆に中井くんよりも恵まれた立場なのかもしれん。
噂では、18歳になるとバルサと契約することが既に内定してるというし、その18歳までの間にスペイン3部よりはレベルが明らかに上であろうJ1でプレーできるワケよ。
さらに「協会管理下選手」指定を受けてるし、東京五輪代表にも入ってるから今後は国際試合経験も十分に積んでいくことにもなる。
至れり尽くせりだよ。

ところで、↑のインファンティールやカデーデやフビニールで落とされた選手たちって、その後どうしてるんだろう。
他クラブの強化担当者から声がかかったりするものなんだろうか?
カスティージャぐらいまでいくと間違いなくスカウトのターゲットにされるだろうが、その前段階のフビニールぐらいだとどうだろうね。
そこでもいくつか関門を突破してきてる選手たちだから、間違いなく才能はあるだろう。
才能はあるのに昇格できなかった、しかも他から声もかからなかった、という若手の中に思わぬ拾いモノがあるかもしれないし、Jの強化担当者もよく見ておいてほしいよな。
2017/8/17(木)17:45

☆関西人
歩兵
このお盆の時期、やっぱNHKスペシャルとか見てると戦争ネタが多いよね。
私は結構好きなんで、欠かさず見てるんだけど。
日本陸軍が中国人捕虜相手に悪魔のような人体実験をしていた「731部隊」の特集なんて、もう鳥肌立ったよ。
興味ある人は、今夜再放送があるようだから是非見てみて。

で、昨夜は悪名高き「インパール作戦」の特集をやっていた。
これ見てると、いかに当時の陸軍幹部がアホだったかをよく理解できたわ。
食糧の補給ルートを確保せず、ド根性だけで9万人がビルマからインドまで数百km、山を越えて徒歩で攻め込むという荒唐無稽なプロジェクト。
軍内で「こんな作戦ムリ!」と言ったら、「貴様には大和魂がないのか!」と罵倒されたらしい。
結果、兵士約3万人が飢餓、疫病などで死んでいったという。
この作戦を立案した人は、別に責任取ってないんだよね。
ただ無能ゆえ部下を多く死なせたというだけで、「戦犯」にもならなかったようだ。
晩年、その人は「部下が無能だから作戦は失敗したんだ」と語っていたらしい…。

何でまた、こんなにも合理性を欠いたバカバカしい作戦が大本営の認可を受けてしまったのか。
多分、当時として「根性さえあれば何でもできる」「やる前からムリと言ってしまっては何も成し遂げられない」という空気感があったんだよ。
実際、日本陸軍には絶対成功不可能と思われるような作戦で勝ってきた実績があったんだ。
たとえば、日露戦争における「二百三高地」の攻略。
あれはロシアの鉄壁要塞を相手に、軍備の劣る日本は玉砕戦法、人海戦術で特攻していくというムチャクチャな作戦で臨んだワケよ。
ロシア最新鋭の機関銃射撃により、特攻する日本兵たちはバタバタと倒れていく。
しかし、どんなに死者を出しても日本は特攻をやめない。
しまいにゃロシア兵もビビり、遂に日本は二百三高地を落とすことに成功したのね。

「ノモンハン事件」もそうさ。
あれは日本がソ連に惨敗した局地戦と昔に習ったが、近年になりロシア側の情報公開によって、実は両軍の死者数ではロシア側の方が多かったという事実が分かってきた。
もちろん、軍備は圧倒的にソ連が上である。
向こうが最新鋭の戦車部隊なのに対し、こっちは歩兵部隊。
戦車vs歩兵で、一体どうやって互角に戦ったというのか…。

今なおミリタリー好きの間でよく出る話だが、歩兵というカテゴリーで見ると日本兵が実は世界最強だったのでは?という説があるのね。
日本の戦艦、零戦などは優秀だったが、一方で戦車が大したことなかったことは事実。
作戦参謀も大したことなかったのは事実。
なのに日本陸軍が強かったというのは、もはや歩兵が凄かったとしか言いようがないのよ。
一人一人の兵士たちが、各々ムチャクチャよく働いたんだろうね。
その勤勉さをもって、上官の無能さや軍備の劣勢を何とかカバーしてきたんだろう。

なんかさ、今の時代でもそういうのはあるよね。
監督は無能だけど選手個々が頑張ってチームは何とか勝ってるとか、クラブの補強は全然だけど既存選手が頑張って何とかなってる、とか。
逆に、世界最大にして最新鋭の戦艦大和をうまく活用できないところなんて、フォルランやポドルスキの補強の例と妙に酷似してるし。
やっぱさ、日本って歩兵中心の国なんじゃないの?
…誤解のないように。
決して、日本陸軍を賛美してるんじゃないんだから。
ただし、日本陸軍の歩兵は強かった、という事実だけは日本人として誇りに感じても別にイイことだと思うんだ。
「虚弱な日本人じゃ豪州人相手に勝てない」だなんて、そんな卑屈になることはあるまい。
国際サッカーにおいても、日本の歩兵はなかなか優秀だと私は思う。
2017/8/16(水)20:26

☆関西人
対豪州構想A
続きね。

もし、香川の脱臼がまだ完治してなかったらどうしよう?という思いがある。
つい先日、香川自身は「まだ痛みがある」と語ってたし。
何が不安かって、実力的に香川と遜色ないトップ下、清武が長期離脱していること。
意外と、これは痛いんだよね。

ハリルは、以前に「清武は倉田と競争」と語っていた。
で、シリア・イラク戦は清武を召集せず、倉田の方をチョイス。
多分、ハリルの頭の中には433の構想があったんだと思う。
彼の頭の中では、清武は4231のトップ下、倉田は433のインサイドハーフ。
で、433の方をチョイス。
実際、シリア戦は433で臨んだ。
そして倉田は、433のインサイドハーフとして途中出場。
でも、一体どうしたことか。
続くイラク戦、ハリルは433をやらず、4231で臨んだんだ。
そして、なぜか戦前に「清武はいない…」と弱音を吐いている。
おいおい、清武を呼ばず、倉田をチョイスしたのはアンタ自身じゃないか…。
要は、イケると思っていた433が予想してたよりうまくハマらず(シリア戦はドロー)、そこで「やっぱり4231だ」と翻意したワケね。
で、433型の倉田じゃなく、4231型の清武呼んでおけば良かったわ〜、とイラク戦直前になって後悔したんだろう。

さて、豪州戦。
4231でいくか、433でいくか、そこがまだハッキリしていない。
もし4231でいくとするなら、香川以外に誰をチョイスしようというのか?
清武は離脱。
本田は召集自体危うい。
私は、誰か新しい人材を呼ばざるを得ないと思う。
欧州からだと柴崎岳、小林祐希、森岡亮太など。
国内からだと、大島僚太、柏木陽介、高萩洋次郎など。
あと、「一回だけ助けて下さい」と三顧の礼で中村憲剛を呼ぶのもあり。

なぜこういう選手が必要かというと、豪州相手にはパワーで勝てない以上、こっちには針の穴を通すようなコントロールが求められるからさ。
向こうは、きっちりブロックを敷いてくる。
そんな簡単にドリブルひとつ、スルーパスひとつでブロックは破れないよ。
私は、見事なコントロールが立て続けに3回連鎖して、初めて点が取れると思う。
@コントロールされた起点のパス
Aコントロールされたラストパス
Bコントロールされたフィニッシュ

仮に@〜Bの成功率は、少し甘い見積りだけど@が70%、Aが40%、Bが15%ぐらいだと想定しようか。
それならば計算上では、70%×40%×15%=4,2%、約24回チャレンジすれば1点取れるという計算となる。
いやいや、1点じゃ豪州に勝てない、2点以上が必要だというなら、@〜Bを約48回チャレンジしなければいけない、ということになる。
しかし実際は、そんな48回もチャンスは作れないと思う。
じゃ、どうすりゃイイのか?
そうね、とりあえずは↑の70%、40%、15%、という数値をもっと上げていくしかないよな。
まず、パスの上手い選手が必要。
それで↑にパスの上手い選手を7名ほど具体的に挙げさせてもらったんだが、もっと肝心なのがシュートの上手い選手のチョイスである。
敵を崩してもシュートコースが見える瞬間なんて、マジで一瞬。
そこで敵DFが足を伸ばすより先に、敵GKが反応するよりも先に、コンマ何秒かで急所を撃ち抜ける早撃ちガンマンみたいな才能が必要である。
誰か、イイ人いる?

久保なんかは、シュート技術が高いと昔からよく言われてるよね。
最近、不調と言われてるのが気になるが…。
あと、今は名前を出すのも気が引けるけど、宇佐美。
小さなモーションで強烈なキックを打てるあの技術は、日本人の中でも突出してるように思う。
あとは、南野かな?
前季はクラブで21試合出場のうち、先発は僅か11。
出場時間1196時間で11得点は、なかなかの決定率だと思う。
平均108分で1点を取ってる計算になるからね。
「どうしても1点欲しい!」という場面で投入するジョーカーとして、今最も期待できる選手なのかもしれない。
あまり代表に縁のない選手だが、是非呼んでみてほしい。
2017/8/16(水)9:26

☆関西人
対豪州構想
怪我をしていた香川、長谷部はドイツで試合に出たようだ。
吉田もしかり。
ちょっと安心した。
一方、大迫と本田はまだ無理っぽい感じ。
月末、間に合うのかな?

豪州戦、1TOP大迫の代替は準備しとかなきゃね。
FWでは岡崎が開幕戦でゴール、武藤がドイツ杯で2ゴールなど嬉しいニュースもある。
実績からいって、岡崎1TOPになりそうだな〜。
でも彼、クラブじゃ2TOPの一角だろ?
その点では、クラブでも1TOPやってる武藤の方を今は優先すべきだと思うけど。

じゃ、2列目はどうすべきなのか。
トップ下は、なんのかんの言いながらエース香川だろう。
問題は両WG。
スタンダードは左が原口、右が久保だが、私はまず左に乾を使ってほしいんだ。
乾⇔香川の連携は、昔からアウンの呼吸だし。
必然、パスワークのメインフィールドは左サイドになるだろう。
となると、豪州のDFブロックは日本の左サイドに寄ることとなる。
必然、乾⇔香川から見てファーサイド、日本の右サイドが豪州の死角になるワケよ。
仮に、左を起点にしてゴール前にラストパスを出すという形になるなら、それに対してニアは武藤が詰め、ファーでは久保が死角から飛び出すという形を何度も繰り返してほしい。
久保は不調?
もしそうなら、次点の小林悠だな。
「左で創って右で仕留める」、それこそザック時代の岡崎みたいなフィニッシャー的仕事を久保、もしくは小林に期待します。
何なら、右WGは本家・岡崎でもイイんだけど。

じゃ、次はボランチ。
多分、いつも通り長谷部&山口蛍コンビだろうね。
できれば長谷部が後ろ、山口が前というタスク分担にしてほしい。
1年前の悪夢のUAE戦、あの試合はなぜか知らんが長谷部が前で球を狩り、大島が後ろでバランスをとるという分担になってたのよ。
言っとくが、豪州は絶対バイタルに浮き球を入れてくるからね。
高さのある長谷部は、番人として中盤底にいてほしい。
もし長谷部の膝が万全じゃないなら、代替は高萩ね。

・・・・武藤
乾・・・香川・・久保
・・長谷部・山口
長友・昌子・吉田・宏樹
・・・・川島

イメージは、大体こんな感じ。
ちなみに、2016年のアウェー豪州戦はどういう布陣だったかというと、

・・・・本田
原口・・香川・小林悠
・・長谷部・山口
槙野・森重・吉田・高徳
・・・・西川

である。
途中交代は
小林悠→清武
本田→浅野
原口→丸山
で、最終的な布陣は

・・・・浅野
丸山・・香川・・清武
・・長谷部・山口
槙野・森重・吉田・高徳
・・・・西川

おいおい、何でそんな所に丸山がいるんだ(笑)?
時々、ハリルはこういうマジでワケ分からん交替をすることがあるから、次も気をつけなきゃ…。
ちなみにこのアウェー豪州戦、結果は1-1のドロー。
得点したのは原口、失点は原口が与えたファウルによるPK、完全に原口祭りだった(笑)。

あと、実をいうとこの試合で良かった選手のひとりがSB槙野だったんだ。
彼は長友負傷離脱の穴埋めだったんだが、槙野はそれを補って余りあるというか、さすが本職はCBだけあってセンターに絞ってゴール前の敵を潰すなど、小柄な長友では難しかったであろう仕事をこなしていた。
やっぱ豪州選手はデカイし、パワーで押し込んでくるから真ん中の2枚だけでは厳しいのよ。
かといって、今回も槙野を使え、とは浦和の調子を見てるとさすがに言いにくいな…。
でも、一応槙野は召集しといた方がイイと思う。
あるいは今野、遠藤航、丸山あたりのいずれかをSB起用するようなオプションを考慮しとくべきかもね。

あと、攻撃のオプションについて。
私は、必ず2TOPのオプションは用意しとくべきだと思う。
岡崎とか浅野とか、どう考えても適性は2TOPのセカンドストライカーでしょ?
毎回ジョーカーとして1TOPやWGで投入しても、全然恐さがないよ。
ちなみにハリル代表って、昔に1回だけ2TOPのスタメンで試合に臨んだことがあるんだ。
W杯アジア2次予選、アフガニスタン戦ね。

【アフガニスタン戦スタメン】
・・金崎・・岡崎
・・・・清武
・柏木・・・・・原口
・・・・長谷部
長友・森重・吉田・宏樹
・・・・東口

覚えてる?
4132というフォーメーションだったのよ。
1回やっただけで、以降は2度とやっていない。
清武がキレキレで、かなり機能したシステムだったんだけどね〜(代わりに左サイド柏木がグダグダだったけど)。
オプションとしては、もう1回見てみたい布陣である。
2017/8/14(月)23:39

☆関西人
日本人DNA
続きね。

ブラジル人は、サンバ、ジンガ、カポエィラといった華麗なフットワークのDNAがサッカーにうまく作用している、と仮定しよう。
しかし、日本人の場合はフットワークのDNAがそれと真逆、足でステップを全く踏まない「摺り足」が伝統的に根付いている。
柔道、剣道、空手、相撲、歌舞伎、日本舞踊、ありとあらゆる和の伝統が摺り足を基本にしてるよね。
足裏を地面につけたまま離さずに移動する、あの変な歩き方。
あれ、一体何の意味があるのか?

私は小学校の時に柔道をやってたので、摺り足は幼い頃に叩き込まれた。
摺り足の意味はうろ覚えだが、足を地面から離せば残った足(軸足)を刈られた時に倒れるので、足を上げない歩き方をしなければならない、という意味だったかと思う。
あと、体重を片方の足に偏らせず、常に左右均等にかけておくことでニュートラル状態を保ち、予想外の事態に対しても即座に反応を可能とするという意味もあったかと。
基本、摺り足とは危機管理なんだ。
つまり、攻めの意味というよりは守りの意味かな?

このへん、ボクシングに見るような軽快なフットワークに比べると、なんか愚鈍に見えて野暮ったい。
カッコ悪い。
ただ、カッコ悪いなりにも我々日本人には摺り足のDNAが染み付いてるだろう。
摺り足とは、倒れることを最大限回避する為の歩行法である。
なんか知らんが、昔から日本は倒れることをあまり良しとしてこなかったようだ。
国技・相撲からして倒れただけで即、負けだもんね。

実際、日本人ってどっちかというと倒れにくい民族だと思うのよ。
身体能力として平衡感覚には秀でていて、たとえば体操とか結構強いし。
柔道、レスリングなど組み技系格闘技も結構強いし。
で、サッカーでもそれは時々感じるんだよね。
デカイ欧州の選手と戦う際、体重の軽い日本人は簡単に吹っ飛ばされるだろうと覚悟してたら、意外とそうでもなかった、と皆さんは感じたことはないか?
小さな日本人が、逆にデカイ欧州人を吹っ飛ばすようなシーンが結構あるんだよ。
あれ、不思議だよね。
足が短くて、重心低いからなのかな?

体の大きさとはまた別の要素として、倒れにくい体の使い方は実際あるのかもしれない。
昔の中田英寿はもちろんだが、それ以外にも長友や岡崎のような小柄が欧州でデカイ奴らと互角にやりあってるし、他にも華奢に見える南野、中島翔、井手口あたりが意外と当たり負けしていない。
興梠もそうだ。
なんつーかさ、日本人は小さい→デカイのを相手にすると吹っ飛ばされる→じゃ、できるだけボディコンタクトは避けるべきだよね、というスタンダードな思考は必ずしも正しくないんじゃないかな?
日本人は摺り足のDNA、もともと倒れにくい民族なんだ、というのを一度信じてみてはいかがだろうか。

そうそう、日本陸連も日本伝統の摺り足を研究開発し、その走法をトレーニングした末續慎吾が200m走アジア記録更新したのは有名な話である。
何で足を上げない摺り足が短距離走で活きるのか意味不明だが(足を高く上げるのは短距離走の基本だよね?)、やはり日本人である以上は日本古来の走法が一番しっくりくるということなんだろうか?
江戸時代、飛脚はこの走法で1日100キロを走っていたんだそうだ。
もちろん、忍者もこの走法でサササ〜ッと走っていたんだろう。

おそらく、摺り足そのものは江戸時代よりもっと古くにルーツがあると思う。
突き詰めれば、狩猟採集の縄文時代だよ。
日本は、国土の7割が山岳で、そのうちの7割が森林という島。
とにかく平野が少なく、どこも足場が悪い(都市開発された今は違うが)。
そういう意味じゃ、太古から欧米人やアフリカ人のような広い平野を前提にした走り方はできなかったワケよね。
必然、コケないように地面からあまり足を離さない、平衡感覚重視の摺り足走法になる。
あぁ、そうか。
我々日本人が胴長短足なのも、そういう環境への適応として敢えて重心を低くする肉体の進化(?)だったかもな…。
なんせ、縄文時代は8000年も続いたから。

こういう日本人に生まれたこと、恨むなかれ。
このDNAを最大限活かす為には、私は簡単にはコケない摺り足、重心の低さ、平衡感覚をむしろ自覚して使いこなすべきだと思うよ。
サッカーでは、ボディコンタクトを避けるんじゃない。
その逆、むしろ積極的に球際激しくコンタクトしていくんだ。

なぜか結論はハリルと同調してしまうが、やるべきことはデュエルなんだよ(笑)。
2017/8/14(月)0:47

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