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過去ログ522 2017/7/10 21:06

☆関西人
シュート!
ポドルスキは日本のアニメファン、特に「キャプテン翼」ファンらしいね。
最近、メディアで高橋陽一先生の姿をよく見かける。
何でかな?と思ったら、先月に「キャプ翼」シリーズ通算100巻目が出版されたとのことだ。
ほぉ、まだ連載続いていたか。
聞けば、翼くんたちはまだU23らしい。
若いな…。
てっきり、今はもうベテランだと思ってた。

今は「ライジングサン」編で、五輪金メダルを目指す日本代表チームの活躍が描かれてるらしい。
私が子供の頃の「キャプ翼」は、国内大会が舞台だった。
そこで日向くんや三杉くんら強敵と出会い、翼くんは成長。
今考えると、あの頃の「キャプ翼」国内編が一番面白かったと思う。
でもワールドユース編あたりから流れが変わってきて、舞台は国内から国際ステージになる。
ドイツ人やらブラジル人やらのモンスター級が続々と出てきて、今さら国内で日本人同士が雌雄を決する戦いなんて、敢えてステージレベルを元に戻すことはできない空気ができてしまった。
今後、「キャプ翼」は二度と国内ステージに戻ってこないだろう。

そういう意味では、私が興味深かったのは「キャプ翼」と並ぶサッカー漫画の名作「シュート!」である。
あの作品もまた最初は国内の選手権が舞台だったのを、やがてステージを上げて日本代表を結成、主人公たちは海外のモンスター級と対決するような国際編となっていった。
ところが、である。
その国際編がひと段落すると、「シュート!」は再び高校サッカー編に回帰したんだ。
えぇ〜っ?である。
普通、漫画というのは強い敵を倒したら、次はもっと強い敵が出てくるのが鉄板といえるセオリー。
「シュート!」は、そのセオリーを崩しちゃったんだ。
思うに、これは作者が男性でなく女性というのも関係してるかもね。
女の人の方が、割とすんなり日常に戻れてしまう(笑)。

ただ、そこから「シュート!」は一気にマンネリ化して人気が落ちたのは言うまでもない。
そりゃそうさ。
敵のレベルが、前の章より微妙に落ちてるんだから。
今「ワンピース」見てても、直前のドレスローザ編でドフラミンゴ軍団がムチャクチャ強かったもんで、その後に四皇ビッグマム軍団と対決しても「あれ?七武海より上の四皇でこのレベル?」と若干肩透かしだったりもする。
難しいもんである。
こういうのって、敵のレベルが常に明確な右肩上がりじゃなきゃ、シリーズはマンネリに陥ってしまう。
で、「シュート!」がそのマンネリを打破すべく、採った手段は「主人公を代える」だったワケよ。
ある章から、突然知らない学校が舞台になって新たな主人公が出てくる。
何じゃこれ?と思ってたが、話はそのまま進んでいき、最終的に選手権の決勝戦で当たる敵がシリーズオリジナルの主人公たちだった、というオチ。
つまり、新主人公vs旧主人公という掟破りのシリーズだったワケね。
作者、かなり悩んだんだろうなぁ…(笑)。

この「シュート!」は他にも変な点がたくさんあって、たとえば主人公が恋愛三角関係でドロドロになるとか、ヒロインが芸能界デビューするとか、主人公の親友が主人公の姉とエッチしちゃうとか、劇中に小野伸二や高原直泰が登場人物として出てくるとか、途中からそういう試合以外のサイドストーリーの方がむしろ面白くなってくるんだけど。
あと、「シュート!」といえば何より神谷である。
この物語は主人公のトシと彼が憧れる久保先輩がいて、久保先輩は「伝説の11人抜き」をした後に死ぬ(心臓病だっけ?)。
これが物語最大のターニングポイントであり、トシはその後久保先輩の遺志を受け継ぐ、みたいなストーリー展開なんだけど、神谷という人物は死んだ久保の相棒で、登場初期はニキビ面で性格悪いイジメっ子キャラなのよ。
いずれトシたち後輩に追放される悪役先輩キャラの設定だな、と思ってたら、この神谷が久保の死後は主将になり、どんどん成長していって、シリーズも終盤になると掛川高は完全にトシでなく神谷中心のチームになってたんだ。
これには原作者の大島司も「神谷がこんなキャラになったのは私も驚いている」と語ってて、どうやら作者ですら制御できないところで登場人物が勝手に成長していったみたいだな…。

こういう迷走っぷりこそが「シュート!」最大の魅力だと私は思うが、そのせいか、「キャプ翼」のように「シュート!」が海外でも人気という話はあまり聞いたことがない。
まぁ、なんか納得だけど。
名作というか、途中からは迷作である。
しかし、私は「キャプ翼」以上にこれをお薦めしたい。
なぜなら掛川高は433で、今の我々が見てるサッカーにとても近いモノがあるし、作者が一生懸命勉強して(連載当初はオフサイドすら分からなかった先生らしい)、戦術論・システム論にまで踏み込んでるのがとても好感をもてる作品なんだ。
微妙に勉強になるよ。
ちなみに、「11人抜き」をした久保先輩のポジションがどこだか知ってる?
実は、アンカーなんだわ。
2017/7/10(月)21:06

☆関西人
ポドルスキ
遂にポドルスキがJリーグに来た。
フォルラン以来の超大物である。
年齢は32歳。
全盛を過ぎたとはいえ、まだまだやれるだろ。
神戸は下半期、彼に何得点を求めるんだろうか?
ちなみに、かつてフォルランはセレッソ加入初年度26試合に出て、7得点だった。
えらく期待外れだったよね。
これはフォルランが年齢的に衰えていたのか(当時35歳)、それとも単に彼がやる気がなかったのか。
いやいや、Jの守備はフォルランが実力を発揮できないほどに高いレベルなんだ、とする自意識過剰者もいるかも(笑)。

とにかく、この時の記憶があるからポドルスキにもあまり過剰に期待しない方がイイのでは?と考えてる人たちは多いだろう。
とはいえ、このフォルランの不出来についても人により見方が分かれてるようで、たとえば評論家・後藤健生は「セレッソの試合をよく観ると、やはりフォルランの動きは超一流だった」と語っている。
じゃ、なぜ彼は得点をできなかったのかというと、後藤さんいわく「セレッソのメンバーがフォルランの動きに全くついていけなかったから」だと。
唯一タイミングを合わせられてたのは山口蛍だけで、合わせられるのがチームに一人じゃフォルランもどうしようもなかっただろう、と。

もし、フォルランの期待外れの要因が後藤さんの言う通りだというなら、今後の神戸だって同じことになるかもしれんよ。
ポドルスキと一緒にハーフナーを補強するぐらいなら、ばっちりポドルスキに合わせられるMFを補強した方が良かったのでは?
よく考えたら神戸って、秋にはレアンドロ(昨年の得点王)が怪我から復帰するんじゃなかったっけ?
おいおい、それじゃポドルスキ、ハーフナー、レアンドロ、渡邉千真、完全にFW過多の前線過密状態じゃないか。
このクラブの強化部って、バランスってもんを少しは考えないんだろうか?
思えばポドルスキもハーフナーも左利きだし、田中順也も左利きだし、こういう点もバランスおかしい。
どう考えても、ネルシーニョ主導の補強とは思えないね。
こんなにバランス偏るって、きっと三木谷さん主導なんだろうなぁ…。
あるいは、あれかな。
細かいビルドアップなんてどうでも良くて、とりあえず前線に放り込んでハーフナーがそれを落とし、ポドルスキやレアンドロがそれを拾ってから個人技でドッカーン!みたいな。
そういうのがJリーグで結果出しちゃうのなら、なんか複雑だけど…。

ただ三木谷さんは日本屈指のビジネスマンであり、またIT業界のデジタル思考人である。
ハーバードの大学院を出てる人だ。
このての人って、我々凡人と違って極端にデジタルな考え方をするんじゃないだろうか?
サッカーとは、敵より多く得点できれば勝つスポーツ。
じゃ、多く得点できる選手を獲りゃイイじゃん、と。
実に明瞭でシンプルというか、デジタルな思考。
「やっぱ、三木谷ってサッカー分かってないよね〜」と馬鹿にする人は多いだろうが、いやいや、こればかりはフタを開けてみなきゃどうなるか分からんよ。
JリーグのDFレベルは世界基準に比べて低いのが事実として、そこに直接対峙するポジション、FWに集中投資するのがビジネスとして最も回収効率が良い、と判断するのは実に商才ある人らしい思考パターンではある。
「買い物するのに店舗なんて要らないんじゃね?店舗省略して、直接やればイイんじゃね?」として楽天を成功させたほどの人だ。
頭の良い人って、意外とシンプルな発想するのよ。
たとえばJリーグアドバイザーのホリエモンは、以前「築地市場の跡地に銀座スタジアムを作ればイイじゃん?」と言っていた。
彼の発想として、観客動員を上げたいなら最も人が多い場所にスタジアム作るのが一番効率良い、とするシンプルな考え方である。
我々凡人が「まずは地域にサッカー文化を…」とか「まずサッカーは中盤で主導権を握らなきゃ…」とかいうのは、三木谷さんやホリエモンのレベルから見ると効率の悪いアナログ思考なのかもしれないね。
まぁ、私はサッカーって極めてアナログなスポーツだと思うけど…。

そうそう、ホリエモンは今月の29日に日本で民間企業初の宇宙ロケットを発射するみたいだね。
で、奇しくもこの29日というのが、ポドルスキのJデビュー日になる可能性が高いそうだ。
三木谷・ホリエモン両氏のロマンを託したロケット打ち上げ日である。
楽しみだね〜。
どっちも墜落しないことを切に願う。
2017/7/10(月)9:59

☆若葉
急がば回れ?
期待の若手3人を例にだしカテゴリーに関係なくガチの公式戦での実績はたとえカテゴリーがJ3でも試合出場と結果で成長することがわかります。

久保裕也←FWで高校3年でJ2で10点
堂安律←ーMFで高校3年でJ3で10点
久保建英←FWで高校1年でJ3で現在1点

久保裕也ですがJ2を高校3年生ながら10点取り実力を証明しスイスでも証明し現在はベルギーでも実力を証明しています。
次に堂安律ですが昨年はJ3で高校3年生ながらMFで10得点しました。MFで10点は凄いですね。
今年はJ1で10試合3得点。
このままいたら高卒ルーキー年でMFながら二桁得点したかもしれないです。
そしてU-20W杯で3得点。
この実績でオランダに移籍しました。
去年のJ3での10得点が成長に繋がったんだと思います。

最後に久保建英もJ3で実力を証明するのも悪くないと考えます。
韓国のバルセロナのカンテラ出身の選手がバルセロナに昇格できない記事も目にしましたし、
バルセロナのカンテラ出身とはいえ横浜F・マリノスのマケドニア人のバブンスキー選手の実績をみてみると
20歳←バルセロナB 19試合1得点
21歳←バルセロナB 16試合0得点
22歳←レッドスター 6試合0得点
23歳←現在は横浜F・マリノス
これをどう捉えるか。

現在は高校1年生の16歳です。J3での活躍をもってJ1へキャリアアップでも良いのかもしれないです。
J3でもガチの公式戦の実績は信用できます。
さらにUー17W杯もあり注目ですね。
2017/7/9(日)21:52

☆関西人
N- BOX
名波といえば、どうしても我々の世代として思い出してしまうのが磐田N-BOXである。
あれは、サッカーファンのロマンだったといえよう。

・・高原・・中山
・・藤田・・・奥
・・・・名波
・・服部・・福西
・大岩・田中・鈴木

2TOPの3バックながらサイド選手を左右に置く352ではなく、中盤はBOX型、その中央にトップ下でもボランチでもない微妙な配置で名波が鎮座している。
今改めて見ると、サイドがスカスカで守備大丈夫か?と不安になってしまうよね。
不思議なもんで、当時として守備は破綻してなかったけど。
それどころか、かなりプレスが機能してたと記憶する。
中山ら前線の運動量、名波のポジショニングセンス、あとユーティリティ性ある服部や福西らのカバーリング能力ありき、かな。

じゃ、なぜこのN-BOXはその後、継続しなかったのか?
それは多分、個に依存したからだろう。
事実、中心点の名波が負傷離脱した途端にN-BOXは終わってしまった。
じゃ、今度は名波の代わりに藤田に中心点やってもらおう、なんて簡単な話じゃないんだよね。
なんせ中盤5人のアウンの呼吸で成立させてるものだし、ひとりでも欠けるとその黄金比が狂ってしまうワケだ。
まるで、ブラジル80「黄金の中盤」である。

私は今回磐田が俊輔を獲得した際、真っ先に思い浮かんだのは「ひょっとして名波、俊輔中軸の新N-BOXやるのでは?」だった。
現実は違ったけど。
まぁ、今の時代にN-BOXはさすがに無謀だわな。
十数年前にあれが機能したのは、まだ当時としてJリーグに3TOPが多くなかったからだと思う。
「サイドを制する者が試合を制する」というよりは、「中盤を制する者が試合を制する」という時代。
もし現在のJリーグにN-BOX磐田が参加したとして、私の予想ではやはりサイドを破られて失点を食らうかと。
いや、サイドに球が供給される前に中盤を潰すのがN-BOXの真髄だ、と鈴木政ーさんなら言うかもしれないけど。
現実、どうなるかは解らない。
全て机上の空論だから。

もし今、代表にN-BOXを再現するなら、

・・大迫・・岡崎
・・乾・・・香川
・・・・柴崎
・・今野・長谷部
・槙野・吉田・昌子

みたいな感じ?
ポイントはやはり名波のポジションで、トップ下とボランチのちょうど中間(2.5列)をこなせる人材の配置がキモになる。
便宜上今回は柴崎にしたが、ちょっと前ならヤットや憲剛、今なら柴崎の他にも大島や柏木あたり、もしくは名波の教え子でもある小林祐といったところか。
意外といるよな?
それより、手薄なのが服部のような守備のできるレフティである。
服部は、ボランチはもとよりSBからCBまで何でもできる守備万能の左利きだった。
そんな選手、彼と中田浩二以外にあまり見たことがない。
で、こういう選手を持ってるチームって、やっぱり強い。
あと、やたら身体能力が高く、後にリベロをやらされたほどの異才・福西。
今思うと、この中盤後ろ2枚がBOX最大のキモだったんだろうな、と。

しかし、長らく代表でもBOX布陣ってやってないよね?
オシム代表以降、やってないかも。
思えばオシムの時は

・・巻・・・・高原
・・ヤット・・俊輔
・・鈴木啓・・憲剛
駒野・阿部・中澤・加地
・・・・・川口

これでアジア杯・豪州およびサウジと対戦。
豪州戦は0-0(ただしPK戦で勝利)。
サウジ戦は2-3で負け。
その後韓国にも負けて、何とも苦い思い出である。
俊輔+ヤット+憲剛という中盤が、少し軟らかすぎたのかもしれない。
↑でいう服部+福西みたいな要素が欠けてたと思う。
ヤットも憲剛も、本来ならN-BOXの中心点にいるべき選手だし。

やはり個人的に3バックのN -BOXには反対だけど、4バックのN- BOXはありというか、むしろ日本に最も適したフォーメーションのひとつだと思うよ。

・・・◯
・◯・・・◯
・・・◯
・◯・・・◯
◯・◯・◯・◯

なんつーかさ、「トップ下でもボランチでもない2,5列目」とか、「サイドでもセントラルでもない攻撃的MF」とか、その敢えてハッキリさせない曖昧な要素こそがワビサビというか、和風テイストだと思うのね。
欧州って逆に

・・◯・◯
◯・◯・◯・◯
◯・◯・◯・◯

こういう感じで、セントラルならセントラル、サイドならサイド、と曖昧じゃない形で機能をハッキリさせてるじゃん?
システマチックだ。
和風って、そうじゃないのよ。
行間のサッカー、有機的なサッカー、ワビサビのサッカー、とでも言うべきかな。
思えばN- BOX は、Jリーグに珍しくフィールドプレーヤーに外国人を一切使わない純和風のフォーメーションだったわ。
2017/7/8(土)23:53

☆関西人
清水商のレジェンドたち
広島・森保さんの監督辞任が話題になったが、その少し前には鹿島の石井さんが解任されている。
名将退団の連鎖。
で、石井さんの後任はそれまでコーチを務めていた大岩剛だった。
もはや鹿島もブラジル人に指導を託すのではなく、日本人から日本人へと受け継いでいく時代なんだね。
隔世の感があるわ〜。

大岩剛なんて、ほんの少し前まで現役選手だったイメージがあるんだけど。
まだ45歳で若い。
彼は高校時代から、清水商のスター選手として名を知られた存在だった。
今でこそ高校サッカー界の勢力図は変わっているが、昔の清水商ってマジ凄かったのよ。

【清水商サッカー部】
◎1987年入学→藤田俊哉
◎1988年入学→大岩剛、名波浩、薩川了洋
◎1989年入学→望月重良
◎1990年入学→平野孝
◎1991年入学→川口能活、田中誠

毎年毎年、一体どんだけ凄い才能が入学してくんの?
色々な大会、よく優勝してたと記憶する。
…あぁ、大岩って清水商で名波と同期なんだね。
奇しくも、因縁の鹿磐対決は同期対決となるワケか。
非常に面白い構図である。

↑のメンバーからは、大岩・望月・平野の三人がグランパスに入団。
でもって、彼らは「チームの和を乱した」として、三人まとめてグランパス解雇(笑)。
アイツら、一体何をしでかしたんだ(笑)?
ただ、皮肉にもこの解雇の顛末として大岩は鹿島のCBで大活躍し、今じゃ鹿島の監督にまでなったんだから人生分からんもんだわ。
…あ、ちなみに今グランパスの監督やってる風間さんも清水商出身ね。

大岩は鹿島に入る前、実は一回磐田を経由している。
清水商OBって、やっぱ磐田行く人多いよね。
藤田、名波、田中誠、途中からは川口も。
どんだけ堅い清水商の絆なんだろう?
田中誠は現在、名波の下でコーチをやってるらしい。
確か名波は現役時代、「目標とする選手は?」という質問に対し、一貫して「藤田俊哉」と答えてたと思う。
ぶっちゃけ、その頃すでに全国的知名度は圧倒的に【名波>藤田】なのよ。
でも、名波は藤田の名前を挙げるのをやめなかった。
多分、ただの先輩に対する社交辞令ではなかったと思うよ。

さて、今は仮に名波・大岩時代がJリーグに到来したとして、彼らの目標である藤田俊哉は現在どうしてるんだろう?
と思ったら、まだオランダにいるんだね。
本田、吉田らを輩出したVVVのコーチをまだ継続してて、今年はオランダ2部優勝に導いている(本田にせよ吉田にせよ藤田にせよ、妙にグランパス系ってこのクラブに縁があるよな?)。
ほとんど日本で報道されないから詳しいことはよく分からないんだけど、藤田は指導者としてなかなか良い経験を積んでるかと思う。
いずれ藤田、名波、大岩などが全員集合して、旧清水商軍団が日本代表を率いてくれたら、それはそれでロマンのある話だよなぁ。
まずはJリーグで今後、名波vs大岩の対決が楽しみである。
新たな鹿磐時代、くるね。

ちなみに今、清水商は存在していない。
数年前にどこぞの学校と併合になり、清水商という名前は消滅したんだそうだ。
なんだか、寂しい話である…。
2017/7/7(金)14:49

☆関西人
中盤
じゃ、今度は中盤について。

ハリル代表の中盤の特徴は、ガッチリ守備のできる者同士をボランチのコンビにしてること。
ファーストチョイスが、長谷部+山口蛍かな?
山口と今野の序列はよく分からんが、彼らに次いで、さらに井手口や遠藤航が続くと思う。
いや、少なくとも2016年までは必ずしもそういうコンセプトとは限らなかったのよ。
2ボランチのうち1枚は、柏木や柴崎や大島といった守備より攻撃色の強い駒を使うことも結構あったから。
それがいつの間にやら、そういうのが一切なくなってしまった。

この流れ、やはり同じフランス系だけあってトルシエと酷似してるよな?
トルシエも一時期まではボランチに名波を配置してたのに、ある時期から潰し屋・戸田にスイッチした。
戸田+稲本というコンビね。
二人とも足下の技術はあるにせよ、名波のように司令塔としてゲームメイクするタイプではない。
確か、戸田はエスパルスで当時CBやってたんじゃなかったかな?
じゃ、司令塔は誰がやるのかということだけど、ひとりはトップ下の中田英、そしてあとひとり、左サイドの小野伸二ですよ。
今から考えるとおかしな話で、あんな足の遅い小野をサイドに配置するのはデメリットが少なからずあるんだ。
…ん?
これもハリル代表と全く同じだな?
あんな足の遅い本田を右サイドに配置するのは、デメリットが少なからずある。

【トルシエジャパン】※ベルギー戦布陣
・・柳沢・・鈴木
小野・・中田・・市川
・・戸田・・稲本
・中田・森岡・松田
・・・・楢崎

【ハリルジャパン】
・・・・大迫
原口・・香川・・本田
・・山口・・長谷部
長友・昌子 吉田・宏樹
・・・・川島

ちなみに山本昌邦の証言によると、本大会にトルシエはトップ下の先発を中田英でなく、実は森島でいきたかったようだ(周囲に説得され、諦めたらしいが)。

・・柳沢・・鈴木
小野・・森島・・市川
・・戸田・・稲本
・中田・森岡・松田
・・・・楢崎

ね?こうすると、ますますハリル代表に似てくるでしょ?
ボランチ(戸田&稲本⇔山口&長谷部)が球を奪い、サイド(小野⇔本田)でゲームを組み立て、前線がポストプレーをし、トップ下(森島⇔香川)が神出鬼没に動く、という
形。
2TOPと1TOP、3バックと4バックという違いはあるものの、概ねコンセプトは変わらない。

ところがここにきてハリルジャパンの状況が大きく変わってきたのは、遂に本田が控えに回り、久保が先発に回ったこと。
これで「サイドがゲームを組み立てる」というコンセプトが消滅したのよ。

・・・・大迫
原口・・香川・・久保
・・山口・・長谷部
長友・昌子 吉田・宏樹
・・・・川島

効果として、サイドのスピードは上がったと思う。
ただ問題は、誰がゲームを組み立てるの?という点。
上記トルシエジャパンでも、サイドの小野にスピードがないから三都主に替えようという考え方もできるが、

・・柳沢・・鈴木
三都主・森島・・市川
・・戸田・・稲本
・中田・森岡・松田
・・・・楢崎

これはクソつまんない(笑)。
こういうパターンになると、さすがにボランチで名波を使うべきなんじゃない?
もしくはトップ下を中田英にするか、どっちかだね。

今、生粋のゲームメイカータイプ・清武は負傷で長期離脱、柴崎は移籍の兼ね合いで8月召集が可能かどうか不明。
柏木や大島あたりは、依然召集されない気がする。
ならば個人的には、豪州・サウジ戦には本田の力がまだ必要なのかな、と思う。
エースI番は香川だけど、彼ってI番タイプというよりは、どっちかっつーとセレッソG番タイプの選手だと思うから。
2017/7/6(木)15:14

☆関西人
センターバック
森重が怪我で長期離脱らしいね。
なんのかんの言いながら彼はJリーグ屈指のCBであり、この離脱は代表的にもヤバい。
幸い、最近は昌子が吉田とコンビを組むようになってたからまだマシなものの、問題は吉田・昌子に次ぐ3番手4番手CBがまだ見えてきてないこと。
ハリルは、そこに若手を置こうとしてるっぽいけど。
三浦弦とか、植田とか。
あるいは中谷、岩波あたりも視野に入ってそう。

以前、遠藤航がハリルから身長が足りないからCB起用しない、と言われたことを語っていて、それを思うとハリルは身長180cm以上をひとつの条件にしてるのかと。
ザック時代は吉田+今野、もっと古いところではジーコ時代が中澤+宮本という感じで、【高さ+小回り】という補完関係から敢えて凸凹にしてたこともあった。
でも今は、どうやらそっちの考え方じゃないみたい。
まぁ確かに、今のチームはMFに高さがある選手があまりいないし、CBはどっちにも高さがあった方が好ましい。
ただ問題は、吉田みたいにデカい奴ほど初速が鈍いというか、どうしても一瞬の動き出しで裏を取られちゃうことがあるワケよ。
理想を言えば、デカくて尚かつ俊敏な奴がイイ。
でも、そんなのあまり多くないから、せめて読みの良さで簡単に裏を取られないタイプを求めるべきだろうか。
そういう「読み」ってレベルになると、やっぱ若手より経験値ある選手の方が安心なんだけどね。

吉田で28歳。
植田や三浦で22歳。
いきなり年代が飛びすぎなんだよなぁ。
北京世代の吉田を軸にするのはイイとしても、そこからロンドン世代を飛び越して、いきなり控えがリオ世代だもん。
バランスとして、せめてロンドン世代からもひとりぐらいは入れといた方がイイんじゃないか?
と思ったが、よく考えたらロンドンってCB不作の世代だった。
なんせ、本大会はオーバーエイジで吉田と徳永を召集したぐらいだ。
世代のCBとしてレギュラーを張ったのは、唯一、鈴木大輔のみ。
…ああ、そうか。
鈴木を呼べばイイじゃん?
スペイン2部とはいえ試合に出てるみたいだし、吉田とはロンドンで相性抜群だったし、悪くない選手だと思うんだけど。

先日、「サッカーダイジェスト」が発表したJ1上半期の採点ランキングDF部門を見たが、ランキングは↓の通り。

@中澤(横浜)
A大井(磐田)
B昌子(鹿島)
Cファビオ(ガンバ)
D渡部(神戸)
Eマテイヨニッチ(セレッソ)
F中谷(柏)
G小池(柏)
H植田(鹿島)
Hエデルリマ(甲府)
H櫻内(磐田)

というワケで、外国人とSBが入ってるから少し分かりにくいけど、CBで見るとランキングは昌子を除くとベテランばかりが上位で、それに次ぐのはリオ世代の若手である。
そのベテランと若手を繋ぐ中間層が、割と欠落してるんだよなぁ。
渡部ぐらいか?
若手が頑張ってるのは心強いが、なんかこれはこれで妙にバランス悪いな、と思って。

やっぱさ、世代には各々名を馳せるDFがいて普通じゃん?
アトランタ世代なら田中誠、鈴木秀人。
シドニー世代なら中澤、松田、宮本。
アテネ世代なら闘莉王、茂庭、那須、栗原。
北京世代なら森重、吉田、水本、槙野。
…で、どうしてもロンドン世代のところで名前が途切れてしまうのよ。
ロンドン五輪って、オーバーエイジの吉田のイメージしかないもん。
辛うじて、昌子はロンドン世代(年少組)なんだよな?
ならば、昌子は北京世代とリオ世代を繋ぐブリッジとして極めて重要な役割のCBだと思う。
あと、丸山もだけど。
個人的には、槙野を左SBのリザーブにするぐらいなら左利きの丸山を優先した方がイイかと。
CB兼SBの守備固め(やはり長友の高さは不安…)として、あんなウッテツケの選手はいないし。

私はどのポジションにしてもそうだが、世代の空白は作らない方がイイと思う。
他のポジションでも考えてみてくれ。
妙な空白はないか、と。
意外と、そういうところからチームは崩れていくもんだよ。
色々なクラブを見てて、そう思わない?
2017/7/6(木)0:07

☆関西人
知能
ちょっと悲しいニュースとして、広島の森保監督が辞任をしたという。
確かに、このままでは降格というぐらい成績が悪い。
でも、これは森保さんだけの責任じゃないだろう。
連覇含めてリーグ優勝3回、クラブW杯3位、あれだけの戦績を残しておいて戦力は補強されるどころか、怪我人も出てきて目減りする一方。
いくら限られた素材で料理するのが上手い森保さんでも、冷蔵庫の中にモヤシしか残ってなかったらモヤシ炒めしか作れないじゃん。
一応今回のは更迭じゃなく、自らの申し出らしい。
クラブ側は慰留したとのこと。
そりゃそうだよな。
森保さんが無能じゃないことは、クラブが一番よく分かってるんだから。

この広島の凋落とうまいことシンクロしてるのは、森崎和幸のフェイドアウトだね。
この人、ホント広島のシンボルみたいな人だと思う。
もう36歳だからいつ引退してもおかしくない身だが、実はこの人こそが森保さんのサッカーを陰で支えてた、ということが今の広島の低迷でよく理解できたよ。
すごく淡々としてて、キャッチーな要素がないから良さがなかなか伝わりにくいけど、実はヤットにも匹敵するぐらいの人かもしれないね。
よくヤットを評して「サッカーをよく知ってる」という表現があるけど、森崎もまたそんな感じ。
多分、そういうタイプはJリーグに約4人ほどいて、その四天王を挙げると、ガンバのヤット、浦和の阿部、鹿島の小笠原、そして広島の森崎である。
みんなチームのリーダー格、揃いも揃ってほぼ同世代のジジイなんだけど。
いやホント、広島の例じゃないけど、こういう「サッカーをよく知ってる」選手がフェイドアウトしていく時って、チームのバイオリズム的に気をつけなきゃならんと思うのね。
ヤットが弱くなった時のガンバ、阿部が弱くなった時の浦和、小笠原が弱くなった時の鹿島。
各々、そう遠くない将来の話だと思うけど。

↓の「ポナンザ」の続きになるが、「ポナンザ」目線で一番操扱いにくい駒が上記4人だと思うのよ。
そりゃそうだよね。
彼らは駒じゃなく、「ポナンザ」と同じ知能なんだから。
本来、飛車ならこういう動き、桂馬ならこういう動きというのを分かった上で使えるのが駒ってもんだが、さすがに駒じゃない知能を使うとなると「ポナンザ」も操縦ができないだろう。
いや、逆にいうとそういう知能だからこそ、人工知能ほど完全じゃない、人間が作る不完全な戦術の破綻を有機的に埋められるのさ。
今の広島は、ひょっとしたらそういう知能を失ってるのかもしれん。

あぁ、そう考えると代表もそうだよな。
イラク戦、あの状況で必要だったのは、「サッカーをよく知ってる」知能だったのかも。
森崎、ヤット、阿部、小笠原。
早い話が、知能とはボランチのことである。
ハリルは知能でなく、そこに駒を配置した。
それはそれで、別にイイんだ。
その駒を扱う側、操縦する側が「ポナンザ」並みに完璧ならね。

それにしても、森保さんに引導を渡したのが浦和だというのが皮肉だなぁ…。
前節、広島は浦和と壮絶なドツキ合いをして3-4の逆転負け。
まぁ、浦和もそれまで3連敗だったワケだし、ここは死ぬ気でいくわな。
ここで広島負けたら森保さんは…、なんて発想は1ミリもなかっただろう。
いや、それでイイのよ。
最後トドメを刺したのが浦和で、逆に森保さんも本望さ。

とりあえず、森保さんの今後に注目。
協会は、いよいよ動くのか?
東京五輪代表監督就任、あり得そうだな。
2017/7/5(水)0:20

☆関西人
電王
先日、NHKスペシャルの「人工知能 天使か悪魔か 2017」を観た。
ちょっと怖かったわ。
ナビゲーターは将棋の羽生さん。
私は将棋に詳しくないので知らなかったけど、「電王戦」ってやつがあるんだね。
昨年、羽生さんを破って名人となった佐藤天彦が、人工知能「ポナンザ」と対局。
で、あっさり負けたんだそうだ。
この「ポナンザ」、人間相手には一度も負けたことのないモンスターらしい。
藤井四段どころのレベルじゃないよ。

面白かったのが、「ポナンザ」の打った一手目である。
それが「3八金」だったという。
それ見て、佐藤名人はいきなり頭を抱えるワケよ。
将棋に詳しくない私からすりゃ何のことか分からんのだが、「3八金」は常識として一手目では絶対あり得ない悪手だという。
その一手で王将の守りが手薄になるし、自陣にある飛車の機動力まで奪ってしまう。
何で?と佐藤名人は戸惑っただろうね。
だけど対局が進むにつれ、その「3八金」は鉄壁の守備陣形をとる為の最初の布石だということがだんだん分かってきて、どうやら現役最強の名人以上に人工知能は将棋を熟知していたようなんだわ。

しかし何でこれほど人工知能が将棋を熟知してるのかというと、それは学習したからだという。
過去のありとあらゆる対局データがインプットしてあり、それこそ羽生さんを含む名人クラスの将棋を全て習得してるとやら。
それにつけ加えて、実戦経験の量もハンパない。
「ポナンザ」は人口知能vs人口知能という形で実戦シミュレーションをしてるらしく、その数、何と700万局。
人間なら、その数の対局をこなすのに2000年かかるという。
2000年の修行とは、もはや名人を超えて仙人の域である。
これらは全て、開発したプログラマーの手を離れて「ポナンザ」が自分で勝手にやってしまうことらしい。
なんか怖い、怖いよ。

思うに、将棋とサッカーの類似性については昔からよくいわれてることだし、もし人工知能がここまで将棋を極めたというのなら、そりゃサッカーの世界にもいずれは侵食してくるよね。
過去のありとあらゆる試合データと選手データを全てインプットし、フォーメーションは4231か433か442か、先発選手は誰がイイか、途中交代なら誰と誰を替えるか、そういう判断は人間だとミスるから人工知能にやらせた方がイイ、という話になってくるかもしれない。
ベンチで監督がず〜っと端末を叩いてる光景が今後増えてくるのかも。
いやいや、将棋はあくまで「駒」だから人工知能が計算できるんであって、「駒」じゃない有機的な人間を扱う以上は絶対計算できない要素が出てくるでしょ、という見方もあるだろう。
私も基本的にそう思うが、しかしそのNHKスペシャルでは人工知能が人間の行動をも完全に読み切ってる局面がいくつも出てくるんだよね。
もう、ほとんど神ですよ。
開発したプログラマーすら、もうどこまでいくか分かっていない。
人工知能に采配される選手たち。
それがサッカーの未来だとはあまり思いたくないが、仮に望まずともそうならざるを得ない流れだというなら、せめて日本は世界に遅れないでほしい。

とりあえず「ポナンザ」を一回借りてきて、試しに何かの試合で采配してもらいたい気もする。
それこそ「3八金」じゃないが、人智の及ばない一手が出てくるかもしれないね。
長谷部がGK、とか…。
2017/7/4(火)20:56

☆関西人
ガラタサライ?
本田がガラタサライに移籍濃厚、と報道されてるね。
なんか、ガラタサライって本田らしいなぁと思った。

まず本田を経歴を振り返ってみると
@ガンバJr.ユースで活躍
Aユース昇格に失敗(挫折)
B大阪を離れ、石川県・星稜高へ
C高校サッカーでブレイク
D名古屋グランパスへ
FJリーグでブレイク
GオランダVVVへ
H北京五輪へ
I五輪3戦全敗(挫折)
JVVV2部降格(挫折)
K2部でブレイク
LロシアCSKAへ
M欧州CLに出る
N南アフリカW杯へ
Oここで国民的スター選手となり、大ブレイクする
Pミランへ
QブラジルW杯へ
R優勝目指すと言ったけど予選敗退(挫折)
Sミラン退団

というワケで、ブレイクと挫折の数が拮抗している。
しかし、そのへんのスター選手より挫折への耐性はありそうだ。
公式に認められてないけど甲状腺の病気を患ってた時期は確実にあったと思うし、かなりタフな人ですよ。
挫折の後、そのままズルズル堕ちていくタイプではない。

思えば、彼がロシアリーグ行った時も我々凡人どもは「はぁ?」となったワケよ。
何で、そっち行く?と。
だけど、しばらくして彼がCSKAで欧州CLの舞台に立ってるのを見て、あぁなるほどな、と思った。
きっとVVV時代には四大リーグの中位〜下位クラブからのオファーがあっただろうが、それらはCL出られるチームじゃなかったんだろうね。
去年にもプレミアの中堅チームからオファーあったし、今でも複数の欧州中堅チームからオファーがあると聞く。
しかし、そのいずれもがCLに縁のなさそうなところばかり。
となると、今回のガラタサライ移籍報道にも少し信憑性が出てくるよな。

じゃ何で今、本田は欧州じゃなくて米国にいるの?と思うが、確かに何でだろうね。
MLSの可能性もあるの?と考えてしまう。
いや、彼はマサチューセッツ工科大学の特別研究員という肩書きもあるらしいから、そっちの仕事の関係かも。

彼は、「レアルに行く」という夢は諦めたことを以前のインタビューで語っていた。
綿密に人生プランを組む人だけど、どうやらプランの修正、マイナーチェンジに入ったことは間違いなさそうだ。
仮に、それが「レアルに行く」から「レアルを倒す」への修正だとすりゃ、選択肢は主にふたつ。
ひとつは、中位〜下位でもイイからスペイン1部に行き、国内リーグの中でレアルと対戦する。
あともうひとつは、四大リーグ以外でもイイからCLに出られそうなクラブに行き、CLの中でレアルと対戦する。
ちなみに、今のガラタサライにCL出場権はないけどね。

彼がオーナーであるSVホルンを強くしてCLに出す、という挑戦も面白そうだが、現実はそれどころか、ホルンの3部降格が決まってしまった。
そもそも、オーストリアだとCL行くのが結構難しいんだよな?
たとえば、南野のいるザルツブルクはオーストリア1部で圧倒的強さを誇る強豪なんだが、仮に国内リーグ優勝してもUEFAランキングの関係上、予選を勝ち抜かないとCL本選にはたどり着かない。
確か、今月にザルツブルクの出るCL予選があるんじゃなかったっけ?
南野はその準備の為、このオフシーズンにも日本に帰ってきてないみたいだよ。

まぁ何にせよ、頭の良い本田のことだから進路のことは十分によく考えてると思う。
我々から見て「はぁ?」という選択でも、彼なりの意味があると思うから。
ロシア大会に備えて、敢えてロシアに戻ったりして(笑)。
2017/7/4(火)15:48

☆関西人
Jリーグ上半期終了
ハリルは今何してるかというと、フランスで休暇中らしい。
なるほど、彼の活動は欧州組選手と同じく秋春制なんだね。
7月はオフということか。
Jリーグは7月も活動してるが、どうやらハリルの視察は無さそうだ。
豪州戦・サウジ戦に向けて、国内新戦力の発掘をした方がイイと思うけどね。
豪州戦は8月、オフ明け間もない欧州組よりは、シーズン中の国内組の方が体は動くかもしれんよ。
ホーム試合だし。

Jリーグは第17節が終了したので、ちょうど真ん中、折り返し地点を過ぎたところ。
仮にこれが2ステージ制なら、1stステージ優勝はセレッソである。
2位が柏。
なかなか意外な展開だ。
1試合消化が少ないチームがいくつかあるので、あくまで順位は暫定なんだけど。

代表には、セレッソから山口蛍、柏から中村航が先月召集されている。
両クラブの調子から見て、もう少し召集を増やしてもイイぐらいだ。
たとえば、最近よく名前が出てくるのは山村和也。
彼はハリル好みの「デュエル」できるタイプじゃない?
国見高→流経大というバリバリの体育会系。
もともと彼は身長186cmと高さを誇るが、それに付け加えて跳躍力がバケモノなんですよ。
地味に、肉体的資質だけならワールドクラスの素材だろう。
クラブではトップ下起用だが、さすがに代表でそのポジションは考えにくいので、仮に召集があるとすればインサイドハーフ、もしくはセンターハーフ的起用かな。
デカい豪州みたいなのを相手にする時、こういう肉体派は良いオプションになると思うんだが…。

あと柏については、やはり伊東純也かな。
しかし、ポジションが主に右WGだからねぇ…。
そこはあの本田ですらレギュラーが危ういポジション、さすがに新戦力が割り込むのはかなり難しいだろう。
よって、私ならSBのオプションとして使いたい。
以前にも書いたけど、私はSBなんて長友、宏樹、高徳の3枚でこと足りると思うのよ。
高徳が左右どっちもできるんだから。
だから4人目のSBはむしろ普通の駒じゃなくて、ジョーカーがイイんだ。
圧倒的なスピードと圧倒的な突破力。
守備はダメだろうけど、確か彼、昔SBやってたよね?
いざという時のサイド2枚刃オプション、私はありだと思うけど。

あと興味深いニュースとしては、神戸がネルシーニョ解任に動いてるとやら?
確かに、ここにきて神戸落ちてきたよな。
一時期は首位だったのに。
だけど、ここは下半期からポドルスキ&ハーフナー加入で巻き返し図るチームだろ?
今の不調が監督のせいなのかは知らんが、ここでネルシーニョをブラジルに帰すのは何だかモッタイナイ気がする。
つーか、神戸には全く関係ない話だけど、念の為、W杯アジア予選が終わるまでは日本に残っていてほしい(笑)。

かなり古い話にせよ、フランスW杯アジア予選の時は当時の加藤久技術委員長が加茂さんの更迭を決めて、確かネルシーニョに後任の内定を出してたんだよな。
ネルシーニョも承諾して、でもいざという時になって長沼会長の介入があり破談になった話は有名。
「腐ったミカン」事件だね。
そういう苦い過去の経緯もあり、現在西野さんがネルシーニョに接触してるとかはないと思う。
私としては、それより彼の身の振り方が怖いのよ。
万にひとつもないと思うが、確か韓国代表は先日に監督を解任したばかりで、後任がまだ未定なんだろ?
ここで変にネルシーニョがフリーになって、韓国がネルシーニョに代表監督オファー→ネルシーニョ承諾→アジア予選、日本プレーオフへ→韓国もプレーオフへ→ネルシーニョ率いる韓国と日本が対決、なんて恐ろしいことになったらどうすんのよ?
きっと負けるよ。

…あ、韓国サッカー協会は「後任の監督は韓国人の方向性で」と言ってるんだったね。
じゃ、セレッソはくれぐれも尹さんを手放さないように気をつけて下さい。
今の暫定首位は明らかに尹さんの手腕であり、時期的に彼を日本から出すのは非常に怖いから。
もし、尹さんに「あの〜、お話があるんですけど」と切り出されたら、とにかくその場から逃げて下さい。
2017/7/3(月)12:27

☆関西人
危機
ハリル代表は次の豪州戦で負けた場合、グループの2位に転落する。
2位ならまだイイとして、サウジvsUAEの結果次第では3位転落もあり得る。
サウジ勝ち点19
豪州勝ち点19
日本勝ち点17
仮にそうなったとして、最終戦は日本がアウェイのサウジ戦。
豪州はホームのタイ戦。
だから、豪州の最終戦勝ち点3ゲットはほぼ確実だろう。
そこはしようがないとして、日本は最終戦、たとえ引き分けでもプレーオフに回らなくちゃならないことになる。

じゃ、もし豪州戦が引き分けだったら。
で、サウジがUAEに勝ったら。
サウジ勝ち点19
日本勝ち点18
豪州勝ち点17
まだ辛うじて、日本は2位キープ。
しかし↑のように豪州は最終戦の勝ち点3は確実だから、豪州はラスト勝ち点20でフィニッシュを想定しとかなきゃ。
となると、やっぱり日本は最終戦、たとえ引き分けでもプレーオフに回らなくちゃならなくなる。

じゃ、もしウチが豪州戦で引き分けで、サウジvsUAEも引き分けだったら。
日本勝ち点18
サウジ勝ち点17
豪州勝ち点17
まだ辛うじて、日本は首位キープ。
でもって、このパターンならアウェイのサウジ戦、引き分けで何とか2位フィニッシュできる。

つまり私が願うのは、次戦でUAEがサウジ相手に引き分け以上をとることと、日本が絶対豪州に負けないことだ。
というか、勝てば文句なく突破決定なんだけど。
でもコンフェデの映像を見てて、あ〜、さすがに勝ちは厳しいかな〜、と感じた。
チリやカメルーンすら豪州に勝てなくて、果たして日本が勝てるのかな、と。
楽観は、できないと思う。
だって、現実に日本はイラクにもシリアにも勝てなかったんだから。
イラクとシリアには勝てなかったけど、豪州とサウジには勝てる?
「まだグループ1位だし、大丈夫っしょ」という人はあまりにも想像力が貧困すぎるし、あまりにも根拠がなさすぎる。
しいて根拠を挙げるなら、長谷部の復帰か?
膝の手術をした選手の完全復調に希望を託さなきゃならんとは…。

先月、メディアのハリル解任論がおとなしいのが少し意外だった。
欧州組の多くがオフで日本に滞在してる7月、もしハリルを更迭して新体制の緊急合宿をやるなら今が絶好の機会だったんだけどね。
協会がハリル続投を早々に宣言し、メディアがそれに忖度して解任キャンペーンを封じた流れだと思う。
大体のパターン、メディアが監督の解任キャンペーンを盛り上げる時って、ちゃんと協会内の解任派がいて、その勢力がメディアを後押しをしてるものらしい。
もしメディアが協会を敵に回してまで独自に解任キャンペーンをやろうもんなら、その後、協会に取材拒否の冷遇をされてしまうものらしいね。
お上に情報提供をストップされりゃ、メディアは終わりだという構造をまず理解しとかなきゃ。

お上とメディアの関係って、やっぱメディアが圧倒的に弱いんだわ。
これはサッカーに限らず、他の業界でも同じである。
だからこそ、メディアには「記者クラブ」があるんでしょ?
政府、官庁、警察、財界の権力者、お上にメディア側が対抗するには、みんながある程度団結して組合を結成しなきゃ簡単に潰されちゃう、という意味が記者クラブにはあるワケよ。
昔から日本メディアの癌とされてる組織だけど、私は映画「64(ロクヨン)」見て、「あぁ、必要悪だな」と感じたね。

ちなみに、サッカーメディアに記者クラブは無い。
だからだよね。
どうしても、お上に対抗できないんだ。
対抗できない以上は、やはり提灯持ちとしてヘコヘコ媚びて、協会に人脈作る中から情報を貰うしかないじゃない?
そりゃ、本質的なところでは協会を叩けないよ。
もし協会に不都合なこと書いて、嫌われたら終わりなんだから。
…まぁ、今の時代は忖度の輪の外にネットと「文春」というメディアがあるワケで、不都合なことは意外とバレちゃうんだけどね。
「文春」なんて記者クラブに入ってないからこそ、逆にあれだけ自由なんだともいえる。
2017/7/3(月)0:57

☆関西人
未来のビジョン
あまり過去の話ばかりしててもアレなので、少し未来の話を。

W杯のアジア枠が、2026年大会から4,5→8になることは↓に書いた通りである。
これの嬉しい効果は、アジア予選の試合数を大幅に減らせることだよね。
現状の日本は2次予選から参加しており、この2次予選は8グループに分けて上位12チームが最終予選に進出。
続く最終予選は2グループに分け、上位2チームずつ(合計4チーム)が本大会出場枠を得られるという仕組みである(3位はプレーオフに回る)。
だけど、これが仮に4,5→8になるなら、今の2次予選→最終予選という2ステップを1ステップに省略できるってことでしょ?
現状の2次予選参加チームは40。
ならば、その40を5チームずつの8グループに分け、各々上位1チームに本大会出場権をあげれば一発予選で済む話じゃん。
今は2次予選で8試合、最終予選で10試合、合計18試合をこなさなきゃならない仕組みだけど、枠の拡大からは最終予選のみの合計8試合、つまり10試合分を削減することができる。
だから今みたく、W杯が終わった翌年から早くも次のW杯予選に出なくちゃならん、という事態は避けられるということ。
予選参加は、多分2024年ぐらいからでOKなんじゃない?
うまく日程を組めれば、W杯予選は五輪が終わってから、かな。

多分、W杯本大会出場のハードルはかなり下がるよ。
それはそれでイイとして、ちょっと違和感出てくるのは、五輪出場枠との兼ね合いである。
今回の枠の拡大はあくまでFIFAの話であって、IOCには全く関係のない話。
よって、五輪の方のアジア枠3は変わらないと思うのよ。
W杯が8で、五輪が3。
どっちがハードル高いかというと、そりゃ五輪の方である。
つまり代表監督は、A代表よりむしろU23代表の方がしっかりした人じゃなきゃ困るんだ。
今は、違うよね?
実績ある助っ人外国人を使うのがA代表で、対してU23代表の方は日本人監督の実地研修というべき場になっている。
ひょっとしたら、この構図を根本から変えなきゃならないかもしれんな?

A代表のスケジュールでいうと、まずW杯本大会。
それが終わって約半年後、アジア杯がある。
昔はW杯とW杯のちょうど真ん中ぐらいのタイミングにアジア杯があったので、それがA代表監督の適性検査、査定ポイントという意味があったんだが、今は時期が前倒しになったことで、ほとんどその意味を失っている。
確かに、チーム発足後半年程度でマトモな査定できるワケないもんな。
私は、A代表監督の任期はW杯本大会まででなく、翌年のアジア杯まで、という形にすべきだと思う。
W杯の反省を踏まえ、その修正を施した上でアジア杯に臨み、きっちり大会優勝を狙う。
ここで優勝できればコンフェデ出場権を得られるので、私としては次回W杯までの強化スケジュールの中に絶対コンフェデを挿入しときたいのよ。
そのアジア杯終了をもって代表は解散、新監督を人選して新代表を発足する。

この際、U23代表との兼ね合いをどうするか、だね。
監督を兼任にすべきか否か。
今まで兼任したのはトルシエだけで、その時はW杯が自国開催、予選免除だったからできたこと。
多分、監督は別々にすべきなんだろう。
でも私は敢えて兼任にして、その監督を五輪で査定する、という形にすべきだと思う。
仮に五輪の戦績がダメなら、併せてA代表監督としても更迭。
要は、査定ポイントをハッキリさせるべきなのよ。
今ハリルを切れないのは、査定する機会がボヤけてるからでしょ?
ちゃんとした査定できるのは前述のアジア杯を除けば、ガチの真剣勝負機会として五輪、コンフェデ、どこかそのへんに限られるんじゃない?
だとすりゃ、W杯に向けた査定の為にも監督は五輪をやるべきなんだよね。
1人の人間が2チームをやるのは無理だというなら、2頭体制を組むという形でも構わない。
かつての長沼&岡野みたいに。

そういや、第二次岡田代表には大木さんやら大熊さんやら、監督をできるぐらいのコーチがたくさんいたよな?
あれが良かったか悪かったかはよく分からないけど、なんか日本人って指導にしても個よりチームで動いた方が機能する気がするんだ。
個は見えなくとも組織は強いというか、日本にスティーブジョブズほどの個はなくとも、TOYOTAやSONYは世界中の人たちが知ってるワケさ。
日本の組織力、ナメたもんじゃないよ。
だからA代表もU23代表も、指導スタッフはチームとして動く。
もし五輪がダメなら連帯責任、チームはA代表側も更迭。
幸い、そこからやり直してもW杯最終予選は間に合うぐらいに難易度のハードルは下がってるんだ。
大丈夫、何とかなるよ。
2017/7/2(日)20:11

☆若葉
投稿失礼致します。
仮に最終予選で連敗してハリルさんが解任され手倉森さんが連れていくことになったとして。
手倉森さんが『海外組が言う事をきかない…』
本大会記者会見発表!
『外れるのは本田!香川!長友!』
とかになったりして(笑)
不謹慎でしたらすみません…。
2017/7/2(日)18:20

☆関西人
ジーコの遺産B
続きね。

↓に、まるでジーコが無能な監督であったかのような書き方をしてしまったが、実は私はそう思ってなくて、要はジーコから見て日本サッカーはまだヨチヨチ歩きの幼児だったんじゃないかな、と思うのね。
だからそれに合わせて「さぁ、君たちなりに考えてやってごらんなさい」という接し方をしていたワケで。

ジーコに限らずオシムにしてもそうだったんだが、まず彼らは「自分たちで考えること」を奨励する。
実は、日本人はあまりそれが得意ではない。
ジーコもオシムも、そこは見抜いてたと思う。
私も含めて多くのサッカー経験者は、まずそのキャリアを「部活」からスタートする。
その部活には顧問の先生がいて、あるいは絶対強者の先輩がいて、後輩たちはその上からの命令に従わなければ生きていけない。
自分で判断して自由にプレーするより、ちゃんと上が決めたことに従ってプレーをしないと永遠に補欠かも。
我を抑えて組織に殉じる、いわばマシーンになる。
それが部活サッカーの原点である。

…あ、これはあくまで私が学生だった頃の話ね(笑)。
今はだいぶマシになってると思う。
でも実際、昔はそうだったワケよ。
それを見てジーコは、「日本人は自分で考えてプレーすることができてない」と思ったのかもしれない。
でもね、よくよく考えれば私も部活に入る前のまだ小学生だった頃、たとえばお昼休みの校庭でやったサッカー、そういうのはかなり自由なプレーをできてたんだよね。
だって傍にはオトナも先輩もおらず、いちいち口を出してくる人なんていないから。
海外では、ストリートサッカーがこれに該当するだろう。
そしてそのストリートサッカーが、やがて凄い才能を育てていく。
海外のストリートサッカーと日本のお昼休みサッカー。
お昼休みサッカーは、さすがに才能を育てるには基盤が脆弱すぎるよな…(笑)。

で、ジーコはひとつのトライとして、代表では体育会系のマシーンみたいな選手は選ばず、「自分で考えられそうなタイプ」ばかりを敢えて選んだワケさ。
で、創造するモノは彼ら自身に考えさせて、自分はあまり口出しをしない。
ただ、優しく見守る。
あとは失敗してもあまり叱らず、成功すれば誉めてあげる。
…これ、幼稚園児に対する保母さんのスタンス、いわゆる幼児教育だよね(笑)。

もちろんジーコも、それまでに鹿島を経験してるんだから日本サッカーに無知だったワケがない。
既存の体育会系素材をマシーンとして仕込めば、それなりの機能を果たすことはヘディングマシーンの秋田を見ても明らかなこと。
だけどそれは鹿島で一度やってることなので、今度は別のアプローチをしてみたかったんだろう。
いやね、彼のプロジェクトの狙いは分かるんだけど、それは本来なら10年以上の期間を費やすタイプの育成プロジェクトですよ。
小さな子供の頃からスタートした方がイイし、どっちかというとアカデミー、少なくとも代表でやるようなことじゃないだろう。

しかしこの問題、今でも正直引きずってるよね。
先日のイラク戦、本田は監督の指示を聞きすぎて持ち味を全く発揮できない若手に苦言を呈していた。
本田なんかは、明らかに「自分で考えてプレーする」タイプ。
五輪では反町さんの指示に逆らい、A代表ではザックの指示に逆らってきた前科があり、今さらハリルの指示に逆らっても何の違和感もない。
日本の体育会系タテ社会なら、失格の烙印押されるタイプかもな。
だからこそ、彼は浪人になった今でも「日本に帰る選択肢はない。今後も」と言うんだろう。

私はハリル代表がピンチの今だからこそ、選手たちに「自分で考えてプレーする」ことをやってほしい。
万が一今回W杯出場権を逃したとして、選手たちが「我々は監督の言う通りプレーした。しかし、監督の指示が間違っていたんだ。我々に責任はなく、責任は全て監督にある」と助っ人外国人に全部責任転嫁して終了するのか?
日の丸を背負ってるのはボスニア人じゃなく、お前ら日本人じゃないのか?
そういや、かつてトルシエの時も本番にはトルシエの指示に対する選手側の計画的な裏切りがあったと聞く。
結果その試合に勝ったことで、裏切った選手にお咎めはなし。
案外、サッカーはそういう世界である。

私は、同じ負けるにしても助っ人外国人の責任で負けるより、日本人の責任の名において負ける方がイイと思うんだ。
負けといて「俺が悪いんじゃなくアイツが悪かったんだ」では、その後に進歩がないからね。
2017/7/2(日)16:30

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