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過去ログ486 2016/1/3 11:20

☆関西人
クライフとテレサンターナ
私はクライフ信者だが、今回はそのクライフ理論の逆説というか、敢えて否定論を少しだけ書いておきたいと思う。
私なりに、思考のバランスをとる為にね…。

もちろん、クライフの理論は傑出してるさ。
それこそ彼はサイエンスでいうとアインシュタインみたいな人で、クライフ理論はサイエンスにおける相対性理論にかなり近いだろう。
それの本質的理解は難しく、いまだ研究の対象にもなってるワケで。
また、音楽でいえばビートルズに近いかな。
解散してから40年以上を経過した古典でありながら、決して懐メロにはカテゴライズされない。

そのクライフバルサが欧州王者になったのは、92年のことである。
だけどさ、この最強とされる「ドリームチーム」って、実は92年のトヨタカップであっさり負けてるんだよね。
その時クライフを下したのが、あの伝説の名将テレサンターナ率いるサンパウロなんだ。
ちなみに、クライフはあと一回サンターナと対決してるんだけど、その時も負けている。
付け加えると、翌年の欧州CLでバルサはカペッロ率いるミランに決勝で敗れるんだが、その王者ミランもまた、93年トヨタカップでサンパウロにあっさり屈してるワケよ。
つまり、サンパウロは2年連続の世界制覇。
そう、実はサンターナこそが最強オブ最強、ってことね。

しかし不思議なもんで、クライフはサッカーのサイエンスとしていまだ第一級の研究対象になってるのに、一方のサンターナを研究してる人って、ほとんどいなくない?
変な話、懐メロみたいな扱いになってるんだよね(笑)。
何でだろ?
欧州じゃなく、ブラジルだからかな…。
ひとつ言えるのは、サンターナってクライフと違って「理論」の体系化ができないのよ。
だから、研究対象とはなりにくい。
一番分かりやすくいえば彼の愛弟子はジーコなワケで、あるいはトニーニョセレーゾなワケで(彼は上記サンパウロの主軸だった)、だけど彼らのサッカーは誰もサイエンスとして解釈してないじゃん(笑)。
そこなんだよね。

↓に、私は「試合の勝敗はロジックだけで測れない」と書いたが、やはりそれはサッカーの真理。
どっちかというと私自身はロジック寄りの人間だから、クライフを語れてもサンターナは語れないけどね。
もちろん、彼は采配の上手い監督だろう。
だけどそれは無体系の采配というか、何と言ったらイイのかなぁ…。
譜面なし、即興の演奏。
型としてあるのは、とりあえず442BOX。
そして、ゾーン守備。
前提はそれだけである。

クライフと決定的に違うのは、WGを置かないという点だろう。
攻撃的MFは、トップ下ともサイドハーフとも判断つかないビミョーな配置になってる。
守備時はともかく、攻撃時にはどう動こうがそこは彼らの裁量なのよ。
基本は、リアクション。
相手がどう出てくるかに合わせることになる。
敵のサイドが狙い所と見れば、WGになってプレーすりゃイイ。
あるいは2TOPがサイドに流れて、WGになってもイイけど。
また逆に中央が狙い所と見れば、左右MFが距離を縮めてコンビプレーもイイだろう。
攻撃的MFだけでなく、ボランチだってそうさ。
どっちか片方は機を見てポジションを上げることができる。SBも同様。
あくまで「機を見て」だから、試合の流れをどう読むか次第だね。
狙い所を見つけて、しかるべきタイミングにそこを狙う臨機応変スタイル。
譜面はなく、即興で戦術を組み立てていくやり方。
ポゼッションかカウンターか、それすら敵の出方次第さ。
クライフは、絶対にポゼッションかと。
ちゃんと譜面を用意した指揮者だもん。
でも私は、もし戦術眼に優れて試合の流れを読める選手をズラリと揃えられるというなら、実はこの442BOXこそが最強なんじゃないか?と思うんだよね。
何となく、クライフがサンターナに負けたことの意味が解るような気がする。

そういや、かつて我が国はサンターナに代表監督のオファー出したことあったね。
その時の交渉役がセルジオ越後で、年俸総額10億(スタッフ分を含む)と吹っ掛けられたらしい。
もちろん、断念したけど。
だからサンターナが日本に来ることはなかったが、でも彼の愛弟子たちは数多く日本に来てくれた。
ジーコ、ファルカン、トニーニョセレーゾ。
特にジーコとセレーゾが心血注ぐ形で、鹿島というチームを基礎から作り上げてくれたことは日本サッカーの大きな財産である。
ジーコジャパンとファルカンジャパンのことは、敢えて触れないでおこうか…(笑)。

一方で、クライフの愛弟子が日本に来てくれたこともあるのね。
それがレシャックさ。
彼はクライフの下で「ドリームチーム」時代のコーチを務め、クライフが解任された後には後継監督を務めた。
その後、日本に来て横浜フリューゲルスの監督を務め、僅か半年で解任された後はスペインに戻って、またバルサの監督に返り咲き。
興味深いことに、彼の監督歴はバルサとフリューゲルスの2チームのみである。
なんつーか、日本は少しモッタイナイことをした?
しかし彼がフリューゲルスを解任された1ヵ月後には急遽クラブの合併(実質消滅)が発表されたワケで、早かれ遅かれ日本を去る運命だっただろう。
とはいえ、レシャックは僅か半年という短い期間とはいえ、ちゃんとお土産を置いていってくれたワケよ。
彼は、当時18歳の若手を周囲の反対を押し切りレギュラーに抜擢したという。
それが他でもない、遠藤保仁のことである。
レシャックって、あのメッシを獲得した張本人だからね。
当時成長障害の病気を患っていた、13歳のメッシ。
彼を獲る為に作った「紙ナプキンの契約書」、誰しも一度は聞いたことがある逸話だろう。
その紙ナプキンに署名した人物ってのが、他でもないレシャックなんだな。
要するに、この人は慧眼。
その慧眼に見いだされた遠藤が、バルサ信者である西野監督の下で輝きを放ったのも決して偶然じゃないだろう。

…あれ?
話は結局、またしても最後にクライフ信仰で締めくくってしまった気がする(笑)。
あまり、そこは気にしないで下さい。
2016/1/3(日)11:20

☆関西人
高精度クロスvs堅固ブロック
続きね。

「サイドを制する者は試合を制する」
ってのはよく聞くフレーズだが、昨日の天皇杯を見る限り、サイドを制してたのは負けた浦和の方だったと思う。
ということは、必ずしもこのフレーズは正しいってワケじゃないと?

…多分、そうなんだろうね。
思えば今まで代表戦でも、そういう例はたくさん見てきたし。
日本代表がサイドを完全に支配し、クロスを何発も上げるけど中に絞ったブロックに全部それを跳ね返される。
チャンスの数では圧倒してるのに、なかなか点が入らない…。
日本サッカーの典型的「あるある」だよね(笑)。

ただしチャンスをたくさん作れてるということは、必ずしもやり方が間違ってるワケではないと思う。
問題は、ガードポジションの敵に対してガードの上から何度パンチしてもKOはできない、というだけのこと。
仮にボクシングで想定するなら、そのガードを崩す方法は3つぐらいあるだろう。

@敵がガードしてる急所以外の部分、たとえば脇腹などのボディブローを連打してガードを下げさせる。

A矢吹丈みたく両腕だらり戦法で敵の攻撃心を誘い、ガードを解かせる。打ってきたらクロスカウンター。

B強打でガードもろとも吹っ飛ばす。ギャラクティカ・マグナム。

AとBは、あくまでボクシング漫画の話である。
現実的には、主な方法論となると@かな。

@でいう「脇腹に連打」というのが、サッカーでいうところのサイド攻撃に該当するワケね。
ただし、普通にサイドをエグってハイクロスというだけじゃ、正直あまり有効打にならない。
それは敵にとって、割とガードしやすいパンチの種類だから。
じゃ、逆にガードしにくいパンチは一体どんなのかというと、私は「ドリブル」だと思う。
事実、ガード崩しに特化したチーム戦術のバルサは、必ずと言ってイイほど前線でドリブルを仕掛けている。
メッシしかり、ネイマールしかり、イニエスタしかり。
それも単にサイドをエグるドリブルというより、ブロックの隙間から中央に侵食するようなドリブルだよね。
ウィルス型のドリブル。

日本のサッカーを見てると、なぜかバルサ式のパス回しばかりを過剰に追随してて、もうひとつの軸であるドリブルの方をあまり追随できてないような気がする。
何でだろ?
浦和を見てても、ガンバ目線で一番怖かったのは関根がセンター寄りでドリブル仕掛けた時じゃん。
彼を単なるサイド突破用、センタリングマシンとして使う分には何とかセンターのブロック機能でガードできる。
だけど彼自身がセンターに侵食してくると、そのブロックが揺れてガードは落ちるんだ。
いくらCBが屈強だろうと、ガードが落ちるとそれは普通に無力化されるもんだし。

「サイドを制する者」の最も明解なシチュエーションとして、コーナーキックってのがあるでしょ?
あれはルールとしてキッカーを妨害することができず、サイドからフリーでセンタリング上げられてしまう場面さ。
だけどそのコーナーキックって、意外なほどゴールに結びつかないんだよね?
統計で見ると、得点に結びつく確率は何と5%以下なんだそうだ。
どうやら【高精度クロスvs堅固ブロック】のタテホコ対決は、確率としてブロック側の方に分があるみたい。

敢えてもう一度バルサに話を戻すが、昔のバルサってコーナーキックになるとそのままセンタリングを上げず、バックパスで球を後ろに戻して「ビルドアップやり直し」をしてた時代もあるんだ。
クライフ時代のことだが、それほどに放り込みを嫌ってたんだね。
無駄に球を失う、って。
私は、今なおクライフのテキストには研究の価値があると思うぞ?
ちなみに彼のテキストでは、サイドとセンターの両方にドリブラーを配置する。
2016/1/2(土)21:58

☆関西人
天皇杯決勝
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。

さて、天皇杯決勝。
結果はご存じの通り、2ー1の僅差でガンバの勝利だった。
試合内容としては浦和がサイドを支配し、かなり押してたんだが…。
でもガンバは仮にサイドを取られても、センターだけはぎゅっと締める。
ある意味、サイドを取られることはガンバにとって想定の範囲内だったんだろう。
浦和が柏木+阿部のボランチでなく、青木+阿部である以上はどう考えてもサイドを使うしかないもん。
ぺトロの采配も分かりやすかった。
武藤→ズラタン、梅崎→関根、宇賀神→高木。
両翼を一層攻撃的にし、ゴール前には高さを補強。
早い話が、クロス勝負ですよ。
ここまで分かりやすく正々堂々と手の内を晒されると、そりゃガンバもブロックをセンターに絞ってガードポジションとるわな…。

で、そうなりゃ矛の硬さと盾の硬さの根くらべ。
浦和は、敢えてズラタン+李+興梠という点取り屋3枚をセンターに置いたワケね。
その狙いは痛いほど分かるよ。
でも私としてはその3枚のうち、せめて1枚だけは梅崎とか高木とか、別のタイプにしておいた方がむしろガンバにとってやりにくかったと思うけど?
あくまで結果論だが、正直ぺトロの采配はあまり良いと思えなかった。

一方、長谷川健太の采配は良かったと思う。
まず、不測の事態だが右SBの米倉が負傷でアウト。
じゃ、オジェソクと交替?と思ったら、オジェソクはベンチメンバーに入ってないじゃん!
うわ〜、どうすんの〜?と焦ったけど、健太は落ち着いて今野を右SBにし、代わりのボランチに井手口を入れるという采配。
19歳の井手口が、この大舞台で意外にもちゃんとやれてたね。
それに、今野をサイドにしたことは浦和のサイド攻撃偏重を前提にすれば理にかなっている。
応急処置として、あれは会心の一手だっただろう。
さらに後半、色気を捨てて逃げ切りの決断すると、宇佐美を下げて中盤に守備的MF内田を投入。
遠藤を前に出し、さらにブロックを堅固にしたワケね。
…うん、実に采配の隙がないわ。

ということで、今日のこの結果は結局のところ采配の差かな、と私は思うワケです。
チームの力的には、全く差はなかったよ。
仮に差があったのだとしたなら、そりゃ監督の差としか言いようがない。
もちろん、ぺトロは一流監督。
ただし勝負師としての直感に限っては、やはり健太に軍配を上げたいね。
↓にも書いた通り、私は机上論として361を最強システムと認めるけど、ただし試合の勝ち負けだけはそういうロジックで測れないもんさ。
きっとぺトロって、ロジックの人なんじゃない?
その彼にロジックを超えた直感さえ備われば、それこそ浦和は最強チームになるんだろうが…。
2016/1/1(金)23:40

☆Eきゅー
訂正
脅威→驚異
失礼しました(^^;;
2015/12/31(木)22:25

☆Eきゅー
2015年マリノス10大NEWSA
続きまして5〜1位の発表です。
(o´∀`o)♪キリッ

5位…2ndステージ脅威の10戦負けなし。しかし…奇跡は起こらず。
→アデミがフィットしてきたこと俊輔の復帰もあって破竹の勢いで勝ち点を積み上げていった2ndステージのマリノス。けれど中町キー坊の離脱でついにバランスが崩れてしまいます。ついに無敗記録はストップ。CS出場の夢は絶たれました。チャンスメイクが多くとも決定機を決めきれないこと。これがマリノスの来季の課題です。

4位…中村俊輔、驚異のFK三連発
代表GK3人から奪った脅威のFK
→伝家の宝刀は健在。モチモチボールとの相性がいいらしい?
決めるたびに海外からも賞賛の声があがりました。なんど動画再生しても見飽きないね!✨こんなことが出来るのはウルトラレフティ、シュンスケナカムラのみでしょう。俊輔のFKサイコー!
\( ^∇^)/θ⭐ゴール! 〜 ⚽ ┏┓

来年は俊輔、10点とるって。

3位…中澤佑二Jリーグ500試合出場の偉業達成!
俊輔がファンタジーの象徴ならば、ボンバーは堅守マリノスの象徴。フェアプレーを貫き怪我なしでフルタイム出場。まさにプロフェッショナルの鏡。ファンサの芸達者ぶりもエンターテナーとしてプロフェッショナル✨来年はボンバーヘッドも決めて欲しい!

2位…王国からの使者、アデミウソン来日!
衝撃のプレーを何度みせられたことか。一年前、こんな凄い選手がマリノスに来るなんて誰が予想出来ただろう。
セレソンニューエイジのひとり王国の至宝アデミウソン。
王国の香り漂う高度なテクニック、サポーター想いの紳士的な態度。あっという間にマリサポのハートを鷲掴み💘マリノスのニューアイドルの誕生です。
サイン騒動、インスタ、アデミキャップの発売…と今季のマリノスの話題の中心には必ずアデミが。アデミウソンブームでマリノスは沸き立ちました。
来年もあのチャントが聞きたいな♪

1位…サヨナラ!マリノスタウン
( T_T)\(^-^ )
→ついにお別れの時が来てしまいました。国内最高の練習環境だったマリノスタウン。ここはマリノスの象徴であり誇りでした。
撤退は嘉悦社長の退任と伴にひとつの時代の節目を感じさせます。

芝生の温もり、風の匂い、選手たちの汗と涙、サポーターの歓声。
たくさんの思い出の詰まった場所だけど、私たちは新しい時代にむけて歩き出します。
ありがとう、マリノスタウン!
幾多の思い出と共に。
マリノスタウン、Forever!🌟

では、皆様よいお年を!
イダレ!横浜!(。>∀<)ノ🇫🇷⚓️
2015/12/31(木)22:19

☆Eきゅー
2015年マリノス10大NEWS
マリノスサポーターとして一年を振り返りさせていただきます。
まずは10〜5位の発表!(o´∀`o)♪

10位…エリク・モンバエルツ体制スタート
→CGから招聘したフランス人監督、通称モンさん。
若手育成に定評があり、かつてアンダー世代のジダンを指導した経験も。フランスでは多数の著書やTV出演あり、あのベンゲルやトルシエ、ハリル代表監督とも旧知の仲のフランスサッカー界では知られた存在。
モンさんいわく、今季のマリノスは『より変化が求められ、その早さを実現するためにはタッチ数を減らしたり、より前に行くプレーを求められたりしましたから。さらに私は、高いフィジカルを求めた』(トリコロール2015年冬号インタビュー一部抜粋)
それに伴い樋口さん時代に固定されがちだったレギュラーメンバーにも変化が見られ、より縦に早い攻撃が志向されるようになりました。若手抜擢、ケイマン発掘と功績はあるけれど、一年目は不本意な結果に。来季こそ本領発揮が期待されます。

9位…キクマリ新司会者は波戸さん&愛理ちゃんのフレッシュコンビ
→正治さんサトアキさんの後を受けてフレッシュな二人に司会が交代。キクマリ司会者は芝刈り機のギャグを堂々とやるくらいの勇気がないと務まらないと改めて思いましたw

8位…マリノスユース、プリンスリーグ関東優勝。プレミア昇格。
→夏には日本クラブユースサッカー選手権に優勝も。若きトリコロールの躍動が目立ちました。中心選手の和田&遠藤はトップチームにW昇格。マリノスの将来を担う2人がどのよう飛躍していくのか期待大です。

7位…三門、キー坊の台頭
→モンバエルツ体制になってからの変化の象徴といえばこの二人。1stステージの主役といっていい活躍(特にAW柏戦)。運動量が多くフィジカルに秀でたところを高く評価されて一気にチームの中心メンバーに。俊輔ラフィー抜きで1stステージを戦えたのはこの2人の活躍あってこそです。

6位…ホームで浦和に4-0で圧勝!
→この試合をベストゲームにあげるひと多し。2ndステージは俊輔が復帰してようやく「ほんとうのマリノス」の姿に近づきました。俊輔のFK炸裂、学の2ゴール、ファビオの駄目押し弾。奇跡の足音が聞こえ始めた試合…。
観戦していたハリル代表監督は「中村がもっと若ければ…」と苦渋の表情を浮かべたとか。今の代表に足りないのは俊輔のような精確無比なプレースキッカーと試合の緩急をつけられるゲームメイカーではないでしょうか。

以上5〜1位に続きます。
2015/12/31(木)22:12

☆関西人
3バックvs4バック
本日、浦和vs柏、ガンバvs広島、天皇杯の準決勝が開催された。
奇しくも、両試合とも【3バックvs4バック】の対決。
でもって、元日の決勝もまた【3バックvs4バック】ということになるんだよね?
浦和vsガンバ、宿命のナショナルダービーですな。

この【3バックvs4バック】というと、私はまず黄金期磐田vs鹿島、宿命のライバル対決が脳裏に浮かぶ。
まさに最強vs最強で、プロレス的にいえば長州力vsジャンボ鶴田の対決みたいなもんさ。
それこそ「新日本と全日本、強いのはどっちだ?」みたいなもんで、磐田vs鹿島を通じて「3バックと4バック、強いのはどっちだ?」と、その当時の我々は熱くなったんだよ。

最初のうち、サッカーファンの間では有利を指摘されたのは3バックの方だった。
ロジックは、極めて単純だよ。
当時は2TOPがスタンダードだったから、
【3バック=352】
【4バック=442】が前提。
となると、中盤の枚数が3バックの場合は「5」、4バックの場合は「4」という形で差が出てくる。
「中盤を制する者は試合を制する」という考え方として、【5>4】で3バックの方が有利、というロジックね。

しかし、このロジックはあまり長く続かなかったと思う。
なぜって、仮に442が【5>4】で352の中盤に劣勢だというなら、2TOPのうち一枚を中盤に下ろして451にすりゃイイじゃん、という新しい考え方が出てきたから。
その451が、やがて4231という形で市民権を得る。
こうして352と4231が中盤【5=5】の互角になった際、今度は新たなロジックが生まれた。
それは、「サイドを制する者は試合を制する」ってやつさ。
仮にサッカーの本質がスペースの「陣取り合戦」だとして、ならば陣取りゲームのオセロ同様に「角を取った方が有利でしょ?」という考え方ね。
角、すなわちサイド。
352はサイドプレーヤーがSH1枚なのに対し、4231はWGとSBの合計2枚ってことで、オセロ理論だと圧倒的に優位なのさ。
ということで、そこから3バックは急激に廃れていった。

じゃ、なぜここにきて3バックが復権してきたのか?
答えは簡単だよ。
また、一番最初のロジックに戻ったのさ。
「中盤を制する者は試合を制する」
仮に4231(433でもイイけど)の中盤が「5」だとしても、3バックが1TOPにすれば361、つまり中盤「6」として【6>5】の優位に立てるじゃん。
でも、「サイドを制する者は試合を制する」の方は相変わらず4バックに対して劣勢だろ?
…いやいや、実はここが新たなポイント。
新3バックの場合、サイド専門プレーヤーはSH1枚という見かけこそ今までの旧3バックと同じだが、実は最終ライン3枚のうち左右両サイドはCB兼SBの機能になっている。
付け加えて、1TOP後方のシャドーは基本ポジションこそインサイドだが、時にはアウトサイドに出てWGの機能を果たす。
つまり、最大時【WG+SH+SB】という3枚をサイドに割ける可変システムなワケで、ならば「サイドを制する者は試合を制する」というロジックでも【3>2】、4バックに対して優位に立てるワケね?
机上の理論としてだけなら、思うに最強システムかもしれない。

もちろん、サッカーはシステムだけで勝敗が決まるワケではないさ。
そこには個の資質や采配の優劣、あとは精神力までが絡んでくるもんだし。
ただ、オタク目線ではこういう机上のシステム理論も欠かせぬエンタメ要素である。
私は元日の浦和vsガンバ戦、ついついシステム論目線で見ちゃうと思うんだよなぁ…(笑)。
相変わらず、悪いクセなんだけど。
2015/12/29(火)22:21

☆関西人
澤穂希
澤さんが、昨日に現役最後の試合を終えました。
以前の引退記者会見で「澤穂希として、最後に生きざまを見せたい」と語ってたけど、ホントに有言実行。
まさか決勝点を彼女が決めて、大会優勝するとはねぇ…。

しかし彼女が得点を決められたのは、決して彼女の能力がズバ抜けてるからというだけの話じゃない。
チームメイト全員が、きっと「ラストゲームは澤さんにゴールを決めさせたい」と意思統一してたんだよ。
だから彼女は点を取ったというより、むしろ取らせてもらったという表現の方が正しいんじゃないかな?
全盛期の彼女なら、そんなお膳立てなくともゴールを決めてたに違いない。
そのへんは、本人が一番よく解ってるだろう。
だからこそ、彼女は引退を決意したんだろうけど…。
でも、ここまで見事な花道は他の人じゃ作れない。
これは誰も比肩できないほどに圧倒的な人望、尊敬があるからこそ、周りのみんなが全身全霊で澤さんの為に花道を作るんだよね。
自分たちの為でなく澤さんの為に、INACは皇后杯で絶対優勝しなくてはならなかったんだ。

きっと、ここまで後輩たちから慕われる彼女は人格者なんだと思う。
もともと成功した一流アスリートは、挫折や苦難を克服してきているだけに精神のステージが高く、人格者が多いと言われている。
…でも、ホントにそういうもんかな?
意外と私生活では犯罪を犯すような一流アスリート、気難しくて性格が最悪な一流アスリートも話としてはよく聞くよ。
私は、特に【成功者=人格者】とは思わん。

そういえばね、私は子供の頃、よく誕生日プレゼントとして親から「伝記」を与えられたんだ。
エジソンとか、野口英世とか、そういう偉人伝の本。
親の立場として、「こういう立派な人たちの人生に学びなさい」という教育目的だったんだろうなぁ。
だけど、大人になってから知ったことだけど、たとえばエジソンなんて発明など仕事上の功績は凄い一方、人としては人格者とは程遠い、偏屈でカネに汚くて強欲で性格最悪な奴だったらしいのよ(笑)。
それは野口英世にしても同じことで、仕事上の功績は凄い一方、私生活ではクズ同然。
借りたカネは返さないし、女遊びばかりしてるし、とても人格者とは程遠い人物だったらしい。
どうやら、【偉人=人格者】とは限らないようだね。
私が子供の頃に読んだ伝記には、そんなニュアンスは1ミリも無かったけど?

案外、そんなもんだろう。
現代でいうならビルゲイツ、ジョブズ、ザッカーバーグあたりが偉人だろうが、やはり彼らにしても人格者とは程遠いよ。
大きな成功を手に入れた裏で、どれほどの裏切りや嘘やパワーハラスメントが積み重ねられてきたことか。
逆にいえば、そういうことできたらからこそ成功者になったんだろ?

というミもフタもない世の中で、私は澤さんみたいな成功者を見ると、ホッとするわ〜。
多分、アスリートの世界でも綺麗事ばかりじゃなく、それこそトップに立つには人を蹴落とさなきゃならん非情な要素だって必要だろうが、不思議と澤さんにはそのてのダークサイドが全く見えない。
なぜ?
オンナノコだから?
いやいや、オンナノコの世界ほど出る杭は打たれる、嫉妬とかイジメとか色々ありそうなのに…。

ある意味、澤さんほど子供に読ませる「伝記」に相応しい素材もないんじゃないかな?
というか、本より先にまずは映画化してほしいわ。

映画【澤穂希物語】

キャスト
澤穂希役・仲間由紀恵
宮間あや役・上戸彩
大野忍役・石原さとみ
大儀見優季役・北川景子
坂口夢穂役・堀北真希
岩清水梓役・綾瀬はるか
海堀あゆみ役・新垣結衣
佐々木則夫役・阿部寛
ワンバック役・キャメロンディアス
辻上裕章(澤の旦那)役・福山雅治
川淵三郎役・渡辺謙

配役に違和感あるかもしれんが、テキトーだから気にしないでくれ。
2015/12/28(月)19:40

☆関西人
古舘伊知郎
最近かなり話題になってるのが、古舘伊知郎の「報道ステーション」降板である。
来年3月に降りることになったらしい。

彼が記者会見で
「局から自由にやってイイと言われてたのに、不自由な12年間だった」
と語ってたことからして、この業界はそういうもんなんだろうな〜、と思った。
「報ステ」の印象で何となく私は【古舘=左寄り】と思い込んでたが、「不自由だった」ということは意外と彼の実体は左寄りじゃなかったのかもね。
単に【テレ朝=左寄り】というだけのことで。

思えば、私がガキの頃は古舘さんって、まだテレ朝の局アナだった。
プロレスの実況で人気が出たんだよね。
当時はまだ猪木さんがバリバリの現役、他にもホーガン、ハンセン、アンドレ、ブロディ、ジェットシン、タイガーマスクなどなどキャラの立ったレスラーが揃ってて、プロレスはまさに黄金期だったかと。
そんな中、人気No.1実況アナが古舘さんだったと記憶する。
あの流暢な喋りとエキセントリックな語彙センスは、当時から局アナの域を完全に超えてたよ。
で、案の定テレ朝を退社してフリーに。

すると今度は、舞台を変えてフジテレビのF1中継をやるようになった。
アイルトンセナがいた時代だね。
よく考えたら、サーキットを車が周回してるだけの極めて退屈な映像のコンテンツ、それでもあれほどF1が大ブームになったのは、やはり古舘さんのエキセントリックな実況あってのことだったと思う。
そうこうしてるうちに、やがてまた舞台を変えて、今度は「報ステ」のお堅いキャスターに。
このへんの変わり身が凄いし、またタイミングが絶妙なんだよなぁ。
プロレスが斜陽になる前に沈む船から脱け出して、同じくF1が斜陽になる前にも沈む船から脱け出した。
そして今回も「報ステ」から脱け出したってことは、つまりそういうことなのかな…(笑)?
時代を見る目、かなり確かな人だと思うよ。

確か以前、あの島田紳助が「いずれ古舘伊知郎は業界の天下を取る」と予言してたんだよね。
古舘さんが、まだ「報ステ」キャスターやる前の段階での話。
当時の紳助さんもまた時代を読むことにかけて天才だったワケで、あるいは天才だけが天才の真価を知る、ということだったのかもしれん。

でも、思うんだわ。
もし古舘さんがフリーにならず、そのままテレ朝の局アナとして残っていたら?と。
今は彼の局アナ時代と異なり、この局は皆さんご存じの通り、「日本代表サッカーのテレ朝」として君臨している。
しかも松木安太郎、セルジオ越後、川平慈英といったサッカー大衆路線を志向してて、もし古舘さんが局アナだったら絶対サッカー実況やらされてただろうな〜、と思う。

いやいや、古舘はサッカー嫌いだろ?と言いたい人もいるだろうが、あまり好き嫌いは関係ない人でしょ。
彼は、もともとプロレスマニアだったのか?
もともとF1マニアだったのか?
多分、違うと思うよ。
キャスターになり政治経済に精通した部分も含めて、彼は人一倍勉強した人なんだと思う。
それこそ勉強することで、後天的にマニア化する人なんじゃないかな?

何にせよ、2020年の東京五輪を視野に入れて、これから数年間古舘さんが再びスポーツ界と距離を縮めるのは、まず間違いのないことだろう。
「ああいうウルサイ実況は嫌だ」とする人も多分多いだろうが(角澤アナや青嶋アナしかり)、むしろ私は楽しみだけどね。
かつてプロレスにせよ、F1にせよ、彼が携わったコンテンツは見事にヒットしたんだ。
彼には、お茶の間を惹き付けるだけの能力がある。
ニワカを惹き付けるだけの能力がある。

是非、次はサッカーにいらっしゃいませ!
2016年はリオ五輪があるので、早速そのへんから始めてみるのはいかが?
特に、いまだチームのキャラが立ってない手倉森ジャパン。
できれば、古舘さん十八番のキャッチーな語彙センスで、イマイチ地味なこのチームを彩ってほしい。
2015/12/27(日)18:22

☆関西人
天皇杯ベスト4
天皇杯の4強が出揃いました。
広島、ガンバ、浦和、柏。
凄い顔ぶれだよね〜。
4チームの中に、リーグ年間勝ち点トップ3が漏れることなく入った。
リーグで強いチームは、トーナメントでも強い?

いや、むしろ珍しい現象だと思う。
今までの傾向だと、リーグの結果と天皇杯の結果は必ずしもイコールではなかった。
というのも、天皇杯は波乱ありきの大会だから。
同じトーナメントでも、ナビスコはホーム&アウェーの2試合スコア合計で勝敗を決めるシステムだから(決勝は除くが)、まだチームの地力を反映しすい。
だけど天皇杯は、中立地開催一発勝負ノックアウト制。
一発勝負だと、そりゃ強豪の思わぬ取りこぼしも生じるワケさ。
そして思わぬ伏兵が勢いだけで勝ち上がることもあって、本質的に一番結果を読みにくいのが実は天皇杯だと思う。

ところが今回はリーグの強豪が取りこぼすことなく、そのまんまベスト4に入ってきた。
それほどに、今のトップ3は安定して強いということだろうか?
…いや、それは半分正しくて、半分違う。
今回の現象は、それよりも「スーパーシード」導入の影響だろう。

このスーパーシードとは何かというと、今大会から新たに導入された強豪優遇制度。
近年は特にACL出場チームが過密日程で消耗する傾向があり、それを解消すべく4回戦(ベスト16)からの参加でイイですよ、という優遇チームを4つ設定したワケよ。
基本、ACL出場で尚且つベスト8まで行けたチームは、そのシードの恩恵を受ける。
あとACLに出たけど早期敗退したチームはそのシード権を失うが、その空席になったシード枠は「推薦」チームに譲渡される、とのこと。
よく分からんけど、今大会にスーパーシードされたのは、ガンバ、浦和、柏、FC東京の4チーム。
なるほど、その4チーム中の3チームがベスト4に入ったワケじゃん?
他のJ1チームはほとんどが2回戦から参加してるワケで(中には1回戦から参加してるチームもある)、やっぱ4回戦から参加という優遇は大きいよね。

もちろん、ちょっと優遇しすぎだろ!と怒ってるサポもいるに違いない。
こうしてスーパーシードチームばかりが勝ち残った現状を見るに、確かにそれはそうなんだけど、でも私はこれもありだと思うけどなぁ…。
それほどに一部強豪チームの過密日程はシビアな問題だし、それでも今季ACLでJクラブがベスト4入りをできたのは(これ、かなり久々の快挙だよ?)間違いなくスーパーシード導入のお陰なんだから。

そういう意味じゃ、スーパーシードの恩恵を受けず(普通に2回戦から参加)、それでもこうして天皇杯ベスト4に入った唯一のチーム、広島の地力は間違いなくホンモノだよな?
リーグ優勝、クラブワールドカップ3位、という時点でホンモノなのは当然だけど。
あとは、ガンバですよ。
リーグ勝ち点3位(公式順位は2位)、ACLベスト4、ナビスコ準優勝、という安定した戦績は無冠ながらもホンモノだと思う。

で、この両チームが明後日準決勝で激突します。
事実上の決勝戦。
どっちが真のホンモノか、見極めたいと思う。
ただちょっと気になるのは、試合会場が大阪なんだね?
もしかして、これもスーパーシード(笑)?
2015/12/27(日)9:53

☆関西人
全知全能
昨夜、テレビ東京で不定期にやってる「やりすぎ都市伝説」を見ていた。
Mr.都市伝説こと、関暁夫が出てるやつね。

一時期まではフリーメーソン一辺倒だった関暁夫も、今年の夏ぐらいから人工知能「Siri」「ゾルタクスゼイアン」ネタを積極的に展開してるよな?
私自身は使ってるケータイがiPhoneじゃないので「Siri 」を試したことはないけど、実に面白そう。
番組の中では、人工知能による人類滅亡危機が警告されてたけどさ…。

確かに、近年コンピューター進化は目覚ましいものがある。
私が子供の頃に【コンピューターvsプロ棋士】の将棋対決をやってたが、当時はプロ棋士の勝ちだった。
でも今は、確かプロ棋士がコンピューターに惨敗してたよね?
もはやコンピューターは、機械の域を超えてるんだ。
「Siri」も単なる音声ガイダンスではない。
ちゃんと思考をできるんだから。

その「Siri」のネタを聞いてて、私がまず思い出したのは「her/世界でひとつの彼女」という映画だ。
これは大ヒットしてオスカー受賞までした作品だから、きっと見た人も多いだろう。
監督はスパイクジョーンズ、菊地凛子の元カレね。
内容はラブストーリーなんだが、これが普通の恋愛モノと少し違うのは、人間同士の恋愛ではなく人間と人工知能との恋を描いた物語だという点。
人工知能役でハリウッド人気女優スカーレットヨハンソンが起用されてるが、彼女はこの劇中で一度も姿を現さない。
声だけの主演である。
そのくせ、ローマ映画祭では最優秀女優賞を獲ってたね(笑)。
これは近未来を描いたSF映画だが、確かに人工知能に恋する人間も将来的には有り得ない話じゃないよな〜、と思いながら私は見ていた。
オチが秀逸だと思う。
ちょっと「2001年宇宙の旅」のHALを思い出した。

同じく人工知能モノとして、私がハマってるのは海外ドラマ「パーソンオブインタレスト」だ。
これは犯罪を予知する人工知能(マイノリティリポートのパクリ?)を軸にした犯罪サスペンスだったんだが、シーズン3あたりから展開が大きく変わってきて、【人工知能vs人工知能】の世界攻防を描いたSFモノにシフトしてきた。
人工知能が人間を凌駕し、神として君臨しようとしている。
もはや、「エヴァンゲリオン」の世界観だな?
人間はあまりにも愚かで不完全だから、ありとあらゆる知識・情報・教養を蓄積した人工知能の方がよっぽど支配者に相応しい、という考え方。
「エヴァ」のMAGIなんて、まさにそれだよね。

これらは全て荒唐無稽な話に思えるかもしれんが、正直我々サッカーファンには、あまり笑えない話さ。
なぜなら、試合を見るごとに人間の不完全さ、愚かさを日々痛感してるから。
そう、審判のこと、誤審のことだよ。
神でもない人間が人間のプレーを裁こうとする限り、どうしてもそこにはミスが出てきてしまう。
よって最近ではボールにチップを埋め込み、限定的ながら機械判定を導入するような試みも出てきた。
しかし今のテクノロジーでいえば、全面的に人工知能が審判を務めることだって実は可能だろう。
そうすれば、きっと誤審は極端に減らせるはず。

さて、皆さんはどう思う?
人間が裁く「不完全なサッカー」を許容するか、それとも人工知能が裁く「完全なサッカー」を追求するか。

…私の結論は、もうハッキリしてるよ。
そんなの、人間がやる「不完全なサッカー」の方がイイに決まってるじゃん。
判断ミスをしやすい人間が、狡猾な人間を裁くところにこそサッカーのドラマ性があるワケさ。
そんな全知全能の「Siri」を審判に導入したら、一気にドラマ性は失われてしまうぞ?
よくキャプテン長谷部なんかがやってるけど、うまいこと審判とコミュニケーションをとって敵意あるジャッジをさせない駆け引きとか、ああいうのも感情ある人間が相手だからこそできる作業だし…。

人間の、人間による、人間の為のサッカー。
今のところ、それで十分だと思う。
2015/12/26(土)14:59

☆関西人

続きね。

仮に12月25日がキリスト教における「神の子」イエスの誕生日だとして、その2日前の12月23日が日本神道における「神の子孫」天皇陛下の誕生日だという連鎖が何だか面白いよね。
で、いよいよ明日26日は天皇杯準々決勝ですな。

天皇というのは、英国でいうエリザベス女王みたいな「王」という概念ではない。
「王」でなく「天皇」。
この差は、天皇が日本神道という宗教と一体化してるところにこそ意味がある。
諸外国の王は、王になる儀式として例外なく戴冠式みたいなのをやるだろう。
でも天皇の場合は戴冠式じゃなく、儀式としてやるのは「大嘗祭」である。
じゃ、この大嘗祭って一体何なのかというと、一番分かりやすくいうと降霊の儀式さ。
前天皇に憑いてた霊を降臨させ、新たな後継者に憑依させる。
この憑依をもって、ただの人間だった皇太子が「天皇」になるというロジックさ。

問題はその霊の正体が一体何かということだが、これの正体が「神」だと言われている。
いや、厳密には神というか、おそらくは日本建国に携わった偉大な御先祖様の霊魂、というところかと(人間ではなく、蛇の精霊だという説もある)。
それを代々、天皇家はずっと降霊→憑依という形で継承・保存してきたんだ。
思えば、古くは邪馬台国の卑弥呼にしても、降霊術で神の意思を伝えるシャーマンじゃなかった?
よく誤解があることだが、天皇家が長年守ってきたのは血統(DNA)なんかではなく、霊の方なんだよ。
あくまで血統を守るのは、憑依する強力な霊への耐性がある血脈の一族だから、という意味で、天皇を女子でなく男子でこだわるのも、きっと強い霊力への耐性の意味があるだろうね。

こんな形の王朝は、きっと世界にも類を見ないだろう。
しいて似たのを挙げるなら、チベットのダライラマぐらいか。
あれもダライラマが亡くなると、家臣たちはその「生まれ変わり」として生まれた子供を何年もかけてあちこち探す旅に出る。
どうやって新ダライラマを「生まれ変わり」と認定するのかは知らんが、ロジックとしては日本の天皇システムと少し似てるね。
ただ日本の方がわざわざ輪廻転生の行き先を探す手間がなく、チベットよりは効率が良い合理的なシステムだと思うけど。

こういう文化を見てると、つくづく日本はキリスト教圏やイスラム教圏と「神」の概念が違うんだな〜、と感じる。
日本の「神」は、実体が霊魂、精霊なんだよ。
GODやアッラーは、そういうのとは明らかに違うでしょ?
事実として、皆さんもGODみたいな存在はあまり信じることができなくとも、霊魂の存在は意外と信じてる人多いはずだよ。たとえば幽霊とか、祟りとかね。
つまり多くの日本人は無神論者に見えて、実は霊という形の「神」は信じてるってことさ。
この日本独特の「神」の概念、欧米人にはよく分からんだろうな〜。
これを最も分かりやすく表現したのが実は宮崎駿監督なワケで、「もののけ姫」や「千と千尋」に出てくる神々も、ほとんどが精霊だったよね。
あと、先日逝去された水木しげる先生がずっと描いてきた妖怪というのもまた、精霊としての神にかなり近いニュアンスかと…。

唯一神のキリスト教・イスラム教・ユダヤ教と違って、日本の文化は多神教。
そして様々な神が霊魂として降臨→憑依→離脱を繰り返し、あちこちに存在している。
また数が多いだけに、「○○の神」という形で細分化・専業化してるんだよ。
当然、私は「サッカーの神」も存在してると思う。
いや、神という言葉を使うからピンとこないんだ。
むしろ「サッカーの霊」と表現した方がイイだろう。
その霊は降臨するし、憑依するし、離脱もする。
あ〜、そういえばGK川口によく憑依してたわ(笑)。
他にも中田英寿に憑依してた霊は彼の引退後、本田に憑依した。
モリシに憑依してた霊は彼の引退後、香川に憑依した。
釜本に憑依してた霊は彼の引退後、約30年経つけどまだ憑依先を見つけられず、もはや浮遊霊になってます(笑)。

今後私が何より期待するのは、あの澤穂希に憑依してたサッカー霊の降臨だわ。
これの霊格は確実に最上級だし、次は男に憑依するか女に憑依するかも分からないけど、来年ちょっとブサイクな奴が急に活躍し始めたら、「…来たな」と思ってもらってイイですよ(笑)。
2015/12/25(金)8:44

☆関西人
クリスマス
明日はクリスマス。
そもそもクリスマスとは何ぞやというと、イエスキリストの誕生日である。
ただし、本当に12月25日に彼が生まれたのかというと、これには何の証拠もないらしい。
あとひとつ、実は9月11日生まれだという新説もあるんだが、さすがに今となって9.11は少しマズイわな…(笑)。

どっちにせよ、2000年以上も昔の人の誕生日を今になって正確に把握しようたって、そりゃ無理な話でしょ。
というか、キリストという人が本当に実在したかどうかも怪しい話なんだよ。
そもそも処女だった母親から生まれて、数日前に死んだ人を蘇らせるなど数々の奇跡を起こし、自らも処刑された三日後に生き返って弟子の前に現れたなどなど、とても実在した人物の話とは思えない。
「イエスを信じますか?」と聞かれりゃ、そりゃ断じて私は信じません。
ある研究チームが当時の処刑者名簿を徹底的に調査したらしいが、名簿には全くキリストらしき人物の名前は無かったんだそうだ。

となると、これらは全て、ぺテロら弟子たちによる創作?
しかし弟子のぺテロは、間違いなく実在する。
事実、初代のローマ教皇はぺテロなんだから。
「キリスト教」なる宗教の基礎を作ったのはキリスト自身でなく、ぺテロら弟子たちと実母マリアによって結成されたグループである。
彼らが「新約聖書」を作り、ユダヤ教の傍流として新興宗教の「キリスト教」をスタートさせたのね。
仮にキリストなる人物が実在したとして、彼が起こした奇跡の大半はぺテロらによる誇張・創作だと私は思う。
彼らは宣教の為、たとえ架空でも構わないから超人的教祖の存在が必要だったんだよ。

しかしキリストは、神の子でなく人間だったはず。
妻や子供だって、いたかもしれん。
もちろん、聖書にそんな描写はない。
というか、聖書では宗教家になってからの彼(30代)についてばかり描かれてて、少年期・青年期の彼がどんな生活してたかなんて、全く分からんのだ。
ぺテロらは、そのへん知らないワケないのよ。
だって、彼らと実母マリアはキリストの死後にも交流あったんだから。
だけど、聖書にはキリストのプライベートについて何も書いていない。
このへんが実に怪しいな〜、と思って。
そこにツッコミ入れてるのが、「ダヴィンチコード」だよね。
実はキリストにも子供がいて、現代もなおシオン修道会という秘密組織がその子孫の血脈を守護し続けている、というのがあの話のオチだった。
案の定、映画「ダヴィンチコード」は上映禁止になる国もいくつかあったワケです。
そりゃそうだろう。
聖なるキリストもしょせん人間だったんです、マグダラのマリアと淫らなことをしたんです、と言ってるようなも
んだから…。

別にキリストに子供がいたところで、キリスト教そのものが揺らぐことはまずないと思うんだけどねぇ?
だけど教会にとっては、そういう問題じゃないんだろう。
そうそう、米国では学校の授業で「ダーウィンの進化論」をやる際、その授業を受ける生徒と受けない生徒をわざわざ分けるらしいじゃん。
なぜ受けない生徒がいるかというと、それは「人はサルから進化して生まれた」とする説が、聖書の「神が人を作った」とする教義に相容れないから、ということらしい。
メンドくさい話です〜(笑)。

聖書によると、キリストは世界の終末となる「審判の日」に再び我々の前に姿を現すらしい。
そして生きてる者だけでなく今まで死んだ者を一回全部蘇らせて(ゾンビ?)、全人類に「審判」を下すんだ。
そこで○が出た人は永遠の命を得て天国に生き、一方×が出た人は地獄に堕ちて永遠に苦しむんだってさ。
だから善行を積みなさいよ、あとキリストを信じない人は救われませんよ、と教会は半ば脅してるワケね。
というか、凄い教義だよなぁ。
何千年後の話になるか知らんが、その「審判の日」とやらに私はわざわざ蘇らなきゃならんのか…。
もう死んでるんだから、正直放っておいてほしいよ(笑)。

しかし、こんなヘンテコな教義を信じてる人は全世界に20億人以上もいるワケです。

@キリスト教信者→20億
Aイスラム教信者→16億
Bヒンズー教信者→9億
C仏教信者→4億

というのが世界の信者数ランキングらしい。
ちなみにサッカーの話として、キリスト教圏外の国がワールドカップを獲った例は過去に一度もない。
よく「信じる者は救われる」というが、最もサッカーで選手たちを救う神は、アッラーでもなければお釈迦様でもない。間違いなく、キリスト教の神だよ。
…なるほど。
旧約聖書や新約聖書が他の宗教の教典と決定的に違うのは、「奇跡」が何度も繰り返し出てくることである。
ムハンマドやブッダは、大した奇跡を起こしてないからね。
そこが、キリスト教(およびユダヤ教)の強みになってると思う。
併せて聖書を信じる者たちの最大の強みは、そういう奇跡が起きることを信じられる、精神構造そのものかもしれない。
やっぱ、できないことをできると信じられるメンタルって、サッカーでも強みだと思わないか?

一方、無宗教色の強い日本人は、すぐに「そんなの無理でしょ」「優勝なんかできるワケないじゃん」と斜に構えて客観モードに入ってしまう。
私自身、その典型なんだが…。
実はそれこそが、「日本人のメンタルの弱さ」の根源かもしれないね。
ちなみに、世界最大のキリスト教信者数を誇る国といえば、ダントツでブラジルなんだそうだ。
なるほど、あの国でサッカーの凄い才能が続々と湧いてくることの意味、何となく分かるような気がしてきたわ〜。
2015/12/24(木)19:07

☆関西人
日本の闇
↓でも少し触れたが、新国立競技場のことについて少し書いておきたい。

個人的に、今回決まったA案は悪くないと思う。
そりゃザハ案と比べりゃインパクトないし、B案と比べても少し地味だよ。
だけど、あの地味さがむしろ良いんじゃないかと思って。
うまいこと周囲の森に溶け込んでるし、ああいう華美を控えた調和型こそ真の日本らしさじゃないかな?

ただ、少し気になる点もある。
というのも、これを最終決定する前の時点で、既に一部メディアは「A案に決まるだろう」と報じてたんだよ。
で、その通りになった。
ひょっとして、これはデキレースなの?

…うん、多分デキレースだったと思う。
まず前提として、A案の施工は大成建設が主体で、対するB案は竹中工務店・清水建設・大林組が3社で分割する施工案だったんだよ。
そこが気になったわ。
【大成建設vs3社連合】
この大成建設ってのが、ひとつポイントなんだよね。
この会社は、ザハ案の時にも落札に成功している。
あの時は屋根部分(アーチ部分含む)を竹中工務店、本体部分を大成建設が請け負うという決着をしたんだ。
識者によると、どうやら大成は最初の落札時点で既に資材発注に動いてたみたいなんだよね。
で、その資材発注を無駄にしない為にも、大成はどうしても今回落札しなきゃマズイのよ。
で、もともとの資材をうまく使えるよう、ザハ案と構造がよく似たA案というのを作ったワケさ。
おかげで今、ザハ側から「A案は私のデザインのパクリだ」と指摘されてるようだが、確かにそりゃそうなんだよ。
だって、もともとザハ案の資材を使う前提なんだから。

あとは、大成建設と政府側との裏取引があっただろう。
噂では、官房長官の息子さんが大成に勤務してるらしい。
どうやらこの会社、例の沖縄基地辺野古移設工事も落札してるらしく、あるいは安倍政権と深い癒着があるのかも…?
「それでも、施工費が2520億円から1490億円になったんだからOKでしょ」という見方もあるだろうが、それはちょっと違うぞ。
ザハ案の時は竹中が屋根部分で950億円、大成が本体部分で1570億円だったワケよ。
それが今回は、竹中を外して大成が一括で1490億円の受注。
総額は大きく下がったとはいえ、しかし大成としての受注高は微々たる減でしょ?
ホント、うまいことやってやがる…。

あと、施工費1490億円という見積もりも怪しい。
ホントに、それだけかかるんだろうか?
ザハ案の時もザハ自身が「何でそんな高い?」と言ってたし、選考した安藤さんも「何でこんな金額になるのか?」と言ってた。
そう、デザイナーは施工費見積もりできないんだ。
見積もり作るのは、あくまでゼネコン側である。
じゃ、そのゼネコンを信用できるのか?
…全く分からんよ。
ひとつの指標として、ロンドン五輪の新スタジアム施工費は635億円、北京五輪の施工費は525億円。
「でも日本は物価が高いから…」と言ったところで、日産スタジアムの施工費は600億円、埼玉スタジアムの施工費は350億円。
そういや、来年から使うガンバの新スタジアムは確か140億円のはず。
140億円というと、やけにショボく感じるね(笑)。
いやいや、とんでもない!
完成したのを見ると、かなり立派なスタジアムですよ!
もちろんキャパや仕様はガンバのと大きく違うが、それにしても国立の1490億円はあまりにボッタクリでしょ?

聞けば、あの国立の場所は地盤が緩くて、基礎工事だけでも莫大な費用がかかるらしい。
それはそれで理解するが、でもあの場所に最初の国立を建てた時、かかった施工費は当時で16億円、現在に換算すると約600億円とのこと。
おいおい、少し話がおかしいじゃねーか!
…ということで、この建設費問題はメディアにもっと斬り込んでほしいんだよなぁ。
これを仕切ってるのは文科省だが、今の文科大臣は元プロレスラーだし何も分かってないと思うよ(笑)。
ただ、この建設業界は昔から闇が深いからね〜。
ヘタにジャーナリストが核心まで踏み込んだら、きっと死人が出ると思う…。

そうそう、広島がチャンピオンシップを制覇した後、確か森保監督がインタビューで「広島に新スタジアムを」と語ってたよね?
うんうん、広島はクラブW杯も頑張ったことだし、ご褒美としてそれぐらいイイんじゃないかな。
例の1490億円から少し削って、彼らの専用スタ建設にカネを少しだけでも回してあげてほしいよ。
施工は、もちろん大成建設でね…(笑)。
2015/12/23(水)16:33

☆関西人
モダンとクラシック
昨日、2015年のJアウォーズが発表された。
結果は皆さんご存じの通り、青山がMVP。
確かに先日のクラブワールドカップでも、彼は活躍していた。
リーベルも広州も、明らかに彼をマークしてたよね。

意外なことに、浦和の柏木はベストイレブンから漏れた。
これも、青山がいたらからだろう。
アウォーズでは青山のおかげで柏木が落選し、対して代表では柏木のおかげで青山がいまだ召集されない。
二人同時に、というのはやはり難しいことなのかな…?

それにしても先日の広州戦、広島のサッカーは素晴らしかったね。
もちろん日本開催であることや日程のことなど広島に有利な要素があったとはいえ、それにしても相手はあの広州。
名実ともアジアNo.1のクラブ、簡単に勝てるような相手ではない。

試合トータルの支配率を見ると、6:4でやはり広州のポゼッション優位。
もちろんカウンターが十八番の広島にとって、約40%のポゼッションは計画通りだっただろうけど。
ただ、一口にカウンターといってもやり方はふたつあると思う。
ひとつは高い位置から網をかけて、ショートカウンターを狙うやり方。
あともうひとつは、守る時はきっちりと自陣深くに引き、そこから長い距離のカウンターを仕掛けるやり方。
ちなみに広島は、どっちかというと後者かな?

こういう自陣深い位置からのカウンターになると、ドカ〜ンとロングボールを蹴ったりする「国見スタイル」になりがちなもんさ。
でも広島の場合は、ちょっと違う。
彼らは速攻カウンターであろうと、ちゃんと繋ぐから。
そういうのは、世界王者・バルサにしても全く同じなんだよ。
バルサは基本ポゼッションのチームだけど、一方でカウンターもかなり上手い。
…いや、彼らの場合は「カウンター」という語彙よりも、「高速ビルドアップ」という語彙の方がしっくりくるわ。
基本、ドカ〜ンとロングボールを蹴るよりは、足下で繋いだ方がロスト率は低い。
しかし足下で繋げば、速攻でなく遅攻になってしまいがち。
そこでバルサの凄いところは、これは広島にしても同じなんだが、【足下で繋いでも速い攻撃を実現できる】という部分さ。
悲しいかな、日本代表はまだまだこのへんができてないよね…?

あと、バルサの凄いところは敵のプレスを完全無力化してしまう部分かと。
クラブW杯決勝、リーベルのプレスはかなり凄かったワケよ。あれ、並のチームなら完全に潰されてただろう。
だけど、さすがはバルサ。
余裕でそれをかわしてたよね?

思えば、こういうバルサスタイルの原点といえば、クライフ時代「ドリームチーム」から始まる長い長い歴史かと。
80年代後半、欧州サッカー界はサッキ登場から「ゾーンプレス」という一大技術革新が起きていた。
それを受けて、90年代のクライフがまず着手したのは、プレスの無力化だよ。
練習でロンド(鳥かご)を徹底トレーニングし、ひらりひらりと敵をかわしていく芸術的なパス回しをバルサに根付かせた。
以降、世界では【プレスvsプレス無力化】という攻防、今なお続く普遍の歴史が始まったワケよね。

で、今回のリーベルは前へ前へとバルサにプレスを仕掛けた。
でも正直、それがバルサ対策として正しい戦術だったと私には思えない。
むしろリーベルは、引いた方が良かったんじゃないかな?
プレス無力化の世界最高峰に敢えてプレスを仕掛けるのって、正直どうなのかな〜と。
今の時代、ラインを下げて人数かけて守ることは必ずしも悪ではないよ。
そりゃ90年代なら、もっと理想主義的に「ラインは高ければ高いほど良い」という空気だったけど…。

で、今という時代を映したサッカーが、ひとつにJリーグでいうと広島のスタイルさ。
彼らはラインを引くことをいとわないし、5バックを恥じない。
その一方、攻撃では繋ぎを大切にする。
単純にそれだけのことなら、メカニズムは「クラシック」ジーコジャパンとさして変わらんだろう(そういや、ジーコも361をよくやってたよね)。
でも広島とジーコジャパンじゃ、同じ361でも戦術メカニズムが全く違う。
速攻と遅攻を使い分ける広島と、遅攻しかできなかったジーコジャパン。
この両チームの決定的違いは、低い位置から高速ビルドアップをできるか否か、私はそこに尽きる話だと思うけど…。

言ってみりゃ、広島が辿り着いた形はモダンとクラシックの融合、ってところかと。
ただのモダンじゃない。
かと言って、ただのクラシックでもない。
…そうそう、話は変わるが例の新国立競技場デザイン、本日A案で確定したらしいじゃん?
あれも法隆寺っぽいクラシックのディテールを入れつつも機能をモダンにした、実によくできたスタジアムだよね。
モダンの純度100%だった前ザハ案と比較しても、私は今回の方が好きだなぁ。

ちなみに今回アウォーズMVP獲った青山もまた、モダン+クラシックのハイブリッド型ボランチというのが最大の売りだと思うよ。
2015/12/22(火)20:19

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