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過去ログ484 2015/11/28 21:16

☆関西人
チャンピオンシップ準決勝
手に汗握る試合内容だった。
終盤、ピッチ上では足をつる選手が続出していた。
勝ったガンバはもちろんのこと、負けた浦和も素晴らしいファイトだったと思う。
彼らの本気がひしひしと伝わってきて、これは2015年度屈指の名勝負だと感じたね。

正直、私は反省しました。
これまで「こんなプレーオフで年間王者を決定するなんて、もはやサッカーに対する冒涜だ!」というのが率直な私の気持ちだったんだが、いやいや、今日の準決勝を必死で戦ってる選手たちの姿を見て、今さらそんなこと言ってる自分自身が少し恥ずかしくなったのよ。
こうして我々ファンが偉そうにチャンピオンシップを批判してる一方、選手たちはそのチャンピオンシップに本気で臨んで、本気で勝とうとしていた。
あの本気を見せつけられて、今さら我々外野がゴチャゴチャ言うことほど恥ずべきことはないだろう。

とは言いつつ、この新チャンピオンシップにはいくつか疑問点がある。
たとえば、何で準決勝が一発勝負で、決勝がホーム&アウェーなのか、ということ。
私が思うに、それはリーグ上位チームに対するアドバンテージ、および下位チームに対するハンデだろう。
まず準決勝をホーム&アウェーにしてしまったら、2位チームと3位チームがイーブンな条件で戦うことになってしまう。
それじゃ、ダメだ。
プレーオフはプロ野球のクライマックスシリーズにしてもそうなんだけど、基本としてリーグ上位チームにアドバンテージがなければならない。
よって、準決勝は上位チームのホームで開催する形で意図的なアンフェアを担保するワケね。

じゃ、決勝も広島のホーム開催で一発勝負にすりゃイイじゃん、という見方もあるだろう。ヘタにホーム&アウェーにすると、上位チームのアドバンテージがなくなるじゃないか、と。
…確かに。
しかしそこはまた別の発想で、
「準決勝の四日後に決勝第一試合、さらにその三日後に第二試合という日程は最初から広島にアドバンテージがある」
という考え方だと思う。
事実、この日程だと下位チームの方がコンディションで圧倒的に不利。
特に決勝第二試合なんて、疲労蓄積も甚だしいだろう。
しかもその試合、広島のホームである。
と考えると、このプレーオフはうまいこと上位チームの広島が勝てるようにできてるんだと思う。

おそらくチャンピオンシップ運営側の計算として、
準決勝=浦和ホーム開催
→浦和勝率55%
→ガンバ勝率45%
というシミュレーションだったと思うのね。
そして決勝は日程のアドバンテージが広島にあるから、
→広島勝率55%
→ガンバ45%
というシミュレーションになる。
つまり、もともとガンバは
〈準決勝45%〉×〈決勝45%〉=〈年間優勝の可能性20%〉
だったのよ。
浦和の場合は
〈準決勝55%〉×〈決勝45%〉=〈年間優勝の可能性25%〉
広島の場合は
〈決勝55%〉=〈年間優勝の可能性55%〉

こんな机上の計算に大した意味はないんだが、しかしこの数値を踏まえると、いかにガンバの年間優勝が絶望に近いかということだね。
最初から20%のガンバに対して、その倍以上の数値、55%の広島がいるんだもん。
いや、これこそプレーオフってもんだよ。
下位チームが簡単に勝てるようなプレーオフだと、それはリーグ軽視になるからダメなんです。
だからガンバは20%ぐらいで十分なのさ。
むしろ同情すべきは、浦和の25%だ。
あれだけリーグで頑張ってて、広島55%浦和25%は少し理不尽…。

私は地元の立場を抜きにすれば、やはり筋として浦和が決勝進出すべきだったと思う。
そうすりゃ
【前期王者vs後期王者】
【年間勝ち点1位vs年間勝ち点2位】
という構図になり、分かりやすく日本最強対決としての材料が揃うんだから。
だけど広島vsガンバになると、正直どう解釈してイイのかよく分からなくなる。
まぁ、ガンバを2014年三冠のタイトルホルダーおよびディフェンディングチャンピオンだと捉えれば、一応その防衛戦という位置付けにできなくもないんだけど(笑)。

とにかく、このチャンピオンシップ覇者は間もなく開催のクラブW杯に出られるワケよ。
ならば能書きも大事だけど、ただシンプルに「今の時点の最強」が優勝してほしいもんだわ。
せめて、初戦のオークランドシティには確実に勝てるチームに優勝してほしい。
2015/11/28(土)21:16

☆関西人
日本らしいサッカー
チャンピオンシップ出場チームは、広島・浦和・ガンバ。
確かにここ何シーズンかを見ても、この3チームは常にライバルである。
だけど思うのは、3チームとも何となくスタイルが似てるんだよなぁ。
昔の話をすれば、たとえばライバル関係として鹿島と磐田にはスタイルの違いがもう少しあったかと思う。
あと、プロ化以前には読売クラブと日産も同じく。
あれから長い歳月を経て、多少なりとも日本サッカーは進化してるはず。
だとして、その進化がイコール同質化という流れになってはいないかと少し感じるのよ。

仮に同質化があったとして、それが長年を経て辿り着いた「日本サッカーの理想形」だというならそれでOKなんだけど、実際はどうなのかと。
少なくともACL等国際試合で測る限り、これを理想形とするのは何とも寂しい。
いまだ、広島も浦和もガンバも中国や韓国に負けること多いし。
ひょっとしたら、Jリーグは十年前と比べてもさほど進化してない?

いや、これは「日本の理想形」なんかではなく、どう頑張ってもやるのが日本人である以上は大体こんな形に落ち着いちゃうのよ、という話かもしれない。
これを卑屈な比喩表現でいえば、仮にブサイクが松坂桃李君とか福士蒼汰君とかイケメンの写真を持って美容院に行き、「こんな感じにして下さい」とオーダーしても、絶対そんな感じにはならないでしょ?
一応美容師も客商売だから「そんなの無理!」と言わず「かしこまりました」と言って髪を切り始めると思うが、ただ美容院は整形外科じゃないからね(笑)。
ちょっと髪切るぐらいで、ブサイクをイケメンにはできんよ。

で、この話を仮に代表で当てはめるなら、協会はイケメンの写真を持って美容院に行き、椅子に座って「こんな感じにして下さい」とカリスマ美容師(ハリル)にオーダーした段階です。
美容師は一応「かしこまりました」と言って髪を切り始めたけど、その顧客は超クセ毛で全然イメージ通りになりそうもないことが分かってきた。
さぁ、美容師は悩むところだ。

やり方は、ふたつある。
ひとつは、まずストレートパーマを当てて髪質そのものを矯正し、その後で髪を切り始めるというやり方。
これの難点は、パーマ液を使って矯正しなきゃならんから、とにかく時間がかかるということ。
ただこの顧客、どうやら時間があまりないみたい。
何か大事な約束があるのか、さっきから予選がどうのこうの言ってて妙に時間を気にしている。
じゃ、残る手段は写真通りにはならんことを最初に断っておいて、「むしろお客様は髪本来のウェーブを生かした方がイイし、こんな髪型はいかがでしょう?」とプロらしく逆提案するやり方。
顧客は福士蒼汰っぽいサラサラヘアーを希望してたみたいだが、ここは敢えて逆に大泉洋の写真を提示し、
「お客様のお顔立ちは、むしろこういうふんわりした感じがお似合いですよ」とか言ってみる(笑)。
すると、そのお客は
「以前にふんわりヘアーでブラジルに行って、彼女にフラれたんだよ!」
とか言う。
ああ、そうなのか…。
以前に彼が行ってた美容院(ヘアーサロン・ザック)でも、やっぱりふんわりヘアーを薦めてたのか。
そりゃ、そうだよな。
だってこの超クセ毛、それ以外に処理のしようがなさそうだもん。
仮に強めのストレートパーマ当てても、1ヶ月後にはクセが戻ってきそうだし…。
むしろ「アフロにしませんか?」と言ってみたいんだけど、きっと言えばキレるだろう(笑)。

私はね、当人にとってはコンプレックスかもしれんが、そのクセ毛はむしろ個性として生かすべきだと思うのよ。
そりゃ誰だって、イケメンには憧れるさ。
たとえば、「もっと背が高くなりたい」とか考えてる人は多いだろう。
だけど世の中、背が低くても超モテる人なんてゴマンといるんだ。
だからクセ毛だって、大泉洋でも別にイイじゃん(笑)。
何で敢えて、自分の持って生まれた個性を殺してまで、福士蒼汰君や松坂桃李君を目指さなきゃならんのよ?

だけど、実はクセ毛にも色々ある。
大泉洋ならイイけど、東野幸治はちょっとイヤだなぁ、とかね。
そこは多少手を加えるべきというか、そういう部分こそ美容師の腕の見せどころだろう。
たまに美容師もヘタな奴いるから、気をつけなきゃ。
私の知人にも、ホラン千秋の写真を持って美容院に行ったら、辻元清美になって帰ってきた人もいる。
それ以降、私は彼女のことをずっと「ツジモト」と呼んでるんだけど、なかなか返事してくれない(笑)。

さて、話を元に戻そうか。
上記3チームの監督、森保一・ぺトロ・長谷川健太の3名は、いずれもクセ毛処理がなかなか上手い、腕の立つ美容師ですよ。
ふんわりとイイ感じで仕上げているよね。
だけどそれがイケメンかと言われりゃ、う〜ん、どうだろうな…。
本気でイケメンになりたいなら、もっとカネかけて、いっそ整形した方がイイ?
まぁ、それはそうなんだけど。
中国の某クラブなんて、それこそカネにモノをいわせ、全身矯正・全身整形を施している。
もはや、「中国」を微塵も感じさせないクラブさ。
しかしあれはあれで、ひとつの正解なのかもしれないね…。
2015/11/26(木)17:33

☆関西人
ポイチ
そろそろ、森保一は名将に位置付けても許されると思う。
なんせ、ここ数年で三度のリーグ年間勝ち点1位を成し遂げたんだから。
まだ岡田さんと並べるのは早いだろうが、いずれはA代表監督も視野に入れてイイかと。

と言いつつ、彼は名将のオーラがイマイチないんだよなぁ(笑)。
その点、まだ長谷川健太の方が見た目雰囲気あるし。
森保さんは華がないというか、地味なんだよね。
凄く真面目そうで「いい人」なんだろうが、一流監督としてのカリスマ性を感じない。
ぶっちゃけ、現役時代からそうだったと思う。
メディアは彼のことを「日本代表の元祖ボランチ」と称してるが、そのオフトジャパンでも主力ながら地味な脇役だった。
やっぱ、ラモスとかカズとかの方にどうしても目がいってしまうし。
守備的MFだからしようがないといえばしようがないんだが、同じポジションでも彼以降の山口素や名波や稲本や福西にはまだ華があったよ。
森保さんは、どっちかというと明神や今野のようなカテゴリー。
まさか将来指導者としてブレイクするなんて、当時誰も予想してなかっただろう。
…あ、地元広島の人たちはそうでもないのかな?

今の広島ブレイクは監督より育成システムの賜物という見方もできなくないが、でも最近を見てると生え抜きはどんどん流出し、逆に他クラブからの補強によって何とかしてるという面もある。
これだと、やっぱ監督の力量が問われるよ。
それこそ昔はトップチームとユースチームがひとつのパッケージになってて、ユースはトップの設計規格に合わせた人材を製造する下請け工場みたいなもんだったかと。
こういう場合、ユース指導者の力量がまず問われる。
だけど今はトップチームが外部に既製品を発注する機会が増え、そうなると今までと勝手がずいぶん違ってくるだろ。
逆に、トップの難しさの方が出てきたと思う。
こうなるとチームをまとめるのは、さほど簡単なことじゃない。

とはいえ、いまだ広島の一番強みは、部品工場としてのクオリティだと思うけどね。
浅野とか野津田とか、ホント将来が楽しみじゃん。
それこそ、広島は「下町ロケット」に出てくる佃工業みたいなクラブなんだと思う。
中小企業ながら日本屈指の技術力を持ち、そこで作られた部品は財閥系大企業・帝国重工に買い取られるほどのレベル。
ここでいう帝国重工とは、もちろん三菱重工のことなんだけど(笑)。
なんかさ、最近森保さんが阿部寛に見えてしようがないんだよなぁ(笑)。

そういや、「下町ロケット」の阿部寛演じる佃社長という人も、決してカリスマ性があるキャラクターではない。
華がなく、いつも大福食ってて口の周りに粉をつけてるような冴えないオッサンである(技術者としては一流だけど)。
どっちかというと、帝国重工の吉川晃司(役名は忘れた)の方がよっぽど華あるし、カリスマ性もあるわな。
しかし佃社長は真面目で誠実で仕事熱心で、カリスマ性はなくとも毎回周りの人たちを必ず感化する。
彼に反抗してた部下たちも、最後の最後は社長の熱い言葉に納得して社内は一丸となる。
で、大企業と違って佃工業はいつも一丸だから、むしろ大企業よりも強い。

多分、広島の強さの理由もそれだよね。
やっぱ、森保さんは佃社長なんだと思う。
一見すると冴えないオッサンだけど、彼の誠実さや熱意が選手たちに十分伝わってるんだと思う。
ちゃんとチームが一丸になってるのが、見てる我々にも伝わってくるもん。
こんな森保さんのような人が、中小企業から大企業(たとえば日本代表)に行って力を発揮できるかは分からんよ。
でも、正直それを見てみたい気もする。
2015/11/23(月)17:57

☆関西人
テロ
最近、テロ関連のニュースが本当に怖い。
今月13日にフランスで同時多発テロが起き、約130人の市民が虐殺されてしまった。
IS(イスラム国)の犯行である。

フランスはシリアへの爆撃に参加してる国のひとつで、ISにとっては忌むべき敵国。
先日はサッカースタジアム付近でも爆発が起きてたし、フランスは今本当に危ない。
仏政府は非常事態宣言を3ヶ月継続することを発表し、国境封鎖、夜間外出禁止、集会禁止、令状なしの家宅捜査実施など、エライことになってきた。
宇佐美、これはマジでマルセイユに行くべきじゃないぞ!
ハリルも、しばらくフランスに帰国するのは控えた方がイイ。

聞けば、トルシエの親族の方が今回のテロで犠牲になったらしい。
彼も辛い立場だと思うよ。
なぜって、確か彼はイスラム教徒だから。
もともとフランスは、イスラム教徒のシェアがかなり高い。
たとえば、国民的英雄であるジダンもアフリカからの移民ゆえ、確かイスラム教徒だったはず。
もちろん、彼らイスラム教徒たちは「我々とISを同一視するな」と怒っている。
確かに、【イスラム教=テロ】ではない。
この宗教自体に罪はない。
だから、決してイスラム教徒を偏見で見てはならない。
…と、皆さん綺麗事を言っています。

でも、ホントにそうだろうか?
というのも、私はイスラム教という宗教の本質そのものに疑問を抱くんだわ。
もちろん、ほとんどの教徒が穏健で健全なのは分かってるんだけど、でもそんな彼らが「ISは我々と全く別物」と無関係を強調するのには正直違和感を覚えるのよ。
ハッキリ言わせてもらって、私はイスラム教からISみたいな「聖戦」推進派が出るのは、どう考えても不可抗力だと思うのね。
だって、この宗教の教祖ムハンマドは、生涯ず〜っと戦争して領土拡張してきた人なんだよ?
「神のお告げ」で大量殺戮をした人なんだよ?
そんな人物が説いた「コーラン」を聖書とし、イスラム教徒は誰しも彼を崇拝するんでしょ?
殺戮者ムハンマドを崇拝しながら、一方でこの宗教に危険はないと主張するのはちょっとどうなのかな、と。
「コーラン」は、明確に「聖戦(ジハード)」を奨励している。
融和の思想ではない。
そのジハードの解釈は色々あるんだろうが、中には外部圧力に対して実力行使に出るという解釈があっても何ら不思議はないでしょ。
これ、最初から過激派が出る土壌が十分すぎるほど整ってるワケじゃん?

それじゃ、キリスト教は安全なのかといえば、これも似たようなもんだよ。
キリスト教には、新約聖書と旧約聖書があるでしょ。
特に私がヤバイなと思うのは、旧約の方。
これも「聖戦」が賛美されてるんだよね。
モーゼ一行は「神のお告げ」からエジプトを出てパレスチナを目指し、その旅の途中でモーゼは亡くなるが、問題は彼の死後である。
これは映画「十戒」に描かれてない部分として、一行はパレスチナに入って武力を行使する。領内にいた部族を皆殺しにしたんだ。
それにより、パレスチナは晴れてユダヤ人の領土となった。
…おいおい、何でこんな血生臭いのが「聖書」なの?
この殺戮を指揮したヨシュア(モーゼの後継者)は、英雄として崇拝されてるし…。

もともと、この聖書に出てくる「神」自体がちょっとヤバイ。
我々宗教に疎い者ほど、「神」は寛大で慈愛に満ちてるようなイメージを抱きがちなんだが、実際聖書を読んでみるとそのイメージは完璧に裏切られる。
そこでは信者に「あなたの一人息子を殺しなさい」と命じたり、戒律を破った民を簡単に絶滅させるし、「神」というよりキャラは悪魔にかなり近いのよ。
凄く怒りっぽくて癇癪持ちで、また人の命を何とも思ってないようなキャラなんだ。

というワケで、私は宗教全般をあまり信用できない。
一神教でなく多神教の仏教・ヒンズー教などバラモン系にしたって、そこからオウム真理教がテロ起こしたんだから結局似たようなもんさ。
何かを崇拝することって、実は凄く危険なことなのかもしれん。
じゃ、敢えて私は何も崇拝しないでいこうと思う。
もともと、一度も見たことすらない人を盲目的に崇拝するなんてムリがある話さ。

と言いつつ、私もこの板でたびたびクライフ崇拝を露呈してるから立場ないんだけどね(笑)。
サッカーというコンテンツ内の信仰ぐらいは許してくれよ。
ただ、スポーツ見てるとますます「万能の神なんていない」と確信するんだけど…。

ところで、来月には我が国でクラブワールドカップ開催です。
五大陸のクラブ王者が日本に集結するワケで、必然として五大陸からのサポーター、外国人が大勢押し寄せることになるのね。
そこでちょっと心配になるのが、テロ対策だよ。
お願いしますよ、万全のセキュリティ。
この大舞台でジハードなんて許したら、今後東京五輪含めて我が国の興行全般がもうヤバくなるんだから…。
2015/11/23(月)10:19

☆関西人
2ndステージ終了
広島が2nd優勝、および年間勝ち点1位、および佐藤寿人の通算最多得点(タイ)達成、そして5ー0と最高の形で最終節を終えました。
おめでとうございます。
今年から2ステージ制ゆえにまだ年間王者ではないけど、でもチャンピオンシップの結果はどうあれ、実質は年間勝ち点1位のチームこそがその年の王者でしょ。
もちろんチャンピオンシップ制覇に価値がないとは言わんし、これはこれで楽しみなんだけどね。
だって、決勝は何と言っても地上波ゴールデンタイム全国ネットの生中継だよ?
Jリーグが夜19:30からテレビ中継って、ホント久しぶりだなぁ〜。

それにしても、佐藤のゴールは感動だったね。
ここまで8試合連続ノーゴール。
観客席には中山雅史も来ていたし、どうしても今日決めたかったんだろう。
下から大久保が猛追してて、ヘタすりゃ追いつかれるピンチだったよ(間違いなく来季は抜きつ抜かれつの展開になるだろうけど)。
本人以上に周りが大喜びで、まだ試合中なのに胴上げするチームってどうかと思うけど(笑)。
それほど佐藤には人望があり、周りから尊敬されてるということだ。
ドグはハットトリックしたけど、まぁそれよりチームにとっては佐藤の1点だね。
このチームは佐藤を中心にしてメンバーが一丸になってるワケで、このへんが見てて気持ちがイイわ〜。
ホント、黄金期磐田の中山を中心にチームがまとまってた、あの結束の水準にも近くなってるかと。

あと、今日は浦和も5得点の快勝。
彼らにとってもこの最終節には特別な意味があり、それはチームの精神的支柱ともいうべき鈴木啓太が先日引退を表明し、これが現役最後の試合だということ。
彼も佐藤同様、人望のある兄貴だと思う。
槙野は、事前に「何とか啓太さんが途中出場できるような展開にしたい」と語っていた。
今日の大量得点には、きっとそういう意味がある。
ラスト1分でもイイから、啓太さんにピッチに出てもらいたい、と。
それこそ、そのモチベーションでチーム一丸になってたんだと思う。
ただ、そこは厳しい勝負の世界、結局鈴木に出場機会はなかったんだよね…。

そういや、今週「マツコ有吉の怒り新党」見てたら、たまたま「新三大〇〇」のコーナーが「新三大プロ野球引退試合の粋なお膳立て」だったのよ。
これ見て、私は軽く泣いたんだけど。
たとえば、広島前田智徳の現役最後の試合。
晩年の彼はもう体にガタがきてて、ほとんど守備ができない。
だけどその試合は、最後の最後に交替でライトの守備につくという監督の粋な計らいがあったワケね。
で、周りの選手たちも彼の引退花道を飾ろうとしたんだろう。
投手と打者がなぜか意思疎通してて、お互い協力してライトフライを狙うんだよ。
最後、前田にライトフライを捕ってもらおうって。
打者は、ヒット打とうなんてさらさら考えてない。
あくまでライトフライだけを狙ってるんだ。
何回も何回もライトフライがファールになり、それでも何回も何回もライト打ちにトライする投手と打者の共同作業…。
なんか、泣けたわ。

あと、ヤクルト鈴木健の現役最後の試合もまた泣けるやつで、彼も体にガタがきててマトモにヒットを打てない。
だけど監督は、彼を代打に起用する。
投手は、彼の花道を飾ろうとして変化球を使わず、ストレートど真ん中だけを投げる。
それでも鈴木はマトモに打てず、打球は全部ファールになる。
ある時、三塁側へのファールフライになった。
すると三塁手は、そのファールフライは捕れるけど敢えて捕らないんだよね。
最後の打席、こんな形で終わらせちゃいかん、と。
ちゃんとヒット打って締めくくれよ、と。
最後の最後、皆の協力でようやく鈴木はヒットを打ち、塁上で泣いていた。

…なんかさ、こういうのってある意味やらせ、八百長、無気力試合、いくらでも悪い風に取れるとは思う。
だって、ちゃんと真剣勝負してないんだから。
でも野球って、こういう人情劇みたいのが妙にフィットするんだよなぁ…。
一方、サッカーにそういうのは全くない。
〇〇が現役最後の試合だから手を抜こうとか、そんなのまず無いだろ? チャリティマッチ等ならともかくとして。
仮に今日鈴木啓太が途中出場して、相手選手がわざと鈴木にインターセプトされるようなパス出すとか、そこは野球と違って絶対有り得ないワケよ。
そこは、文化の違いかな。

決してこれは野球がヌルいとか、逆にサッカーが野暮だとか、そういう話ではない。
それぞれがそれぞれに良さがあるワケで。
まぁでも、テレビ的にお茶の間にもベタで分かりやすいのは野球の方だろうけど。
例の三位に終わった「世界野球プレミア12」ってやつ、凄い視聴率だったらしいじゃん?

さてさて、同じくゴールデンタイム地上波中継となるチャンピオンシップの方は、果たして視聴率どのくらいになるだろう。
二桁、いくのかなぁ…?
2015/11/22(日)20:47

☆関西人
ポスト長谷部
東南アジア2連戦を経て、気になってることがある。
それはポスト長谷部のことだよ。

シンガポール戦は【柏木+長谷部】で、これは役割分担がハッキリしてたと思う。
柏木が司令塔っぽいタスクを担い、長谷部がディフェンシブハーフっぽいタスクを担う。
ザック時代の【遠藤+長谷部】に近く、日本人にとってのスタンダードである。
ハリルは以前から【柴崎+長谷部】をやってるんだよな。
だけど、それと同時に【山口+長谷部】もやっている。
どっちにせよ、長谷部が不動なことには変わりない。

ハリルもアギーレもザックも岡田さんも、みんな揃って長谷部を重用してるんだよね。
もちろん主将だからというのもあるだろうが、もうひとつ信頼されてるのは守備力だと思う。
特にアギーレは、アンカーで森重や細貝あたりを試した末に、最終的には長谷部でそこを固定した。
思うに、彼はかなり守備センスがあるということかと。

じゃ、山口と能力がカブる?
いやいや、ハリルの考え方は少し違うようだ。
今まで【柴崎+長谷部】【柏木+長谷部】、そして【山口+長谷部】という組み合わせにしたところを見るに、柴崎・柏木・山口の3人はMFのカテゴリー。
そして、長谷部は半MF・半DFのカテゴリー、すなわちフォアリベロみたいな機能だと思う。
そうそう、ハリルは初期に水本を中盤で使ったじゃん?
あの機能だよ。
あと、初期にはフロンターレの谷口を召集してたよね?
谷口ってクラブでCBだが、代表ではボランチとして試された。
ハリルのイメージには、きっとボランチの片方が最終ラインのカバーに入る機能があるんだと思うのよ。

その点、山口は守備的と言いながらも最終ラインに入るイメージはあまりない。
どっちかというと、後ろを空けてでもフォアに走ってボール奪取する役割じゃん?
だから、フォアリベロというよりはMF。
さぁ、ここでひとつ問題が出てくる。
仮に山口が前、長谷部が後ろという役割分担にした際、球を捌く司令塔的タスクはどちらが担うんだ?ということ。
実をいうと、このへんがあまりハッキリしていない。
これが柴崎や柏木が長谷部と組むのならハッキリするけど、山口と組む時だけは全くハッキリしないんだよ。

で、その山口がカンボジア戦で遠藤航と組んだワケです。
この遠藤航は、それこそポスト長谷部を期待されたんだろう。
彼もクラブではCBをやっており、つまり代表ではフォアリベロの働きを期待されて当然。
だけどその一方、なぜか彼は「司令塔」になっちゃったんだよね。
球を捌く回数は、明らかに山口でなく遠藤航の方に偏っていた。
私は2ボランチだけに着目してカンボジア戦の録画をもう一度見直してみたんだけど、どちらかというと山口は中盤あちこちにポジションを移してる一方、遠藤航はほとんどセンター軸から動いてない。
じゃ山口がフォアで遠藤が後ろのカバーなのかというと、意外と裏を取られた時にゴール前へ戻ってきてるのは遠藤じゃなく山口だったりするワケよ(笑)。
遠藤はバランサーとしてスペースをケアする役割だったのかもしれんが、ぶっちゃけ、ほとんど守備機能を果たしてなかったと思う。
一応守備力はあるんだろうが、とにかく全然走ってない…。

後半開始から、遠藤は柏木に替えられてしまった。
だけど、本来ならこれも変な話さ。
だって前半が仮に【MF山口+フォアリベロ遠藤】という組み合わせだったとして、後半に【MF柏木】を入れる場合は既存コンセプトだと【フォアリベロ遠藤】の方を残してコンビ組ませるべきでしょ?
ところが、ハリルは山口の方を残した。
これは案外、珍しいパターンだよ。
ハリルが山口を後ろにしたのは、多分今回が初めてじゃないかな?

で、その山口は後半ポジショニングを少し下がり気味にし、割と無難にこなしてたと思う。
皆さんの評価としてカンボジア戦の山口は落第点だろうが、でもひょっとしたら、逆にハリルはむしろ評価してるんじゃないかな、と私は感じたんだ。
後半柏木がのびのびプレーした陰で、意外と山口がバランサーとして支えてたと思うし。
実は、地味にポスト長谷部の序列筆頭に入ったかもしれん。
逆にMFとしては、確実に柏木よりも序列下位になったと思うけどね…(笑)。
2015/11/19(木)22:08

☆関西人
カンボジア戦
ちょっと不完全燃焼だったね。
ハリルは勝ちにいったというより、選手をテストしたニュアンス。
なんせ、8人入れ替えだし。

そのテスト結果として、確認できたことは以下の通り。

@柏木は使える。
ボランチとしても、キッカーとしても。

A長友は右でも使える。
というか、クロス精度は左足より右足の方があると感じた。

Bドン引きの敵相手には、ある程度前線の高さが必要。
事実、2点ともヘディングからだった。

C岡崎にPKを蹴らせるべきではない。
彼は右に蹴ると見せかけて、右に蹴った。

D吉田は足が遅い。
だから、どうしても高いライン設定になる弱小相手には逆に怖い。

E藤春は足が速い。
ただし、相手がドン引きだとスペースがなくて俊足にほとんど意味がない。

F遠藤航は、ボランチでもCBっぽいフィードをする。

G本田はミランで常にベンチスタートゆえ、途中からゲームに入るのが意外と慣れている。

H原口は、プレーがドリブル一択。

I人工芝だと、香川のオデコにゴムチップが付着する。

というところだろう。

それにしてもカンボジアって、凄いサッカー人気なんだなぁ。
現地には、本田や香川のファンも多いらしい。
選手たちも「スター軍団と戦える」という意識なのか、かなり張り切ってた感じだね。

それもあってか、カンボジアの守備意識は高かった。
きっちり対人マークをしていた。
そういうマークされてる選手めがけてパスしてたら、そりゃビルドアップはうまくいかんわな?
遠藤航と柏木の決定的な差は、パスそのもののメッセージ性だったと思う。
一種のプロデュース能力というべきか。
柏木はパスひとつに次の展開へのメッセージを込めて、受け手のみならず周囲も動かす。
ところが遠藤航の場合は、出し手→受け手という単独ベクトルでしかパスを出せてなかった。
それは山口も同じく。
せっかくボランチがあれだけフリーで球を触れたんだから、それを槙野や吉田とさして変わらんフィードをしてたら正直モッタイナイのよ。

ただ、これは彼らの責任というより監督の人選ミスだろう。
事実、ハリルは試合後に
「補完関係にない選手を使ったのは私の責任」
と語っている。
そのとぉ〜りっ(タケモトピアノ)。
でも、彼は後半すぐ柏木・本田投入で「補完」を成功したところを見るに、十分にメカニズムそのものは理解できてるんだよね?
なら、前半のグダグダは半分ぐらい確信犯じゃん。

じゃ、今回ハリルが一体何を見たかったって、それはむしろエース香川だったかもしれん。
ボランチを山口+遠藤航にした以上、それを補完すべき役割の筆頭はトップ下の香川だろう。
前戦で清武は及第点のプレーを見せたし、今度は香川のチェック。
敢えて盟友本田も外し、彼のタスクを増やしてみました。
さて、そのテスト結果は…。

そうそう、もう一人のトップ下である清武は骨折らしいね?
コイツ、ついてないわ〜。
遠征以来、
@ユニフォーム破れる
A靴ズレする
B骨折する
という3ステップの不幸連鎖。
少しずつ、不幸がスケールアップしてるのは怖いね。
Cが起きませんように…。
2015/11/18(水)12:46

☆関西人
ラストゲーム
今夜はカンボジア戦である。
ハリル代表にとっては今年のラストゲームということらしく、ぜひ有終の美を飾っていただきたい。

ここまでの12試合、ハリル代表は7勝1敗4分。30得点6失点。
これをザック代表初期の12試合と比較すると、ザックの時は7勝5分。20得点7失点。
ただ、あの頃はアルゼンチンやチェコも対戦相手に含まれてたから、ほとんどアジア限定の今とはあまり比較にならないかもしれないけど…。

まぁそれはともかくとして、どうやら今夜は前戦からメンバーを大幅に入れ替えるとのこと。
スポーツ紙の先発予想は↓の感じになっている。

・・・・岡崎
宇佐美・香川・・南野
・・山口・・長谷部
藤春・槙野・吉田・酒井
・・・・西川

なんかさ、ワザと前回と逆コンセプトにしてる感じだね。
先週は金崎+本田+武藤という体躯に特化した3TOPだったけど、今回はそれよりも仕掛けに特化した感じ。
ゴールに背を向けたプレーではほとんど持ち味を発揮しそうにないというか、これは前を向いて仕掛けてナンボの前線かと。
右サイドには本田もいないし、じゃ誰が前線のタメを作るんだろう?
見た感じスピードは十分ありそうだが、「緩急」でいうところの「緩」が足りず、「急」ばかりになりやしないかと少し不安になる。
あと、クロスからヘディングで得点するイメージがあまりできない。

基本、ハリル代表の登録は
【FW枠】6
【MF枠】6
【DF枠】8
【GK枠】3
だろう。
しかし、今回は意図して
【FW枠】7
【MF枠】6
【DF枠】7
【GK枠】3
としている。
FWが多い。
敢えてFWを一枚増やしたことの意味は、きっとハリルが日本の得点力不足にかなり危機感を抱いてるんだと思うよ。
シンガポール戦の時だって、ウチが2ー0でリードしてても采配は宇佐美・香川・原口と攻撃のカードしか切らなかった。
彼なりに、まだまだ貪欲に「ベストバランス」模索中なんだろう。

しかしFWの6名枠、そのうちの1枠は先日ハリルが事実上の「特別待遇宣言」をした宇佐美に与えられるのが前提。
あと、本田と岡崎と武藤も今さら外されるとは考えにくい。
特に武藤は、センターとサイドの両方をこなせることから意外と便利だし。
そして、ここにきて金崎がセンターで大きく評価を上げてきた。
これでもう、既に6枠のうち5が埋まっちゃったワケよ。
残り1枠。

【センターFW】
岡崎・金崎・武藤
【左FW】
宇佐美・武藤
【右FW】
本田・〇〇

基本、ハリルは右のリザーブに原口と南野を天秤にかけるつもりじゃないかな?
別にポジションだけのことなら宇佐美や武藤を右に回すのもありだし、あるいは岡崎を回してもイイ。
ただ、それよりハリルは仕掛けに特化したパンチある駒が欲しいんだと思う。
どう考えても今のところの序列は原口が上だと思うが、まぁでも南野の今日の出来次第だね。
今夜南野が点を取ったりすりゃ、競争は一気に激化するさ。
というのも技術委員会的には、五輪を踏まえて原口より南野の方がイチオシだろうし…。

あと技術委員会イチオシといえば、遠藤航もまたそうだろう。
できれば右SBでなく、五輪代表同様ボランチで起用してもらいたいはず。
それで彼をMF登録しちゃったもんだから、お陰で柴崎が弾き出されたんだけどね。
じゃ遠藤は、長谷部と競合?
ならば、山口は柏木と競合?
…そのへん、正直よく分からん。
まだ、柏木と柴崎が競合するなら少しは理解できるんだけど。

一方、DF枠は今回1名減。
右SBが酒井一人だからな。
いずれ内田は復帰すると思うが、あと試しておきたいのは前述の遠藤、あと長谷部も所属クラブでは右SBなんだから一度試してみてもイイかと。
それと、アフガニスタン戦で試したことがある原口の右SB。
実はあのオプション、まだハリルの選択肢に残ってたりして?
これは、超攻撃的フォーメーションの2バックである。

宇佐美・岡崎・・南野
藤春・・香川・・原口
・・山口・長谷部↑↑
←槙野↓↓↓↓吉田→
・・・・西川

2ボランチをやや守備的にすることで、CBを左右ワイドに開くことができる。
そこからSBを上げてWG化し、ドン引きの敵DF陣を左右から完全包囲するんだよ。
アフガニスタン戦ではあまり機能しなかったが、もう一度トライしてみるのはありだろう。
敵のガードを連打で破壊していく、一種のストロングスタイル。
これで「ガードを固めた相手を崩せない」というトラウマ、ラストゲームだけに綺麗さっぱり払拭したいね。
2015/11/17(火)19:01

☆関西人
下町ロケット
最近、私はTBSドラマ「下町ロケット」にハマっている。
昨日の放送をもって第一部終了で、来週からは第二部スタートとなるらしい。
それにしても、池井戸潤の原作ドラマはスベらんなぁ。
特に、この「下町ロケット」は彼が直木賞を受賞したほどの絶対的代表作である。
ましてや、今回のドラマ化は「半沢直樹」のTBSが担当。
そりゃもう、面白くないワケがないよね。

いつも思うんだが、池井戸さんの作品は大企業の腐敗をリアルに描写する一方、中小企業に感情移入した描写、リスペクトした描写が極めて多い。
「半沢直樹」もそうだったが「下町ロケット」はまさにその象徴で、これは小さな町工場の社長を主人公としたドラマだ。
この町工場、実は大企業にも全くヒケをとらない技術力を誇る、という設定。
彼らはある特許を持ってたことから大企業相手に技術提供する展開になり、やがては宇宙ロケット製造プロジェクトに大きく絡んでいく。

これはフィクションだが、とはいえ決して現実味のない話ではない。
事実、日本にはNASAと取引してる小さな町工場だって普通にあるワケよ。
あのスティーブジョブズだって、日本の町工場と技術提携をしていた。
我が国が世界に誇れるのはTOYOTAのような大企業だけでなく、実は中小企業だってワールドクラスなのが沢山あるワケね。
これは、我が国のひとつの特徴かもしれない。
世界の常識では、トップの大企業や大資本家がほとんど全てを握る。
アジアでも、韓国あたりは完全に財閥系大企業至上主義だよね。ヒュンダイとかサムスンとか。
そこに入らない中小企業なんて、完全に屁の扱いである。
そこは、日本と全く違うんだよな。
なぜか我が国は中小企業、真ん中の層が意外と厚いし、また決して馬鹿にできない層でもあるんだ。

これは、たとえばJリーグを見てもそう思わないか?
このリーグは、外国のに比べて「真ん中の層」がやたらと厚い。
ビッグクラブが少なく(というか皆無に近い)、あるのはプロビンチアばかり。
きっと欧州厨は、こういう日本の総中流っぽい体質に不満があるだろう。
まぁね、確かにACLで広州恒大あたりを見てて、それが羨ましくなる気持ちは分からんでもないわ。
ただし、日本の「町工場」は規模が小さいからと言って中身は決して屁ではない。
それこそ「下町ロケット」に出てくる佃工業じゃないが、良い仕事をしてるところが結構あるワケよ。
たとえば、マンUやインテルやミランのような巨大企業に納品できる部品を作った実績あるワケじゃん(直接納品じゃないけど)。
小さな町工場とて、そこは十分に誇りを持ってもイイんじゃない?

ただ忘れちゃいかんのは、今のところ我が国の町工場に作れるのはあくまで「世界水準の部品」止まりだということ。
優れた部品を作ることと、それらを全部組み合わせて優れた完成体を作ることは全く土俵が違うぞ。
「下町ロケット」でも佃工業が作ったのはあくまでパーツであり、ロケットそのものを作ったのは帝国重工という財閥系巨大企業。
まさにJリーグの課題は、そこなんだ。
Jリーグに佃工業はいくつかあれど、帝国重工は存在しないという現実。
じゃ、我々にロケットは作れないのか…?

いや、作れないワケじゃないと思う。
その国産ロケット製造プロジェクトは、たとえば代表がひとつの象徴だろう。
代表とは下請け各クラブが作ったパーツを組み合わせて、元請けの協会がロケット完成体を作る巨大プロジェクトさ。
今まで、何度も打ち上げに失敗してきたけどね(笑)。
正直、まだまだ外国との技術提携は必要だろう。
とはいえ、我々日本人に国産ロケットを作れないワケがない。
と私は信じる。
日本のモノ作りのクオリティ、小さな町工場が丁寧に作る部品クオリティをあまりナメんなって。
2015/11/16(月)8:38

☆関西人
Perfume
昨夜、NHK教育の「SWITCH インタビュー達人逹」がPerfumeと志村けんの対談ということで興味深く観ていた。
世間に対談形式の番組は数多くあれど、この「達人逹」は60分間という長い尺が珍しいよね。
毎回、内容が濃い。

で、今回は志村けんがPerfumeの大ファンということで、対談相手に彼女らをチョイスしたということらしい。
最近、Perfumeってカリスマ化してきたね。
確か、アメトークでも先日「Perfume大好き芸人」の回があった。
今や海外公演をしてもチケットはすぐソールドアウトするらしく、国際的にもかなり成功してる様子。

そういや、この超サカの管理人も大ファンだったよな?
自身の結婚式で、新郎新婦入場の時にPerfumeの曲がかかったのをよく覚えてるよ(笑)。
かくいう私もかなりの脚フェチなので、Perfumeは結構好きだ。
ただ個人的には、この3人のうち誰か1人が飛び抜けてカワイイとかはないように見える。
きっと人気も、ほぼ均等なんじゃないかな?

志村けんは、番組の中でこういう質問をしていた。
「Perfumeに〈センター〉ってないよね?」って。
確かに、この3人組は他のアイドルと違ってセンターがあまり固定されてない感じ。
曲の途中でも立ち位置がよくローテーションするし。
ただし、あ〜ちゃんいわく「強い曲調の時はのっちがセンター、無機質な曲調の時はかしゆかがセンター、詞を全面に出す時は私がセンター」という一応の傾向はあるとやら。

3人とも、脚が綺麗という点では統一感がある。
背格好も大体似たような感じで、仮にセンターが入れ換わっても大きく構図のバランスが崩れることはない。
だけど上記の通り、曲調によってセンターの微調整があるということは、おそらく3人のダンスパフォーマンスには各々個性の設定があるということだろう。
あるいは、この絶妙にしてギリギリのバランスがPerfumeの魅力そのものかもしれん。

「誰がセンターに立っても、チームのバランスは崩れない」
「ただし誰がセンターに立つかによって、チームとしてダンスの個性を変えることができる」

…はい、それじゃサッカーの話に移行します。
先日のシンガポール戦、金崎+武藤+本田という3TOPが機能したのは皆さんもご存じの通り。
なぜ機能したのかという意味について、私なりの考察はそれこそPerfumeのコンセプトなんだよ。
「誰がセンターに立っても、チームのバランスは崩れない」
つまり、この3人には統一感があったんだ。
金崎も武藤も本田も共通して体躯が強く、敵のフィジカルコンタクトに怯まないプレーをできるし、敵を背負ってキープをできる。
また3人は上背も似通ってて(金崎180cm武藤178cm本田182cm)、共にヘディングの競り合いもできる。「落とすプレー」をできる。
この統一感こそが、今までの3TOPとは大きく違う点だね。
【金崎→あ〜ちゃん】
【武藤→のっち】
【本田→かしゆか】
みたいなもんだろう。
この3TOPは、Perfumeである。
これを仮に岡崎1TOPにしてしまうと、言うなればPerfumeのセンターにきゃりーぱみゅぱみゅが入ってるようなバランスでしょ?
そうなるとトリオの統一感は消失し、曲に合わせた3人の立ち位置ローテーションもまた難しくなってしまう。
思うに金崎+武藤+本田の一番の利点は、やはりうまいこと流れの中でローテーションをできたことにあるんじゃないの?

あぁ、そう考えると中盤でもPerfumeは実現できそうだよな。
【香川→あ〜ちゃん】
【清武→のっち】
【柏木→かしゆか】
…何とか、この3人を中盤で共演させられないものだろうか。
かなりローテーションしやすそうなんですけど?
2015/11/15(日)20:50

☆関西人
シンガポール戦
昨日のシンガポール戦について。

日本は素晴らしい出来だったが、一方でシンガポールはどうしちゃったの?という出来。
一対一の競り合いになれば、ほとんど日本が勝っていた。
おかしいな〜。前回の対戦を見る限り、シンガポールの中盤はむしろ球際強かったはずなのに…。
あと、前回は隙間ないブロックを形成して日本のショートパスをうまいこと分断してたよね?
それが今回、日本のパスは普通に通ってたんだよ。
これは、配球役ボランチの出来が良かったのかもしれん。

確か前回のボランチは、長谷部+柴崎。
そして今回のボランチは、長谷部+柏木。
ってことは、【柏木>柴崎】?
そう結論付けるのは性急にせよ、ただ今回の柏木はホントに良かった。
長いパスと短いパスを織り交ぜ、センターとサイドをうまく使い分けてたよ。
特にサイドへの大きな展開は効いてたと思うし、前回はエリアに密集しすぎて渋滞を起こしたアタッカーたちをうまく散らしていた。

また、彼のパスを受ける3TOPも良かったと思う。
金崎+本田+武藤は3人とも体躯が強く、敵を背負いながらのプレーができる。
そういう起点が前線に3つもあれば、敵も標的を絞り切れない。
こういった戦略的人選、昨日は見事にハマったかと。

特に金崎は、収穫だね〜。
彼は万能じゃん?
体躯の強さがあり、高さがあり、突破のドリブルもあり、スピードもあり、運動量もあり、おまけに守備もできる。
タイプ的には武藤とややカブってるが、継続して1TOPに起用する価値は十分あると思うね。
じゃ岡崎がいらんのかと言うと、そういうワケじゃない。
岡崎・武藤・金崎は3人とも、センターとサイドの両方をできるFW。
状況によっては、右の本田を今後FW枠から外す選択もあり得るワケよ。

一方、原口と宇佐美はどうか。
原口は、十分計算できる。
あのドリブルは相変わらず武器になるし、またサイドFWに求められるだけの運動量も十分にある。
一方、宇佐美の方は計算が難しい。
今はまだ、プラスとマイナスが拮抗してる感じ。
ただ昨日も思ったけど、シュート力は相変わらずチームNo1なんだよな。
ああいうジョーカーみたいな起用をするなら、いっそポジションの制約を与えず(ゾーン免除)、遊撃の駒にした方がイイのかもね。
個人的には、トップ下で中盤全域をウロウロさせてあげたい。

あと、清武について。
彼もまた、良い仕事をしていた。
今や彼のキック精度は遠藤の域にあり、現在のチームNo1かもしれん。
ただ悲しいかな、エース香川とポジションがカブってるからな…。
あと、昨日は試合中にユニフォームが破れて、セクシーな裸エプロン状態になったのは正直減点である。
新ユニは破れやすいという欠陥をお披露目の日にアピールしてしまい、かなりスポンサーadidasを焦らせたはずだよ。
今さら言うまでもなく、彼がエースの座を香川から奪おうとするなら、必ずadidasの後ろ楯が必要。
正直、エースの道は遠のいたね…(笑)。

せめて、好調の彼はどこかにコンバートできたらと思う。
たとえば、あの右足キック精度を生かす意味で、右SBはどうだろう?
間違いなく酒井より精度あるクロスを上げられるはず。
ただ、課題は守備とスピード?
…やっぱ、やめといた方がイイな(笑)。

じゃ、懸案の酒井はとにかく頑張ってくれ。
世間からは悪いところばかり指摘されてるようだが、一方で実は良いところも沢山あったと思う。
セルジオ越後は減点法でしか評価しないようだけど、皆さんはそれを盲信せず、ひとつ加点法で彼らのサッカーを見てあげて下さい。
2015/11/13(金)17:02

☆関西人
リスクある召集
得点王争いは残りあと1節というところで、大久保が首位に立ってる。
2位の宇佐美に3点差をつけてるだけに、ほぼ大久保の得点王は確定に近いと思う。

宇佐美は失速したね〜。
一時期は、20ゴール以上は確実というほどの勢いだったのに…。
最近はFWというより、MFっぽくなっててゴールがやたら遠い。
守備を頑張るようになったのは進歩だとしても、でもそれがさほど上手くないのは相変わらずだよ(笑)。
今も昔も、扱いの難しい選手だということに変わりはない。

決して調子が良くないことは、ハリルも分かってるようだ。
わざわざ「宇佐美はフレッシュじゃないかも」というコメントをしている。
それでもハリルは、彼を代表から外すという決断をしなかった。
柴崎は外したのに。
なぜハリルは、「フレッシュじゃない」宇佐美を敢えて召集したのか?
その答えは、驚愕だよ。

「能力が高いので呼んだ」
「日本のフットボールで、こんなに能力が高い選手はいない」
「彼と我慢しつつ、成長していきたい」
「この選手を、私はかなり信じている」

…おいおい、この偏愛は一体何なの(笑)?
完全に、特別待遇じゃん。
彼には特別な才能があるからたとえ調子悪くても「我慢」するって、これを聞いて他の選手たち(特に外された柴崎あたり)はどう思うだろうか?
何で宇佐美だけ、と思うよね。

特別な才能があるという意味では、おそらく宇佐美も柴崎も同じ立ち位置だろう。
なのにハリルが柴崎を外して宇佐美を外さなかったのは、私が思うにそれはポジションの違いでしかない。
宇佐美はFWで、柴崎はMF。
そしてハリルは、現役時代にFWだった人だ。
やはり元FWの指導者は、同じポジションであるFWの才能を誰より理解できるんじゃないかな? FWの玄人なんだよ。
その玄人ハリルの眼から見て宇佐美の才能は、代表監督としての信条を捨てて贔屓せざるを得ないほど、規格外だということ。
まぁ、召集理由を「才能があるから」とまで言われちゃ、さすがにこっちも返す言葉はないよ。

我々素人は眼力がないから、結果を出した者しか評価できない。
だから結果を出した選手を呼ばない監督、また結果を出してない選手を敢えて呼ぶ監督のことを無能だとバッシングする。
あの監督は眼力がない、俺たちより眼力がない、とバッシングする。
よくよく考えれば、笑っちゃう話さ。
本当に眼力ある人は、結果出してようが出してなかろうが評価できるもんだし。
結果を出してる選手を召集するだけなら、それこそ素人にだってできるんだよ。

とはいえ、いくら才能が図抜けていようと調子良くない選手を召集するのは、チームにとって非常にリスクある選択。
このバランス、難しいところだよね〜。
そこは、監督がリスクを引き受けなければならない。
そういうリスクを引き受けたくないなら、結果を出してる選手だけを集めてチームを作る素人路線でいった方がよっぽど無難である。
そういや、本田も色々あって調子悪いよね…。
だけど、相変わらず召集はされている。
彼もまた調子云々に関係なく、特別な才能なんだろう。

もちろん、ハリルはこのリスクを引き受けなければならない。
一方、我々ファンは何のリスクも背負うことがない。
なぜって、玄人じゃなく素人だから…。
2015/11/10(火)0:57

☆関西人
ボランチ
2ndステージの順位はひとまず置いておくとして、現時点の年間順位がどうなってるかを少し見ておこう。

@広島
A浦和
BFC東京
Cガンバ
D鹿島
E川崎
(以下略)

こうして上位チームを見てると、ひとつ共通点があることに気付く。
おそらく皆さんも既にお気付きだろうが、それは「ボランチが長老」だということ。

広島…森崎(34)
浦和…阿部(34)
ガンバ…遠藤(35)
鹿島…小笠原(36)
川崎…憲剛(35)

FC東京のみ例外だが、あとは上記のように長老がボランチのレギュラーとして君臨してるのよ。
みんな、34〜36歳という引退間近の年齢。
本来、体力が必要とされるポジションだから正直いうとキツいじゃないの?
それでも彼らをここで使うってことは、いかにボランチは経験則が重要とされるポジションかってことだ。

またFC東京がなぜ例外かというと、ここはボランチを使わない。
インサイドハーフ+センターハーフという中盤構成になっており、つまり南米型のボランチシステムでなく、欧州型のハーフシステムである。
ボランチとセンターハーフは、同義ではないんだ。

もともとボランチの発祥は、ブラジルから始まったという。
1958年、彼らは↓のようなフォーメーションを作った。

WG・FW・FW・WG
・・MF・・MF
SB・CB・・CB・SB

今の442にも繋がる、424の発明である。
攻撃4枚のラインと守備4枚のラインの間に、2枚の中盤を設定。
この2枚が、今ある2ボランチの原型なんだ。
前のラインへの配球は、必ずこの2枚を経由する。
やがて、ブラジルサッカーは「ボランチが創るサッカー」として大成した。

それまでの世界サッカーは、↓のような3223が定番だったという。

WG・・FW・・WG
・・FW・・FW
・・DF・・DF
DF ・・DF ・・DF

いわゆるWMシステムってやつだが、これはフィールドプレーヤー5名を攻撃専門、残り5名を守備専門と効率よく分業制にしてたワケよ。
ブラジルが発明した442は、このWMシステムを完全に圧倒したという。

なぜ、それができたのか?
簡単な話、それはブラジルが常に数的優位を作れたからだよ。
攻める時は、6枚vs5枚。
守る時も、6枚vs5枚。
…え?なんか計算がおかしい?
おかしくないよ。
ブラジルのボランチ2枚は、欧州の分業制選手と違って攻撃陣にも守備陣にもカウントできるんだから。
つまり攻める時は4+2の合計6枚、守る時も4+2の合計6枚。
攻撃5枚+守備5枚の完全分業制だった欧州にしてみれば、ブラジルのフィールドプレーヤーは12枚いたことになるワケね。
この大きな格差は、もちろんボランチの有無こそが全て。

やがてボランチを作ったことにより、ブラジルは世界最強のサッカー王国となった。
だから今でも彼らは、チームの最重要ポジションをボランチだと考えている。
最も神格化されたポジション。
この考え方は、今まで多くのブラジル人指導者のお世話になってきた日本サッカーにとっても、ひとつの重要な指針だよ。

冒頭の話に戻すが、今なおJクラブの多くが長老をボランチに据えるという件について。
ここは、「達人の立つ場所」という意識が我々にもあるのかもしれないね。
「ボランチ」って、ただポジションを表す言葉なんかじゃなくて、ある意味ひとつの敬称なんだよ。
「ディフェンシブハーフ」や「センターハーフ」と違って、「ボランチ(いわゆるハンドルの意味)」って何だかロマンがある表現だと思うし…。
ここは、一種の「上座」なのかもしれない。
2015/11/8(日)14:07

☆関西人
鳥栖の賭け
最近ちょっと驚いたニュースとして、サガン鳥栖が次期監督としてマガトにオファーする予定みたいだね。
これは面白い。
もともと鳥栖はシゴキのイメージがあるクラブで、そしてマガトも同じくシゴキのイメージがある監督。
うん、ツジツマは合ってる。

ただ、確か鳥栖って赤字クラブじゃなかったっけ?
そんな財政のクラブが、仮にもブンデスで過去に三度のリーグ優勝を成し遂げた監督にオファーできるもんだろうか?
と思ったら、一部メディアはこういう表現をしてる。
「クラブ側は、数億単位の年俸を用意」って。
あの鳥栖が数億単位の年俸って、これはちゃんと裏をとった話なのか?
なんか、疑わしいなぁ。

ひとつ参考資料として、Jリーグ監督の今季年俸ランキングを示しておきたい。

@ネルシーニョ(神戸)
1億5000万円
Aセレーゾ(鹿島)
1億円
B西野朗(名古屋)
8000万円
B長谷川健太(ガンバ)
8000万円
Dフィッカデンティ(東京)
7000万円
E森保一(広島)
5000万円
Eぺトロビッチ(浦和)
5000万円
E風間八宏(川崎)
5000万円
Hモンバエルツ(横浜)
4000万円
I樋口靖洋(甲府)
3600万円
I柳下正明(新潟)
3600万円
K反町康治(松本)
3000万円
K渡邉晋(仙台)
3000万円
K゙貴裁(湘南)
3000万円
K石崎信弘(山形)
3000万円
O大榎克己(清水)
2500万円
P吉田達麿(柏)
2400万円
Q森下仁志(鳥栖)
2000万円

…おいおい、今季の鳥栖はランキング最下位じゃねーか(笑)。
これで来季は「数億単位の年俸を用意」って、最下位からいきなりランキング首位に躍り出るつもり?
どんだけゴボウ抜きやねん。

それにしても、Jリーグの年俸ってショボい。
現在首位の広島が5000万円で、前期王者の浦和も5000万円。
ガンバの長谷川健太は日本人として最高額だが、でも彼が先日ACLで戦った広州フェリペなんて、多分その10倍以上の年俸を貰ってると思うよ。

一応、そんな日本でも代表監督にはそこそこの年俸を支払ってるのね。
ハリルの年俸は、2億7000万円ぐらいだといわれている。
決して低くはない。
思えばザックもほぼ同額だったんだが、彼はブラジル大会時の「代表監督年俸ランキング」で大会第9位にランクインしていた。
その時の1位はカペッロの11億円で別格だったが、2位以下からは数億程度になってて、さほど驚くような額じゃなかった(余談だが、アルジェリア代表監督時代のハリルは年俸1億)。
その点、よっぽどクラブチーム監督の方が凄いよ。
23億のモウリーニョを筆頭に、上位のほとんどが10億超である。
大体、年俸でいえば【クラブ>代表】が普通だろう。
クラブには大手企業や資産家が付いてるんだから。
ある意味、日本の【クラブ<代表】は少し寂しいことだよ。
日本企業、もっと頑張らんかい!

で、鳥栖に話を戻すんだが、仮に本気でマガトにオファーするとして、その高額年俸はどこから捻出するつもりなんだ?
そういや今夏、鳥栖は「神撃のバハムート」で有名なゲームアプリ開発会社Cygamesとスポンサー契約を結んだという。
Cygamesって、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのイケイケ企業。
意外と、このへんが関係してるかもね。
それはそれでイイとして、ちょっと気になるのがマガトに与える鳥栖の第一印象である。
よりによってクラブ名が「サガントス」って、口にするだくでも少し恥ずかしくないか?
どう考えても、ユベントスのパクリだし。
意外と、こういうしょ〜もないところに落とし穴があるかも(笑)。
2015/11/8(日)0:04

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