超VIP専用掲示板

過去ログ463 2014/11/23 20:23

☆関西人
役者魂
天王山もひとつ乗り越えたことで、今回は久しぶりに時事ネタをひとつ。

ワイドショー的な話題だが、最近やたらと女性人気の高い向井理と西島秀俊、この両イケメンが立て続けに結婚を発表して世間に衝撃を与えている。
向井理のことはよく知らんからこの際置いとくとして、今回私が書きたいのは西島秀俊のこと。

この役者、私は個人的に思い入れがあるんだ。
というのも今から8〜9年前のことだろうか、私は当時日本映画を観ることがマイブームだったのね。意外と凝り性なもんで、それこそ年間100本以上は観てたと思う(今は洋画派に転向したが)。
メジャー作品からマイナー作品まで結構幅広く観てたんだが、特にマイナー作品を観てると「あれ?この役者また出てきた」「あれ?こっちの作品にも出てきた」と妙に気になる俳優が一人いたのよ。
それが、西島秀俊。
当時としては脇役が多かったんだが、とにかく出演作品がべらぼうに多い。
まさかこの人が、かつて「あすなろ白書」で松岡役やってた人だったとは全く気付いてなかったけど。

そんな頃、宮崎あおいさんが初共演することになった西島さんについてコメントしてたのをよく覚えている。
「前々から西島さんとは一度仕事をご一緒したいと思っていた」と。
それは8〜9年前のことで宮崎さんは既に人気女優だったが、対して西島さんはほとんど無名に近かった。
しかし、宮崎さんも映画界の人。
今までの仕事で色々な監督さんやスタッフさんと話をしてると、なぜか西島秀俊の名前が話題に上がることがとても多かったんだそうだ。
「日本中の監督さん達から愛される俳優」だと、彼女はコメントしていた。

じゃ、なぜ西島さんはそんなに多くの監督達から愛されていたのか?
それは、真面目で役作りに真摯だからだろう。
たとえエキストラに毛が生えた程度の脇役であっても、ナメずにちゃんと役を作り込んでくる。
決して、演技が巧い役者ではない。
でも、使いやすい。
元々のキャラが無色透明で、「西島秀俊ならこんな役柄」というのも特にない。
だから役柄の振幅は非常に大きく、中にはその脇役が西島さんだったと気付かないまま映画を見終わることもあった。

こういう西島さんみたいなスタンスと最も真逆に位置するのが、日本の俳優だと故・高倉健さんだろう。
健さんは、日本映画界の頂点である。
西島さんが役柄に合わせて±15kgの体重増減みたいなデニーロアプローチをするのに対し、健さんはデビュー以来ずっと体重やウェストサイズを一定で最後までキープし続けたという。
それはそれで、どっちも凄いんだが…。
良くも悪くも、健さんはどんな役をやっても「高倉健」。
多分、役柄より「高倉健」というキャラの方が勝っちゃうんだろう。
これは、今でいうと「キムタクはどんな役をやってもキムタク」と同じこと。
稀代のスターにのみ許されるスタンスなのかもしれん。
少なくとも西島さんは、そっち系じゃないよね。

思えば、サッカー界にも「高倉健」的なスターは存在する。
どんなチームに行こうが、どんな監督の下に就こうがキャラが全くブレない奴ね。
たとえばメッシやCロナウドあたりは、明らかに「高倉健」だろう。
スターゆえ周りが彼らに合わせてくれるし、役柄も合わせてくれるし、彼らはただ主演俳優として最後まで自分らしくあり続ければイイ。
マンネリを指摘されりゃ、一言「不器用ですから…」と言えばイイ。
お客さんもまた、イメージ通りの彼らのキャラを期待して見に来てくれてるワケだし。

でも、健さんは健さんだからこそ許されるんだ。
ホント言うと、監督にとっちゃ「高倉健」なんて一人で十分。
あとは、「西島秀俊」が沢山いた方が制作上で助かるんだよ。
主演はできるし脇役もできる、変なクセがついてない、無茶なオーダーにもストイックに応えてくれる、きっちり仕上げて本番に臨んでくる、そんなのが監督からは一番愛される駒だろう。

さて、日本サッカー界が誇る稀代のスター・香川や本田は、「高倉健」であるべきか?それとも「西島秀俊」であるべきか?
周りが彼らに合わせて、彼らに合った役を準備しとくべきなんだろうか?
どこに行こうが自分は自分、というスタンスを彼らは最後まで貫くべきなんだろうか?
…難しいところだね。サッカー選手の役作りって。
香川って、「不器用」?
いやいや、そんなことないだろ。
どっちかといえば器用だよ。
今の彼に足らんのは、本来取り組むべきデニーロアプローチだと思うんだが…。

最後に、おくればせながら高倉健さんのご冥福をお祈りいたします。
2014/11/23(日)20:23

☆モリエンテス◆CA5A
こんばんは
いやーJリーグ面白いですね。
選手、審判のレベル低いって言う、海外サッカーサポの言い分も分かりますが、こんな終盤を毎年迎えるリーグは中々無いと思いますね。
一応神戸vs横浜のインプレッションを…って思うけど、中位同士らしい試合で両チームの得点は守備のマズさがあってのものでした。
もっと緊迫したモノを見たかったけど、まあ現実的な目標が無い中ではこんなゲームなのかなって印象でした。
それでも横浜の低い位置からサイドへの展開はかなり良くて、特にペドロの所の緩さも有って、左サイドは狙われてた感じ。
兵藤、ファビオの中盤もバランス取れてて良かったですね。
兵藤の相変わらずの神戸キラーっぷりも見せられました。
しっかり繋ぐ中で伊藤の存在感も大きかったですね。
後半は佐藤があの髪で走り回るのを見て坂田を見てるかの様でした。
終盤の俊輔投入も神戸のプレスを交わす、ファールを貰う等中々良かったと思います。
対する神戸は2ndほとんど横浜に拾われたりで、守備に追われる事が多かったですが、森岡がプレッシャーを交わしてスルーとかそれなりの見せ場は有ったと思います。
まあミスも多かったので、その中でいくつかはシンプルに叩いても良かったかなとは思います。
枝村がボランチに落ちて更に石津、田代と入った後半途中からは中々面白い展開でしたが、追いつけなかったですね。
ゲームとして見ればまあまあでも、前述の様にそれなりの試合でした。
優勝争いに話を戻すとガンバがかなり流れを掴んでるのは間違いないと思います。
浦和は残念ながら有利な中、最高の舞台で決めれなかったけど、一年通して積み上げた勝ち点はまだどのチームよりも多いし、残り2つを勝てば何の問題も無いハズですが、昨日はそこの自信を揺るがす敗戦になってしまっただけに、唯一優勝を自力で決めれるのは自分達だけって意識で残り試合をやれるかですね。
鹿島は優勝の可能性がある限り常に高いモチベーションでゲーム運びが出来るチームですし、こういう時に今までタイトル獲ってる経験とかが活きてくるんでしょうね。
鳥栖もストロングポイントを持ったチームですし、何より勝てばまだ繋がる可能性が有るだけに次節も白熱必至ですね。
ただ来年に予定されてる2ステージ、ポストシーズン制が、結果的にこういう熱さを半減させてしまう事にならないかが凄く心配ですね。
そんな事をしなくてもJリーグは充分面白いのですが…それがどれだけの人に伝わってるのかと言うとやはり少しコアな感じになってしまうのかな。
今年阪神が日本シリーズに出た事も有り、関西メディアや自分の周りもそれなりに盛り上がってたとは思いますが、自分が感じた事で言えば2003年とかの方が凄い熱さを感じました。
今年は何だかんだで2位やし…って事を言われる方も多かったです。
まあ決まった事をどうこう言っても何も変わらないですし、実際やってみたら面白く感じるかも知れませんが、優勝の価値だけは下がらないで欲しいですね。
2014/11/23(日)19:22

☆関西人
浦和vsガンバ
Jリーグもいよいよ天王山、浦和vsガンバのナショナルダービーにおいて本日ガンバが見事勝利をおさめた。

本来、有利なのは浦和だったと思うんだけどね。
リーグが中断になったのは11月上旬。
そこからの約3週間、浦和はガンバ対策を練る時間はタップリあったはず。
一方、ガンバの方はそこからナビスコ決勝があり、それが終わると今度は代表合宿で遠藤・今野・東口がチームを離れてしまい、主力を揃えての浦和対策練習なんて着手できたのはここ数日のことだろう。
どう考えても、この一戦に向けての準備という意味では浦和が有利だったはずなんだ。

ところが、勝負はフタを開けてみないと分からんもんだね。
タップリ準備期間があったはずの浦和が、なぜか負けた。
あるいは、タップリ時間があったことがかえってアダになったのかも。
いわゆる、「考えすぎ」ってやつさ。
敵の攻撃パターンを研究しすぎて、過剰にチーム全体の守備意識が強くなったんじゃないかな?
もともと興梠離脱により浦和の得点力が落ちたのは事実であり、ならばそれを補う為にこそ守備を固めなきゃ、たとえ勝てなくとも負けないようにしなきゃ、という意識は最初からあったのかも。
まぁ、戦略として決して間違ってないんだけどね。
仮に今日の試合を引き分けに持ち込めれば、それはそれで浦和の優勝はほぼ確実になるんだし。

一方、ガンバはというと良くも悪くもいつも通り。
というか、何か特別な秘策を仕込むだけの時間がなかったから、いつも通りにやらざるを得なかったんだが…。
だけど彼らにひとつ強みがあったのだとしたら、それは「実戦勘」だよ。
ここ3週間、浦和はひたすらトレーニングをしてたのに対して、ガンバはナビスコ決勝という実戦を経験し、また遠藤・今野の二人はその後に国際試合を経験している。
少なくとも浦和よりは、ず〜っとスイッチ入れっぱなしでここ3週間きてるのさ。
こういうの、意外と大事なポイントなのかも。
言ってみりゃ、プロ野球の「クライマックスシリーズ」みたいなもんさ。
あれは2位チームと3位チームがまず何試合か戦って、そこで勝ち抜いたチームが1位チームと対戦するシステム。
すると、意外と1位チームが下位チーム(2位もしくは3位チーム)相手に負けちゃう例が頻発してるワケさ。
理由は簡単。
下位チームの方が先に何試合かやってて、リズムというか実戦勘みたいなモノがあるんだよ。
1位チームは下位チーム同士が試合してる間、ずっとトレーニングして準備万端で待ってるんだろうけど、やはりトレーニングだけじゃ実戦勘を損なうよね。
今回の浦和も、そんな感じだったかもしれん。
彼らにすりゃ、こんな大事な時期に長い中断期間を設定したJリーグ事務局を恨むしかない状況かもしれんが…。

それにしても、浦和は本当にガンバ対策をよく練ってたと思う。
宇佐美もパトリックも、ほとんど仕事をさせてもらえなかったし。
正直ラスト数分ぐらいまでは、ほとんど浦和の思惑通りにゲームは進んでたと思う。
ただ、うまくいきすぎて「よし、宇佐美もパトリックもベンチに下がった…」と安心したのが不幸の始まり。

そもそも浦和って、攻守のスピーディな切り替えがキモなんだよな?
守る時はガッツリ枚数をかけて分厚いブロックを敷き、攻める時は攻める時でこれまたガッツリ枚数をかけてくる。
…そりゃ疲れるだろうな〜、と思うよ。
実際あの失点シーンの時、上がってた選手達がそれまでみたくスピーディには戻ってこれなかったもん。
まぁ、戦術の副作用だからしようがないんだけど。

その点、ガンバの方がまだ足は残ってた感じ。
というのも、浦和ほどには数的優位に偏執した戦術じゃないからだと思うよ。
守りにはある程度枚数をかけるが、攻撃においてはある程度パトリックと宇佐美に託しちゃうでしょ?
コイツら「モンスター」だから、敵陣での数的不利をあまり苦にしない持ち味があるワケで。
宇佐美なんて、三人に囲まれることに悦びを感じてるし(笑)。
いくら数的優位を作ろうが、個の閃きで一瞬のうちにそれが無力化されてしまうのがサッカーの真理だよね。

確かに浦和のサッカーは素晴らしいんだが、ひとつ難をいうなら宇佐美のような「モンスター」がいない。
優れた戦士は沢山いるものの、そのいずれもが「モンスター」じゃない。
だからこそ、攻める時も守る時も数的優位を確保せざるを得ないのかもしれんがね。
でもそれって、繰り返し言うが「疲れるサッカー」なんだよ。

とにかく、今回は手に汗握る試合だった。
両チームに拍手を送りたい。
そして、長谷川健太とペトロビッチ。
この両監督の顔を交互にアップで見てると、異常なまでに喉が乾いたのは私だけだろうか…?
2014/11/22(土)23:31

☆モリエンテス◆CA5A
おはようございます
えーお久しぶりですが、11月の初めに少し体調を崩しまして、書きたいテーマは一杯有ったのですが、ちょっとお休みしてました。
では改めて11/2の鳥栖vs神戸のインプレッションを…ってのはさすがにドン引きなので、先日のオージー戦を少し。
関西圏での試合という事も有り、長居に観に行きました。
アギーレジャパンになって初めての観戦で、TVでは見れない所を見てみたい、特に中盤と前線の動きや距離感を意識して見ようかなと思ってました。
前半オージーは早いプレッシャーに、サイドへの展開もスムーズでしたね。
アンカーの横のスペースを突けって良く言われますが、同じような布陣でもオージーの方がハマってた印象で、シンプルながらも体格を活かした攻撃は誰であってもそれなりに脅威でした。
日本は後ろからのボールを繋ぐ段階でプレッシャーを受けて、戻したり取られたりで前線の3人を活かせず、逆にオージーがサイドからの速攻を展開する中でDFがサイドに引っ張られたりで、長谷部だけでは足りなく感じる事も多くて、どうにかならないかなと思ってたらちゃんと指示が出てたんですね。
遠藤が落ちて2枚になって、ザック時代のシステムになった35分位から動き良くなりましたね。
最初は遠藤が意識してそう動いてるのかなとか思ってましたが、香川も変わってたので、アギーレのそういう柔軟性は良いと思いますね。
結果的に4-3-3の時間帯は前後分断して、ロングボールに頼る事も多くて、まだまだな感じはしましたが、少しずつでも取り入れていかないと、いつも代表はオプションが少ない印象なんで、どんな相手でもある程度合わせる事が出来る様になれば良いかな。
ただ前半は内容も乏しく、周りの明らかに普段余りサッカー見てない内田、武藤辺りを見に来た人達にとっては退屈な展開だったと思いますね。
後半は今野投入で後ろも安定したし、ゴールも含めてかなり良かったですね。香川、本田のタメからゴートク絡んで折り返しってパターンが増えて、森重、岡崎の2人の良い動きからの2点目も有り周りの雰囲気も良くなりました。
乾はあのちょっと勝手な感じが良い所でも悪い所でも有るけど、あれくらい自由な動きをするメンバーはアクセントとして良いですよね。
最後のケーヒルのゴールのシーンは、失点までもザックに対するリスペクトかと。
同時にケーヒルの存在感と言いますか、それまで余り目立たなかったのにあのシーンだけなんかゴツい塊がフリーで宙に浮いてて…またかよって感じ。
対オージーって意味では1点差や同点のシーンでロスタイムに入ってあんな形で取られたら…とかまた頭に植えつけられました。
試合後インタビュアーが間違えて長谷部かん…って言いかけた時に周りが一斉に監督かってツッコんだ所に関西っぽさを感じましたが、試合中はゴール裏以外は静かだったので、色んなクラブチームの応援はそれなりにしっかりしてるんだなと改めて再認識しました。
今日はガンバと浦和の今年一番の試合。もちろん自チームの試合が一番ですが、この試合は見逃せないですね。
守り切れたらほぼ決まりな浦和がホームで少し有利な感じもしますが、ガンバがそこをどうするかって考えると中々面白そうです。
他にも鹿島vs川崎や仙台vsセレッソとか、今週末は期待出来そうなゲームが多くて良い反面totoが難しかったです。
2014/11/22(土)8:07

☆関西人
乾貴士
私にとって、この11月2連戦で最大のサプライズになったのが、乾だった。
正直、ここまでやるとは全く思ってなかった。

もともと巧い選手ではある。
「セクシーフットボール」の申し子、生粋のファンタジスタだし。
どっちかというと、技巧に走る軽業師みたいなイメージがあった。
ところが、今回の動きを見てると軽業師ってよりは、実効性のあるストライカーになってた。かなりシュート意識が高いし。
これは、イイね〜。

今の代表が「右利き」になってる以上、左サイドに求められてるのは何よりシュートなんだからさ。
このへんは、ザック代表を思い出してみて。
あの頃のチームは「左利き」だったから、【左で創って右で仕留める】の方程式が存在した。
だからこそ、右でストライカー岡崎が定着したんでしょ?
ならば、今は【右で創って左で仕留める】。
ウチの左は、今後において死角になるのよ。
だって右に本田や香川がいて、どう考えても敵のマークはそっちに行くでしょ。
そこに、乾が死角からフッと現れてゴールを急襲するのさ。
事実、ホンジュラス戦のゴールはそんな感じだった。

乾、再ブレイクの予感。
しかし一時期、彼は「終わった選手」と見られたフシもあるよね。
ブンデスで完全にホサれてたし。
理由は詳しく知らんが、彼がいまだにドイツ語を全く喋れないこととホサれたことはやはり無関係ではないだろう。
サッカーはコミュニケーションのスポーツ、技術的に巧いだけで通用するなら宇佐美だってもう少しブンデスでやれたはずだからね。

そんな乾がちょっと哀しかったのは、W杯直前の「NHKスペシャル」でその姿を見た時。
きっと皆さんも見たんじゃないかな?ネイマールを特集した番組だよ。
このブラジルが生んだ天才児がいかに超人的なテクニックを持つかを科学的に検証するような番組内容で、そこに乾が出てきたのね。
天才・ネイマールと比較するサンプル選手として。
つまり、完全にネイマールを引き立てる為の噛ませ犬というか、比較対象となる「一般的なサッカー選手の技術」として彼のドリブルが使われたワケさ。

彼にとっちゃ、屈辱だよね。
VTRでネイマールの技術を見て乾自身が脱帽のコメントをするシーンもあったが、乾って本来そんなキャラじゃないでしょ?
これが岡崎みたいな選手が脱帽するならまだホッコリするが、あの乾が脱帽するのはさすがに笑えなかった。
本来、ネイマールと同じカテゴリーという自意識でプレーしてる選手だと思うから…。

また何で、NHKは乾をチョイスしちゃうかねぇ?
まぁ時期が時期だけに本選出場メンバーに「脱帽」はさせられないし、落選組の中からネイマールに近いテクニシャンということで彼に白羽の矢を立てたということかな。
もちろん、悪意はなかっただろう。
しかし視聴者に与えたイメージとしては、「あ〜乾って終わったんだなww」「野洲のエースはしょせんこんなもんww」って感じだったかと。
奇しくも、ちょうど彼はブンデスでホサれてた時期。
心なしか、脱帽のコメントをする彼の表情は暗く見えた。

しかしまぁ、よくぞあのドン底からここまで這い上がったもんだ。
偶然(?)フランクフルトの監督が来日してて生観戦してたようだが、メディアから武藤のスカウティングかを聞かれて「武藤より乾の方が良かった」と答えたらしい。
本音かは知らんが…。

まぁどっちが扱いやすいかって、そりゃ武藤の方だろうけど。
まだ若いし、語学は堪能だし、フィジカルは強いし、守備は巧いし、ヘディングもできるし、イケメンだし、こんな優良物件はそうそうあるもんじゃない。
でも彼は、まだドン底を知らない。
そこはね、やっぱ乾の方が一枚上手ですよ。
そりゃ超新星も確かにイイけど、今の時代のトレンドには「再ブレイク」ってのがあるワケさ。
たとえば、テレビを見てごらん。
有吉弘行、坂上忍、西島秀俊、太川陽介。最近、やたら人気の「再ブレイク」タレント。
このへんの人達って、やっぱ過去に栄光とドン底の両方を知ってて何か不思議な深みがあるのよ。引き出しもあるのよ。
乾もまた、そういうタイプだね。
まだまだ若い奴(武藤)には負けられんって、意地と含蓄を見せてほしいところ。

仮に武藤のドリブルが「スポーツカー」だとして、乾のドリブルの方は蛭子能収と共に乗り継ぐ「路線バス」のような味わいがあると思うぞ。
2014/11/21(金)8:11

464462

掲示板に戻る