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過去ログ445 2014/6/15 0:56

☆関西人
コートジボワール戦を控えて…
いや〜、ドキドキするね!
勝てるだろうか?

思えば四年前、ウチはコートジボワールに全く歯が立たなかったんだ。
0ー2の完敗。
それも、ちゃんと阿部を加えた3ボランチにして中盤を堅くしてたのに、それを粉砕されたんだよ。
遠藤も本田も、あの試合では45分で交替させられてしまったほどさ…。

しかしあの敗戦を契機にして、岡田さんは守備的にいくという決意をさらに固めたんだよね。
ある意味、大事なターニングポイントだった。
思えば、オシムからチームを受け継いだ当初の岡田さんは、まだ前任の意思を尊重して攻撃的なサッカーを標榜してたんだよ。
【接近・展開・連続】というコンセプト、覚えてる?
密集した中でもショートパスを繋いでいく、日本人のアジリティを活かしていくイケイケの戦術だったんだ。少なくとも最初のうちは。
…でも、その崇高な精神がどんどん崩れていったんだよなぁ。
だって、大会の2ヶ月前からセッティングした強化試合に全部負けたんだから(笑)。
そりゃ、折れるよね〜。
で、それまでのオシムの遺産も棄てて大きな方向転換をせざるを得なかったんだ。

というか、そもそもオシムはアジア杯で3位入賞すら逃し、次大会のシード権を失うというデカい失態もあった。
「彼のサッカーは理想主義すぎるんじゃね?」という声がその当時からあったのもまた事実。
「やはり、日本ごときが攻撃的にいくなんてまだまだ時期尚早」「引いてカウンター、今は弱者のサッカーをもっと突き詰めるべきでしょ」という論調は確かに根強かったと思う。

それを考えれば、この四年間は凄い進歩だね。
いや、進歩という言い方はおかしいな。
だって、ザック代表もまた昨年はその攻撃性が完全に裏目に出て、世界強豪に対してラインを下げない戦い方からコンフェデ3戦全敗というドン底を味わったワケで…。
普通、そうなったら守備的な人材を補強するなどしてマイナーチェンジをするもんだよね?
でも、ザックはそれをしなかった。
そりゃ山口や森重など多少は新顔も入ったが、しかし基本的なメンツはチーム発足当初とほとんど変わってない。
2ボランチを3ボランチにすることもなく、4バックを5バックにすることもない。
このブレのなさ、初志貫徹の頑固な精神、これは凄いことだよ。
2012年には関塚さんが堅守カウンターのU23代表で五輪四強入りを果たすという快挙を成し遂げたというのに、A代表には微塵もその影響は出ず(笑)。
韋駄天・永井はザックにシカトされてしまったし…。

いや、ここまでハッキリしてると逆に気持ちイイっす。
今大会、仮にそれが仇になってグループリーグ敗退することになっても、私はあまり後悔しないよ。
むしろ、中途半端にやることの方がよっぽど後悔に繋がる。
コートジボワール戦、おそらくザックはラインをグイグイ押し上げた形で臨むんだろう。
それは、まだウチには時期尚早な戦い方?
…うん、四年前なら確かに時期尚早だったかもね。
でも今のチームは、その戦い方だけを一切ブレずに四年間ひたすら鍛練し続けてきたんだ。
その成熟の度合いを測るには、四年前に全く歯が立たなかったコートジボワールほど絶好の相手もいまい。
多分、ザック代表のラインの高さは歴代日本代表の中でも一番イケイケである。
ラインの高さにこだわったトルシエ代表よりも遥かに高いだろう。
ここまで来たら、開き直っていこう。
ひとつのやり方をブレずに貫徹することのカッコ良さを、我々に見せつけてほしい。
2014/6/15(日)0:56

☆関西人
誤審
かつて石田純一が「不倫は文化だ」と発言して世間のバッシングを受けてたんだが(でも実際はそんな発言してなかったらしいよ?)、それと同じでサッカーにおいても「誤審は文化だ」と私は言いたいぐらいだね。

そりゃ、そういうのがないに越したことはない。
でも審判を人間がやる以上は、判断ミスはどうしても出てしまうよ。
と同時に相手が「判断ミスをする人間」だからこそ、選手はそれを逆手にとって意図して騙そうとするんでしょ?
今回のブラジルにPKを与えたファウルにしたって、明らかにあの倒れ方は演技入ってるわ。狡猾なマリーシアってやつだ。

そもそもサッカーって理不尽な世界、基本は「騙したモン勝ち」の世界である。
だから冤罪だって当然出てくるんだが、一般社会の司法と違って「第一審」が全てにおいて優先され、上告しようが何をしようがほとんどの場合裁定が覆ることはまずない。
「こんなのやってられるか!」ってキレる人が出るのは当然だと思うよ。

ホントなら、コトが起きた際に5〜10分ぐらい試合を止めて審判全員集めて、ビデオ判定込みの緊急審議をしたら少しは改善されるんだけどねぇ…。
でも、基本FIFAはそういうのを良しとしないんだ。
だってそんなのいちいちやってたら、「ロスタイム20分」とかのトンデモない試合が頻発しかねないし。
また、狡猾な選手は試合を止めること自体を目的として、それを「疲弊からの回復時間」とする悪用ケースだって当然出てくるだろうし。
…難しいもんだな。
だからこそ↑の通り「誤審は文化だ」として、サッカーとは元々そういうものなんですよ〜、というスタンスを最初から最後まで貫くしかないんだろう。

あと、人体科学の見地でいうと専門家は、「オフサイドを人間の肉眼で正確に判定するのはまず不可能である」と明確に断言してるみたい。
…それって、ダメじゃん(笑)。
要するに、サッカーって最初から誤審が出るようにできてる、ってことだ。
それでも誤審をこの世から根絶しようというなら、まず人間の審判は廃止しなきゃならん、ということだよ。
いっそ、ロボ審判導入ってどうかね(笑)?
それこそ「日程くん」じゃないが、「審判くん」というスーパーコンピューター内蔵の人工知能ロボをピッチに立たせてみるんだよ。
たかがロボだからって、彼をナメちゃいかんぞ?
何しろその眼は人間の肉眼の数百倍もの動体視力があり、どんな球の動きも選手の動きも完璧に把握できてしまう。
ましてやマリーシアで彼を欺こうとしたところで、彼の頭部には嘘発見器が内蔵されてるから「イマ、アナタハ、ワザト、タオレマシタネ?」と簡単に見抜かれてしまう。
「審判くん」は、ミスを犯す人間と違って完璧なんだ。
ある意味、神である。
…そうそう、「新世紀エヴァンゲリオン」でも「MAGI」というスーパーコンピューターが全能の神になって人間社会を制御してたじゃない?
あれと同じさ。

確か、あの「MAGI」というのは開発者・赤木博士の人格を基にプログラムされたシステムだったと思う。
ならば「審判くん」にしても、やはり基になる人格が必要なんだな?
なるほど。
もし仮にそれを日本で開発することになるなら、その基になる人格とは間違いなく【W杯の開幕戦で主審を務めたほどに日本を代表する偉大な審判」】、そう、西村さんということになるはず(笑)。
つまり「審判くん」=「西村くん」ってことね?
「西村くん」は高潔なロボだから、決して選手たちや監督からの抗議には屈さない。
もし仮に「西村くん」に対して暴言を吐こうもんなら、そこで彼は必ず「シテ!」と言うようにプログラムされている。
「シネ!」じゃないよ。
「シテ!」だよ。
そこは誤解のないように(笑)。
2014/6/14(土)21:55

☆Jリーグ◆ajIa
スペイン‐オランダ戦
オランダが5バックで来た事から、すぐに「ドン引き」だと決め付ける方もいるかも知れませんが、オランダの最終ラインはスペインより高かったです。

身体を張ってボールを奪う位置が高いため、スペインにCKは殆どありませんでしたし、オランダにファウルが多い割にはゴールに直結しそうなFKのチャンスも殆どありませんでした。

選手間距離が狭いスペインサッカーにおいて、ファウルも辞さない5枚の高い壁が常に視界に入ってしまうと、シャビやイニエスタもプレーに余裕がなくなりますよね。

勿論、ロッベンやペルシーといった並外れたFWがいてこそのオランダ戦術でしたが、スペインもビジャの様なCFでオランダのラインを下げられれば、もう少し拮抗した試合になっていたのかと思います。

スペインは、コンフェデ敗退から「ポゼッション重視ゼロトップ」以外の攻撃オプションを確立するために、コスタやトーレスの起用を模索していると思われますが、「センターラインに相手が恐れる選手がいないと、ポゼッションやサイドアタックだけでは難しい」という自ら懸念を、皮肉にも自らの采配で痛感してしまった印象です。

ポルトガルもドイツも、実は同じ不安を抱えていますよね。
2014/6/14(土)13:55

☆モリエンテス◆CA5A
こんにちは
大会2日目。スペインvsオランダは衝撃の結果になりましたね。
コンフェデでブラジルの積極的な守備にスペインが太刀打ち出来なかったのを思い出しましたが、今日はそれ以上の内容で、ロングボール主体のスペインを見る日が来るとは思いませんでした。
それほどオランダがしっかり対策してたと思うし、やはりオランダの前線がスゴい事を再確認しましたね。
チリのブラジルに負けない位の国歌斉唱にホーム感を感じましたし、その結果も併せて、スペインvsチリを引き分け予想を加えてtoto買いました。
スペイン意地を見せれるか?また見どころが増えてしまいました。
それにしてもテレ東の実況が落ち着いてるし、選手の特徴も伝わり易くてかなり良かったですね。
絶叫とかいらない情報が多い民放のサッカー中継の中で、かなり好感が持てました。
もう少し抑揚は有っても良いかなって思いますが(^^)
後は案の定、西村さんのジャッジにかなりの賛否が出てますが、瞬時に判断が求められるあの状況を知らない、分からない人がクロアチア人に謝る様なマネはやめて欲しいですよね。
謝る位ならクロアチアの応援すればって思いました。
まあ監督が文句言うのは当然のジャッジとは思いますが。
同時にこれも含めてのフットボールなんだと知って欲しいですよね。
今まで何百回とあんなシーンを色んなゲームで見てきたかと思うと、昨日もその一つに過ぎないし、たまたまそれが開幕戦で、日本人の主審だったってだけの事かと思います。
2014/6/14(土)12:57

☆ヒソリ
男性 69歳
(´・ω・`)おはよ
装う婦人4231

ザック的にはコレ

    柿谷
香川  本田  岡崎
  遠藤  山口
長友      内田
  今野  吉田
    川島

途中から
柿谷→大久保


妄想婦人4231

俺ジャパン(笑)

    大迫
斎藤  本田  岡崎
  遠藤  山口
長友      内田
  今野  吉田

    川島

後半頭から二枚替え
斎藤→香川
大迫→大久保
2014/6/14(土)2:56

☆関西人
祝!ブラジル代表開幕
遂に始まってしまったか…。

個人的には、全くお祭りの流れにノレていない。
よりによって今この時期が予定外に仕事が忙しくなってきたもんだから、開幕式も開幕戦も全く見れていないんだ。
それどころか、ヘタすりゃコートジボワール戦すらリアルタイムには見れないかもしれん(涙)。
それだけならまだしも、今月はもはや1日も休みをとれない可能性すら出てきたんだよなぁ(涙)。
ということで、残念だけど今大会は録画視聴が中心になりそう…。

とは言うものの、一応この板での書き込みのペースだけはそれなりに維持していこうかと。
やはりサッカーファンの意地として、4年に一度しかないお祭りに蚊帳の外は嫌だからね。
で、今夜もノッてるフリをしながらコートジボワール戦に向けてスタメン予想を一応書き込んでおきます。

…あ、スタメン予想って言ってもザックのことだから普通にザンビア戦の先発がそのまんまの形で入るんじゃないの?
多分、そうだよ。
まぁ、あれはあれで悪くないんだけどね。
でもそれで話を終わらせると板的にも面白くないから、一応私なりに「こうした方がイイんじゃないかな」的布陣を書き込んでみます。

【関西人のお薦めスタメン】

・・・大迫
香川・本田・岡崎
・山口・長谷部
長友・・・・内田
・今野・・森重
・・・川島

まず、FWについて。
一応、大迫を先発にチョイスしておいた。
もちろん今は大久保が旬なのは私も分かってるんだが、でも逆に調子がイイからこそ大事に使いたいんだよね。
そもそも彼はFW・両サイド・トップ下の攻撃的な4つのポジションを全てこなせる選手なんだし、ならば試合の流れを十分に分析した上で「最も効果的なポジション」にフレッシュな状態から入ってもらいたい。
じゃ、1TOPは柿谷か大迫かという二択になるとして(岡崎は右だろ?)、私の解釈では大迫が正統派タイプで柿谷が変態タイプ。
だとすると、先に正統派を出して後から変態を入れるか、それとも先に変態を出して後から正統派を入れるか、と考えりゃ私は当然のことながら前者を選ぶよ。

次に、ボランチについて。
「なぜ遠藤を先発させない?」と思うかもしれんが、これも大久保と同じでキーマンだからこそ大事に使いたいんだよ。
彼のあのイヤらしいプレーが最も生きる時間帯に、最もフレッシュな状態で入ってもらいたい。
あと、アフリカ勢って序盤にやたら飛ばしてくるイメージがあるし、少なくとも3列目は序盤堅くしておきたいというのもある。
「それなら山口&青山の方がイイんじゃね?」という意見もあるだろうが、いや、そうは言ってもそこは最低一人W杯経験者を入れときたいよ。
もちろん長谷部のコンディション次第だが、でも私はこの試合を決定付ける要素ってむしろ【フィジカル<メンタル】だと思うんだけど。

次に、CBについて。
「アフリカのフィジカルに対して今野じゃ無理!」と言いたい人も当然いるだろうが、私はそうは思わない。
なんのかんの言いながら、彼の寄せの速さは今なおDF陣の中で一番だよ。
確かにコートジボワールにはデカい選手もいるけど、それよりウチがやられるパターンって今まで大体が高さよりも速さだってことは忘れるべからず。
特に、吉田がよくやられるよね。
だから今回は敢えて瞬発力の方を買って、森重&今野コンビにしてみました。
もちろんラインコントロールでは吉田&今野コンビが最も信頼できるんだろうが、今回ばかりはそれよりも優先したい要素が多少あるワケで…。

最後に、ジョーカーについて。
↑に書いたように大久保や柿谷あたりを仮にジョーカー起用してみるとして、できればそれとセットで入れてみたいのが私は清武なんだよ。
最近は彼のことを「使えない」「憲剛の方が良かったのに」と揶揄する声があることは百も承知だが、そうは言っても彼はこのチームで稀少な2列目のパサーである。
特にアフリカみたいな相手にはね、やっぱキーマンはドリブラーでなくパサーなのよ。
アイツら、基本がボールウォッチャーだし。
中盤で本田や香川は完全にマークされるのは当然として、全然マークされてない右サイドから起点のパスを出せれば即チャンス到来さ。
ジョーカーは大久保にせよ柿谷にせよ、良いパスさえ出れば確実に裏に抜けるからね。

…どう?
コートジボワールに勝てるイメージ湧いてきた(笑)?

いやね、私は正直そこまで楽観してないよ。
最近のメディアの論調は「グループリーグは初戦が全て」みたいになってるけど、今回のグループは戦力均衡してるし最終戦まで結果が持ち越される可能性だって十分あるんだよ。
仮にそうなったとして、ポイントになるのはウチの長距離移動による消耗や暑さによる消耗。
特に、オッサンはバテるよ(笑)。
だから↑で戦力を「大事に使いたい」って書いてるのも、そういう意味も含むのさ。
行き着くところは総力戦。
一応こうしてスタメン予想を今回は書いてるが、これも【スタメン=最強にして不動のレギュラー】という意味では決してないからね?
2014/6/13(金)22:05

☆モリエンテス◆CA5A
開幕戦。
おはようございます。
開幕戦の一番の話題は西村さんのジャッジになりそうですね。
それはさておき中身の濃い試合になりました。
特筆すべきは局面での守備のしぶとさで、アレを見てたら日本の守備なんて…(^^)
笑うしか無いですね。
プレッシャーの位置、激しさ、その中でタイミングをズラすボールの扱いなど面白かったですね。
クロアチアが追いつけそうな所も有っただけに、3点目はちょっと重かったです。
良いチームだけに予選突破して欲しいなあ。
PKのシーンは色んな意見有るでしょうね。自分もアレどうかなと思いましたが、手を使って倒そうとした印象から考えたら取られても仕方ないですかね。
まあ実際にそういう判定でカードまで出た訳ですが。
GKへのチャージのシーン、その他のコンタクトプレー等、全体的にブラジル寄りの判定だったと思いますが、試合を通して判断基準は変わらなかったのではと思いました。
まあブラジルがリードされる中でネイマールにイエローと、展開次第では大荒れになりそうな試合で判断は難しかったとは思いますが、世界からは西村さんがどういう評価を受けるんでしょうね。
そういうのも楽しまないと。
それにしてもW杯が始まると寝る時間が無くて、レッドブルに頼る毎日になりそう。
どこかで体力が尽きて大事な試合を見逃しそうなのが一番の心配です。
2014/6/13(金)9:07

☆関西人
考えないサッカー
学術ネタついでに、もうひとつ。

昨日のNHKスペシャル見た?
「ミラクルボディ FIFAワールドカップ至高の選手たち」、第二回はシャビ&イニエスタが取り上げられてたんだ(第一回はネイマールだった)。
特に私が興味深かったのは、あの天才司令塔・シャビのプレーを丸裸にしたクダリだね。
彼は、プレースタイルとして試合中にたくさん首を振るという。1試合で850回?
それだけ首を振り全ピッチに目を向けて、敵味方全選手の「上から見た配置図」を脳内で完璧に作成するんだという。
凄いな〜。中田英で有名になった「空間把握能力」ってやつだね。
じゃ、仮にシャビが寝違えるなどして首を振れなくなったら、やはりスペイン代表って終わるのかな…?
誰かレッドカード覚悟で、シャビの首に思いっきりラリアットかましてみるのがスペイン打倒へ一番近道かもよ(笑)。

で、番組はシャビの試合中の脳の働き方までCTスキャンで分析していた。
彼もまた、よくぞこんな研究に応じてくれたもんだ。
で、案の定面白いデータが出た。
彼はあの卓越したゲームメイクの中で、実は脳が「何も考えていなかった」という(笑)。
何となく、直観でパスを出してるに過ぎないらしい。
これを言われると、ロジック志向の日本人としては困るよね。
老師オシムからはあれほど「考えて走れ!」と言われてたのに、実はサッカーって考えなくてイイの(笑)?

で、番組はこれを「一流の棋士が対局してる時の脳の状態に似ている」という。
ああ、なるほど。
確かに将棋もロジック重視の競技に見えて、実は直観の競技みたいだからね。
私は以前、チェスの天才といわれる人物の脳を今回と同じように分析した科学ドキュメンタリーを見た記憶があるんだ。
その被験者は、一人で10人ぐらいを相手にチェスを同時進行でプレーし、しかも全員に勝つというバケモノみたいな人だった。
その人が一手を打つのに要する時間はほんの1秒程度という凄い早打ちで、確かにロジックで「思考」してたらそんなのできるワケがない。
その人も、考えてないんだ。
ただ直観で駒を動かしていく。

で、その人がそれをできる秘訣を語ってくれてたのが、やはり今回のシャビと同じで脳内の「配置図」から直観するみたいなんだよね。
いや、正確にいうと直観というより、あらゆる「配置図」が脳内に記憶として蓄積されてるんだそうだ。それも何万通り、何十万通り。
どっちかというと、思考でなく暗記の世界だろう。
我々だって「2×2は?」と聞かれりゃ、普通に思考なんかせず「4」と答えられる。
なぜなら、九九を暗記してるから。
理屈は、それと同じである。

「でも配置図を何万通りも覚えられるワケないじゃん?」と思うだろうが、その被験者は駒の配置図を【形】【デザイン】【模様】として記憶するんだという。
どんな人間だって、家族や友人の顔は覚えてるもんでしょ?
よくよく考えりゃ、人の顔だってひとつの【デザイン】だよ。
で、家族や友人知人だけでなく芸能人やスポーツ選手まで含めれば、たとえ平凡な人間であっても1000人や2000人の顔は簡単に記憶できてるもんでしょ?
それを思えば、ちょっとしたコツさえ掴めば「配置図」の記憶も誰だってできるんですよ、とその人は言ってたのね。
…なるほど、何となく言わんとしてることは解らんでもない。
とりあえず暗記さえしとけば、いちいち「思考」なんかせず反射として「正解」をポンと出すことができる、ってことか…。
問題は、その「配置図」を「顔」のように記憶するという「コツ」そのものなんだけどね(笑)。
多分、それ自体が凡人にはできね〜よ。
というか、サッカーではプレーしながら「上から見た配置図」をイメージすること自体、普通の人間にはまず無理だろ。

でもさ、こういう考え方は私にとって目からウロコだったんだよね。
いちいち考えるより、まず丸暗記。
こんな勉強法、一般的なサッカー育成ではあまりない考え方でしょ?
できれば、日本で最もシャビに近いであろう遠藤あたりに是非このへんを聞いてみたいね。
あなたのパス、考えてるの?それとも考えてないの?ってね。
2014/6/9(月)23:07

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