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過去ログ436 2014/2/8 20:31

☆関西人
ゴーストライター騒動
最近、世間は「現代のベートーベン」佐村河内守氏の話題で持ちきりである。
聴覚障害を持ちながら「交響曲HIROSHIMA」を作曲したという触れ込みの人物らしいんだが、恥ずかしながら私はこの騒ぎになるまで彼のことを全然知らなかった。
しかしまぁ、「全聾」「被爆二世」など凄いキャラ設定をしたもんだな。
ビジュアルも含めていかにもカリスマ風だし、その企画力・演出力だけは誉めてあげたい。

実をいえば、こういうのは芸能界でよくあること。
たとえばゲイじゃないのに「ハードゲイ」キャラで売ったHGはいたし、叶姉妹だってゴージャスで性に奔放な「セレブ」キャラは実体のままとは思えない。
あと、小倉優子は普通の人間のクセに「コリン星から来た」と嘘をつき続けてきたし、デーモン閣下だって今なお年齢を10万51歳だと詐称し続けている。
私は、彼らについては何ら罪がないと思う。
だって、あくまで「ネタ」なんだし。
だけど、さすがに佐村河内氏はアウトだな。
どう考えても「ネタ」の域を逸脱してる。
障害者手帳まで持ってるのに実は聴こえてましたって、明らかに詐欺師の域でしょ。
もはや一線を越えている。
…ちなみに、私も「関西人」を名乗りながらも実は生まれた土地が関西ではないんだが、ひょっとして私も詐欺師…(笑)?

あと、「ゴーストライター」の件について。
これについては、音楽業界では割と昔からあることみたいだね。
特に売れっ子の作曲家や作詞家なんてのは、「下請け」に外注することも結構あるらしいんだわ。
言ってみりゃ、TOYOTAの車だって部品はほとんど下請けが作ってるワケで、でも車が仕上がってしまえば下請けの名前はどこにも残らず、ただ「TOYOTA製」という冠だけで売られることになる。
もちろん、別にこれは構わないと思う。
企画と設計と投資と最終権限はあくまでTOYOTAなんだから、そりゃ間違いなく「TOYOTA製」ですよ。
で、問題は佐村河内氏さ。
果たして彼の仕事が、↑でいうところのTOYOTAに該当するか?ってことだ。

聞けば、彼はゴーストライターに対して曲の「指示書」みたいな物を渡していたという。
私は音楽に造詣がないからあれを見ても「はぁ?」って感じだったが、そこには旋律も何もなくただイコライザーみたいな図と説明文が書かれてるだけで、これを作ったから「この曲は私の物」と主張するのはかなり無茶に思えた。
少なくとも、「作曲」を名乗ってはいけないと思う。
「原案」、あるいは「協力」ぐらいだったらまだしも…。

しかし、意外とこういうのは難しいもんだな。
普通、ひとつの物を作り上げるのには複数の人間が絡むもんでしょ。
その場合、誰の名前を冠として世間に出すのか。
たとえばサッカーの場合、「ザックジャパン」とか「岡田ジャパン」とか監督の名前を冠にするよね。
監督はチームの責任者だから、それはそれで当然のこと。
だけど監督という立場だって、実は一から十までチームの全てに絡んでるワケじゃない。

たとえばの話として、ロンドン五輪の時の「関塚ジャパン」を思い出してみてほしい。
最終的に四強入りしたことで当時は関塚さんの手腕が絶賛されたもんだが、しかしあのチームも実体としてはアジア予選で脆さを示し、本選直前になってから堅守コンセプトに組織を再構築したことが快挙の根幹だよ。
しかもその流れは↓にも書いた通り、実は関塚さんでなくオーバーエイジ・吉田が主導したものだったという。
監督を入れず、吉田をリーダーとして選手たちだけでミーティングをし、それまでの関塚式守備を根本から変えてしまったという流れ。
ここまでくると、さすがに「関塚ジャパン」ではなく「吉田ジャパン」じゃないの?と言いたくなる。

あと、「ジーコジャパン」もそうだな。
ジーコは監督でありながらも、チームの設計図をなかなか示さなかった。
フワッとしたイメージぐらいはあったんだろうが、細かい設計はほぼ選手たちに丸投げ。
結果「中田ジャパン」と「その他ジャパン」とが分離してしまい、最後はワケ分からん状態に…。
あのチームの場合は、むしろ明確な「ゴーストライター」が必要だったんだろうなぁ。

そうは言っても、監督は選手をチョイスできる権限を持ってるのはやはり大きい。
懸案の佐村河内氏も、新垣氏という才能ある無名作曲家をチョイスする眼があったという点においては、やはり何らかの才能があったんだと思う。
ある意味、慧眼はジーコ以上?
いや、あくまで実体は詐欺師なんだけどね(笑)。
ただし、極めて才能豊かな詐欺師だったんだと思う。
2014/2/8(土)20:31

☆関西人
真央ちゃんと羽生くん
ソチ五輪がいよいよ開幕した。
と言っても、正直冬季大会は夏季ほどにはテンション上がらないなぁ。
特に今回は大国ロシアの開催なんだし、きっと彼らの独壇場になるだろう。
日本の金メダル獲得なんて、せいぜい2〜3個じゃないかな。トータルでも、せいぜい10前後じゃないかと。

ただし、日本人としてフィギュアだけはどうしても見逃せない。
早速、羽生くんが活躍してるみたいだね。
彼は凄いなぁ。
とにかく王子オーラがハンパない。
やたら足が長くて細くて色白で顔も中性的で、それこそ少女漫画に出てきそうなキャラである。
力強さはあるが決してマッチョではなく、よくフリー演技では最後に精魂尽き果てて立てなくなるシーンもあるが、あれがまた「あ〜ん、ユズルくん頑張って〜」と女子をキュンキュンさせてしまう。
いまどきの一番モテるタイプだ。

そして、女子では言うまでもなく注目は浅田真央。
彼女もまた羽生くんと同じく手足が長くて細くて童顔で、人間というよりは妖精に近い萌えキャラである。
もう今は23歳になったらしいが、やはり小さい頃から見てるから子役タレントと同じで何歳になっても我々には「永遠の処女」である。
彼女は日本国全国民にとっての「理想の娘」「理想の孫」「理想の妹」といったニーズに応えた最高傑作のキャラであり、ビデオリサーチ調査の好感度タレントランキングでも綾瀬はるかに次ぐ第二位にランクしてるんだから、もはや単なるスポーツ選手の枠には収められない人かと。
きっと遊びたい盛りだろうに、今まで少しも浮いた話を聞かないのが凄い。

ただ彼女は、今大会をもって現役引退することを少し匂わせている。
早すぎるだろ〜と思う一方、幼少の頃からスケート漬けの生活が20年近くも続き、今なお人並みの恋愛すらままならない青春期を過ごしてる女の子の率直な心情として「そろそろ区切りをつけたい」ってのも分からんではないわ。
だから私は引退もやむなしと思うが、しかしながら最後の条件として宿敵キムヨナだけは倒してから、ということにしてほしい。
この因縁の日韓戦だけは、ちゃんと「日本の勝利」で幕を下ろしてほしいんだ。

私は正直キムヨナのことも決して嫌いではないんだが(少なくとも色気は真央ちゃんより遥かに上だと思う)、でもこのタイミングで彼女を勝たせてはいけないと思う。
今は、4年前のバンクーバーの時とは日韓のシチュエーションが明らかに違うことを忘れちゃいかんよ?
それこそ今回もまたヨナに勝たれてしまっては、全世界メディアの前で「歴史を忘れた民族に未来はない、だから私は勝てた」とかマジで言われかねないんだ。
今のパク大統領なら、そのぐらい仕込みかねないし。
会場には「独島は我が国の領土」「従軍慰安婦の屈辱を忘れない」とかの横断幕、さらには安重根の肖像旗が出ていても不思議はないね。
ヨナは「応援席に旭日旗を見た」としてサルのモノマネをするかも(笑)。
それらを全部黙らせるには、ぐうの音も出ないほどに真央ちゃんが圧勝するしかない。
その上で、真央ちゃんは勝者コメントとして「ヨナがいたから私は成長できた。私はヨナを尊敬している。才能はヨナの方が上だと思う」的発言をして、それまで敵意剥き出しだった韓国人たちの心を逆にくすぐるのがベスト。
向こうが「北風」なら、こっちは「太陽」ですよ。
真央ちゃんなら、それができる。

一方の羽生くんは、バンクーバーでヨナを金メダルに導いたブライアン・オーサーがコーチとして付いているのがポイント。
よく知らんけど、このオーサーはあれからヨナと険悪になり追放された身らしいね。
つまりヨナが捨てたのを日本が頂戴して、今回は羽生くんが大ブレイクできたワケか…。
ちょっと気になるのは、このオーサーは正真正銘のゲイだということ。
ゲイの前に晒されてる羽生くんって、ヤバくね(笑)?
過去に安藤美姫&モロゾフの例を見ても、選手とコーチは一心同体になってしまうこともなきにしもあらず…。
まさか、それを解ってた韓国が陰謀として羽生サイドに送り込んだワケじゃあるまいな(笑)?

じゃ、最後は相変わらず取って付けたようにサッカーネタをひとつ。
このソチ五輪のフィギュア部門で、ある有名な元サッカー選手が出場を目指していたのを皆さんはご存じだろうか?
そう、一時期ベッカムと並んで日本でも大人気だったイケメン選手、あのイルハンですよ。
02年W杯でトルコを3位に導く立役者になり、後にヴィッセルでプレーしたよね。
あれから彼はサッカーを引退し、今はフィギュアに転向している。
スケート歴は浅いものの、そこそこ上手いらしい。
結局、五輪選考には落ちたらしいけど…。

それにしても、僅か数年のスケート歴でイルハンがいきなり五輪を目指すところにいくだなんて、ひょっとしてスケートの適性とサッカーの適性って似通った要素があるということなんだろうか?
確かにどちらも足腰が重要で、尚且つボディバランスが重要だな。
そのへんを逆に考えりゃ、たとえば羽生くんなんてサッカーやらせると相当上手いんじゃないか、と。
何となく、あのジャンプ力はFWに適性があるようにも感じるし。

…よし、羽生くん。
もしも今後オーサーのセクハラに耐えられなくなった日には、いつでもフィギュアから逃げ出してJリーグに駆け込めばイイよ。
まだ二十歳なんだし、あれほどの素養があれば遅いことはないだろう。
そして、真央ちゃん。
もしも本気でフィギュアからの引退を考えてるなら、第二のキャリアはなでしこリーグに入るのが一番のお薦めですよ。
ゴール前でトリプルアクセルからのボレーを決められるFWなんて、多分世界中を探しても真央ちゃんぐらいしかいないんだから。
2014/2/7(金)19:27

☆関西人
アニメ声優
先月末の話になるが、声優の永井一郎さんが亡くなったことが大きな話題となっていた。
一人の声優の逝去がここまで大きく報じられるとは、いかに日本が「アニメ大国」であるかを痛感させられるね。

永井さんといえば、まず波平である。
あと、「YAWARA」の猪熊滋悟郎も印象深い。
基本的にハゲ役が得意な人さ(笑)。
少なくとも声優界では超大物といえる永井さんだったんだが、しかしその名声とは裏腹にギャラはあまり高くなかったという。
彼の「サザエさん」における一本当たりのギャラは、約4万円だったらしい。
…えっ?そんなに少ないの?
国民的番組としては「サザエさん」と双璧をなす「笑っていいとも」だと、タモリさんが一本当たり400〜500万のギャラを貰ってるというのに…。

多分、この業界は収益構造としてあまり儲からない仕組みがあるんだろうよ。
海外のアニメでも声優陣は大体が役者の副業みたいな位置付けになってるし、これ一本で食ってる人なんていないんじゃないかな?
日本では声優がオタク向けのアイドルとして歌手をやってる例もあるが、逆にいえばああいうことでもしてないと専業では儲からないのかも。
そういや、以前にカズ・遠藤・今野・憲剛らが「名探偵コナン」の映画版で声優やってたよね?
あれ、ちゃんとギャラは出たのかな…(笑)?

ちなみに、私が最近お気に入りのアニメ声優といえば、ブラザーカラープリンターのCMに出演しているザキヤマである。
なぜか彼が「あしたのジョー」丹下段平の声を演じていて、キャラと声優が合わないと逆に面白い、というアニメの新機軸発見だね。
そもそも、丹下のおっさんが「クル〜」とか言うワケないもん(笑)。
しかし、なぜ敢えてザキヤマ起用なのかといえば、単に類似点としての「割れているアゴ」からきたキャスティングなんだろう。
名作「あしたのジョー」に対しては完全に冒涜(笑)。
おそらく、ちばてつや先生の了承を得てるとは思うけど…。

やはり、アニメは声優で決まるよね。
ちなみに「キャプテン翼」の主人公・大空翼といえば、なぜか女性の小粥よう子さんである。
ちょっとしたトリビアだが、この小粥さんは後に高橋陽一先生と結婚してるんだわ。
…高橋先生も凄い人だなぁ。
仕事として翼くんというキャラクターを創造し、プライベートではその翼くんを人生の伴侶にしちゃうとは…(笑)。
一部では数年前に二人は離婚したとの噂もあるが、詳細は不明。
だけど、結婚してたなら二人は絶対に「夜の翼くんごっこ」とかやってるよな?

「…み、岬くん、ハァハァ、そんなことはいけない、ハァハァ、そこはダメ、ハァハァ、ボールはトモダチ、ハァハァ、岬くん、アッー!」
みたいなプレイね。
もちろん、他にも日向くんバージョンや立花兄弟3Pバージョンとかもあったはず。
そう考えると、声優と結婚すると色々楽しそうだなぁ(笑)。
…いやいや、名作「キャプテン翼」に対する冒涜、大変失礼しました。
2014/2/6(木)22:21

☆関西人
体育会系とユース系
続きね。

宇佐美にしても柿谷にしてもそうなんだが、こういうユース系出身者って私の偏見かもしれんけど比較的に「オンザボール型」のイメージがあるのよ。
対して高校サッカー大学サッカーなど体育会系出身者は、もちろん例外はあるにせよ「オフザボール型」が比較的多いイメージがある。
このへんは、トレーニング文化の違いだろうか?
今でこそ両者に大した違いはないのかもしれんが、ちょっと前なら体育会系ってボールを使った練習よりもまずは走って走って体を作る、ってイメージがあったもん。
ユースは、その逆。
総じて球扱いに長けた早熟天才肌の選手だけがユースという「エリートの門」をくぐることを許されてたと思うし、当然その先には「ひたすら走り込み」とは全然別次元のカリキュラムが準備されてただろう。

それはそれで棲み分けなんだから、私は全然構わないと思う。
ただ個人的に興味あるのは、その「ユース」と「体育会」という教育環境の違いが
、輩出する選手たちのメンタル形成においても何らかの違いを生じさせるのか?という点さ。
たとえばの話、昔から体育会ではありがちな「後輩は先輩に絶対服従」の封建社会的文化はユースであまりないようにも感じる。
といっても、私はユースに入ったことないから真実は分からんけどね(笑)。
基本、体育会系は「年功序列」。学年の上下関係が非常に大事である。
一年が二年に対してタメ口なんて、絶対に許されない。
たとえば「レギュラーの一年」と「補欠の二年」がいたとして、どちらの立場が上かといえばやはり後者の方だろう。
後者が前者に「ジュース買ってきて」と言うことはできるが、その逆は多分無理。
それが、体育会のタテ社会ってもんである。
一方、ユースはどうだろうか?
少なくとも宇佐美や柿谷の若かりし日の逸話を聞いてると、「後輩は先輩に絶対服従」なんて匂いをそこに感じないんだよ。
普通に先輩に対してタメ口だったらしいし。
そもそもユースは「飛び級」ありきの実力本位主義だろうから、土壌として年功序列のタテ社会ではないのかもしれんが…。

ちょっと思うんだよね。
もし宇佐美や柿谷がユースではなく、たとえば国見みたいなガチガチの体育会サッカー部に入ってたらどうなってたかな、って(笑)。
ちゃんと坊主にしてただろうか?
ちゃんと地獄の走り込みに耐えてただろうか?
そして、ちゃんとそこで才能を開花させただろうか?
…そのへんは、何とも言えんな。

意外なところでは、遠藤が意外にも体育会出身である。
しかも「国見より走らされる」と定評のある鹿児島実業サッカー部出身。
今は飄々として体育会の匂いが微塵もない彼だが、意外と高校時代には坊主頭にさせられてシゴかれてたのかな?
なんかイメージができん。
彼が三年の時には松井大輔が一年にいたはずなんだが、この二人に上下関係があるともイメージできないし。

ほら、遠藤って試合のハーフタイム中に必ずシャワーを浴びるのが有名でしょ。
以前、何かの番組でガンバのハーフタイム中のロッカールームを撮影した映像を流してたんだが、それを見ると西野監督(当時)が選手たちに戦術指示をしてる途中にシャワーから出てきた全裸の遠藤が普通に横切ってたんだよね(笑)。
私は、ちょっとビックリ。
普通、体育会の常識なら戦術指示をしてる監督の前を全裸で横切らないでしょ?
しかも、彼だけはミーティング免除でシャワーを浴びてたってこと?
と言っても、西野さんを含めて周りは全員それを全く気にも留めない感じで普通にミーティングを続けてたから、多分ガンバ的にあれはOKなんだろう。
…アットホームなチームやなぁ(笑)。
いや、意外とプロクラブになると大体あんなものなのかもしれん。
プロともなれば、我々が思うほどタテ社会ではないのかも。
最近は「やべっち」の人気企画「デジっち」を見てても、そのへんを強く感じる。

ところで、欧州のサッカー文化でも体育会系とかタテ社会とかはあるんだろうか?
…なさそうな気もするね。
2014/2/5(水)23:21

☆関西人
ポスト香川
香川は、マンUで干された状態のまま6月のW杯本番を迎えることになるだろう。
こうなった今、我々は今後真剣に「ポスト香川」を探していかなきゃならんと思う。
いや、別に香川を代表から外せと言いたいワケじゃないのよ。
あの才能を考えりゃ、やはり23名枠には残しといた方がイイ。
でも、彼に依存したチームコンセプトはかなり危険だということ。
半年後、少し錆びついてる可能性だってあるんだから。

で、私が「ポスト香川」として今年特に注目していきたいのが宇佐美なんだな。
彼は昨年、いよいよ再覚醒をしたとの評価があるんだし。
思えば、彼のサッカー人生ってバイオリズムの起伏が凄いんだよ。
2011年にあのバイエルンミュンヘンに華々しく移籍したと思ってたら、その2年後にはJ2でプレーをしてるという極端な落差(笑)。
短期間で、ここまで振幅の激しい人生もなかなかないだろう。ジェットコースター並みじゃん?

でも、こういう激しい落差こそが彼みたいな天才には特効薬だと思うんだよね。
ひとつに、徳島まで飛ばされたことで覚醒した柿谷が良い前例だよ。
柿谷にせよ宇佐美にせよ、持ってる才能の巨大さについては誰もが認めている。
ただ、あまりにも才能が巨大すぎてなかなか才能以外の部分がそこについていけないもんさ。
言ってみりゃ、F1マシンのエンジンをカローラに搭載させてしまってるようなイメージかと(笑)。
エンジンはやたらと凄いクセに、ずっと公道に慣れてタイヤをバーストさせない限度内の走りを身につけてしまったクルマだね。
当然そういう走りだと、高性能スポーツカー揃いのバイエルンの中では通用しないもんである。
公道ではそこそこ速いけど、やっぱサーキットに出すと全然通用しないってことね。

で、そういうクルマには敢えて公道でもサーキットでもない、「険しい山道」を一度走らせみるべきなんだよ。
多分、それが柿谷にとっては他でもなく「徳島」だったんだろう。
いうなれば舗装もされてないガタガタの道にいきなり放り出されて、そこはエンジンをフル回転にしないと前に進むことすらままならない環境。
泥をかぶりながら走る環境。
しかし意外とそういう負荷のキツい道でこそ、ギアの入れ方やアクセルの踏み込みを本当の意味でマスターするもんさ。
実際柿谷は、そうやってそれまでと違う走りを身につけた。
だから宇佐美にとっても、昨年のJ2がそういう場であったことを私は願ってるんだけど…。

そういや、ザックは約1年半前の時点で宇佐美に対して非常に冷たいコメントをしてるんだよね。
「あまり成長してない。初めて見た時は彼の才能に驚いたが、その時から彼はあまり変わってない」って。
ほとんどメディアの前で特定の選手をディスることがないのがザックの人間性だが、ほぼ唯一の例外として宇佐美に対してだけはなぜか辛辣だった。
正直、「あれほどの才能が…」と惜しい気持ちもあったんだろう。本来ならもっとやれる、と期待してたんだろう。
あの失望発言から1年半を経て、さぁザックが果たして宇佐美を呼ぶかどうかが楽しみだよ。
私は、十分に可能性あると思うけど。
宇佐美がトップギアでギリギリまでアクセル踏み込むようにさえなれば、もともとエンジンのポテンシャルは香川以上のクルマだからね。

頂点からドン底へ、しかしそこからまた這い上がって再び絶頂期を迎えるというスタイルは、最近だと柿谷しかり有吉弘行しかり安倍総理しかり、ちょっとしたイマドキのトレンド主流ともいえる。
おそらく2014年も、「復活」がキーワードですよ。
2014/2/3(月)23:42

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