超VIP専用掲示板

過去ログ355 2010/6/7 3:47

☆板長
そう、ネガティブなことを言うのは期待の裏返し。だからもう少し言わせてもらおうと思う。

遠回りなことから入るが、サッカーには必ず必要な能力というのがあると思う。こないだから自分の考えありきで語っていて申し訳ないんだけれど、個人的に思うその能力とは3つの要素からなる6つの能力で、そのうち1つは必ず持ってなければならないと思っている。

3つの要素とは、
・ゴール
・ボール
・スペース
この3つのうちどれかを
・奪う(取る)
・守る
ことができる能力。

多分説明の必要はないよね。チームの戦術によって方法は違うだろうが、ピッチに立つ上で絶対に欠かせない能力だと思う。価値は上に書いてある方が個人的には高いかな。

なんでわざわざこんな事を書いたかというと、この6つのうちどれも有してない選手がよもや代表戦のピッチに立ってるんじゃないの?と思っているからだ。
ゴールもボールもスペースも奪わない、守らない。そんなんでワールドカップに出る?冗談やめてくれ。そんな選手、前回ならリケルメとジダンだけだ。この二人はそれが許された。でもよもや日本に二人がいたとして、それが許されたかと言ったら許されないよね。
その彼はサイドMFがご所望らしいのだが、前回大会でジウベルトにあんな風に決められたシーンを目の当たりにして、まさかまだあの位置をやろうというのが、いやはやなんとも。まあ中央より相手のプレスがないからサイドが良いんだろうけどね、もう彼にFWの真下で得点を狙うなんて出来ないだろうから。
せめてサイドをやるなら、SBとマーカーをスイッチしたときはDFとしてプレーしようね、中村俊輔くん。全然、Jリーグで誤魔化せてねーから。
なんで彼からボールを何度も奪った矢野がベンチに座ってんの?
2010/6/7(月)3:47

☆関西人
希望妄想論A
続きね。
カメルーンのスカウティング部隊は当然イングランド戦とコートジボワール戦をチェックしてたと思うが、おそらく彼らは「よし!これなら初戦はもらった」って、ある意味安堵したと思うんだよ。あの2試合では、日本の攻略法はあまりにも解りやすかったからな。
日本は総計4失点したんだが、そのいずれのパターンも酷似してた。どれもが、GKとCBの間のギリギリのスペースに球を放り込んでの得点。当然のことながら、カメルーンはこれを参考にしてくるさ。敢えてフツーに中盤で繋いで崩そうとしてはしてこないだろ。日本のプレッシングはハエみたいにウザいし、実際イングランドもコートジボワールも流れの中から得点できなかった。だからカメルーンは、中盤省略気味にロングボールを多用してくるんじゃないかな。
うわ〜!それって日本にとって一番イヤなパターンじゃないか!と焦る人も多いだろう。…確かにね。だけど私は、こういうのをネガティブにばかり捉えたくはない。
例えばだけど、こういう解釈の仕方はどうだろう。カメルーン戦は、標高1400mの高地で行われるんだ。この標高では、キックは気圧の関係もあって長ければ長いほで球はブレる。球の軌道がノーマルじゃないんだ。それに付け加えて、大会公式球自体が非常にブレる性質である。つまり、この大会ではロングボールの精度を保つことが非常に難しいんだよ。だから、もしカメルーンがロングボールを多用してこようというなら、やれるもんならやってみな、と言いたい。
一方、日本のビルドアップは相変わらずショートパス中心。さほど公式球や気圧の弊害は食らわんだろ。むしろ問題は、酸素濃度からの走りの苦しさかな。
しかしそれは、カメルーンも気付いてると思う。日本は走らせときゃイイ、と思ってるだろ。要は、イングランドやコートジボワールの守り方を参考にするはず。日本と同等にプレスで走り回ってドツキ合いするんじゃなく、ヘタに走り過ぎず守備ブロックを安定させてスペースを潰しときゃイイ。だって日本は、対人を制して点を取ることは出来ん。だからこそハエみたいに走り回るんであって、そのうち終盤にバテる、自滅する、とあの2試合を見て奴らは楽観してるだろ。
…甘いよ。もし日本が、終盤にムチャクチャ走れる3枚のカードを立て続けに使ったらどうなる? もし、我々が隠し玉を持ってたらどうする?
2010/6/6(日)23:52

☆関西人
希望妄想論
確かにコートジボワール戦はネガティブ要素がテンコ盛りだし、岡田さんをバッシングする材料なんていくらでもある。でも、だからと言ってここで希望のない話ばかりしてても、個人的には全然楽しくないんだな。
私の知人は、「もうヘタに期待しない方がイイ。期待すると、裏切られた時に大きく落ち込むし傷つく。最初から期待しなきゃ、傷つくのを最小限に抑えられる」と言ってる。…これ、ファンとしては正直尊敬できないスタンス。自分が傷つきたくない、というエゴから感情移入を避けてるワケだが、そんな傷つくのを怖がるんなら、何に対してだって感情移入はできないよね。大会が始まる前から絶望するネガティブなスタンスで、本気でW杯を楽しめるだろうか? いやいや、私は傷ついたってイイから日本の予選突破を信じたいよ。

というワケで、今回はコートジボワール戦をポジティブに捉える要素を見つけて書いてみたい。もちろん、2-0で完敗した現実からは逃げられない。ただ、それでも希望の光が全く無かったワケでもないさ。
例えば、90分の試合が終わった後に行われた「3本目」の45分。私は見てないから分からないけど、控え組が意外と良いプレーをしたらしいのよ。てっきり、彼らってコンディションが悪いから先発を外されてるんだと思ってたが、実はそうでもないみたい。憲剛なんてトータルでは90分間プレーして、しかも「3本目」の方が良いプレーをしてたらしい。他にも、松井や岩政や矢野など悪くなかったらしい。
だったら彼らを普段から使えよ、と言いたいところだが、ここでふと思い出すのが試合前の岡田さんの言葉。会見で彼は、偵察にきてるカメルーンスタッフのことを聞かれた時、「(試合では)全てを出すのではなくて、工夫をしていきたい」という謎めいた答えをしてるんだ。「工夫」って言葉がやけに印象的で、それって一体何?と思ったんだが、それを考えて私は初めて希望を感じたんだ。
おそらく岡田さんには、この試合は最初から90分でなく135分だったんだろう。つまり、テレビ中継すらされない余興スパーリングの「3本目」こそがが実は重要。本当に試したい奴を敢えて注目度の低い「3本目」に使って、カメルーン偵察の目を免れた。それが「工夫」。そこにこそ、対カメルーンの隠し玉がいた。
と考えると、「3本目」の1-0勝利は希望ある要素と思えるだろ?
2010/6/6(日)19:50

☆板長
勝ちに向かっていない試合について語るほどむなしいものはないですよね。
コートジヴォワール戦の一番の目的は「選手をたくさん使う」だったわけでね。試合を見ていて思うことはそれなりにあったけれど、それを吐き出して一体何になるのかという気持ちになる。いつぞやの「1000の理由」を思い出す。
でもそういうときのためにこういう場があるのかなとも思ったので、少し書いてみようと思う。

長谷部がトップ下の4231ということらしいが、なるほどそれらしく見える場面もあった。ただ、誰もが思ったと思うが「そこに長谷部を置いてどうしたいの?」ということ。
イングランド戦と選手及び配置はほとんど同じということで、つまり4321の形だった。左右を入れ替えたわけでもなく、選手が入れ替わったわけでもない。中盤3枚の役割分担を変えただけ。その内容は、つまり長谷部にある程度自由を与え、遠藤により守備を担わせるということ。そしてトップ下ということだから、恐らく点に絡むプレーをしなさいということだろう。
ここで問題なのは本田と大久保との兼ね合いなわけだけど、北京の時にも書いたけれど、サイドに逆足の選手を置くということはその選手のベクトルは中に向かう、向かわせるためにおいているはず。だからこそ4141ではなく4321となったわけで、そこにわざわざトップ下を置くというのはいまいちよくわからない。実際に見ていても、本田や大久保が使いたがっているスペースに長谷部が入っていてスペースが死んでいるなんて場面がたくさんあった。北京のとき同様、利き足のサイドにチェンジする、あるいは当時のように岡崎をウイングハーフで使うなどすればまだ機能不全を気休め程度だろうが改善できたかもしれない。
そうしてやっと、果たして今の長谷部にトップ下、セカンドストライカーとしての素質があるのかという疑問が出るのだと思うがそれは置いておくとして。問題は遠藤だよね。せっかくイングランド戦で作った「擬似的ガンバ」は崩れてしまったなかで、そこに彼の居場所はあったのだろうか。コンディションとかあるのだろうけど、そこにもし今野がいれば、そしてSBには駒野か内田がいればどうだったんだろうか。
ここまで考えて、やっぱり最後に胸に残るのはただただ虚しさだけ。せめて世界最高のストライカーのプレーをもう少し見ていたかった。
2010/6/6(日)4:15

356354

掲示板に戻る