−裏通り−

薄暗い通りで闇市がありレアな魔道具などが手に入る
何でも屋や情報屋などが集まる、少々危ない横町
闇夜桜
置きレス
おや、一方的にそちらの情報を搾取して去るつもりでしたのに…なんて、ね。私は帝都軍所属、闇夜桜…陽の下で生活出来ず、生物の血を喰らって生きる種族。好きな物はヴァイスのブレンドコーヒー、嫌いな物は運動です。(此方の申し出を受けてくれるらしい様子に共に歩き出し、相手のやや斜め後方を位置取り戯れ言を紡いで。続けて名を名乗り、抽象的にも己の種族も伝え、聞かれてもいない余計な私事をぺらぺらと付けたしながら楽しんでいるのだろう、軽やかなブーツの音色は小柄な背を追い掛けて。そして片手はボトムスのポケットに納め、一方は顎に添わせて人知れず対象を観察していたが時機にメインストリートに出るかという頃、相手の歩を止めようと不意に伸ばされる腕。それがローブを纏う彼女の手元を掴む事が出来たならば、視線で前方を塞ぐ怪しい人影を指して常と同じ穏やかな笑みはそのままに)…解呪屋さん、先程の曰くの品はしっかりと懐に収めてありますか?
オルチェ・レンガルスタ
置きレス
え、軍人さんだったんだ。同行するのは構わないけど…聞きたいなー、お兄さんの事も。僕ばっかり教えてもつまんないでしょ?(自らバラしていくスタイルを通しているもの付喪神以上の事は教えるつもりはないのか一旦口を閉じ、相手のある程度の情報も開示してくれなければ釣り合いが取れないと此方も同じくお願いをしてみせて。取り敢えずはこの区域を出る事を目標としようとのんびりと歩き出しては手招きし)やだなぁ。精霊なんて綺麗なものじゃないよ、物に宿る小さな神様。
闇夜桜
置きレス
それに関してはご安心下さい。危険因子と判断した時点で一時的に捕縛する権限は一軍人たる私にもあります。ただ近頃の帝都は何かと騒がしいですからね…貴方が安全な区域に到達するまでは同行させて頂きたいくらいなのですが。(通報との言葉には明確に否定の意を示して己の身分を明かし、物品が悪用される兆しが見受けられれば既に行動していると告げ。次いで瞼を閉ざしつつ指の背を顎に添え、未遂を含め何かと軽犯罪の横行する現状をさして悩ましげに振る舞うものの、一方の目を閉ざしたまま上目がちに相手を窺い同行を"お願い"する姿に軍人たる威厳は皆無だろう。そして相手の正体も判明すれば聞きなれない種族に自ずと復唱し、後に続いた他との違いを脳裏に並べては呟くよう声を落とし)……つくも…がみ?物品に宿る精霊といった所でしょうか……にしては少々屈折しているような気も…
オルチェ・レンガルスタ
置きレス
ま、僕は人間に対しては友好的な方だから…通報とかは止めてよー?(先程の狂気と怨みの篭った言動から常に殺意を現れにしていると思われると厄介であり商売にも影響が出ると困ると布をローブの内側へとしまい、機嫌の良さからぽろりと自分についての情報をある程度漏らしてしまった事を得意げに言った後ハッと口に手を当て目を逸らし少しだけ後悔するがどうせ出自は仮に調べられたとしても世界規模から見れば小さな出来事であり記録には残らないだろうと楽観的に考えて)んふふっ!お兄さんやっと気付いたね、ヒントいっぱいあげたから当然だけど。僕は付喪神…と言っても多分凄く珍しいタイプだと思うよ。こうして実体化出来るし魔術もそこそこ扱える!
闇夜桜
置きレス
(言葉の端々に窺える相手との隔たりは種族云々ではなく、僕らと訴える姿にヒトとモノとの隔たりであると察し、そして何かしらの理由で対象を"傷付けさせられた物"であると理解する。久しく向けられる純粋なまでの負の感情は己に巡る魔力も反応を示してざわつき、眼鏡のブリッジを指先で押し上げ小さく息を吐くと細められた漆黒の双眸は危険な色を宿した赤眼を真っ直ぐに捉え)…ああ、成る程…そういう事であれば貴方を引き止める理由はありません。あまりに排他的なその感情、他者の手には負えないものなのでしょう。(途端ぱたりと強い気配が失せ、相手も出会い頭の調子を取り戻せば納得の頷きを一つ。紡がれた怨みつらみがどちらの物かは不明であるも解決する術があるのならばとあっさり引き、ところでと話を区切った後に先程抱いた疑問を穏やかな声音に乗せ)まるで自身も物であるかの様に話されるのですね、解呪屋さん?
オルチェ・レンガルスタ
置きレス
ま、人間からすればそうかもしれないね。(道具も人間に使われる以上、人の理には従わねばならないのは理解しており悲しげな表情はフードに隠れて見えず)命なんて要らないんだって。この子も僕もただ、僕らを血に塗れさせた人間が憎いのさ!憎くて悲しくて…殺したくなっちゃうんだ(軽い不満から始まった『彼女』から伝わる思いは強過ぎる殺意にまで発展した憎悪と悲しみがかつての自分の境遇と重なり、普段は性格的な諦めと理性で抑えている人間への強いマイナスの感情が急激に膨れ上がりざわざわと魔力が溢れ出て突風のようにローブを揺らし。外れたフードから見えた赤い瞳は月光と相まってぎらぎらと殺意に塗れており、一度瞼を閉じ深呼吸しては繋がりを一時的に切り普段の調子を何語も無かったかのようにけろっと取り戻すと滲み出ていた魔力を本体へと収束させ話の続きに戻り)んん、これは失礼ー。そんな風に……道を外れた子をどうにかするのが僕の仕事なんだよ。僕は解呪屋、呪いを飲み込んで新しい道具に生まれ変わらせる。

(/此方こそ、キャラが定まっておらず若干不安定な娘ですがよろしくお願いします+)