―美術館・博物館―

退室
(ほぅ、と俄に頬を染めて至福に浸っていると好みの絵画を見つけ、その目の前で立ち止まり暫く見つめて。どれだけの時間が経ったろうか、満足行くまで見つめればドレスの裾を翻して、来たとき同様にヒールの綺麗な音を響かせながら館を後しにして……。)

入室
(常たる紫の正装ドレスを身に纏い、ヒールの綺麗な音を響かせて歩めば館内へと足を踏み入れて。静まり返ったこの場所で、一つずつ展示された作品をゆっくりと見て。)
相変わらず、貴重な物が展示されているようで……これぞ帝都の素晴らしさでしょうや。
(至極満足そうに、右手に持った扇子で口元を隠して笑みを浮かべて。)

退室
（館内を一周すれば、ほぅ、と酔いしれるような溜め息をひとつ零して）
……素晴らしい作品ばかりでしたこと。うふふ、二階にも何かあるようですし、また近いうちに来ましょうや。
（すこぶる良い機嫌で身を翻せば足取り軽く館内を後にして……。）

入室
（コツリ、コツリ、床を蹴るヒールの音は控えめに、片手に持った扇を半開きにして口元を隠し。）
まあ…これはこれは、素晴らしや。流石は帝国と言えましょう。
（コツリ、コツリ、ゆっくりとした歩調で、視線は館内に飾られた絵画や彫刻に送られて、それらを見る度に感嘆を漏らし。）

退室
零殿、ですね？ええ、お会いしましょう？私は何時とて帝都に居りますゆえ、必ず、また会えます
（微笑んで言葉を返せば去りゆく彼女の背姿を見送り）
零…か。はじまりと、終わり…良い名です。
（ポツリ呟いて一人ひっそりと笑みを零せば目を閉じて、しかしながら少しした後ゆっくりと開いて彼女が見ていた絵画を見つめて暫くすればやがて歩みを再会してその場を去り）

【こちらこそお相手ありがとうございました♪楽しかったです♪またよろしくお願いしますね？】

退室
えぇ…そうですね。あら、光栄です（口角を上げ柔らかい笑みを浮かべるも、気が合いそうとの言葉に口元に手を当てれば「ふふっ」と笑みを漏らし）
…セリさん、ですね。私の事もお好きにお呼び下さいね（相手の名を復唱し、自らの事も好きに呼んでと付け足して。）
…すっかり遅くなってしまいました…。私はこれで失礼致します。また、お会い出来ると宜しいですね…では（窓から見えた外の暗さに気が付き、相手へ挨拶を述べた後丁寧にお辞儀をし。身を翻せばゆったりとした足取りでその場から立ち去って）

【お相手有り難う御座いました〜♪またエンカの際は宜しくお願い致します。お疲れさまでした〜っ】