1 ラミヤ
兄と弟の珍道
「おい手前!」
狭くはない室内に、ハスキーな少年の声が木霊した。
そしてその少年の前で寝ている同年代の少年が目を丸くして疑問の声を掛けた。
「どうしたの?兄さん」
兄さん。と呼ばれた少年は、その口調に似合わない程低い身長で、弟と思しき目の前の少年よりも幾分小さい。
その癖筋肉は意外とがっちりしているが、どちらかというとスリ筋というところだろう。
兄さん―朝倉佐助は、自身の身体を指差し、弟―朝倉祐輔を睨んだ。
佐助が怒っている理由が、それで理解できる。
彼は、今丸裸だ。
どうやら祐輔が脱がしたのだと誤解しているらしい。
それに弁解する様、祐輔は言った。
「こ、これ僕じゃないよ!」
「嘘吐け!!他に誰がやんだよ!!」
「え〜と」
祐輔は視線を窓に移すが何故か兄の身体に目がいってしまう。
もしかして、本当に僕が!?
そして理性に逆らい、祐輔の腕が佐助の恥部に伸びた。
狭くはない室内に、ハスキーな少年の声が木霊した。
そしてその少年の前で寝ている同年代の少年が目を丸くして疑問の声を掛けた。
「どうしたの?兄さん」
兄さん。と呼ばれた少年は、その口調に似合わない程低い身長で、弟と思しき目の前の少年よりも幾分小さい。
その癖筋肉は意外とがっちりしているが、どちらかというとスリ筋というところだろう。
兄さん―朝倉佐助は、自身の身体を指差し、弟―朝倉祐輔を睨んだ。
佐助が怒っている理由が、それで理解できる。
彼は、今丸裸だ。
どうやら祐輔が脱がしたのだと誤解しているらしい。
それに弁解する様、祐輔は言った。
「こ、これ僕じゃないよ!」
「嘘吐け!!他に誰がやんだよ!!」
「え〜と」
祐輔は視線を窓に移すが何故か兄の身体に目がいってしまう。
もしかして、本当に僕が!?
そして理性に逆らい、祐輔の腕が佐助の恥部に伸びた。