塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ4684 2025/6/15 7:23

▼滝川
戦後80年にして新たな戦前みたいな…
宇宙戦争のような光景の中東。
オイルショックが不安です。米といいライフラインの打撃は、まるで戦前。
娘は大学生ふたりで食べ盛りです。


▼ヒロキ
まだ在る
神保町のさぼうる。
一人では、敬遠。数人では、集まる機会がない。
やっているなと、通り過ぎる店。


▼世話人
詩人と別れて、
踏切の向こうの米屋へむかった。
このマチでは一軒だけだ。
天保11年創業が自慢。なんども打ち壊しにあったという。
こちらは自慢ではなかろう。
戦時中は配給制度。
いまはスーパに客をとられた。
またぐちぐち愚痴られるか。

零子、待ってろ。

レールに下駄の歯がはさまった。
取れない。
脱げない。
運命の瞬間が。

HP

▼ヒロキ
一極集中
緑タヌキと自公、膨大な富の奪い合い。
河の対岸の県は、指を咥えて眺めるしかない。
上振れ消費税の分前も入り、富の偏在が著しい。


▼世話人
いいです
とこたえた。いやいいです、か、いいですね
の区別が曖昧だ。
それでも、ふたりは「さぼうる」のようなサテンに入った。
下駄履きで着流しでも、ま、無理がない。
「米屋ですか」と、首をもっとふかくかしげた。
「はい。テレビでやってます」とこたえた。
備蓄米のことか、米国在住の孫娘のことか、自分でもはっきりしない。
「古古古ですか」
「はい。コメという字です。十の四隅に米粒を書きます。
米粒なしを口でかこむと田です。米屋の青色ののれんを見に行きます」
 「お茶さめますよ」という。
話に合わせて紅茶を頼んだ。
「猫舌なので」と言わない。書きすぎるのはサイテー。

HP

▼世話人
むこうから
詩人がきた。鳥打帽をかぶってる。
おはよう。と声をかけた。
おどろいている。日のあるうちに会うのはめずらしい。
深夜にネットで話すのが普通だ。
「お出かけですか」という。
「まあね」と、零子のことはだまっている。「米屋へ」というと、もっとかんがえこむ。
ハンチングが落ちるほど首をかしげている。
「お茶、どうです」詩人はいった。

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