塩見 鮮一郎公式 掲示板
過去ログ4644
2025/4/4 17:29
▼久保田「最後の夜が終わったら」の件 Bその後、ある監督との出会いがあり、
出会いどころかすさまじい戦いの数年間があり、
その経験を通して、
自分がなぜ映画も小説も失敗したのか、ようやく気付いた次第です。
プロデューサーとの出会いから30年以上、
いつの間にか、50の半ばを過ぎていました。
そんな折、私が運営スタッフをつとめる
「シモキタ地下室」というイベントスペースを
トーク小屋の会場に一度試していただくこととなり、
原田さんとのやり取りを再開させる中、
「来月作品を出す人がいない」とお聞きして、
それならば、と、
この「最後の夜が終わったら」を提出させていただきました。
この作品は、何十年も結果を出せず袋小路に陥って
もうどうにも身動きが出来なくなってしまっていた頃、
病気を宣告され、
なにも始まらないうちにすべてが終わってしまうのかと
焦る思いが募り、
いっそこの自分自身の姿を描こうと試みた、私小説です。
▼久保田「最後の夜が終わったら」の件 A大学の時、ある映画プロデューサーに出会い、
会ったその日に「お前にしか撮れんシャシンを撮ってみせてくれ」
と言われ、以降、その言葉が私の全てとなりました。
それは、私の生きる『よすが』であるとともに、
私をがんじがらめにし、苦しめる『鎖』でありました。
結局、シャシンを撮ることは叶わず、
その後、そのプロデューサーから「小説を書いてみろ」と言われ、
小説に挑みましたが、
そちらでも、彼に披露できるような作品を書くことはできませんでした。
これで終わりにしようと定めて、
この「最後の夜が終わったら」を書きあげた少し後、
彼は病に倒れ、数か月後、亡くなりました。
すさまじい喪失感でしたが、それと共に、不思議な解放感に浸りました。
▼久保田「最後の夜が終わったら」の件 @ご無沙汰しております。
18年くらい前、1年ほど塩見先生のクラスに在籍していました、
久保田雅美です。
先日お送りした私の作品「最後の夜が終わったら」の感想を
この場所に書いていただいていることに気付き、
本日、すべて読ませていただきました。
ここまで深く読んでいただけるとは思わず、
驚き、また、本当に感謝しております。
▼世話人扶桑社のテレビ歴史・公民教科書の改訂版(2006年度使用開始分)を出版。
2007年 フジテレビジョンがポニーキャニオンと扶桑社の株式を追加取得、フジテレビの完全子会社となる。「つくる会」との関係を解消、「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会)・「日本教育再生機構」と組む旨発表。8月1日に出版子会社「育鵬社」を設立し、教科書改善の会が新たに出版する教科書の版元とした。また扶桑社新書を創刊。
HP
▼SYUPOエープリルフールも過ぎ管理されていた「罪のない嘘」が、ウィルスのように世の中に解き放たれました。
各人にとっての「都合の良い嘘」は、悪質な変異株となって拡散し、混乱状態を引き起こしています。
*「トランプ人はみんな嘘つきだとトランプ人が言った」
▼長野のせんせ今年のNの大河見るか見ないか気になっていました。ブログに見ないほうがいい。本屋の話として企画を通した知恵者には喝采。とあり、歴史がないので歴史を書きました。『吉原という異界』です。今の日本がいい国なら、タイトルを『異界にされた吉原』としました。とも。『吉原という異界』初版あとがきで、わたしとしては『異界とされた吉原』という意味をおもりように背面に貼りつけているつもりだ。また『差別の日本史』あとがきでは『異界としての吉原』のとき資料の蒐集を手伝っていただいたとありました。大河はのぞき見します。