塩見 鮮一郎公式 掲示板
過去ログ4603
2025/1/10 9:00
▼わかけんブログ新年の写真でお姿を拝見しました。ふっくらと酒ツヤで、お元気そうでなによりです。夢見心地な笑顔は、訪問者の美酒をご堪能されてるからかな。竜宮城の浦島みたいで。
▼世話人どんより停滞新年だと言うのに、ぱっとしませんね。
これなんなのですか。
ニュースは天気のことばかりです。
雪。
雪やこんこん。
雪がふる。
わが雪とおもえばかろし笠の上(其角)
トランプ悪王に鈍行石破がいつ会っていただけるか。
そんな占いよりは雪の話はまだいいか。
HP
▼ヒロキ戦災孤児吉岡さんを思い出します。
占領軍、闇市、DDTの時代を生きてきた。
世話人さんに近い年でしょうか、上かもしれません。
裁判所を務め上げ、文学学校、定年後は、中国残留邦人のお世話をされていました。
御存命なのかは定かでは有りません、
Up 1/8 23:56
▼SYUPO初物A→一緒に干し柿を食べたり、子の「肩を揺する」癖がいつのまにか飯田に「伝染」し、さりげなく「相似形」のしぐさを繰り返すところなどが、素晴らしいです。
とにかく二人の関係性に緊張感があり、それが物語を支えていると思いました。
まだ上野駅などに戦災孤児が溢れていた時代です。
大人も生きるだけで精一杯だったのでしょう。
まさに塩見さんが、『戦後の貧民』で描いておられる世界です。
子も命を落としたくありませんから、いくら「シッシ」と追い払われても、必死でついてきます。
そのような時代背景もあり、うわべだけではない、心の底からの感動を覚えたのだと思います。
▼SYUPO初物@早稲田松竹で『長屋紳士録』(小津安二郎監督 昭和22年)を観ました。
主人公のおたね(飯田蝶子)は、戦争で夫を亡くした女性で、占い師の男(笠智衆)から、彼が拾ってきた子どもを押し付けられます。
子は「親からはぐれた」といいますが、捨てられたのかもしれません。
長屋の人々の交流を描く「人情喜劇」ですが、お手軽な感じではありません。
前半は飯田が子を邪慳にし、あからさまに迷惑がっています。一度などは、茅ヶ崎で置き去りにして帰ろうとします。
しかし後半は、しだいに二人の心が通いはじめます。
その過程の描写が良いです。→
▼世話人まえがきの不思議小説以外のジジの本には
2、3ページほどの「まえがき」がある。
わたしは書きたくないが、本屋さんは要る。
読者のために必要なのです。
仲間とは争わないが、脱稿してから「まえがき」を書くのはおかしい。
それに「あとがき」がある。こちらは書くなと言われても
書きたい。
編集者に感謝したいし、ジジの本になぜ平仮名やルビがおおいかを弁明したい。
戦後の貧しさにいる少年には、楽器などない。
絵の具もない。
あるのは鉛筆とノートだけ。
文字を書くしかなかった。
HP