塩見 鮮一郎公式 掲示板
過去ログ4570
2024/10/9 21:40
▼世話人読書B散文に転じて書いていて、
咲恵水は、もどかしい思いをしたのではないかと、推測していました。
その感覚を説明するのはむずかしいのですが、
そこにこそへそがあります。
散文の特徴は、手紙のようにテーマがあり、それがストーリーを展開します。
咲さんもわかっています。それだから、文章ができあがります。
登場人物を動かします。
ただ、表現した文章が書きたいことと結合しているか。
ずれているか、自問します。
梅田の地下鉄の乗ってトンネルの壁を見ている自分を思い出します。
地下鉄は早く、壁の記号を読み取れない。
言いたいのは、文が先走って、内実が置き去りにされた感覚です。
そのときは立ち止まり、待つしかないのですが、
作者はそれを真面目に捉えようとします。
たとえば
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▼世話人読書B散文に転じて書いていて、
咲恵水は、もどかしい思いをしたのではないかと、推測していました。
その感覚を説明するのはむずかしいのですが、
そこにこそへそがあります。
散文の特徴は、手紙のようにテーマがあり、それがストーリーを展開します。
咲さんもわかっています。それだから、文章ができます。
ただ、その文章が書きたいことと結合しているかと反省もします。
いいたいのは、文が先走って、内実が置き去りにされた感覚です。
そのときは立ち止まり、待つしかないのですが、
たとえば作者は
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▼世話人読書A戯曲から散文へ。咲恵水はねばり強く、いくつもの作品を書いた。
それらは戯曲体に劣らぬ出来であったが、はるかに超えるものでもなかった。
作者も、もどかしい思いがあったのかも知れない。
表現に現実がついてこない。遅れるのだ。
そこで作者は、音に頼りだす。そう戯曲は俳優が発声して完成する。
その音とリズムが散文に出てくる。
たとえば
HP
▼世話人読書@咲恵水『桃源郷』
戯曲の体裁です。50枚ほどのもので、未完です。
彼女の作品を、たぶん10作以上読んでいます。
初読は何年前か。
すでにできあがった短編でした。土地の濃密な雰囲気が感じられました。言葉はよく練られて重さもありました。
そのジャンルでの賞ももらっていたようです。
いくつぐらいの年齢で書いたのか、どこかで修行したのか、知りません。
ただ、すでにできあがった作品でした。
これ以上なにを知りたいのか。書きたいのか。
知り得たのは、こんどは「散文の長編」に挑戦したいという意向でした。
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▼世話人なんとなくでした。今日は。
明日は。
同じでしょう。
明後日は。
うるせえ、くそ餓鬼。
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▼世話人601960年ごろでも、60になれば、髪は白く歯は数本しか残らない。
シワの中に顔があり、杖の中に脚がある。
母は母思いで還暦の一式を自分で用意した。
赤いちゃんちゃんこ着て、座布団にちょこんとすわった
おばあちゃんは、ネコかイヌみたい。
ちいさな白黒写真はあったが、転居魔の孫を持った不幸。
いつしか消えた。
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