塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ3774 2020/11/16 13:45

▼SYUPO
はい
たくさんいました。
バルタザールのもとへ、静かにやってきます。

ブレッソンは『抵抗』『ラルジャン』くらいしか見たことがなく、『バルタザールどこへ行く』は、ずっと気になっていました。


▼世話係
ありがとう
ロバは黒人奴隷のようでもあります。
羊はキリストですけど、いっぱいいるのですか。


▼SYUPO
映画の感想ですA
以前にも公開されていると思いますが、今回はデジタルリマスター版による、再公開ではないでしょうか。良かったです。

新宿を訪れたのは、2月の「トーク小屋」以来、9か月ぶりです。
靖国通りあたりは人が多く、おっかなびっくりロバのように歩きました。


▼SYUPO
映画の感想です@
ラスト、バルタザールというロバの死は衝撃的で、涙を禁じえませんでした。
ロバは、様々の飼い主のもとを転々とします。そのなかで彼は過酷な労役を強いられて鞭うたれ、虐待を受けながらも、じっと耐えます。もの言わぬまま、そのまっすぐな瞳で、飼い主たちの愚かしさや、破滅、死などを見つめつづけます。
省略が多く,感傷を排して淡々と描かれますが、ロバの眼を通して、人々の悲しみや生の不条理さといったものが、静かに伝わってきます。
最後は、密輸人の荷を運び、ピレネー山脈を越える途中で銃撃を受けて倒れます。羊の群れに取り囲まれて死を迎えるさまは、人間の罪を引き受ける「神」を連想させるものでした。


▼世話係
ロベール・ブレッソン
日本での公開は遅いのですか。
『白夜』しか観ていません。
『バルタザールどこへ行く』の感想を聞きたいです。


▼世話係
文学哲学歴史学
社会の核を支える仕事です。
先日、「長いものはだれも読まない」と忠告されました。
マンガやスマホやメールですか。
そんなことに熱中している人たちが、
いっぱいいるのは知っています。

だからといって、
わたしがかれらに合わせなければならないはずはありません。
わたしの存在は、かれらと同一にならないことにあります。
でも、そのことは、読者のことを考えてないのではない。
怠惰、無能、無思考、人間を類的存在と認識してない人には、
わたしは攻撃的です。

コロナ禍をかるく考えてカッコつけている人は、
最悪の冒涜者です。
あなたが死ぬのは勝手ですが、あなたの存在は、
核兵器なのです。
廃絶します。


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