塩見 鮮一郎公式 掲示板
過去ログ3769
2020/11/5 21:46
▼SYUPO咲き様(承前)ですが、これまで述べたことは、「母だから」を一個の独立した短編作品として考えた場合です。作者はさらに書き続けて長編にされるようなので、そうなるとまた違った見方ができると思います。
*あと、細かいことですみませんが、9P後ろから16行目「さっきと同じ」→「さっきと同じく」、17P20行目「消耗しる」→「消耗している」、27P10行目「手提げ」→「手提げを」、同じページ後ろから2行目「ジュージュ」→「ジュース」ではないでしょうか。以上です。
▼SYUPO咲様(承前)初めのほうの母親は、容貌等あまり印象に残らず、やや「天然」でホワッとした印象でした(これは、作者が意図的に狙ったのかもしれませんが)。
ただ、後半のエピソードと対応させ、読者により深く作品全体を納得をしてもらうためには、前半の母親も、もう少しだけ「引っかかる」感じの描写が欲しいです。後半の「沈みこむときの目」とか「三つ編み」などの表現を生かしつつ、しかしあまりあからさまにならない感じで描いてみては、と勝手ながら思いました。結局、主役は唯の母親だと思いますので。(続く)
▼SYUPO咲様(承前)さらに、20P3行目の「なんでて。……好きやから」に収れんするような主人公の思いも、シンプルでありながら空疎さはなく,充分な重みが感じられました。
差別という深刻な問題を扱いつつも、どこか「人情喜劇」風の軽みがあり、作者の筆致の素晴らしさに感服しました。
ほぼ完璧と言ってよいのですが、あえて言えば唯の母親の描写が少し気になりました。
作品の後半で明らかにされる、母親の過去。飛田での仕事。その狙いは分かるのですが、多少の唐突感をおぼえます。
それは後半の描き方というよりも、前半の母親の描写との間の違和感だと思うのです。(続く)
▼SYUPO咲様遅くなりまして申し訳ありません。
「母だから」を読みました。
非常に良かったです! 今までで一番好きだと思います。
バームクーヘンや寿司など、食べ物の使い方が上手く、それに絡めた父親の老獪とも言える振る舞いが好もしかったです。特に26〜27Pで,いきなり「しびれが切れてきた」と倒れ込むところが素晴らしい。
いわゆる「大文字」の主張は少なく、目の前で起きているのはもっと「俗」な、寿司やバームクーヘンなどに関する些末なやりとりです。しかしそれらが、唯や真広の母たちの生き方に重なり、差別の問題が空回りすることなく、ストーリーの中で伝わってきました。(続く)
▼世話係飽きました。テレビやめて、
きょうは、本を読みます。
▼世話係わからないでしょう。国会議員が、学術会議の「特権と無能」を批判するのは、
おのれの頭を叩いているのですよ。
わかりますか。