塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ3751 2020/10/11 1:12

▼世話係
読書A
刊行時点の1999年の日本が、それ以前とくらべて、
金融も産業も教育も精神も荒廃しているというのはわかります。
そのことを当時の学者は認めようとしなかったのも
批判されて当然です。
でも、森嶋の主張は、すぐにリーマンショックで粉砕され、
こんどはコロナです。2050年をまたずに、日本経済は没落しました。
謙虚に社会の動向を見ていれば、半世紀先の予言などしなくてすみました。


▼世話係
読書@
森嶋通夫『なぜ日本は没落するか』岩波。
1999年刊行。2050年の日本の経済を予測し、
「日本没落」を主張します。
刊行時には話題になった本のようですが、
わが読後は、索漠たる心証です。

著者はこんなふうに言うのです。わかりゆすくするために、
いま2020年ですね。2050年までは30年です。
いま25の新社員が、そのころ企業の幹部になります。
現在の若者のレベルを知れば、2050年の日本が
世界から注視されるようになるとは思えない。
「没落」です。


▼世話係
屈輪台風(ぐりたいふう)
つむじ曲がり、好きです。
でも、気象庁、どうします。
あまりにもはずれていませんか。


▼世話係
思案のしどころ
性差について考える時、
精神分析を対象にするかどうか。
リビドーとかSとか、エディプスコンプレックスと言った
用語を使うかどうか。
一度使えば、相手の土俵に引きこまれ、
これまでの論調になる。
「男の子」は母親を独占したいのに、母のリビドーは
父親にむけられている。
父を殺して、母との近親相姦に堕する。
こんな話はもういいだろう。と思いますが、
DVで、夫が赤子に暴力をふるっている。
(夫は赤子に妻を取られたといらだつのか)
母親はだまっている。
あとになって、夫か怖くてとめれなかったと言い訳。
ほんとにそうか、夫の方をえらんだのでは。


▼世話係
読書ラカンC
本気にしないでください。
内容もおもしろかったのです。
ラカンのなにもかもが喪失して行く考え、
その怖さにもひるまず、
(どうでもいい思考にひたすら)没入しつづられたのは、
なによりです。
で、読みつづけているうちに、
わが計画の『性差の行方』の前方に、
精神分析の「ファルス」が立ちふさがっているのに気がつきました。
男のもの、それが女にはない。ないからもはや「去勢」されない。
ああ、シルクハットの男たちの女への妄想による差別。
西欧の露骨な性差別は、あらゆる思考に浸透している。
それを盲信して輸入した歴史。
日本古来からの女抹殺の歴史との融合。


▼世話係
読書ラカンB
読んでいる途中で、
本書とはまったく関係なく、
女権について書く必要があって、書いているうちに、
「フェミニズム」という、
産業界、国会、経産省、新聞社、大学総長べったりの
運動の弊害に気がつきました。
と、同時に「性差の行方」へ、関心が生まれました。
生産に機軸を置いた運動を、『差別の近現代史』で
批判しました。もっと、理論的にやりたい。
老骨、ポキポキですが、
コロナで歌舞伎町のハントもできない。
いまがチャンス。


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