塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ3720 2020/8/21 13:53

▼世話係
サヘル・ローザ
まったく知らなかった。
わたしが見るデビとすれちがっていた。
初めてクロスして、彼女の言葉、というか思考の道筋が新鮮でした。
そして、養母のフローラという女性と正面から向き合うことで、
ひとりの女性の献身と決意のすごさ、に気がつく。
それを言語化する努力が見えた。


▼世話係
そうか
いま病院へ行くと、
憶測を刺激する。
それがわかっといて、どうしても診てもらいたい。
かなり、やばい。
今月中に…


▼世話係
PRD
「新経済人が登場します。東京を一新することで、その後の経済路線を引こうとしたのです。明治維新は新暦の採用など、農家のいやがる政策を押しつけましたが、農村の人間関係、風俗、風習、祭事、法事などには口を出しません。旧暦の正月のほうを盛大に祝っているのにも目をつぶります。都市もまた農村にとりまかれて生息しているのを、だれもがまだ知っていました。一九六四年になると、農村はもはや「国の宝」でなくなります。農業専従の人口が十パーセントを切っています。戦後の復興は都市部からすすめられ、膨大な資本が道路や鉄道に投じられた結果です」


▼世話係
PRC
わたしの父が農林省に入ったのは、
農業こそが国の基本という、戦前の時代の雰囲気を
背負っています。たぶん。
『大地』という小説に感動したそうですが、
それも、農林省です。ロマンチストです。
満州侵略をすすめる政府に耐えられない思いを抱いていたでしょう。

「東京都の変貌だけではなく、地方の終焉(しゅうえん)でした。おおげさにいえば、弥生時代からつづいたイネ文化をすてた瞬間です。ながい年月のあいだにつちかわれた農村の「共同体」から離別したのです。農村を発展の足を引っ張るお荷物のように思った新経済人が登場します。」


▼世話係
PRB
「江戸時代の濠(ほり)を利用した高速道路網、大阪までの新幹線、オリンピックの各種競技場、郊外の巨大団地など、建築ラッシュは留まることを知らない。番組では、影の部分にうごめく利権屋やヤクザ、スラム化した寄場(よせば)、手配師(てはいし)、行方不明者や自殺者など、オリンピックという渦(うず)がひきおこした一九六四年の暗部を伝え、二〇二〇のオリンピック前年のいま、おなじような悲劇が繰り返されていないだろうか。
 一九六四年は東京都の変貌だけではなく、地方の終焉(しゅうえん)でした。おおげさにいえば、弥生時代からつづいたイネ文化をすてた瞬間です」 (『差別の近現代史』より)


▼世話係
PRA
その激動の時代は、1960年代で、
世界的な価値観の変動が起こりますが、
日本では1964年、オリンピックの年です。

「二〇一九年(令和元年)の秋、NHKのドキュメントで、「破壊と創造の1964年」という番組が流されました。二〇二〇年のオリンピックに連動した企画でしょうが、「光強ければ影は濃し」と、この原稿で使うような言葉もありました。戦後三百万だった東京の人口が、この年、地方からの流入する人で一千万になったというのです。


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