塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ3674 2020/5/26 8:19

▼咲
お礼B
最後に作品意図を説明します。「コロッケ」か「メンチ」かの食い違いの積み重ねで夫婦関係は続くもの、です。ドラマのような殺人や感動はないかもしれない、でも波風は必ずある。夫がコロッケが好きかメンチが好きかなど、妻は気づかない、気づきたくもない。でも、食い違いを正さずとも夫婦は続けられる、というのが願いであったのだと思います。
書きはじめは、夫が戻るとは思っていませんでした。また、夫の章の説明が中途半端です。もっと短く(現在の三分の一ほど)とも思っていました。そのあたりの迷いが処理しきれないのはダメです。次回、また少しでも進みたいです。ありがとうございました!
5/26 8:19

▼咲
お礼A
次回、この点をそろそろ克服したいです。ラストを書いてからの読み直しで、ラストを起点にしてのプロット確認を念入りにしてみます。ラストに向けての補助線の入れ方を工夫します。
ただ、私はラストがわかって書いているわけではありません。ラストがわからないから書いています。人生を考えても同じだと思っているからです。
その部分は残しつつ、ラスト起点でのプロット確認を怠らない、「読者を私の補助線でぐるぐる巻き!」を目指します。
5/26 8:13

▼咲
お礼@
シュポさん、批評をありがとうございます!
「毒入りコーヒー」の例え、とても納得しました。読者を誘導するんですね。挑戦したい描写の技法です。私の作品は通俗的な作風だと思います。その路線をつきぬけたいです。
ラストについては、読者が不満足になったこと、センセイとシュポさんのご指摘でよくわわかりました。私はラストが苦手です。プロットをおおよそ考えるのですが、ラストは決めずに書き始めます。その方法ではラストが尻すぼみになることをこれまでも指摘を受けてきました。
5/26 8:12

▼SYUPO
B「五日間」の感想です
それは、実際に毒が入っているという訳ではなく、読者の目から見て、いかにも……と感じられる描写で。例えば、今風のドラマでなくてすみませんが、ヒッチコックの『断崖』を思い出しました。主人公の女性は、夫が自分に対して殺意を抱いていると疑っています。病床の妻に、夫が、お盆に載せたミルクを運びます。照明の当て方などにより、そのカップだけが異様に強調されます。とても怖いです。そんな描写を期待します。このような、明確な「補助線」を引くと、作品が分かりやすくなると思います。ただ、そうなると多少「通俗的」な印象になるかもしれません。作者の狙いもあるでしょうから、あくまで参考としてお聴きください。
5/25 23:45

▼SYUPO
A「五日間」の感想です
とても洗練され、作者のストーリーテリングの巧さを堪能しました。
ほぼ完璧だったのですが、ラストの30〜31Pはやや期待外れでした。もちろん薫は夫を認めている訳ではなく、不満を抱きつつも演技しているのだと解釈しました。作者はそれを一種の「ストックホルム症候群」(4P)だと言いたいのかもしれません。
ただ、それにしても、もう少し分かりやすい終わり方でも良かったと思います。
作者のお考えとは全く違うかもしれませんが、最後に薫が出すコーヒーは「毒入り」が良いと思います。
5/25 23:05

▼SYUPO
@「五日間」の感想です
非常に面白かったです。
前半の薫視点と夫視点の対照の妙があり、2Pと28Pの「たかさご」のコロッケとか、11Pと25Pのクリスマスパーティーでの出会い等、非常に工夫して書かれていると思います。
また「海外ドラマ」と主人公の現実が微妙に重ねられ、そこも味わい深かったです。
さらに、章の終わりに「警句」的な気の利いた表現があり、12Pの「今夜夫が帰ってこなくても、私はゆっくりと眠れると思う」や、19P[不可解なことはさっきの電話で十分だ」など、思わず唸らされました。
5/25 22:29

36753673

掲示板に戻る