塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板
過去ログ2785
2015/11/26 4:17
▼世話係今夜もトークで悩みああ、ちゃんと言えば、売春の話は、
どう、まとめればいいのかわからない。
☆
日本以外の多くの国は、もう、とっくにお手上げしている。
☆
国家や自治体が管理して、もぐりの売春を禁止して、性病の予防に徹したほうがいいと
考えた。
☆
アムスの公的に保障された「飾り窓の女」の事例がいちはん先進していたわけだ。
日本の昭和30年代的であったわけだ。売春防止法は、アメリカの影響下と、
日本の女権拡張論者との野合の結果で
あったのかもしれない。、
ものごとを自力でちゃんと考えられなかった戦後日本の決着のひとつであったのかも知れない。
☆
わたしは『戦後の貧民』で、売防法の思想の
上げ底を批判した。
それはその後のヘミニズムの運動の軽薄さと
連動していると考えている。
11/26 4:17
▼咲化鳥いいですね。こんなの書きたいです。考え抜いて。
11/25 15:30
▼SYUPO化鳥読んでいただき、ありがとうございます。
鏡花の中で、文語体がら口語体へと移行する過渡期の作品だと思います。
主人公の家ですが、回想のなかで、赤い欄干などが出てくるので、没落する前は大きな娼家だったのではないかという気もするのですが……。
10日の講演を予約させていただきました。
11/25 2:40
▼世話係読書泉鏡花『化鳥(けちょう)』を楽しんだ。
シュポさんが、だまってコピーを渡してくれた。場末の穢い町や猿飼などがでてくるから参考にしたまえということか。
いずれにしろ、ありがとう。
☆
鏡花23歳の作。動物と人間が立ち位置を交換してしまうのはアイデアだが、それをうまく情景として定着するのはむつかしい。
没落した武家の女は、いまや橋番をしながら、少年主人公の廉(れん)を育てている。
子と「おっかさん」の阿吽の愛情の交流が底辺にある。
☆
猿に餌をやる者はいても、猿飼いの老人に
食事を恵む村民はいない。
☆
「遠くの方に堤防(どて)の下の石垣の中ほどに、置物のやうになつて、畏(かしこ)まつて、猿が居る」
彫琢された文体がここにはあり、
サブカルが踏みにじったもののひとつである。
11/25 0:44
▼世話係吉原トークわたしも派手なほうが好きです。
吉原はド派手なのです。
広重の絵はひねってあって、
もっとも吉原らしくない
東雲時をえがいています。
☆
トークでは、できるだけ先入観を消して考えたいです。
江戸の吉原と明治以降の吉原をはっきりと区別すること。維新以降は、たんなる売春宿とするか。
わちしは江戸に座位をおきたい。
☆
もう売春は悪だという観念はない。
男尊女卑が悪だというイデーもない。
儒教も仏教も、北里では忘れる。
歓楽、享楽、破廉恥、文芸も絵も高尚ではなく、お座敷芸に直結している。
☆
桃源郷で一夜を明かして、東雲に帰途に付くか。無常ひとしお。
深く深く、生の意味を知る。
11/25 0:21
▼わかけんあれ?中途で飛んでしまいました。
弾左衛門、車善七、乞胸、そして吉原。
みな「戦後」の徳川の世を、権力との関係を保ちながら生き抜いてきたわけですね。
これは現代書館の方のあとがきですが、
「『異形にされた人たち』という本を出しているわたしとしては、《異界とされた吉原》という意味をおもりのように背面に貼りつけているつもりだ」
という一文がしみます。
11/24 21:25