塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板
過去ログ2759
2015/10/21 0:35
▼世話係読書髙村薫『照柿』
1000枚を超えているだろうが、
一気に読んだ。
筆力のなせるわざである。
☆
大阪の下町で幼年期を共に過ごした男ふたりが
30代半ばになって東京で再会、偶然にも、
同じ女に心を惹かれる。女はブドウの目をしていて、
ふくらはぎが白い。
☆
殺人がちりばめられているが、それは背景画で、
それぞれの殺人の必然性はない。
話しは恣意的に展開し、
作者の筆はもっぱら男たちの内面の荒廃にむけられる。
☆
「あるのは嫉妬の残骸と、もはや相手も定かでない、汚水のような寂寥感だけだったが、
一つ息をすれば、こころの堤防が一気に崩れそうな感じでもあった」
☆
というような、高橋和己風の物狂おしい詠嘆が
くりかえされる。
ふたりの男のどちらもこの調子だと、
そして同じ女を追いかけているなら、
三角関係は成立しない。
そして、山は生まれない。
空気が抜けていく風船のように、
テーマが絞りきれないまま
終わる。
10/21 0:35
▼世話係読書髙村薫『照柿』
1000枚を超えているだろうが、
一気に読んだ。
筆力のなせるわざである。
☆
大阪の下町で幼年期を共に過ごした男ふたりが
30代半ばになって東京で再会、偶然にも、
同じ女に心を惹かれる。女はブドウの目をしていて、
ふくらはぎが白い。
☆
殺人がちりばめられているが、それは背景画で、
それぞれの殺人の必然性はない。
話しは恣意的に展開し、
作者はもっぱら男たちの内面の荒廃にむけられる。
☆
「あるのは嫉妬の残骸と、もはや相手も定かでない、汚水のような寂寥感だけだったが、
一つ息をすれば、こころの堤防が一気に崩れそうな感じでもあった」
☆
というような、高橋和己風の物狂おしい詠嘆が
くりかえされる。
ふたりの男のどちらもこの調子だと、
そして同じ女を追いかけているなら、
三角関係は成立しない。
そして、山は生まれない。
空気が抜けていく風船のように
終わる。
10/21 0:30
▼わかけん24日続きお城さーん、来られますよね？
連絡先がわからないので、こちらをお借りしてます。
10/20 10:12
▼わかけん24日晴れそうですね。
赤ちゃんが来ますか～、楽しみです。
ところで、当日新宿でイベントがあるみたいです。
しかもアルタ前も会場になってます。
来られる方で参加表明されてない方は、事前にお知らせください。
http://www.shinjuku-heaven.com/10/20 10:11
▼世話係軍艦ごっこかじゃりだね。ジジも７０年前、軍艦に乗って、
諸君、国のため、国民のため、
全力を尽くしたまえ。
☆
そういう人間になりたかった。
☆
(笑)
☆
２４日、土曜は、ゼロ歳児がくるそうです。
わたしは、ほっぺをさわらせてもらいます。
手を綺麗に洗って。
☆
なんですか、赤ちゃんが珍しい人がいっぱいいて、
順番になるとか。
そういう時代なのですね。
10/20 1:00
▼わかけん照柿という色が印象深い小説です。
回想シーンで、１９８０年に廃線になった路面電車も、照柿色に燃えていたはず。
あ、これはネタバレかな。
わたしは2000年～2004頃ひんぱんに行きました。
ドヤの窓に鳥かごが吊ってあり、ウグイスでした。
糞を女性に売るのかな、美声を競う大会に出るのかな、などと想像がふくらみました。
10/19 10:34