塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ2476 2014/7/20 0:46

▼世話係
戦記物の構造
なのかも知れません。
押し寄せた米兵に対して、
日本軍はねばり強く戦い、
死地に進んで志願した。
そんな作り。書き手は自覚してないでしょうが。
7/20 0:46

▼長野のせんせ
やはり
すべてはムラの美談で終わるのですか。
それはないとしか言えませんが。
7/19 21:59

▼世話係
卒読
事故から一週間を詳細に記した
門田隆将『死の淵を見た男』を読みました。
いまなおよく売れているのは、マスコミで
報道されなかった細部の動きが書きこまれているからだろう。
知らないことを知りました。

ただ事故の拡大をおさえようと、必死に努力する現場の苦闘には頭が下がるが、そして、
日本がすくわれたというのだから、美談にしていいが、原発ムラ内部に話がまとめられているのは、いかがなものか。
おたがい助け合い、戦友になる。
皮相な皮肉をもらせば、火事を出した屋敷の使用人が、類焼を食い止めるために命を張ったのを、隣家に住んでいるわたしは、どんな目つきで見てればいいのか。
7/19 16:11

▼わかけん
ころんと
皿に残されたうずら卵が印象的でした。
なぜかハモニカ横丁の中華屋を想起してしまいます。
上野の飲み屋も出て来ました。
元妻の生家近くでした。
ハルハ河幻想。
文庫になって欲しいです。
7/19 11:25

▼長野のせんせ
いまだから
文庫にしてほしいです。
80才以上の人しか出征兵士を村を挙げて送りだしたり戦死者の遺骨をむかえたりしたことを覚えていません。
あべの尻馬に乗り戦争のできる国になることに何の違和感も感じない人が大きな顔をしていますから。
7/19 5:20

▼世話係
再読
というか、なんというか。
このまえ、『車善七』を読んで、時間つぶしができた。
気を良くしてこんどは、『ハルハ河幻想』
(死期がせまってるのかなあ)

あまり評判にならなかった本なので、何十年も、うっちゃってた。
期待もない再読であった。

のろけでなく、おもしろかった。
こんなに素直にきちっと書いていたのか、
むかしのお前は。

国境の意地から関東軍がしかけた愚かな戦だ。1939年8月の激戦。
戦後、やっと中国に旅行できたころの日本の青年たちの意識を追求していた。
満州でおこなわれたホロコースト、ソ連軍に略奪強姦される敗戦国の帝国主義者の家族。

「嫌中」というまえに、知っておいてほしいことが、山ほど書いてあった。
いまなお地味なので、文庫にはなるまいが、
読んでみて。
7/19 0:34

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