塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ2066 2013/5/8 18:22

▼世話係
ここ駅の掲示板みたい。
駅の掲示板、いまはないか。
知らない人もかなり
落書きしていますよ。
5/8 18:22

▼ボート
彷徨
鬼太郎で打ちたかったけど
ぐっとガマン。
山梨産のちっちゃなサクランボを愛でました。こんな私でも仲間に入れますか。
5/8 16:23

▼世話係
まだ風があるけど、
いい気候です。
一時間ほどの
ちいさい散歩。
枝豆が出ていますが、
まだ我慢。
5/8 15:43

▼世話係
10-12
「はい。堀部安兵衛さまにいわれてまいりました」
 下座(しもざ)に平伏してこたえた。
 「うむ、ありがたいことだ。中庵(ちゅうあん)さん、安兵衛はがまんしてくれましたな。でも、わたしの顔を見ると、かっとなってどうなるかわからない。それで、おだやかな小山田をよこしました」
と、となりの十内を見て微笑した。四十四になる内蔵助は目には精気がみなぎっているものの、肌は茶色くたるんでいた。顔色もいいとはいえない。このちいさいやせた初老の男が、もはや城家老でもないのに、あの偉丈夫(いじょうふ)の堀部安兵衛らをよく御しているのだ。いや、五十人もの逸(はや)りたつ浪士をひとつにまとめあげてここまできた。深川の波勝楼での打ち合わせもうまくおえて、あと一歩であったのに、つかみかけた手から、獲物がするりと逃げた。それでも平然として、
「小山田、わかっておるよ、安心せよ。ほれ、安兵衛の目的はこれであろう。中庵さん、だしてあげてくだされ」
と、ほほえんだ。
「はい、これを安兵衛にわたしてやれ」
と、十内は背後の衣装箱に入れてあった包みを取りだした。六十になる老人は、それを庄左衛門のまえのたたみに置いて、目でうなずいてみせた。赤穂藩の京都の留守居役をつとめていた。妻はいまも京の家にいて、こまめに手紙を書いてくるという。十内老も返事をすぐに出すらしい。それがわかい浪士のあいだで評判になっていた。
 「はい、たしかにちょうだいいたしました」
と、庄左衛門は頭をさげて包みを取った。小判のずしりとしたおもさが手にある。
「大夫さま。たしかに、おあずかりいたしました」
と、大石内蔵助にむけて頭をたれた。
 「うむ、そうだ。林町五丁目の紀伊国屋店は、安兵衛ほか八人であったか。それだけではたりねえかもしれねえな。いいよ、これももて」
といって、かたわらの脇差を取ってさしだした。黒い鞘で、柄(つか)が青うるしだ。鍔(つば)はまるく、茗荷千鳥すかしであった。みょうがの花穂に千鳥をあしらった文様(もんよう)である。
 「三原だ。いくらかのたしになるだろう」
 「大夫さま」
小野寺十内がおどろいて止めようとした。
 「なに、いつまでも持っておけまいよ」
と、内蔵助は首をちいさくよこにふった。どうせ死ぬ身だといっているのだ。
 「さ、不足のぶんは、これでおぎなってくれ」
と、あらためて刀をさしだした。
5/8 10:31

▼咲
生きるって
なにかに挑むことなんですね。阿国は、きっとだれもうらまない。毎日毎日、挑んでいた。強い、美しいです。
5/8 8:50

▼世話係
阿国のこと
出雲阿国という
たったひとり、
(つきしたがった少女はいましたが)
たったひとりの
男装の令嬢。
いいですね、彼女は踊りに踊ったのです。
右も左もわからないミヤコで。
四条の河原で演じたのです。
必死に、食うために。
とても、あでやかな女性でした。
みんなが、また見たいというほどの活力を秘めた女でした。
芸の力が、彼女をかぐや姫にしていたのです。
だいたい想像できます、
男装の田舎出の達者な少女が必死に生きている姿が。
それが歌舞伎の始まりですよ。
5/8 4:10

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