塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ2054 2013/4/28 14:21

▼咲
やっぱり
ありがとうございます、みなさまの局でした。
すごく助かりました、ありがとうございます。

これ、秘曲といわれるほど、らしく、あまりやってなくて、観るのはあきらめていたのです。
ありがとうございます。
4/28 14:21

▼咲
え、ありがとうございます
ほんとですか! すみません、普段テレビ見ないのでよくわかってません
家にテレビはあります。普通の番組ですか。WOWOWとか、でなくて。みなさまのNHさんですか。録画、できるかなあ。
あ、番組調べます、ありがとうございます!

自分はどういきようが、最後は、無に帰すと、慰めていました。
4/28 14:14

▼世話係
こんや
Eテレで、能の求塚やるみたい。
4/28 13:42

▼世話係
10-2
「そのまえに、ただしたい件がある。こんどは正直にこたえてもらおうか」
と、庄左衛門は機先を制した。
 「なんでごぜえましょう。おっと、まずは一杯いただきますべえ。いいあんべえだ」
直助もまけてはいない。不意に表情をかたくしたものの、ぐいと飲んだ。酒がくちびるからあごにたれた。
 「こいつ、いい気になるでねえ。釣り具の大黒屋はいくらもってきた」
 庄左衛門は相手の気持ちを押さえこもうと、いきなり本題に入った。
 「先生、はなから人をぬすっ人あつかいしねえでもらいてえ。さっきもいったが、あっしが見世にいるあいだにゃ、大黒屋のどなたさまも見えなかったべえ」
 「直助、あす大黒屋に行ってたずねればすぐにばれること。なんで、おめえ、そんなに意固地を張るのか。なんでもっとすなおになれねえ」
「……」
直助が口をきつくむすんだ。
「やい、直助。おれがそんなににくいか」
酔いのせいか、不意にいろいろな思いが交錯した。
「やい、この家の仕事がいやになったか。おれがおめえを召しかかえたのは、おめえのつらを見てて、こいつは、親にかまってもらったことなどいちどもねえ子だ。のびのびと体をのばして寝たこともねえにちげえねえ。つめてえ風とはげしい雪の山で、ちいせえころから、薪(たきぎ)や炭のふくろを背おわされて駄馬のようにはたらかされた。腹がへっても、粥(かゆ)か麦めし、おかずは、たくあんか梅ぼしで、それも一日二度のめし。あめえものなんか、年に二、三回、口にすればいいほうか。そうだ、あのときおれはおめえを見て、駄馬(だば)のつらそうな目を思いだした」
 酔いがふかまったのに、頭の芯はかっかとして、口が勝手にうごいた。話すつもりなどなかったことをぺらぺらとしゃべっている。やめようとしても、どうにもならない。
「おかみさん、もういっぺえくだされ」
と、直助が湯のみをお多可へつきだした。
「なんとふてぶてしい野郎だ。お多可、ついでやるこたあねえ。これ、こやつ、まじめにききやがれ。おめえの態度ひとつで、ゆるせねえことになる」
むかっとして顔から血が引き、眉間にしわがよった。
「直助。あのな、先生との話がすんだらささをさしあげましょうぞ」
と、お多可がなかにわって入った。
「このくそ野郎め。気をそがれて、もう話したくなくなった。だが、このことだけはいっておきてえ。直助。
4/28 10:48

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