塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板
過去ログ1998
2013/2/20 23:42
▼世話係なんだか清濁あわせて市販の本を読んでいます。
自分の事は棚に上げるとして、
下手な人も真剣なのだ。
下手な批評しかできないのに、
うっすらと自己満足の脂が活字に
にじんでいる。
甘やかされた危機の時代。
がまんがまんの、ちゃらちゃらかな。
2/20 23:42
▼蜘蛛咲さ〜ん腰を痛めないように気を付けてくださいね〜。
今週は体力仕事ですから、いつもより食べてくださいね。
2/20 22:03
▼咲体力……蜘蛛さん、ありがとうございます。
もう、ちょっと疲れました。当日までに体力を使い果たしてしまいそうです。
なんでこんなに多いねん、本なんですけどね。わたしはかなり捨てた、わたくしは。黙って捨ててもばれないだろうが、やさしいカッパは、延々と荷造り……。45個以上……。
2/20 20:20
▼岡坊『恐怖通信』三宮のジュンク堂で、文芸書やホラーものの雑誌周辺を探したのでけれど、なかなか見つからず。
PCで検索したら「児童書低学年向け」の書棚にありました。
知らないとはいえ、ちょっと、びっくり。
で、「うずまき」立ち読みしました。
家に帰って、買ってきた『牡丹燈篭』と『今昔物語』をぱらぱらめくっていたのだけれど、
怪談つながりで『恐怖通信』買えばよかったと後悔しました。
次回作が載ったら買いたいですねえ。
面白かったです。
2/20 15:43
▼世話係26,27と上からです。「四、永代寺門前」は、これで終わりです。
ご愛読いただきありがとうございます。
蜘蛛姫御前には励ましのお言葉を
頂戴いたしました。
2/20 8:28
▼世話係26座が水をうったようにしんとした。
庄左衛門は青ざめた顔をかくすようにうつむいた。
吉田忠左衛門はこんどは声をひくくして、ささやくようにいった。
「よいか、わしはあせっているのではないぞ。機会はいちどしかない、ともうしておるのだ。十二月六日の夜、一回のみだ。しくじれば、大夫のいわれるように、われら一同、ともに死のう」
といい、宙をにらんだ。
大石内蔵助は濡れ縁のさき、泉水(せんすい)のほうをながめていた。くもり空のした、なにもかもが灰色のなか、寒つばきの赤い花がひときわ目をひいた。内蔵助はみなのほうに顔をもどすと、ひとつおおきくうなずき、
「たとえ老人の首級(しるし)がなくとも、われらの本意は後世ひろくつたわるだろうよ。亡き君(きみ)が松の廊下でがまんならなかったのは、吉良どのだけではないよ。口にだしていうのはばかられるが、おのおのがたもわかっておるだろう。まいないが横行する私利私欲の政事に、なんの痛痒(つうよう)もおぼえぬかたがおおかった」
と、おだやかに述べた。間があって、
「いまもそのまま」
と、ひとり言のようにつぶやいた。
「つまり、失敗はゆるされぬということだ」
と、小野寺十内がみなをはげました。
「さよう」
と声で応じる者、うなずく者がおおかったが、おしだまったままの者もいた。堀部安兵衛は腕組みして、てんじょうをにらみつけていた。
波勝楼は十八年まえとおなじであった。
2/20 8:23