塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ1983 2013/2/8 10:46

▼わかけん
予約しました。
きつね汁は出ませんが。
すしざんまい奥の院です。
17時から。
咲さん、終わりの時間分かります?
本願寺横の店は改装中で奥の院にしました。
値段はどこも同じだそうです。
2/8 10:46

▼世話係
これが2000字
まえのつづきだが、
連載をするつもりもなく
始めたので、
仏壇屋の話が冒頭ではない。
随時、説明はいれる。
場面は医師の家。直助とつやは使用人。
2/8 10:41

▼世話係
三角屋敷14 きつね汁の巻
 軒端(のきば)からでてすぐのところに井戸がある。奥行き二十間(三十六メートル)のほそながい敷地のちょうどまんなかあたりだ。板屋根がついている。雨水(あまみず)が井戸に入るのをふせぎ、仕事をする人がぬれないためである。
外流しはせんたくなどにつかうが、きょうはそこで直助がきつねを屠(ほふ)っていた。肉と骨と内臓とを桶にわけている。すでに剥(は)がされた皮は、さるすべりの枝につるされ、ながい尾のさきが地面から一寸ばかりのところで水滴をたらしている。
石造りの流しには血がたまっていた。
 「お湯、もってきたさ」
と、つやは立ったままぶすりといった。いわれるままに、釜の湯を手桶に移して運んできた。
 「つや、見ろ。これが腸だんべえ。なげえだろ。こやつをこうして切ってだ。よおく洗ってなべで煮こむ。うめえおつい(おつゆ)ができるべえ」
直助はつやをおどすつもりだが、べつにおどろかない。漁師町でそだったから、さかなをひらくのをいつも見てきた。おおきなさかなは、にわとりやうさぎぐらいはある。腹に包丁を入れると、赤褐色(せっかっしょく)をした心臓や胃袋や肝臓がどっと押しだされてくる。きつねとさかなのちがいは、浮きぶくろがあるかないかだ。
「もう行くさ。かまどにまきをくべている」
と、ぷいと背をむけた。
 「これ、つや。なんでそんなに、じゃけんにする」
直助はこわい顔になったが、座敷にいるお師匠がいつやってくるかわからない。気にして声をひそめている。
 「おまえさんとは、もう口をききたくねえ」
つやははっきりといった。
 「これ、なにをぬかすか。つや、あんれは、うそであったか。『あんたのこと、すきだ』というたでねえか。ありゃ、いつだったかのう。え、おめえがこっそりとどんなことをしたか、どんな声をあげたか、おれはようにおぼえておるだべえ」
といって、直助はひとむらの竹やぶのほうをあごでしゃくった。やぶのむこうに二間四方の小屋があり、そこで直助は寝起きしている。庭には、ほかに厠(かわや)や風呂、納屋がある。柿やいちじくなど、くだもののなる木がごちゃごちゃと植えてあった。枯葉の浮いたちいさい池があり、そばには石灯籠までがある。
 「人をだましておいてなにをいう。わしはくやしゅうてならねえ」
 つやの声がふるえた。
 「だれがおめえをだましたりするもんか。つや、おれはきつねか。きつねではあんめえ」
2/8 10:35

▼世話係
毛の生えた
ガラスの心臓か。
シュールですね、
えっ、
グロですか。
2/8 10:25

▼岡坊
先生の心は、
硝子の少年ですからね。
おいしいお酒を飲まれたかしら?
2/8 9:26

▼SYUPO
25歳の
人に何を言ってるんでしょうかねえ。
2/8 3:09

19841982

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