塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ1978 2013/2/6 12:56

▼咲
こっそり
秘密にお祝いなさってますね、ふふふ。
2/6 12:56

▼世話係
昼にはやんで
溶け始めている。
2/6 12:51

▼世話係
武蔵野は小雪
3センチほどか。
まだ1℃ほどだが、
気温が上がりそう。
雨になるか。
雨だと明日が助かるよ。
2/6 10:30

▼わかけん
おめでとうございます。
ロウソク何本かなぞ野暮なことは言いますまい。
祝いの酒なぞと、町に繰り出していただきたいですが、あいにくの天気ですね。
ただ、都心はみぞれ雨のようですが。
明日、神田でいつもより良い酒を。
シュポさん、よろしく!
2/6 10:19

▼世話係
つづき12
そのつてで、よい本があれば、ぜひとも購入していただきたいのでございます。ひくっ、どれほどの値のものか、あたしにはまるで見当がつきかねますが、できます額なら用意いたす所存でございます」
「わかりました。さっそく長崎へ手紙を書きましょう」
と、庄左衛門は真顔でいった。
「ありがたい。ひくっ、ありがとうございます。どうぞよしなにおねがいもうしあげます。ああ、なんで、うちのひとり娘の伊予があんなことになり、うら長屋のお袖がふらふらとあそんで生きてられるのか。それはそうと、きょう直助さんはいかがなされましたか」
お袖について話していて、直助を思いだしたようだ。
 「直助なら、はい、王子村の猟師からきつねがとどきましたので、それを裂いておりまする。もし、ご入用でしたら、干し肉にして少々さしあげますが」
と、商売気をだした。
 「くすりになりますか」
と、お内儀の菊がくいつき、体をのりだした。
 「まず精がつきます。それに、さむさをふせぐ効能もございます」
 「でも、おまえ。ひくっ。干した肉のようなかたいものが、伊予ののどをとおりますか。重湯(おもゆ)がやっとだというのに」
 「なに、おまえさん。わたしがかんでやわらくしてやりまする。どうか、その干し肉とやらを、中島先生にいただいてくだされ」
 菊は体をふたつにおり、たたみにつくほどにあたまをさげた。伊予のために深夜、お百度をふんだりしている。苦労が頭髪にあらわれて、三十代の後半でもう白い。
 「中島先生、ひくっ。おききのとおりだ。母親のねがいをききとどけてやってくだされ」
2/6 9:36

19791977

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