塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板
過去ログ1972
2013/2/2 19:51
▼世話係なるほどそうかもね。
頼朝の頃まで「石器時代」だったというのだから。
初代の薩摩藩士の島津が戦国の頃に鉄を
伝えたか。
2/2 19:51
▼わかけんアマリ神について谷川健一『南島文学発生論』の「鍛冶神の死」という短い論稿を読みました。
それによると、アマリ神という鍛冶の神は、ヤマトから鍛冶の技術を伝えた神として祀られているということ。
沖縄や先島には、鍛冶の技術がなかった。ヤマトの先端技術を伝えてもらい、大いにありがたしというような。
この鍛冶の神、別の伝承では大変な暴れ者だったとか。妻になった島の女が、全身鎧のように鉄で覆われた男の首にある一寸の隙間から刺して殺した。このとき、男の発した恐ろしい叫び声で驚き、島民千人が海に飛び込んで死んだそうな。
東南アジア→沖縄→瀬戸内
という鍛冶神アマリ伝播のラインを想像していたので、拍子抜けでしたが、沖縄に製鉄が伝わったのは、かなり遅かったのかもしれないということに興味をそそられます。これだけでは分かりませんが。
2/2 19:37
▼世話係がっこ2・7は、徳田理恵子『さよならバファローズ』です。
有名なブログ「近鉄バファローズの灯」に掲載したいですね。
試合「10・19」は、私も見ました。ニュースステーションがなくなったみたいに、
延々と中継してました。
哀愁の思いの深さを読んでください。
2/2 14:25
▼蜘蛛蜘蛛にありがとうございます笑っている場合じゃなかったんです。
こんな病気を背負いこんだお伊予ちゃんに、いったい何があったのでしょう。
ニセ医者、なんとかしてやれ!
2/2 10:41
▼世話係つづきH 蜘蛛姫へなにごともほどほどにするがいい」
と、うしろについてきた幸助にいった。
「え、ええ、はい」
わかりもしないのにうなずき、もみ手をしている。
板の間に屏風がめぐらせ、そいつに赤色や青色の護符(ごふ)がべたべたと貼ってある。敷きぶとんがよごれるのをふせぐためにござを置き、掛けぶとんのしたには、竹であんだかごをふせて、ふとんが患部にじかにあたらないようにしてある。
土蔵を造ったのは伊予の泣き声が近所じゅうに筒抜けになるのを封じこめるためだったが、さきほどのお袖のいい草だと、隣接する長屋にはもれてきこえるらしい。それもそのはずだ。いまも耳をふさぎたくなるほどの叫びが屏風のうちでしている。叫びのあとに、すすり泣く。悲鳴をあげたあと、わめく。
「殺せ、殺せ。殺しやがれ」
と、十八の娘とは思えないこわい声でどなる。
「伊予、これ伊予、しっかりしねえか」
と、庄左衛門は真剣にいい、腰の三原(みはら)をぬいてかたわらに置いた。においにも泣き声にも、なれることがない。においをかぎ、声をきくたびに、体が伊予のほうに引きよせられる。逃げたいのではなく、なんとかしてやりたいという気がたかまる。
「伊予、すぐに治療してやる。もうでえじょうぶだ」
はげましながら、まくらもとにすわると、こぶりな桶の湯で手をあらった。伊予の顔は十八の娘のものではない。黒髪がぬけてひたいがはげあがり、左のまぶたもはれていた。目をむき、鼻孔をひらき、のどが見えるほど口をあけている。顔に血がのぼると赤鬼に、血が引くと青鬼の形相(ぎょうそう)になる。
「まってろ」
手をふくと、火鉢をどかして伊予の足もとにまわった。悪臭がいっそうつよまり、医者だというのに顔をそむけたい。ふとんをめくると、やせた脚が二本の枯れ枝のようにのびていた。肌には発疹が赤く散っている。おしりのしたに、ぼろ布がしいてあったが、血とうみでぬれている。
「かわいそうにな」
とつぶやき、あとはもうなにも考えずに患部をふき、きれいな布にとりかえた。陰門のまわりにできた数の子のような腫れはふくれあがるいっぽうだ。じくじくと黄色い汁をにじみだして、それがにおいのもとになる。もっとわるくなると、山桃の実のような赤紫色になり、ちいさい斑(ふ)がいちめんに散る。それで、山桃の中国名でもって楊梅瘡(ようばいそう)という。
「くすり箱を」
2/2 8:31
▼世話係ありがとう明日も載せます。
仏具屋の娘は
こわい病気です。
2/1 23:08