―虚実の街―

過去ログ305 2007/10/8 22:41

>キト
……くっ、(目を伏せたまま後ろに跳躍し隣の家の屋根に飛び移ると顔を上げ、寂しげに笑ってみせ。その笑みをなくすと雨にもかき消されないよう声を張り上げて)
アタシね。…アタシ、子供を産めないの。そうなるように処置されてしまったから。(何かを振り切るような力強い声。スドウを見つめる瞳から流れる涙は雨に流され)
10/8 22:41

>スドウ
…ソイツと2人だけ…ってのも悪くねェが…俺は欲張りだからな…もっといろんなものを守りたいと思うかもしれねェ…この瞳に映るものを守る…守瞳(スドウ)…それが俺の名前だ…この答えじゃ駄目か?(静かに頷きサングラスを取り、その瞳で相手を見つめながら一歩近づき)
10/8 22:32

>キト
じゃあ、質問。アンタは…スドウは、その…ゆくゆくは、どうしたいと思う?もしスドウが、誰かと…一緒に、なったら、ずっと…ずっと、二人だけ?それとも…?(小さく開けた唇からとぎれとぎれにこぼれ出した言葉、そこまで告げ言葉を切ると軽くうつむき。そこから先が言えずに唇をかみしめて)
10/8 22:16

>スドウ
駄目なワケじゃねェ…だが、立ち向かえない自分が苛ただしいんだ…ここから出たい…だが、1人じゃ…限界を感じてる(変われない自分に悔しさを覚えながら呟き)

いいぜ…答えよう…俺も真実に近づきたいからな…(振り向き、傘を後ろへ放り投げ相手の視線に答えるように見つめ返し)
10/8 22:06

>キト
(覗き込む姿勢をもとに戻して一歩前進。笑うのをやめてふっと短く息を吐き)
らしくないなんて言わないわ…背を向けたい過去のひとつや二つあったらだめなの?少なくともアタシは、今はそう思ってる。(ぱさっと乾いた音を立てて翼が背中に引っ込むともう一歩スドウに近づき)
…アタシは、アンタに対する答えはちゃんと出そうと思った。でもその前に、アンタに聞きたいことがある。
10/8 21:52

>スドウ
……!!!…(相手の問いかけに珍しく言葉を失い)

……俺…俺はいろいろなものをこの目で見てきた…

愛する者のために神をやめた戦乙女…守るべきものが見つかった狼…夢と光に満ちあふれる少年…沢山の夢を積んで旅立った希望の翼…自由を求めた魔女…(思い出すように見てきた真実を一つずつ震える声で語り)

見てきた真実はどれも深く強い…だが、まだ肝心な俺が真実に向きあっていねェ…

アンタの言う通りだ…俺はまだ…過去に…立ち向かえて…いない…(初めて人に見せる苦しそうな顔、いつもの妖しげな笑いもなく相手の視線から逃れようと背を向け)
10/8 21:43

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