―混沌の森―

過去ログ679 2007/9/15 21:21

>アルミフィ
『――――面倒だな。迷子がいるぞ。』
ふぇ?

(亡者の中、違和感を感じ取ったのは帽子の方。迷子がいる―――― この状況下で人が現れたというのか、帽子の言葉に思わず素っ頓狂な声が上がってしまった。)

昨日の薔薇売りの―――― て、ちょ、危ないですのっ!

(ざっと周囲見渡し、そして見つけた木の陰の所。暗闇の中眼を凝らし捉えたその姿は、つい最近会った人。何故こんなところに―――― その疑問は瞬時に意識の外へ追い出された。亡者の群れの一角が、少女と同じくその闖入者に気が付いた。新たな獲物と言わんばかりにぞろぞろと、おぼつかぬ足取りで彼女の方へ迫る。)

【はい、今晩和。どうぞ遠慮なくいらっしゃいませ。】
9/15 21:21

>オヴェリア=ローザレジーナ
入室
(絹で作られた漆黒のAラインドレスは珍しく露出の高いビスチェのドレスを着、埋め込まれている紅い珠と刻まれた茨の刺青がよく見える姿で樹海に現れ)
良い空気ね。何か肥料になる物無いかしら。
(魔物が出ることを知らないのかはたまた故郷に似た樹海の空気を吸って安心しているのか、隙だらけの様子で割と高いヒールの靴を履いた足は歩を進め。ふと樹海の音に耳を澄ませてみれば人の声らしきものが僅かに聞こえ)
…誰かいるの?
(声のする方向に近付いて行くにつれ、人の声とは思えないような声まで聞こえ始めると不安な表情を浮かべながら近くにあった木からそっと顔を覗かせ)

【今晩和(礼)少しの間ですがお相手お願い出来ますか?】
9/15 21:12

>アルミフィ
(また一匹、亡者が襲い掛かってくる。振るう大鎌、分断された亡者の半身が宙を舞う―――― 一対一でやっているうちは問題ないだろう。しかし、一度にまとめてこられてしまっては流石に多勢に無勢である。)

んむむ…あれが使えれば簡単なのですけれども―――― ッ !

(また一匹を土へ還したその時、背後から別の一匹が飛び掛ってきた。突然のことにバランスは崩れ、前つんのめりに倒れそうになる体。ここで倒れてしまっては、それこそ乙女のピンチ―――― もとい、生命の危機である。二歩三歩、四歩目でなんとか踏み止まった。)

くぬっ、ふ―――― っ とぉりゃあっ!

(背にしがみ付く亡者の腕を掴むと、そのまま力に任せて引き千切るように背中から引き剥がす。腐りかけた身体は掌に嫌な弾力を返し、それに思わず鳥肌が立ちかけるけどそこは我慢。そのまま強化され常人上回った腕力により、亡者の群れへと目掛け放り投げ――――。)

は―――― 私に痴漢するなんて、100年遅かったのですよっ 。

(せめてやるなら生きてるときに―――― とか、そういう問題ではない現状。放り投げた亡者に、ボーリングのピンの如く弾かれ押しつぶされる亡者の群れ。けれどもその程度でひっくり返るような情勢ではない。むぅ、と零れた唸り声には僅かに焦りの色が滲む。せめて、せめて術を練る時間さえ稼げれば――――。)
9/15 20:47

>アルミフィ
『周期の問題だな。淀みがまた濃くなっているのだろう。 ――――というより、日頃から確りと剪定しておかないからこういう事態になるのだ。』
えええー…だって私、ただの郵便屋さんですの。

(帽子の言葉に見せたのはあからさまに嫌な顔。ただの郵便屋、なんてどの口が言う―――― そう向けようとした突っ込みは、されども亡者の襲撃により遮られた。)

おおっととっと―――― んむむ、けども確かに…毎回この調子で出られたらたまりませんの。
『なら普段からちゃんと仕事をこなせ。 ――――そら、また来るぞ。』

(余裕があるんだかないんだか、普段と変わらぬ口調で交わされる帽子と少女のやりとり。それだけを聞けば暢気なものであるが、しかし実際の状況はといえばそれほど遊んではいられない。一匹目の襲撃を避けたのは間一髪。避けた先に二匹目がいてこれも間一髪。振るわれる腕の下を帽子押さえながら潜り抜け、すれ違い様に鎌の先端を亡者の腹に引っ掛け、そのまま抜ける勢いで引き裂く。上がるのは断末魔であり、切られた亡者はサラと砂へ還っていった。穢れた魂を冥府へと送りつける死神の鎌は、こういった輩には非常に有効ではあるのだが――――)

限度がありますの、これは。

(そう、数が多すぎた。)
9/15 19:28

>アルミフィ
入室
(季節は秋に移ろいつつあり、日は段々と短くなってきた。少し前であればまだ夕暮れであったこの時間帯も、もう今ではすっかりと暗い。)

――――… まあ、ここではあまり関係ないのですけれども。

(大鎌携えた少女が言う。今彼女がいるのは深い森の奥、魔性の森と忌避される混沌の森の中。ここではたとえ昼間であっても、空を被う木々の天蓋が光を遮り闇を落としてしまう。ただでさえ暗いというのに、周りが暗くなってしまえば尚のこと。不気味な闇の中、少女が一人で何の用かといえば――――。)

『現実逃避する暇があるのなら手を動かせ、頭を働かせろ。現状をどうにかしなければ奴らの仲間入りだぞ。』

(帽子が言う。奴等とは―――― 闇の中、蠢くのは何かの群れ。荒い息遣いに理性の色は無く、その群れは少女の周りをぐるりと囲んでいた。時折上がるのはおぞましいうめき声であり、それはまるで地獄へと誘うかのようである。)

そうはいってもですね、些かこの数はおかしーと思いますの。

(少女が鎌を握り直し、闇の中で蠢く何かを見る。一触即発の空気の中、対峙する相手とは死者の群れ。亡者となりし邪悪なものども。辺りには吐き気催すような腐臭が満ちていた。)
9/15 18:56

>ルカ
退室
「うん…今度行くよ…もちろんアリスの奢りでね?」
(ニコッと笑いアリスに手を振り)
「アリスそれじゃ!気をつけてね」
「……さて…オレも帰るか…今日はちゃんと眠れるかもしれないな…アリスありがとう…」


[そう言ってもらえると幸いです。では今日はありがとうございました!お疲れ様です!またお相手していただけるのを楽しみにしています!]
9/13 23:23

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