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過去ログ416 2013/3/18 0:01

☆関西人
動員
最近、ちょっとバタバタしてて書き込みがご無沙汰になってました。
でも、また再開します。

もう3月も中旬ってことでJも新シーズンがスタートしてるんだが、今年の傾向はなかなか興味深いと思う。
現時点の首位がマリノス、2位がセレッソ、3位がレッズ、4位がFC東京。
多分皆さんもお気付きだと思うが、人口の多い都市圏のクラブばかりが上位を占めている。
昨年は広島と仙台という「地方の雄」が最後の最後まで首位争いをしてたことを思えば、何だか流れが変わってきたな〜、と。
そして↑の4クラブに共通していえることはもうひとつ。
それは、Jの中でも収容人数が多いとされるホームスタジアムを有してるチームだということ。
これ、非常にイイ流れだと思うよ。

よくコアなJファンほど、「デカすぎるスタジアムで半分しか埋まらない状況より、小さなスタジアムで満員になる方がイイ」としてドーム型興行よりライブハウス型興行を好む傾向が昔からある。
しかし、本来ライブハウス型興行ってのは「薄利多売」でしか儲からないメカニズムであり、これは興行をどれだけ数多くこなせるかの勝負。
サッカーという競技には、そもそも「薄利多売」はフィットしないのよ。
野球みたく、毎日試合できるのなら別だけど。
だからJの本格的な発展をマジメに願うなら、やはりドーム型のクラブが恒常的に成功する流れが出てこなくちゃいかん。
商圏として大きな都市にスタジアムを構え、常に数万人を動員するクラブが優勝争いに参画してこそリーグの収入は上がる。
でも小スタジアムのクラブだろうが立派に黒字を出してるところがあるじゃないか?と言いたい人もいるかもしれんが、そういうのって決算書を見ると「広告収入」名義で親会社の補填がエゲツないのが現実なんだ。
近年に各企業が自社スポーツ部をどんどん切り捨ててる傾向を見るに、Jもいつまでも親会社をアテにしてると多分エラい目に遭うよ。
残念ながら、Jはプレミアなんかと違って放映権ビジネスをアテにできない。
だから飯のタネになるのはチケット収入とスポンサー収入しかないワケで、どっちにしても観客動員を増やすことでしか生き残る道はないワケよ。
なのに「(見やすいから)小さなスタジアムでイイんだよ」とチケット収入に最初から低い上限設定をしてしまうのはいかがなものかと。

どちらかというと、Jがビジネスモデルとすべきはブンデスじゃないかな。
あそこも欧州の中では比較的放映権ビジネスがあまりアテにできない方で、代わりにチケット収入の方を大いにアテにしてる。
実際、あのリーグの動員数はハンパないからね。
1部リーグの平均動員数は45000だという。
この数値は、日本ではまだまだ夢の領域である。
なぜなら、ブンデスの「平均」である45000を受け入れられるスタジアムをJクラブの多くは準備してないんだから。
キャパ20000程度のスタジアムに、どう考えても45000は入らないからね(笑)。
「45000スタジアムは身の丈に合わない」と言ったところで、一応日本という国はドイツより人口が多いという前提だけは理解しといてほしい。
現状はともかく、潜在市場としては日本って十分なんだよ。
よく「日本はクラブが多すぎるから減らした方がイイ」とアホなことを言い出す人もいるが、一体日本をどんな小国だと思ってるんだ(笑)?
英国の2倍の人口なんだぞ?
もちろん現在のサッカーファン人口は全く及ばんだろうが、その開発を最初から諦めてるスタンスはいかがなものかと…。
2013/3/18(月)0:01

☆まにあ◇MAIN
昨日のなでしこジャパン
VIPの皆さま
ここをごらんの皆さま


お久しぶりです。


昨日のなでしこジャパン
うちのGK久野吹雪さんがなでしこデビューしたのですが

ご迷惑をおかけしてすみませんでした。


伊賀FCくノ一サポーター一同
2013/3/7(木)22:34

☆板長
柏について
時々、「また杉山みたいな文を書いちゃったなぁ」と思いつつもここに投稿させてもらっています。僕も氏の事は大嫌いなので、僕の文を読んだ時の不快感はわかっているつもりです。
でも僕はこういう文しか書けないので、もう同族嫌悪みたいなものなのかなと諦めてます。
VIP板の皆さん、今年もよろしくお願いします。

広島のおよそ完勝で終わったスーパーカップではやはり各所で柏の3バックが取り沙汰されたが、新システムという意味では去年も4312に柏は取り組んでいた。
恐らく今回の登録上は3412のこのシステムも、考え方としては去年のものと同じなのかなと思う。
要は、レアンドロドミンゲスをサイドの守備から開放したい、ということではないかと。
なぜ3バックなのかということについては、ネルシーニョから対アジアに向けてと明言されましたね。広島がキム・シンウクを完封したのもヒントになったのかもしれない。

もともと柏は普段の4バックでも、引いて構える時は左SBの橋本が中に絞り、左MFのワグネルがSBに入る変則的な5バックの様な形で守ることが多かった。
しかしこのやり方はSBとしては大柄な橋本と、献身的かつマルチに働けるワグネルありきの、いわば「その場しのぎ」に見えなくもなく、個人的には3バック導入にも驚きはなかった。
ワグネルの代わりに澤が入った試合では、その橋本の横のスペースに澤が戻らずピンチを招いたが、その時の橋本のジェスチャーが印象的だった。
5バックになった場合は、ワグネルが元いた左MFの位置に2トップの一人ないしトップ下が入ることでスペースを埋める541の約束事になっていて、逆サイドでのパターンはなかったと思う。

スーパーカップでもおよそそのやり方を踏襲した形だったので、そんなに違和感もなかったし、特に去年のA広島戦のような受け身の試合ではなく、能動的な戦いが出来ていたのではないかと思う。システムを組む理由というのは、まさにこの能動的、自発的ということに集約されると思っている。
ただ恐らく本当にやりたかったであろう、ちばぎんカップでのやり方はちょっとあまりに前時代的過ぎた感があったので、橋本が戻ってきてから調整するのか、はたまた4312のように「お蔵入り」なのか。
ひとまず、ACL初戦では去年までの慣れ親しんだ442と541の折衷で日本勢初勝利。
開幕前に明るい話題が入って良かった。
2013/2/28(木)20:32

☆関西人
システム論A
続きね。

一応、↓に書いた内容は私なりの杉山茂樹イズムに対するアンチテーゼである(笑)。
ホント、ああして数字ばっかり羅列するような輩には虫酸が走るんです。
加えて、彼の欧州のモードを絶対神として崇拝する論調、相対して過剰に自国を貶めている論調(なぜか、彼は日本人でありながら日本を差別的に見下して完全に小馬鹿にしている)もまた大嫌いなのよ。

…ただ、彼もプロとしてあれで飯を食ってる立場だろうからね。
ああいうのは芸能人と同じで、「キャラを立てる」ことを目的として本人も意外と無理してやってることなのかな…?とたまに考えることもあるのさ。
実際、キャラを立てたという意味じゃ彼の売名は大成功だろう。
4231は、今や彼の代名詞だし。
それは小倉優子のコリン星と同じで、最初は周りも「痛い奴だな」というリアクションしかなかっただろうが、それをしつこく何度も何度もやり続けると鉄板のお約束となり逆に周りから求めれられるようにまでなる。
杉山氏も、あるいはその域まできてるのかもな。

そして、ああいうのに一定のニーズがあるのもまた事実なんだろう。
数字を羅列したシステム論、0と1しかない二進法ともいえる戦術論。
そのての話は実際に生のボールを蹴ってプレーをするアナログ人種より、ウイイレなどゲームの二次元世界でプレーをするデジタル人種の方が感覚としてマッチするような気がする。
戦力を数値化し、システムはもちろん数字の羅列。
そういう世界観が好きな層こそが、おそらく杉山氏のマーケティングにおいては顧客なんだろう。
「サッカーは二進法なんかでは語れない!」なんてことを言おうとする層は、もちろん杉山氏の顧客にはなりえない。
というか、ならなくてイイんだけどね(笑)。

ちなみに杉山氏の出身地は、静岡県とのこと。
そんな環境で育ったことを考えれば、もちろん彼自身はサッカーを十分経験してるだろうし、またサッカーが二進法で語れるモノじゃないことも当然理解してると思うのね。
なのに…。
という流れを考えると、同時にあの自国日本を侮蔑してる論調にもまた、彼なりのマーケティングを感じざるを得ないな。
実際、我が国には自国を徹底的に見下し嘲笑するような欧州厨の層は昔から根強く存在するからね。
杉山氏には、それもまた顧客ってことなのかと。
まあ、ウイイレ厨にせよ反日厨にせよ、それらもまた「サッカーファン」には違いないからな…。

あ、誤解のないように。
私は、システムを数字の羅列で語ること自体を否定してるワケじゃないからね。
ただ、それが全てじゃないと言いたいだけのこと。
サッカーは、デジタルなスポーツじゃないんだから。
21世紀の今ですら、アナログなスポーツであることだけは変わってないよ。
2013/2/26(火)0:53

☆関西人
システム論
続きね。

かつて、Jリーグではほとんどのチームが352というシステムを採用してたと思う。
なぜそんなにも流行ってたかって、それはスタンダードな442よりも中盤を厚くできることが好まれたからだろう。
4人で構成する中盤より5人で構成する中盤の方が数的優位に立てるのは言うまでもないことであり、「中盤を制する者が試合を制する」と言われてた時代、皆が352を志向するのは割と自然な流れだったかと。

ところが、その「中盤を制する者が」という考え方自体、やがて時代遅れとなっていく。
これからは「サイドを制する者が試合を制する」時代だろ?と言わんばかりに、世界中でウィングが復権。
俗にいう、4231の時代だね。
ヒディンクが流行らせたとされるその最新システムは、WGとSBの二枚刃ゆえサイドが1枚しかない352とは相性がもう抜群。
必然として352は、やがて衰退していった…。

じゃ4231が最強なのかといえば、実はそういうワケでもない。
4231が352キラーとなったように、やがて4231対策として出てきたのが4141だと思う。
このシステムは、4231の前と後ろを分断することを得意とするなかなかのスグレモノ。
…ただ思うに、この4141って表現によっては433、つまり型としてはかなり古いんだよ(笑)。
こんな約30年も昔に流行った型に結局は回帰してる今のモード変遷を見て、こういうのはファッションと同じでやはりサイクルがあるんだな〜、と私なんかは最近しみじみしてるのね(笑)。

そう考えると、今また3バックが復権したり、いずれ2TOPが復権していくことも何ら不思議ではないと思う。
というかね、結論を先にいうと、普遍的な意味で【最強のシステム】なんてのはまず幻想にすぎないのよ。
システム論として【最強】の最良テキストとされてる伝説のミケルス「オランダ74」は皆さんもよくご存じだろうが(もちろんクライフもバルサもスペイン代表も皆がこぞってあれを目標にしている)、最終的にあのチームを破ったのがクラシックなマンツーマンDFだったことも忘れちゃいかんよね。

システム論は私も決して嫌いじゃないんだが、そこを純度100%にしてしまうと逆にサッカーという競技の本質には裏切られてしまうのかと。
例えば、ゾーンDFというものひとつとってもそう。
基本はゾーンDFって、ピッチ上で球のある位置によって選手が全員「適正なポジション」に調整を要される戦術だよね?
だけど、球は場合によってはコンマ数秒のうちに10メートルぐらい平気で動く現実があるワケよ。間違いなく、人の動きより速い。
ならば人間って、そのコンマ数秒のうちに球の位置に合わせた「適正なポジション」からは外れて普通なんじゃないの?
だから現実での対応は、球の位置だけでなく敵の位置をも把握する「マンマーク」要素を加えなくちゃならん。
でもそれって、「ゾーンDF 」の純度を下げることでもあるよね?

…ああ、自分でも何書いてるのかよく分からなくなってきたが(笑)、要は↑の選手の配置を数字の羅列で表したシステム論の奴隷になっちゃいかんよ、と言いたかっただけの話です。
そもそもサッカー選手は、盤上のチェスの駒じゃないんだから…。
2013/2/25(月)0:31

☆関西人
ゼロックス杯
今回の顔合わせは、ほとんど昨年のままの広島と、システムを少しイジってバージョンアップ試行中と思われる柏。
結果としては、やはり慣れた戦い方の広島が完勝だったね。
この時期は、そりゃそうだろう。
おそらく、Jが開幕しても広島って暫くは安定した実績を残すんじゃないかな?
慣れ親しんだ戦術、慣れ親しんだ家族のようなチームメイト。
先発はほぼ日本人ばかりというのも関係あるか知らんが、意思疎通はツーといえばカーって感じで言葉を使わずとも目で会話して動けてる感じがする。

ただし、私が思うにその戦い方はリーグも前半戦は行けても、後半戦までもつかは怪しいかと。
突き詰めるに、敢えてバージョンアップをしないチームって戦い方の「深さ」は出せても「広さ」を出しにくい。
そうなると、ライバルチームもアホじゃないんだからキッチリ研究対策をしてくるワケよ。
今のままで広島が連覇できるほどJは甘くない、と私はむしろ信じたいんだけどね。

ところで、今日の試合は両チームともが3421というシステムだった。
これ、今の最新トレンドなの?
私はオッサンなもんだから、「何で1TOPに対して敢えて守りにくい3バックにするの?」って古くさい戦術論を思い出しちゃったよ(笑)。
昔は【1TOPに対しては4バック】【2TOPに対しては3バック】が鉄板と言われてたんだが、イマドキそんなこと言ってたら笑われるんだろう。
しかし、今こうして3バックがまた復権してきてるのは少し嬉しいな。
なぜなら、私は杉山茂樹が嫌いだから(笑)。

ちなみに、3バックには実に長い歴史がある。
元々は、マンツーマンDF全盛の頃にリベロ(特定のマークを持たない自由人)を2人のストッパーの後ろに置いた守り方に始まるのかと。
でも、後にクライフあたりは最終ラインをストッパー1名にして、その両脇にサイドバック、その1列前にリベロを置くという摩訶不思議な3バックを90年代のバルサで使ったりもした。
よくセリエにおける近代3バック生みの親と言われるザックは、明らかにその継承者だろう。
だって、彼は監督修行としてわざわざクライフのもとに研修に行って、その【1CB +2SB 】の3バックを学んでるんだから。

詳しくは知らんが、広島の3バックもまたそんな感じだね。
一方、柏の方は綺麗に5人がラインを作ってたから↑とは少し違うかな。
何にせよ、3バック伝道師のザックが代表監督にいる時代にこうしてJで3バックが出てきたのは私には嬉しいこと。
これは、代表にも必ずや影響が出てくると思う。
2013/2/23(土)23:48

☆関西人
マフィア
気になったニュースをもうひとつ。

日本を代表するA級審判の一人である吉田寿光さんが、タイで行われたカップ戦決勝において八百長を持ちかけられたという話。
吉田さんはそれを毅然として断ったらしいが、「そんなの当たり前だろ?」って簡単には済まされないことだと思う。

当然、その話を持ちかけた人物は闇社会の人間だからね。
それと接触した吉田さんは今後もその組織を辿る捜査上の重要な証人になるワケで、闇社会側とすりゃ一番手っ取り早いのは吉田さんを消しちゃうこと。
多分、今までも脅迫はあったんじゃないかな?
そもそも八百長を断った時点で、相手も「あ、そうですか。残念です。じゃ、また今度お願いします」なんて穏便に引き下がったとは絶対に考えられん。

そういや、最近にもベルギーの監督が八百長に加担したと疑われて最終的にクロとされたニュースがあったんだが、後日談としてその監督がカミングアウトしたのは断れば殺されるようなニュアンスでやはり脅されてたということ。
またその殺しの対象は本人のみならず、彼の家族までに及んでたという話…。
こういうのを「八百長なんかするような奴のタチの悪い捏造」と解釈して聞き流す人も多いと思うが、私は有り得る話だと思うけどな〜。

昨夜バルサに完勝して「さすが名門!」と一夜にして評価を上げたミランにしても、僅か数年前には八百長疑惑でクロ認定されたことを忘れちゃいかんよね。
ミランほどの名門に所属し、また莫大な富を得てるはずの選手が八百長に加担したのは「金に目が眩んだから」なんてレベルの低い話じゃないでしょ?
やはり、↑のように生命の危機にさらされるような脅迫があったということ。
皆さんは自分がその立場になったとして、そこで毅然と断れますか?
…私なら、無理かも。

ただ日本の場合は、ヤクザを「指定暴力団」という形である程度社会から隔離・監視できてるから海外の治安よりは少しマシだろう。
まあ、最近は「半グレ」という暴対法適用外の組織が一番タチ悪いみたいけど。
わざわざ看板を出して事務所を構えてるような暴力団、あるいは一目見ただけで「この人ヤクザだ」と分かるような社会はむしろマシと考えてイイ。
一般市民は、その印を見て近づかなきゃイイんだから。

そういや、以前に私は新聞で「殺し屋逮捕」の記事を見た記憶があるわ。
その殺し屋の写真が強く印象に残ってるんだが、決して私が期待したように眉が太くて細い目をしたゴルゴ風じゃなかったのよ(笑)。
どっちかというと、野球帽をかぶってドブネズミ色の布製ジャンパーを着てるような薄汚れた感じのオッサン。
いかにも競艇場にでもいそう、といえばお分かりいただけるだろうか。
ある意味、私は逆に恐かった。
普通に黒スーツ&革手袋をした眼光鋭い男がギターケースを開けたなら私も身構えるだろうが、↑のようなリアルな殺し屋のオッサンがいつの間にか銃を出してても撃たれるまで気付くワケがない。

願わくは、ヤクザはヤクザらしく、殺し屋は殺し屋らしくある社会であってほしい。
「爽やかヤクザ」なんて絶対にダメ(笑)。
しかし海外では、少なくとも見た目でマフィアを見分けることなんてやはり不可能みたいだね。
…マフィアの巣窟、イタリアにいる長友が少し心配だな〜。
あの人懐っこさが、色々な人寄せつけてしまうがゆえ逆に仇にならなきゃイイんだけど。
2013/2/21(木)23:41

☆関西人
欧州が春秋制移行を検討
今日聞いたニュースとして、いきなり欧州側がリーグを現状の秋春制から春秋制に変更をしたい旨を表明してきたらしいね?

日本にとっては、願ってもない話。
私はこれまで何度も「秋春制への移行はやむなし」と書いてきたが、それはあくまで日本がFIFAカレンダーに合わせなければという論旨であって、もし欧州が春秋にするのなら秋春制移行を支持する理由なんて全く無くなる。

ただ、欧州の春秋制がそんな簡単に実現するとは思えないんだ。
だって、今回の煽動者として名前が挙がってるのはプラティニとルンメニゲでしょ?
ブラッターがこれを支持してるというニュースは今のところ聞いてない。
あくまで、今回のはUEFAの意向。FIFAの意向はまだ分からんのだ。
そりゃ、ルンメニゲなんて春秋の方がイイと主張して当たり前。
極寒のドイツという国は、今に始まった話じゃなく本来から春秋制の方に適した環境なんだから。
おそらく、今回のはルンメニゲ主導の提起じゃね?
今やブンデスはUEFAでも観客動員ぶっちぎりのリーグとなりつつあり、それに比例して発言力が向上してきた中での動きなんだと思う。

それはさておき、私はブラッターが難色を示す可能性は十分にあるんじゃないかと思うんだ。
なぜなら、それを受け入れるとFIFAカレンダーを「冬のW杯」という前提で作り直さなきゃならんから。
もちろんカタールみたいな国なら「冬のW杯」は歓迎だろうが、他の国々はどうだろう?
例えば我が国もW杯招致を計画してるものの、1〜2月開催となると結構キツイよね?
東北や北陸などを切り捨てれば開催できなくはないものの、仮に首都圏を軸に開催するにしてもやはり極寒ゆえ動員には悪影響が出るかもしれん。
日本に限らず、1〜2月だとそういう国は案外多いと思うよ?
そのへん商売っ気あるブラッターなら、「冬にW杯は適さない」と判断するような気がするんだわ。

まあ、それでもやれなくはないのも事実だから、仮にFIFAもそれを飲んだとしよう。
すると次に出てくる難敵は、IOCだよね。
FIFAカレンダーが冬を軸に変更されてしまえば、「夏の五輪」と「冬のW杯」が並立してスケジュールが分離してしまう。
ますます欧州各クラブにとって五輪はリーグ期間中ゆえお荷物になってしまい、これまで以上に五輪代表への人材供給を渋ってくるだろう。
「五輪なんてサッカーやめて構わない」「W杯とユーロだけで十分」とUEFAは思ってるんだろうが、IOCはそれじゃ困る。
チケット売上・視聴率ともに、サッカーは大会のドル箱だからね。
だからIOCとすりゃ、何としても夏を軸とした現状FIFAカレンダーのままでいてほしいんだ。
ということで、UEFAとすりゃFIFAとIOCというふたつの巨大なハードルを乗り越えなきゃならんというなかなかの難事業。

あるいは、これらはUEFAなりの世界戦略と考えられなくもないかな。
我々日本人は欧州をただただ羨望の目でしか見てないが、実際のところは彼らもかなり不況で苦しんでいるという。
EU内だけの市場じゃ限界があるんだよ。
だからこそ、これからは市場の大きい中国や米国やブラジルや日本(それらはいずれも春秋制)と繋がろうというのが彼らの一番の狙いなんじゃないかと。
その為には、やはりカレンダーを合わせた方が何かと有利に作用するのでは?というふうに彼らなりに考えたのかもしれん。
まあ、憶測だけどね。

それにしても、UEFAは最初から春秋制移行を見据えてカタール開催の支持に回ったワケじゃあるまいな…?
2013/2/21(木)0:14

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