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過去ログ374 2011/2/16 20:25

☆板長
SBって何でできてる?
ブラジルではDHのことをボランチと呼ぶように、SBのことをラテラウと呼ぶ。正確には、SBではなくサイドの攻守を担当する選手のことをそう呼ぶ。というのはつまり、ブラジルではMFをサイドに置かないからだ。攻守と書いたが、実際は守備はボランチに任せて攻撃ばかりしていることがほとんど。サイドアタックを一任されており、ブラジルでは花形的ポジションである。故にブラジルがSBで苦労したことはない。
イメージが湧かない方は、C大阪、新潟、鹿島のサッカーを見ればわかりやすいはずだ。

翻って日本では、SBは間違いなく花形ではない。花の開かないFWがポジションを求めて仕方なくやるようなポジションだ。
ブラジルサッカーの影響を受けているため、中盤の選手はより中央でのプレーを好む。ここまではブラジルと一緒だが、決定的に違うのは日本ではSBはあくまでDFである、という意識だ。攻撃参加は必須だが、その後の早い帰陣も必須でなおかつDFとしてプレーする見事な雑用っぷりを求められる。これが、ラテラウとはまた違う日本特有のハイブリッドなSBに育てたのだと思う。逆に、ジウトンのような存在を受け入れることができなかった。
現在、代表の両SBである長友と内田が各クラブで担っている役割が全く違うということが、SBに多様な能力を求める日本サッカーの現状を映している。

欧州でブラジル人ラテラウを見ない日はない。それは、サッカーが行き詰ればSBに活路を求めるからだ。
そもそもサイドバックという言葉は日本を含む他地域から輸入されたという説もある欧州にとって、日本のハイブリッドなSBは格好のマスターピースだったのかもしれない。今、シャルケの攻撃は内田から始まると言っても過言ではない。
2011/2/16(水)20:25

☆板長
http://www.youtube.com/watch?v=gDoB3Gtcr-k
間もなく100万再生を迎えるこの動画は、日本代表のアジアカップ優勝を讃えるものである。この再生数の要因は、動画のクオリティもさることながら、内田がシャルケから花束を贈られたように、アジアカップという大会の認知度や重要度が広く世界に理解されたということにあるのかなと。たとえカタール開催という条件付きであっても。
そういう舞台でこのオーストラリアに勝てたというのは本当に良かったと思う。これがドイツでの借りを返す最後の機会だったろうから。


アジアカップが閉幕して約三週。いろいろな方面からこぼれ話は聞こえてくるものの、世間はもうすでに次に食いついている。
今まで数多くの才能ある日本人MFが籍を置いた欧州で、彼らがなかなか踏むことのできなかったインテルのようなメガクラブ、CLの舞台に日本人DFが立っているのだからそれも当然か。
なぜ日本人MFにできなかったことを彼らはやってのけることができたのか。

DFとは言ってもSBに限定される。それはつまり長友、内田のことだ。安田も予備軍に入るだろう。

では、日本のSBとはどういうポジションなのだろうか?

本来、相手と味方があって成り立つサッカーでこういう問いは成り立たないもの。Jだけを見ても多様なSBが存在する。だが、多くの日本のサッカーファンは共通する答えを持ち合わせているはずだ。
それは、日本のサッカーはブラジルサッカーの影響を多分に受けているということにある。
2011/2/16(水)20:23

☆関西人
代理人との闘い方
おそらく今回の岡崎の件で、世間の代理人に対するイメージは非常に悪くなったと思う。でも、彼らの仕事って案外そういうもんなんだ。クライアントの利益の為にこそ、周囲に不利益をもたらすことは多々ある(ただ今回のロベルト氏が一番マズいのは、肝心のクライアントにまで不利益を与えてしまったことだな…)。
もちろんクラブ側にだって、こういう問題に精通した顧問弁護士は当然付いてるだろう。エスパルス社長があそこまで強気なのも、おそらくは専門家の助言があってのことだと思う。
しかしこういう案件、正攻法でくる弁護士とマリーシアを駆使してくる代理人とが対決したら、これは法の抜け穴を熟知してる側の方が有利になるだろうね。
ちょっと畑は違うかもしれんが、クラブ関係者はもっと「ミナミの帝王」を見て勉強してほしい。私が尊敬する竹内力は、法の抜け穴を実によく知ってるんだよ。ある意味、ロベルト佃なんて目じゃないと思う。エスパルスも、ああいう人をオブザーバーにすればイイのに…。

竹内「ワシが竹内や。今日からエスパルスの顧問をさせてもらうことになった」
佃「岡崎の代理人のロベルト佃です。宜しくお願いします」
竹内「…ロベルトはん、今回の岡崎の件なんやけど、アンタ商法第521条ってのがあるのを知ってまっか?」
佃「あ〜竹内さん、今回のは国際ルールでの話ですから、日本の法律だけで考えないで下さい」
竹内「…」
佃「あれ、竹内さん?」 竹内「…」

…竹内さんは、眉間にシワを寄せたまま動かなくなりました。隣に座ってる石野陽子も、動かなくなりました…。

じゃ、代わりにあの人を呼ぶのはどうだろう? どんな難問でも全て解決してまう男といえば、私がまず思い浮かぶのは気象予報士・石原良純だ。

佃「…そうですか。エスパルスさんとしては、どうしても移籍金を払わなきゃサインをしないつもりなんですか。これは困りましたね〜」
石原「困った時は、タウンページが便利なんですよ」
佃「…?」
石原「あ、もしもし?FIFAですか?」
(小一時間交渉)

石原「ロベルトさん、もうOKです。FIFAの裁定で移籍金10億円でイケそうですよ?」
佃「ウソー!?」
石原「僕の親父が右翼団体使って圧力かけたら、簡単でしたよ?」

やっぱりタウンページは頼りになるな〜!
2011/2/15(火)19:46

☆関西人
もうひとつの移籍金
移籍金の話ついでに、「育成補償金」の話もしておきたい。
今話題になってる宮市君だが、彼はJを介さず高校から直に欧州に行ったもんだから、移籍金が発生してない。
じゃ、年俸以外は全くタダで向こうは彼をゲットしたのかというと、実際はそういうワケじゃないんだ。上記に書いた「育成補償金」というのが発生してて、彼が所属してた中京大中京高、および中学まで所属してたというシルフィードFCに各々数千万ずつ支払われることになるらしい。こういうのは、香川が移籍した際にも発生したとのこと。

…何で?と思うよね。でも実際23歳以下の若い選手を獲得する際には、12歳〜21歳まで所属してたチームに金を支払うルールをFIFAが提唱してるのよ。日本にもこの制度は適用されてるらしい。

じゃ何でこんな制度があるのかというと、近年ビッグクラブが青田買いを乱発しがちな傾向があり、プロビンチアが草刈り場となり弱体化することの抑止、および青田買いそのものを牽制しようという目的とのこと。

なるほど、確かに下部組織から手塩にかけた有望な若手をトップチームに上げる前に奪われたら、今までの苦労は何だったんだ?ってことになるもんな。実績のない若い選手は移籍金にも限界があるし、それ以外の「補償金」を貰う権利くらいはクラブに認めてあげるべきだ。

…だけど、これって若手を育ててトップチームに上げること前提のクラブ下部組織、およびトップチームでもC契約選手とかが中心の話だよな?
ならば、日本のように高校が「補償金」を貰うのは理屈として何かおかしくないか? だって、高校はクラブと違って選手を上に上げることが目的じゃないんだし、どんな有望な選手だろうが3年を経過したらチームを出ていくことが前提でしょ?
今回のように宮市君をアーセナルが獲っていった場合でも、「手塩にかけて育てた宮市を獲っていかれてウチは戦力ダウンだ!補償しろ!」なんて中京大中京が言うことは有り得ないよね(笑)。「将来はウチの中京大学サッカー部に行かせるつもりだったんだ!」とでも言うかな(笑)?

正直、クラブが全てではない日本ではあまりピンとこない制度だと思う。しかし、岡崎もあと1歳だけ若ければエスパルスに数千万を残せたんだがな〜(笑)。
いや、ロベルト佃氏は彼が23歳なら敢えて動かなかったかもしれんが…。
2011/2/14(月)23:27

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