1 faddy◆FqvO

モンスターパークの風景(ssスレ)

このスレは、ドラ雑のスレに書いたモンスターパークの小説を投下・鑑賞するものです。
 感想もどしどしどうぞ!批判的な感想・矛盾を指摘する文章でも甘んじて受けます。
 また、見てくれた人、ss書きに参加してくれるととても嬉しいです。では、ドラ雑に投下済みの『小さな恋のものがたり』『カシェルの思い』の投下を始めます。
(PC)
あげ

ほとんど変わっていませんが、また読み直していただける人がいたときのために、少しだけ関係ないところも手を加えてあります。

ローズバトラー編お楽しみに!
(PC)
68 faddy◆FqvO
あまりの書けなさに悶絶age
(PC)
69 ジュドー◆goat
>>68読ませていただきます。

途中ですが、まとめて一気読みのリンクを貼ってもらえませんか?

汚してすいませんm(_ _)m
(W44K/au)
70 黒崎
ふぁっち…
楽しみにしてるよ!


かるくプレッシャー(¨;)

頑張って(^O^)/
(SH903i/FOMA)
71 faddy◆FqvO
『星のダンス大会!』

 はるかなる昔。闇のドラゴンに襲われて、ヘルバオムに襲われて、虫の大群に襲われるという、住むのになんか不安になるランキングで言えばぶっちぎりで一位になれそうな町、ルーメン。そこからちょっと南にいってみると、モンスターが、おだやかに、華麗に、あるいははちゃめちゃに暮らしてるのが判ると思う。
 そうそこは、モンスターパーク!モンスターの楽園である!!
 でも、そこに住むモンスターはなんだかみんな個性が強い…
(PC)
72 faddy◆FqvO
 その個性の強いモンスターのなかでは貴重な、常識的なモンスターの1匹が、あたし(ローズバトラー)。で、今は…
ぶーん。ぶーん、ぶーん。
 あたしの周りでポイズンバードが飛んでいた。
ぶーん、ぶーん、ぶーーーん。
あたしの頭にポイズンバードがとまった。
こそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこそこ
「うざったいんじゃああああああ!!!!!!!!!!!!!」
「いやあもう春だし〜そろそろ産卵しようと思って〜」
「あたしに産卵すなあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
勝手に産卵するなんて無礼千万!!!ちょっと絞めてくれる!!!!!
あたしはツタを振り回し、ポイズンバードを捕まえようとする。しかしポイズンバードは、ひらりひらりとかわす。ああまどろっこしい!!!!
「こらあ黙って捕まれ!!!」
あたしはむきになり、ツタをあたりにむちゃくちゃに振り回す。後ろか!?そっちか!!??
しばらくツタを振り回して、一息ついて辺りを見たら…
あやつは一歩はなれたところであたしを冷ややかに見ていた。
「なんだか怒ってるみたいだし、やめとくよ〜。じゃあね〜」
あやつは、茫然とするあたしを尻目になんか向こうのほうへ行ってしまった。
 …なんなのあいつは。汗かいちゃったじゃない。まあ、準備体操くらいにはなったかな。じゃあ、早速ステップの復習から始めようかな…
(PC)
73 faddy◆FqvO
 今日は、モンスターパークの大運動会が開催される日であった。野球大会や、バトルトーナメントの競技によって、出場者がお互いの運動能力を競い合うのだ。その競技のひとつに、ダンスコンテストがある。
 ダンスコンテストは、ジャンルの別なく全員が同じ種目で踊る。まあこの狭いモンスターパークだし、競技人口が少ないから仕方ないだろう。そうして、審査委員長アイラさんと数人の審査員による審査委員会が点数をつけて、点数が多いものから二回戦・三回戦と勝ち進んでいく。
 あたしは、このダンスコンテストに出場するのだ。もちろん、狙うは優勝のみ!そのために、あたしは今まで趣味として続けてきたダンスの知識や技術を全て注ぎこんだダンスを開発した。でも、いろいろと難しいダンスになってしまったから、いろいろと練習しなきゃいけなかった。
 暑い盛りの火山で練習をしたこともあった。冷える墓場の館の底で練習をしたこともあった。 …今考えてみると…
「この狭いモンスターパークの中に、なんでそんなにいろいろな地形が同時に存在できるのよ!火山のすぐそば海底公園なんておかしいでしょ!」
 考えてみると、謎過ぎる…神様が力を貸したとしか考えられない…
(PC)
74 faddy◆FqvO
「ワン・ツー・スリー・フォー、ファイブ・シックス・セブン・エイト…」
 あたしが、夢中になって練習をしていた。今までの練習の甲斐あって間違えることはない。今日になってからの上達は望めるものではない。たんに、最終確認をしているのだ。
 あたしの目の前で、ベビーゴイルが宝箱を大事そうに抱えて飛んでいく。
「…何なのそれは?」
あたしは練習を中断して、ベビーゴイルに話しかけた。
「これは、アルスおにいちゃんにプレゼントするんだよ!おじちゃんにもらったから、なにがはいっているのか知らないんだけどね♪」
 ベビーゴイルは無邪気に答えた。
 アルスさんにプレゼント…「おじちゃん」からもらったもの…なかなかの高額商品かも知れぬっ!
「それ、欲しいなー。」
本音が、ついついこぼれてしまった。うん、事故だ。間違いない。
「欲しいの?じゃあ、あげるよ!」
ベビーゴイルの一言ににんまりとする。
「いいの?いいのね?そう、ありがとう!!!大事にするわ。中身がなんなのか気になるけど。あ、アルスさんには、あたしから花束でもつくってもってくから安心してねー」
「軽くなっていいや。大事にしてねー」
あたしは機関銃の如く話して、にっこりと笑う。ベビーゴイルも無垢な笑みでにっこりする。なんだか、騙してるみたいで良心が痛む…
「じゃあねおねえちゃん!」
ベビーゴイルは会場のほうへと飛んでいった。
(PC)