塩見 鮮一郎公式 掲示板

過去ログ4442 2023/10/10 3:10

▼世話人
ご説ごもっとも
感服します。
子か孫かの若者の賢明な作品が時代にリレーされるのは
確実ですが、バックしてわたしに感銘と影響をあたえることのない
ということを僭越ですが、理解しています。

渋谷スクランブルで叫ぶという映像的な発想は「いいね」ですが、
後半は
テレビドラマにスポイルされた発想でした。
「相棒」で愛女子が脚本を書いたのはすべて見ました。
子たちを支援する視点はつらぬかれています。
根性はありました。

その後の小説を読まなかったのは、
わたしが受けとるメッセージはないと思ったからです。
いいね作家に応援しますが、

小説や物語が獲得した深淵を知らないですね、
残念に理解しています。
ま、すべては若さんの紹介でした。ありがとう。

HP

▼わかけん
未明の砦
は、作者の時代に対する焦燥感、怒りなどが、作品を書く原動力になっている気がします。その意味では、続けて読んだ辺見庸の新刊『入り江の幻影』に通じるものがある。と、思いました。
ただ、辺見は、絶望を前面に押し出しますが、太田は希望を与えようとする。この、真に絶望的な時代に、です。
確かに説明過多です。でも、そろそろ説明はエンタメには不要、という考えは捨ててもいいんじゃないか。それは、単に、読者がさぼりたい、楽して愉しみたい、だけだろーと思うのです。そうやって、自らアホになっていく国民を尻目に、好きなように操られた30年でもあるのではないか。
太田愛の新作は、そういう時代に対する、強力なカウンターパンチでもあると、一週間たって思いました。


▼わかけん
エンタメ論
ここで登場させて申し訳ないですが、例えば、世話人さんの『弾左衛門』と『車善七』はどちらが優れているか、という問いに、エンタメとして車が優れている、という評価があると思います。
弾は、ほぼ誰も知らない史実を語らねばならないので、どうしても説明過多になる。説明はエンタメに不要。面白くなくなる。めんどい。うざい。
そんな評価が大手を振った、失われた文学の30年だったのではないか。
車の、説明を最小限にとどめた作者の腕前には感服しますが、史実をていねいに追った弾が、過少評価されるいわれはない。


▼わかけん
ちょっと前に
一週間前、太田愛の新作『未明の砦』を読みました。
直後、ここに書こうか迷って、いったん吞み込んだ。でも、雨の祝日で『暇と退屈の倫理学』にも読み飽きたので、PCを開きました。
太田愛。今まで、犯罪者、幻夏、天上の葦、すべて良かった。コーフンして読み進めました。高村薫の照柿、レディージョーカーの頃を彷彿させる読み応え。
今回は、どうなんだろう。
説明過多。エンタメとして失敗作。そんな言葉が喉まで出ました。でも呑み込んだ。
そも、エンタメとはなんぞや。


▼世話人

すこし生活のリズムをこわしました。
もう、ねむい。
ユダヤ人が米経済を牛耳っているという、
都市伝説ふう俗説が
戦後の日本に流布されました。
どういう意図なのでしょう。

HP

▼世話人
寸感
思いつくままで、まちがっているかも知れません。
第二次大戦後、国連の方針があって、
ユダヤ人はパレスチナの地に念願の「国家」を樹立します。
アラブ人にとっては、大国に推されてユダヤ人が、
イスラエルをでっちあげたように見えたでしょう。

つまり、ウクライナがアラブ、イスラエルがロシア。
アメリカはあるときは侵略者の側に、あるときは被害国の味方になる。
口では民主とか自由とか言いますが、利害を反映した
権力構造があるだけ。
無思考腰巾着もおりまする。

HP

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