塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ2967 2016/10/3 9:32

▼咲
心にメモ
「文学史の概念がなんの実体も反映してないことに、まだ気がつかない。私小説などないのだ。」

心にメモします。前に、蓮實重彥さんの本を読んで「私小説」のことを少し考えました。
私はいつも、自分がなにを書いているのか、わかりません。センセイのことばを思い出しながら、書いているうちにわかればと願います。
10/3 9:32

▼岡坊
車谷長吉
昨年から今年にかけて、かなり読みました。いきいきとした播但弁で話す人物が鮮烈で。方言が淡路弁に似ているので、親近感をもったのかもしれません。
とても地の言葉を大事にしてますね。
銭金や名誉、愛など人間の欲、業を深く見つめていて、好きな作家の一人です。
10/3 4:54

▼世話係
読書A
文庫解説には1992年の吉本隆明の
「私小説は悪に耐えるか」という実に凡庸な
一文が麗々しく再録されている。
なにも言いたいことがないのか、車の作品からの引用がながながと、つづく。
論調は、日本の9割の人が中流意識を持っている社会で、市井の生活の悪と澱を暴く内容が支持されるか、というにつきる。

残念ですが、9割の中流意識がほんとに日本にあったのかどうか、吉本の楽観は破産した。そして、このときなお、私小説とか心理小説、通俗大衆小説という概念が成立すると考えていることにおどろいた。

文学史の概念がなんの実体も反映してないことに、まだ気がつかない。

私小説などないのだ。
10/3 1:01

▼世話係
読書@
車谷長吉の作品は雑誌で読んでいたが、
まとまったのは初めてである。
『鹽壺の匙』新潮文庫
少し長めのもあって、目をずらすと
いつも花が咲いていたりする。

長いのはまったく構成がなく、
短編の連鎖だが、
10枚以下で完結する短編もあって、
そちらはなかなか、文章を斜めに斬っても、
断面は鮮やかだ。
10/3 0:49

▼世話係
雑事沈静
やっと静かに、義務ではない読書に
ひたっています。

ほんとにね、読んでて楽しいのと、わずらわしい本がありますね。
なぜですかねえ、
わたしと相性が合わないだけですか。
10/2 1:18

▼わかけん
青春の門
再開するそうですね。
五木寛之。
69年に書き始めた小説です。
長いですね。
10/1 13:49

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