塩見 鮮一郎公式WEB 掲示板

過去ログ2884 2016/4/16 1:22

▼世話係
読書E
ドキュメントの物書きはすべて荒っぽいが、
たとえば、

「一身を二世に生きる」という福沢諭吉の有名な言葉がありますが、「人生はそうは問屋が卸さないという」というところがありませんか。

これは誤用。諭吉は江戸と明治を生きてしまった人たちのことを言っているだけで、
人生を二度生きるという意味ではない。

佐野は精緻ではないが、データーマンをこきつかって、多くの声をあつめてくる。それがおもしろい。人の数ほど意見があるのが楽しく、その著作をかなり読んだ。
4/16 1:22

▼世話係
読書D
国家の「産業再生機構」に縊(くび)り殺されるまでの、
中内の栄光と没落の戦後を、共感と反発の複雑な心性をふくめて描いている。

流通業界の覇者が転落して行く過程を見つ、中内のおごりや独断を批判するが、

今回は、佐野真一自身が中内になった。
大衆は偶像が落ちて粉々になるのが好きなのだと、わかっていたくせに。
4/16 1:06

▼世話係
読書C
中内いさおは、神戸三宮の闇市の雑貨の店から出発し、福岡ドームまで建てた。西鉄オリオンズが西武にとられると、ホークスを連れてきた。
ダイエーが沈没したあと、孫氏が買った。

東京にいるとダイエーは見えないが、プランタンもリクルートも中内の手にあった。
4/16 0:51

▼世話係
読書B
たぶん、
オリジナルとコピーの関係も考えてないだろう。
ほんとにオリジナルというものがあるのか。
4/16 0:45

▼世話係
読書A
盗用は佐野のあらゆる著作におよんでいる。
なるほど、
いまの出版界では言い訳はできない。

それでも、作品における「盗用」とはなにかという問題が解決されているわけではない。
いや、ほとんど追及されてこなかった。
解放同盟がなんというか、創価学会がどう反応するか、などなど、ほとんど政治的な判断にゆだねられていた。
「宝島」の佐野批判に、ちゃんと解同への対処を考えてなかったのを非とする論調もあった。
4/16 0:40

▼世話係
読書@
『完本 カリスマ 中内功とダイエーの戦後』
*「なかうちいさお」の功の作りは「刀」が正しい。

ハシシタ事件でしくじって、ノンフィクションの虚人と揶揄され、
溝口敦や前都知事らが、佐野真一の盗用リストを「宝島」などで例示、いまや打ちのめされた水の犬だ。

機を見るに敏か。なかなかすさまじい業界だ。

確かに佐野の文は下手だ。ながい形容動詞の後に、やっと主語がきて、だれの話かがわかかる。

それに推敲しないから、くりかえしが実におおい。ちゃんと書けば半分のページですむだろう。
4/16 0:32

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