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過去ログ87
2006/1/15 0:43
☆関西人個人的に予測するのはね、「愛」vs「マネー」のJ2対決は最終的に「愛」の勝利と思うんだ。つまり、神戸はヴェルディに勝てない、と。「愛」が生むスピリットと、「マネー」が生むスピリット。老婆心さんが言うように三木谷さんの成功を支えたのがアイデアやアニマルスピリットというなら、それを生むのは少なくとも「マネー」では不十分だと思うからね。
元旦の天皇杯を制覇した清水エスパルス。近年不調に陥ってた清水が再建を託したのは、OB長谷川のクラブ愛を基礎にしたスピリットの部分だったように思う。先日の高校選手権を制覇した野洲高もまた、その原動力となったのは監督である山本さんのスピリットの部分が大きかったように思う。
スピリットをチームに浸透させるのに、最も適した役割ってのは指導者だと思うんだよね。三木谷さんのような立場では、なかなか伝えにくい。そこで大事になるのは「マネー」の大小の問題でなく、使い方の方の問題かな。まずはスピリットのある監督の招聘。そこから入るのがベターかな。
J1では浦和の大型補強が今年威力を発揮しそうだが、このクラブの強さは決してそういう「マネー」だけじゃないこと。基本的には、監督である浦和OBギドのクラブ愛を基礎にしたスピリット、「愛」もキチンと押さえている。そして彼らが数年前に欧州に送り出した小野がオランダで苦境に陥ってると見るや、すかさず獲得に動いた一連の流れ。これもまたひとつの「愛」の形。そして最後に何より、日本一と言うべきサポーターの「愛」。
つまるところ、「愛」と「マネー」その両方をバランス良く兼ね備えてる奴が一番無敵なんだな。三木谷さんも、そのへんは分かっているとは思うが…。
2006/1/15(日)0:43
☆老婆心ただ、三木谷氏が成功したのは金の力じゃないんだよね。
アイディアとアニマルスピリットだよ。
他の人が思いつかないことをやり、金がなくとも金をもうけた。リスキーなものに立ち向かうスピリットがあった。
しかし、球団経営に金がちらつきすぎるのはどうしたことだろう。
何故、「一般企業では」などと言うのだろう。
金に頼りすぎず、普通の企業とは違うやり方をしてきたからこそ成功したんだろうに。一般なのかよ。
今は、アイディアとスピリットで、いかに早くJ1復帰できるかを全力で考えるべきだよ。
もし、それも金でなんとかしようとしているなら、あまりにも楽天家すぎるぞ。
老婆心ながら…
2006/1/14(土)22:53
☆関西人三木谷発言論B楽天ってのはIT企業の有望株。決して財閥系大企業と比較して資金力が秀でてるわけじゃないが、一代でここまで成り上がった会社だけに社長の決裁権は大きく、三木谷さんが独断で動かせるマネーのスケールはやはり他と比べても凄い。ヴィッセル神戸は、ここがひとつの強みだと思うんだよね。J2に落ちたが、チームを再建するにあたって彼のマネーパワーがどこまで効力を発揮するか。これが今後の神戸を見る上での注目点。
神戸とともにJ2落ちしたクラブとして、東京ヴェルディがある。ここは神戸とは対照的なチームだ。成り上がりIT企業系クラブとは異なり、日本リーグ時代の読売クラブから名を馳せた名門中の名門。あのラモスが監督としてチームを再建することになったんだよね。彼だけじゃなく、都並や柱谷や菊池新吉など黄金期ヴェルディのOBメンバー大集合という形となった。J初期には現役だった奴らばかりだ。みんな若い。ただし、指導者としてはキャリアの浅い奴らばかりだ。その経験値で言うなら、おそらく前監督バドンの足元にも及ばないだろう。不安はある。しかしクラブが敢えてこういう指導陣にチーム再建を託すのは、彼らがヴェルディの黄金期メンバーであり、誰にも負けない「ヴェルディ愛」があるからだろう。今日のニュースによると、ラモスが「ヴェルディ愛」の無い選手は三ヶ月でクビにする、と吠えたらしい。彼らは「愛」にこだわっている。
非常に面白いね。「マネー」の神戸vs「愛」のヴェルディ。一般論としての話だが、「世の中で一番大切なモノは?」という問いに対して、多くの人は「愛」か「マネー」と答える。両者の価値観は決して相容れない。その対極の価値観を思いきり具現化する形で、今年J2を舞台に両クラブは対決する。果たして、昇格という成功を手にするのはどっちだ?
2006/1/13(金)21:38
☆パルミ老婆心さん私も戦術はアーセナルが日本代表に適していると思います。インサイドキックを多用して、丁寧に繋ぐ。
長所のミックスを考えたとき、アーセナルのようなチームになってしまう。老婆心さんも書きましたが、簡素にいうと、守備には多くの約束事、攻撃は自由に。
高校サッカーの野洲もそういうチームだった。
では守備の約束事とは何か?自由とは何か?
この曖昧なキーワードはサッカーによく出てくる
この言葉の意味を説明できるひとがどれだけいるだろう?
2006/1/13(金)10:14
☆関西人三木谷発言論Aで、「文化的」なデメリットを言うなら日本人の出場機会ロスだろうね。間違いなく代表に悪影響が出そうだ(代表というのは、言わば「文化」の具現なんだろうな)。しかし、一流外国人の大量輸入によりJの水準が格段に向上するならば、その「文化」もまた向上する可能性は否定できない。
実のところ、パンドラの箱は開けてみないとどうなるか分からないんだよ。悪影響の方がデカい、という意見の方がJファンには多いだろう。心情は大いに理解する。でもパンドラの箱を開けた時に、各クラブがどういうスタンスをとるのか見てみたいという好奇心も一方ではある。「文化」重視で日本人中心のチームを作るクラブ、「経済」重視で海外のビッグネームを買い漁るクラブ、逆に「文化」重視の為にこそ海外選手を漁るクラブ。また、「経済」重視の為にこそ日本人中心のチームを作るクラブ。
規制が緩和された時、パンドラの箱を開けた時、そういう事態になって初めて人間は今まで考えていなかった部分まで考え始める。その一石を投じる意味で三木谷さんの発言は、疑問に感じるにせよ決して無意味というわけじゃないと思う。日本人選手への愛とかを持ってるサッカーファンには、なかなか出来ない発言だ。外部の人間だからこその発言かもしれない。変な比喩になってしまうかもしれないが、日産の経営再建にあたって、海外からカルロスゴーンが来て非常なリストラを敢行した、みたいなことを思い出したよ(笑)。
心配しなくても彼が発言したところで、すぐに何かが変わるわけじゃない。でも、彼の発言によって私たちはこうして考え始めた。ここに意味がある。三木谷というサッカーの枠外の発想を、「サッカーの世界を分かってない」という一言で済ませるのは少し勿体ないな。
2006/1/12(木)23:11
☆関西人三木谷発言論外国人枠撤廃の是非とは別の視点で書かせてもらうね。
三木谷さんはサッカー畑の人じゃないからね。マネーゲームの世界の「経済人」だ。そういう「経済人」の見地に立てば、多分彼の言ってることは正論だよ。勝つとか負けるとかのレベルの話じゃなくて、レアルのやり方などはチームが弱体化しても「経済的」には弱体化しない可能性がある。有名な人気選手を獲得すれば、ユニフォームが売れる。映像分野などの収入が上がる。人が集まる。三木谷さんの発言の意図がそういうところにあるかは知らんが、少なくとも彼はイルハンを獲得した男だ。これはあくまで想像だが、欧州の人気サッカーチームが来日した際に群がる日本人ファンの光景を見て、彼の商魂が疼いたんじゃないかな。人気選手を買い漁れば儲かる、と。確か彼は野球チームも持ってたはずだが、野球界でも同じ発言をしてるのかい?
ちなみに私は、その三木谷発言は大いに疑問だよ。「経済人」としては理解するが、「文化人」としては疑問だ。サッカーは「経済」と「文化」、両方の側面がある。もし仮に三木谷さんの発言がベッカムとかを買い漁るのが目的だとして、買えれば神戸は「経済的」成功が見込めるだろう。ただし、買い漁った選手達がイルハンのように精彩を欠けば「文化的」には失敗だ。逆に彼らが大いにプレーでJに衝撃を与え、影響を及ぼすなら「文化的」にも成功だ。
そういうところを、三木谷さん自身が理解した上での発言なのかな?私は、そこが一番気になる。
2006/1/12(木)21:17