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過去ログ86 2006/1/10 1:45

☆関西人
野洲って、色々な意味で「規格外」だったよね。滋賀県立校の歴史が無いチームであり、監督がレスリング畑の出身というのも含めて異端と言うより他はない。でもそういう異端だからこそ、ああいう「規格外」のサッカーを創れた気がするね。伝統校なら、ああいう戦い方は選択しないんじゃないかな。キャリアがあるからこそ「規格内」でのサッカー、伝統のスタイルを展開する。鹿実などは、その典型だったと思うよ。
同じことはプロにも言えて、昨年ガンバが優勝したんだが、その戦い方からして58点もの失点をしながら、82点もの得点をすることで優勝するという、まさに「規格外」だった。ガンバというクラブは、J創設以来優勝に縁のないチームであり、鹿島や磐田のような既存の強豪と比較するなら、伝統のスタイルなどまるで備えていなかった。だからこそ「規格外」がフィットしたとも言える。
野洲・ガンバ、両チームとも関西が拠点というのは、決して偶然ではあるまい。昔から関西はサッカー不毛の地と言われ続けた土壌であり、静岡・関東・九州に遅れをとっていた。そんな立場の者は、巻き返す方法論として「規格内」でコツコツやることはしない。「規格外」で勝負を仕掛ける、異端の道を選択するんだ。
しかし両チームとも、真価が問われるのは次だと思うよ。一度日本一となり更なる高みを目指すにあたって、次は今までの欠点を補強する、バランスを良くすることにトライアルすると思うんだ。例えば、ガンバは昨年の攻撃に欠落していた高さの補強をしようとしてる。だが、そうした矯正をしてバランスを良くしていく中で、今までの「規格外」のパワーを失ってしまう恐れもある。これが二年目の怖さだよな。
両チームの今後を見守ろう。
2006/1/10(火)1:45

☆老婆心
野洲のサッカーに日本サッカーの方向性が少しばかり見受けられるよね。
欧州スタンダードやらなんやらあるから、そういうものはしっかり抑えておくのは当然としても、じゃ日本人が見て面白いと思えるサッカーって何かといえば、野洲のサッカーだと思う。
テクニックで相手をかわし、短いパスをリズミカルに繋ぎ、強引なパンチ系シュートではなく、崩して味方を余らせてシュートを打たせる。
勿論、そういうサッカーは安定した強さにはなりにくい。
しかし、勝ちつづけることが不可能なサッカーという競技において、多くの国民が面白いと感じるサッカーでなければ、いくら流行のスタイルとか勝つためのスタイルといっても、結局は長続きしない。
自分達が面白いと思えるサッカーをベースとしつつ、当然流行や、守備の整備を取り入れ、面白いとファンに感じさせつつ勝つ。それが理想だろうね。
その理想は持ちつつも、一つ一つ階段は上らないといけないよね。今やれるサッカーをしながらそのときそのとき少しずつ方向を修正していくしかないと思う。
2006/1/9(月)23:30

☆パルミ
ウソップさん
答えていただいてありがとうございます

僕の意見は、方向性を決める際に大事なのは、短所のカバーより、長所を伸ばすことにあると考えています
日本のマスコミを見てると短所ばかりが語られていて、長所をしっかりと分析しているものが少ない、少な過ぎる

短所ばかりに目を向けていると、方向性が安定しにくい。

まずはしっかりと日本の長所を明確にし、伸ばすことを協会に期待したい、

でなければ、また長所を大量に投げすてることになる
トルシエ時代にも長所は存在したし、ジーコジャパンにもトルシエ時代とは違った長所が存在する。両者に共通する長所も少なからず存在する。

まずこの両時代に共通して存在した長所を放棄しないこと。

次に両時代の長所をミックスできること。もちろんいいとこばかり集めて短所のないサッカーなんて不可能だから切り捨てなければならない長所も出てくる。短所と長所は表裏一体で存在するものですからね

ではどういう長所をミックス出来るか?これについてはまた後で加筆することにしよう
2006/1/9(月)18:17

☆関西人
高校サッカー決勝戦
最高に興奮した試合だった。まず、対決の構図からして面白かった。
古くから強豪の名を誇る前回王者vsまだ実績の浅いダークホース。百戦錬磨の老将vs若手熱血監督。スピード・パワー溢れるゲルマン系サッカーvs技術・創造力溢れるラテン系サッカー。赤vs白。坊主頭vs長髪。桜島vs琵琶湖。それこそ、火山のような力強さと湖水のようなきらめきの対決であり、両校ともその持ち味をいかんなく発揮した試合だった。。
しかし野洲というチームは、そのスタイルが本当に異色だね。ドリブルやヒールキックを織り交ぜた最後の得点シーンなどは、一瞬リーガエスパニョーラかと見間違えるくらいに高校選手権らしくない光景だった。そして、あの監督も面白い人物じゃないか。「お客さんを楽しませるサッカー」なんて、従来の指導者ならあり得ない発言だと思う。
やはり何のかんの言いながら、高校サッカーは奥深い。それこそ四千以上もチームがあるその巨大スケールゆえ、ああいう野洲のようなチームをも生んでしまうんだ。しかし、普通ならああいうチームは「勝つ為のサッカー」を志向する強豪校に潰されてしまうのが旧来からのセオリーだったんだが…。何かが変わってきたんだろうか。
昨日も書いたように、近年高校から外部への才能の流出は著しく、決してこの選手権王者がユース年代の最強チームとは言えないのは周知の事実。高校とクラブユースが同じ土俵の上で覇権を争う場としてプリンスリーグ&高円宮杯があるが、その決勝戦において、高校チームは昨年も一昨年も進出していない。強豪校の「勝つ為のサッカー」が、テクニカルなユース系に劣勢を強いられてる。
ひょっとすると今日の試合の結果も、そういう構図と同じニュアンスが含まれてるのかもしれないね。
2006/1/9(月)18:11

☆ユヴェンティーノ◆9999
個人的に、中田が理由もなく発言しているとは考えにくい。
ピッチ上では誰よりも熱く、それ以外は冷酷であの発言。
攻撃面は選手のイマジネーションにまかせる戦術で、今のままではマズイと思っている選手達。
中田は、今のままではマズイと思っているがしかしそれを積極的に修正しようとしない、どうしたいのかチームメイトに伝えれない、行動で示せない選手達を鼓舞してるんじゃないかと思います。
悪く言えば煽ってる。選手達に逆ギレさせてでも何か言わせたい、感情的に本音を吐かせたいんじゃないかと。
本来ならば中田が異端児的な存在になることはなかったと思います。
98WC時の川口のように。
しかし今の代表はシャイすぎるから中田が浮いてしまう。
いや、だからこそ中田が酷な異端児的な役を演じる必要があったんじゃないかとおもいます。
2006/1/9(月)17:19

☆関西人
確かに中田って言葉でなくプレーで自分のサッカー魂を表現するタイプだよね。昔から「サッカーはそれほど好きじゃない」的発言をしておきながら、いざピッチに立つと誰にも負けないくらい精力的なプレーを見せていた。シャイなんだろうか?しかし、こういうキャラってピッチに立ってこそナンボの存在であり、逆にベンチ要員になった時は最悪のような気がするな。ムードが重くなる気がする。
思い出せば、トルシエが中村や名波を外した原因のひとつがそれだったという説もあったっけ。プレーでしか魂を晒さないタイプはベンチに置くべきじゃない、という当時のトルシエの考えがあったのだろう。おかげで中山や秋田といった、控えに甘んじようが24時間激しく魂を晒すタイプがW杯メンバーに選出された。
まあ、今のところ中田がベンチに置かれることはまず無いだろうから心配いらんのかもしれんが、でも可能性が0ではないよね。小野が復帰した時が興味深い。442なら中田2列目の可能性があるが、352ならどう配置するか想像がつかん。多分、ベンチの空気を思えば中田よりも小野がそこに座った方が丸く収まるような気がするので、やっぱり中田先発ということにしましょうか(笑)。
でも、彼ってクラブでは完全に控えだよね。ちょっと心配になる。プレーでしか魂を晒さない彼がベンチに座り続けることは、魔のサイクルに陥っても何ら不思議じゃないわけで。ボルトンの監督としても、中田をベンチに置くより中山・秋田タイプをそこに置いた方がいい、みたいなトルシエ的思考回路があったとしたら、彼は他の控え選手より高い能力を持ちながらもベンチ外が指定席になってしまうかもしれないよね。
逆の意味で、ジーコが中田&中村をほとんどベンチスタートさせないのも、同じ理由なのかな?…それは無いか。
2006/1/9(月)10:05

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