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過去ログ628 2020/4/25 12:10

☆関西人
イエスタデイ
先日、映画「イエスタデイ」を観た。
これ、名作だね。
監督はダニーボイル、脚本はリチャードカーティス。
この名手ふたりがタッグを組んだら、まぁハズレはないわな。

内容は、パラレルワールドの物語である。
ある日突然、全世界に12秒間の停電が起きて、それがおさまるとパラレルワールドが発生していたという展開。
何がパラレルワールドだったかというと、ビートルズが存在していなかった、という世界になってたワケさ。
ローリングストーンズとかビーチボーイズとか他のバンドはちゃんと残ってるんだが、なぜかビートルズだけは存在しなかったことになっている。
理由は、分からない。
ただ主人公だけはビートルズの音楽を覚えており、即興で「イエスタデイ」を弾いたら、周りが「何?今の曲、凄い!」とザワつく。
そこから主人公は覚えてる限りでビートルズの曲を演奏し、あれよあれよといううちに音楽界のスーパースターになっていく、という話ね。
終盤はいかにもリチャードカーティスっぽいラブコメ王道のオチなんだけど(「ノッティングヒルの恋人」を思い出した)、この古臭さがビートルズの音楽と相まって実に心地よい。
悪人がほとんど出てこない、ハッピーな映画だった。

ビートルズが存在していない世界ということは、ジョンもポールもジョージもリンゴも存在していないのかと思いきや、実はそうではない。
ちゃんとジョンレノンは存在しており、今も片田舎で生きている。
そうか。
彼はスーパースターにならなければ、今も生きていたかもしれないんだね。
このパラレルワールドで彼は音楽をやらなかったようだが、おそらく人格はレノンそのまんまなので、一般人ながらもやたらオーラが凄い。
この「78歳のジョンレノン」が登場した時点で、なんか私は涙が止まらなかったよ。

確かに、ジョンとポールとジョージとリンゴでひとつのバンドを組んだのは偶然の連鎖の賜物であり、この世にビートルズが生まれない可能性はあったんだよね。
「イエスタデイ」も「レットイットビー」も、この世に生まれなかった可能性もあるワケだ。
今普通にある名曲が、あるという幸運に我々は感謝しなければ。

これは、もちろんサッカーにも言える。
今我々の目の前にいるスーパースターは、どんなパラレルワールドでもサッカーで成功してるように見えて、案外そうでもないと思うんだわ。
数あるスポーツの中でサッカーという競技を選び、尚且つその中の生存競争に勝ち残るのは、必然だけでなく偶然の要素、幸運の要素もきっとあると思うし。
今いるサッカー選手の中にも「野球をやってたら、もっと儲けられたかもしれないのに」と思う素材はいるワケで、でもサッカーを選んでくれたことに感謝ですよ。
また逆に、「イチローやダルビッシュがサッカーをやってたら」と思うこともあるけど。

私がこの「イエスタデイ」でビートルズがいないパラレルワールドを見て、サッカー版でこれをイメージしたら、まず浮かんだのはヨハンクライフがいない世界だったんだ。
もしクライフがいなければ「オランダ74」のトータルフットボールは生まれず、90年代バルセロナのドリームチームは生まれず、必然として今のグアルディオラというトップモードも生まれてないワケね。
この世のサッカー界に、クライフがいてくれたことに感謝である。
2020/4/25(土)12:10

☆関西人
朝の顔
岡江久美子さんのことはひとまず置いておくとして、私が比較的よく見るワイドショーは「とくダネ」なんだ。
決して評判の良くない小倉さんMCの番組だが、微妙に私は小倉さんに共感できるんだよね。
ああいうバブル系のオッサンって、私は好きなのよ。
小倉さんは、故・大橋巨泉の舎弟。
なるほど、彼はミニ巨泉という感じだ。
小倉さんは巨泉さん同様に趣味人であり、音楽、映画、スポーツなどにかなり高いレベルで精通している。
その趣味が時々「とくダネ」の中でも滲み出ることがあって、たとえばスポーツを取り扱っても他のワイドショーとは一線を画した深掘りをしたりもするワケよ。
どちらかというと小倉さんのそういうところを「知ったか」みたいに揶揄する人が多いんだけど、いやいや、私は彼って慧眼だと思うけどね。

で、そういう小倉さんの趣味が出てるのかはよく分からないけど、なぜか「とくダネ」のレギュラーコメンテーターに鈴木啓太がいるんだわ。
「水を運ぶ人」でお馴染みの鈴木啓太、またシブいところ突いてくるなぁ(笑)。
鈴木って我々サッカーファンはよく知ってる存在だけど、お茶の間の知名度ってどうだろうね。
一時期オシムジャパンでは主軸だったものの、彼は五輪でもワールドカップでも最終選考には落ちている。
もともと、「谷間の世代」と揶揄されてたしな…。
でも、ここにきて鈴木は再評価されてるんだよね。
理由は、長谷部だと思う。
いまや誰しもが認める国民的英雄の長谷部が、最も影響を受けた選手として鈴木の名前を挙げてるから。
長谷部は、こうも言っている。

「自分も適応力が強みですが、それ以上に啓太くんは適応力があったと思います。
考える力、判断力は間違いなく、今の自分より啓太くんが上です」

長谷部は、いまだ自分が鈴木には追い付いていないと言ってるワケね。
長谷部をもってして「考える力が自分より上」ということは、鈴木って相当に頭の良い選手だったんだろう。
思えば、あのオシムに主軸として抜擢されたほどだし。
中盤底に鈴木と憲剛、そのひとつ前で俊輔とヤット。
今思うと、オシムジャパンの中盤は抜群にサッカーIQの高いカルテットである。
さすがにIQ高くないと、オシムのサッカーはこなせなかったのかもね。

で、レッズで長谷部の教育係だった鈴木が頭の良い人物だったのは間違いないとして、あともうひとつ鈴木の特徴は、イケメンであることさ。
嫁が女優、モデルの畑野ひろ子ということからして、あっち側の人である。
私服を見てると、サッカー界でも屈指のオシャレなんだ。
完全に芸能人の水準。
サッカー界でイケメンの代表格とされてるのは内田篤人だが、内田の私服を見てると割と普通。
トータルで見ると、イケメンは内田<鈴木である。

頭が良く、イケメン。
そりゃテレビ界も放っておかんわ。
だけど鈴木がタレントになるのかというと、そこは微妙。
彼は現在、腸内細菌を解析する企業を立ち上げている実業家である。
どうやらビジネス畑でやっていく意思らしく、S級ライセンスを取る予定もないみたい。
ミスターレッズ的人物ゆえ、将来的にはレッズの監督も期待したいんだけど。
しかし「将来的に監督業は?」という質問に、彼は「できればやりたくない」「監督より社長の方に興味ある」と言ってたので、いずれはモリシみたいな感じでレッズの社長になる人かもね。
いや、協会入りして理事になったするのもあり得なくないな。

とりあえずは、しばらく今やっている事業を頑張ってもらいたい。
彼は腸内細菌の研究をやってるらしく、ここ数年間、数百名を超えるアスリートからウンコを提出してもらい、それを研究していたらしい。
なんか知らんが、アスリートのウンコって一般人のウンコより特定の細菌が多いらしいのね。
目の付けどころが凄いよな。
で、その研究から「アスリート菌ミックス」というサプリを開発し、昨年から販売しているらしい。
免疫力が必要とされてる今、これは案外売れるんじゃないの?

やっぱ、この人は頭良いわ。
さすが「水を運ぶ人」だけあって、普通の選手ならカバーしないスペースへと理知的に走るんですよ。
普通、サッカー選手がウンコの研究なんかしないって。
「とくダネ」の出演も、彼なりの戦略だろうね。
この人、そのうち時代の寵児になるんじゃないか?
「とくダネ」で小倉さんの後継者になるのは、案外彼なのかもしれない。
2020/4/25(土)10:14

☆関西人
はなまる
岡江久美子さんが亡くなったそうだ。
爽やかな女性で、この人が死ぬイメージは全く湧かない…。
心より、ご冥福をお祈りします。

岡江さんは本職は女優だろうが、どちらかというとイメージは「はなまるマーケット」のMCである。
「はなまるマーケット」はよく観てたワケじゃないけど、ごくたまに観ることもあった。
朝のワイドショーに見えて、あれはワイドショーじゃなかったんだよね。
確か、当時のTBSがワイドショーで不祥事か何かがあって、もう朝のワイドショーはやりません、みたいなノリでスタートした番組だったと記憶する。
裏でフジや日テレやテレ朝は相変わらずワイドショーをやってるのに、TBSだけその土俵から降りた構図か。

だけど、結果的にそれが功を奏したというか、意外と「はなまる」は視聴率が良かったと聞く。
ワイドショーは主婦層がメインであり、オンナって他人の噂話好きでしょ、という前提で番組は作られているんだが、その一番オイシイところをごっそり抜いたのが「はなまる」である。
お料理を作るのに油を使っちゃいけません、みたいな縛りがあるようなもんで、絶対に番組作りとして不利だよね。
それでも数字を取れたってのは、いかに岡江さんのキャラクターが魅力的だったか、ということだろう。

いつも岡江さんは明るく元気で、美人なんだけどイヤミがなく、庶民的。
また旦那の大和田獏さんも穏やかそうな人で、この夫婦は絶対離婚しないだろうな、というイメージがあった。
分かりやすく言うと、サザエさんとマスオさんですわ。
見てて安心する、そういうのを見ていたい人は一定数いるんだと思う。
フジテレビの「とくダネ」なんかは見てて安心できないというか、小倉さんの頭髪がいつズレるか、常にヒヤヒヤだもんな…。

そもそもワイドショーとは本質が「俗」で、常に濁ったモノを朝のお茶の間に見せつける。
「はなまる」はその「俗」を極限まで削った番組だったんだけど、まぁ傍流だよね。
最近はコロナウイルス関連でたまにワイドショーを観るが、「とくダネ」を観てると古市憲寿が相変わらず毒を撒き散らしている(笑)。
テレ朝の羽鳥さんのやつを観ると、こっちは玉川徹さんという人が古市憲寿を上回るレベルで毒を撒き散らしている(笑)。
オトコ目線ではメチャクチャ面白いんだが、オンナの人たちはあれを観て朝からイヤな気分にならないかな?

【オンナの人の好きな話題】
・グルメ
・コスメ
・ファッション
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・健康
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【オンナの人の得意ではない話題】
・政治
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・クルマ、バイク
・オタク趣味
・エロ

「はなまる」で岡江さんとコンビを組んでた薬丸裕英は、次男と三男がヴェルディユース出身のサッカー選手である。
今は海外にいるとやら?
ホントなら、ヤックンも「はなまる」でスポーツネタとかやりたかったのかもしれないね。
裏の「とくダネ」では、小倉さんが自分の趣味を出してスポーツネタをやりまくってたけど、「はなまる」ではそういうワケにもいかなかっただろう。
あくまで、こっちは岡江さんが中心なんだから。
他の番組のMCとは異なり、女が主で男が従という構図にこそ「はなまる」の価値はあったんだと思う。
だから、「はなまる」に中澤佑二がゲストで出た時も、オトコ好きしそうなサッカー談義などはほとんどせずに、中澤の月のお小遣いはいくらか、なんてユル〜い話をしてるワケよ(笑)。
いや、「はなまる」はそれでイイのさ。

あぁ、それにしてもコロナウイルス、志村さんといい岡江さんといい、ちょっと笑いごとではなくなってきた。
頼むから、もうこれ以上は勘弁してほしい。
2020/4/24(金)8:40

☆関西人
どんでん返し
私はミスリード系、どんでん返し系の映画が好きなんだ。
昔は、そういうのばかりを選んで観たものである。

・ユージュアルサスペクツ(1995年)
・ゲーム(1997年)
・オープンユアアイズ(1998年)
・ワイルドシングス(1998年)
・シックスセンス(1999年)
・ファイトクラブ(1999年)
・メメント(2000年)
・アザーズ(2001年)
・ライフオブデビッドゲイル(2003年)
・アイデンティティー(2003年)
・マッチスティックメン(2003年)
・オールドボーイ(2003年)
・ソウ(2004年)

見ての通り、90年代後半から00年代前半までにかけてが特に充実している。
ブームの契機は、やはり名作「ユージュアルサスペクツ」だろうか。
これがアカデミー賞の最優秀脚本賞を獲った。
そして、ケビンスペイシーが最優秀助演賞を獲った。
同年にケビンスペイシーは「セブン」にも出ており、この頃の彼はエゲツなかったよな。
で、99年にはMナイトシャマラン監督の「シックスセンス」が公開。
この「シックスセンス」のパターンは、その後様々な作品に影響を与えたと思う。

日本でも、シャマランみたいな監督がいる。
内田けんじのことね。
「運命じゃない人」「アフタースクール」「鍵泥棒のメソッド」など、内田さんの撮る映画はどんでん返しが必ずある。
この監督、好きだなぁ。

どんでん返し系というのは、オチを全部把握した上で、もう一度見直してみると楽しい。
最初から伏線が散りばめられていたことに、二度目の観賞でようやく気づくんだ。
そうか。
伏線を見逃しちゃダメなのか。
ヒントは常に与えられており、観客はそこに気づかなくてはならない。
伏線提示⇒伏線回収。
まぁ、中には伏線全く回収せずに放ったらかしで終わる駄作もあるけど。

でさ、サッカーでも伏線提示⇒伏線回収をみんな期待してると思うのよ。
今はあれだけど、最後に伏線回収されて大どんでん返しあるんじゃないの?ってね。
森保ジャパンも今はあれだけど、よく見ると東京五輪優勝の伏線があるとか、ないとか。

たくさんの伏線張ってたのに、全く回収できなかったのがオシムジャパンである。
未完の大作。
健康上の理由だったからそれはしようがないとして、そのオシムの門下生がペトロビッチだと言われている。
そして、そのペトロビッチの門下生が森保さんだと考えれば、オシムが13年前に張った伏線を回収するのは森保さんだということも考えられるんです。

【オシムジャパン最初の試合】

・・我那覇・・田中達
・・・・・山瀬
・・三都主・・長谷部
駒野・・・鈴木・・田中隼
・・・坪井・・闘莉王
・・・・・川口

【オシムジャパン最後の試合】

・・・前田・大久保
・山岸・・・・・遠藤
・・・鈴木・中村憲
駒野・阿部・中澤・加地
・・・・・川口

なぜか、一番最初のコンセプトが最後には消えてるんだ。
私、導入部って大事な伏線じゃないかと思うけど。
「ワンピース」でも「進撃の巨人」でも、第一話で既に重要な伏線が張られてるみたいだからね。

ちなみに、森保ジャパンの一番最初の試合はこれだ。

・・南野・・小林悠
・中島・・・・・堂安
・・遠藤航・・青山
佐々木-槙野・三浦-室屋
・・・・・東口

どちらかというと、オシムジャパンの最後の試合のコンセプトを引き継いでるかのようにも見える。
で、最新の試合はU23選手権。

・・・・・小川
・・・食野・・旗手
杉岡・・・・・・・・相馬
・・田中駿・・田中碧
・・町田・立田・橋岡
・・・・・大迫

これは、ちょっとアレンジするとオシムジャパンの一番最初のコンセプトに似てるね。

・・・小川・・旗手
・・・・・食野
・・田中駿・・相馬
杉岡・・田中碧・・橋岡
・・・町田・立田
・・・・・大迫

やっぱり、森保ジャパンはオシムジャパンの 伏線回収編だと思うよ。
ならば最後に大どんでん返し、ありそうな気がするなぁ…。
2020/4/23(木)23:06

☆関西人
ゴールDロジャー
「ワンピース」の話を少ししておきたい。

連載では、ワノ国編が盛り上がっている。
中でも最近ちょっと盛り上がっているのは、カン十郎が敵のスパイだったことが判明したことである。
連載数年間において麦わらの一味と行動を共にしてきたカン十郎が、まさか敵側の人間だったとは…。
敵の内通者が紛れてることは以前から分かっていたことで、その内通者は誰かという推察は色々あったものの、それをカン十郎だと思ってた人は少ないと思う。
「ワンピース」マニアに言わせると、尾田先生はミスリードの達人なんだそうだ。
敵の内通者がいるという設定はオープンにしておき、そこに怪しい人物を何人か仕込んでいる。
読者はそれにまんまと引っ掛かり、騙されるワケよ。
今回も、やられたね。

もともと「ワンピース」は尾田先生の仕掛けと、それを突破しようとする読者との攻防のような構図がある。
その攻防は大体のパターン、尾田先生の勝ちで終わるんだけど。
今でも、読者たちが推察しているいくつかの有力説は意外と外れるんじゃないかな、と思う。

・黒ひげ=ケルベロス(三頭)の能力者説
・シャンクス=ラスボス説
・シャンクス=双子説
・クロコダイル=元は女説
・ジュエリーボニー=ルフィの母説
・ナミ=古代兵器説

これらは全て、ファンなら誰しもが知る有名な説。
全てミスリードであってもおかしくはない。
と言っても尾田先生は必ず伏線を前々から仕込むタイプの人なので、その伏線に沿って上記の説が生まれたんだけどさ。

こうしたマニアが挙げてる説の中でも私が一番好きなのは、

・ルフィ=ゴールDロジャー説

である。

昔から、ルフィとロジャーのキャラの類似性は指摘されている。
だからルフィはロジャーの息子では?とも考えられるんだが、でも設定上、ロジャーの息子はエースだ。
さすがに、この大前提は崩しにくいと思う。
となると、次に考えられるのはタイムリープ説だ。
かつてルフィはタイムリープして過去の世界に行き、そこで海賊王・ゴールDロジャーになった、という説ね。
しかしロジャーはラフテルにたどり着くも、何らかの条件が足りなかったのかワンピースを手に入れることなく、敢えて処刑されることでゲームをリセット。
仮に、その後もロジャーが長生きしたら、ルフィとロジャーが同時代に生きることになり、同じ人間が地上にふたり存在するという矛盾を引き起こすことになる。
おそらく、ロジャーが長生きすればルフィは生まれないんだろう。
だから、ロジャーは死ぬことにした。
そして再び、起点となるルフィからゲームを始めることにしたんだね。
これなら、ロジャーが「俺は死なねェぜ、相棒」と言ったことの意味も繋がる。

と考えると、ルフィとロジャーの酷似は当然なんだわ。
同一人物なんだから。
もちろん今のルフィは、自分がロジャーになるとは知らない。
これを知ってる者がいるとすれば、ロジャーに同行していたシャンクス、レイリー、あるいはガープあたりもそうかな?
四皇シャンクスが最弱の海であるイーストブルーをウロウロしてたのは、やはり幼いルフィ(ロジャー)を海賊の道へと導く為だろう。
逆にガープは、敢えてルフィを海賊にしないようにしていた。
ルフィ本人の自覚はなくとも今回の人生は再チャレンジであり、その行動次第でおそらく未来(過去?)は変わる。
う〜ん、やはりシャンクスって、ワンピースへ至る扉を開ける為、ルフィを野心的に利用してないか?
コイツ、やっぱラスボスかも…。

ワノ国編でトキトキの実というタイムリープ系の能力が出てきたが、そこでは「未来には行けるけど過去には行けない」という縛りがある。
過去には行けない?
しかし、そのトキトキの実の能力者・光月トキは既に死んでおり、その能力の後継者は必ず誰かいるはずだ。
その有力候補者と目されてるのが、シャンクスなんだよね。
もし、シャンクスの能力が「覚醒」していて過去へも行けるとしたら?
誰かを、過去に飛ばすこともできたとしたら?
ひょっとしたら以前、ルフィを過去に飛ばしてゴールDロジャーの人生を歩ませたのはシャンクスの仕業なのか?
う〜む、それも考えられなくはない。

今後、ルフィはラフテルにたどり着くことになるだろう。
かつてと大きく違う点は、ロジャーはオッサンになってからラフテルにたどり着いたのに対し、ルフィは若くしてラフテルにたどり着くという点。
おそらく、ここにポイントがあって、ロジャーは遅すぎたんだと思う。
だから、ロジャーはやり直しを決断したんだ。

イイなぁ、と思う。
二度目の人生か…。
でもさ、ルフィはロジャーの記憶がなく生きてるんだから、二度目もヘッタクレもないよね。
もし輪廻転生ってもんがあるなら、我々自身だって◯回目の人生だよ。
前世の記憶はないけどさ。
こういうトキトキの実は実在しないにせよ、もし未来人が現代に紛れていたら、とかを考えたりすることはないかい?
歴史がどうなるかを分かっていて現代に来た人というのは、必ず何らかの使命をもって来た人だと思う。

…あぁっ、ひょっとしたら今のコロナウイルス、撒き散らしたのは未来人?
その使命は、「東京五輪を一年延期させること」。
一年延期させることで、何かが変わり、何かが救われるのかもしれない。
もし予定通りに今年の7月に東京で五輪が開催されてようもんなら、未曾有の大惨事が起きていたとか…。
たとえば、北朝鮮のミサイルが東京を直撃するとか。
そう考えた方が、まだ今の状況にも救いがあるよね。
出所不明の謎のウイルス蔓延。
東京五輪、一年延期。
しばらくは外出の自粛、興行の自粛。
これらは全て、何か意味のあることなのかもしれない。
今は甘んじて、受け入れよう。
そして一年後、我々は東京五輪を見て
「あぁ、そういうことだったのか…」
と、これまでの伏線回収をするんだ。
それが、森保ジャパン&なでしこジャパンの同時優勝だったりして(笑)。
要は、強化の為の時間稼ぎだったのかよ、ってね。
2020/4/23(木)15:20

☆関西人
三密
三密という言葉を最近はよく耳にする。
密閉、密集、密接。
サッカーって、三密があるよね。
いや、基本はサッカーって球をゴール方向に進めなきゃならんから、できるだけ妨害のないところ、密のないところに球を運びたいもんである。
だから両サイドをよく使うし、片方のサイドが密になったらサイドチェンジし、密のない方へと球を移動させるワイドな展開が奨励されている。

でも日本サッカーの攻撃では、たとえ密でもそのまま進んでいくスタイルがよく出てくる。
ワンツーなど、コンビネーションを使いたいからだ。
森保ジャパンの練習を見てても、かなり時間をかけてやってるのは鳥カゴであり、少ないタッチ数でポンポンと近距離で繋いでいくのを基礎としてる感じ。
これはワイドなサッカーでなく、コンパクトなサッカーなんだよ。
サッカーのセオリーは「攻撃はワイドに、守備はコンパクトに」とされているが、日本の場合は攻撃も守備もコンパクトに、という風に見てとれる。
なぜ、攻撃をワイドにしないのか。
それをすると選手の距離間隔が広くなり、フォローをしづらくなるからだ。
ボールホルダーに全てを任せ、彼がそこを抜けると信じて寄っていかないなら、おそらくワイドは成立するだろう。
欧州などは、結構そういうのがあるよね。
あれ?誰もフォローにいかないんだ?と不思議に感じることがある。

これは、欧州がそのボールホルダーを信用してるからフォローにいかないというよりも、もっと根深いカルチャーだと思う。
要は、個人主義。
「それはお前の仕事だろ」という感覚さ。
日本の場合は子供の頃から周囲のフォローを徹底的に叩き込むので、「それはお前の仕事だろ」と突き放す感覚は正直あまりない。
干渉してナンボである。

なんていうかな、今でこそ日本の家屋も欧米風になって部屋に鍵がついたりもしてるが、もともとの日本家屋はフスマでしか仕切ってなくて、プライバシーなんてそこにはなかった。
そもそもプライバシーなんて、個人主義から派生したもんである。
プライバシーとは他人様には色々と知られたくないことの意味であり、家族の中でそれを持ち出すのはおかしいだろ、という理屈。
でも欧米では、家族の中にもきっちりプライバシーがあるんだよね。

サッカーにおいてフォローの動きはとても大切なモノだが、でも選手によってはフォローに行くと「邪魔だ。ここは俺の仕事だ」と思う奴もいるかもしれない。
ゾーンはフスマで緩く仕切られてるようでいて、実は鍵のかかった個室、という概念を持つ人だっていると思う。
特に欧米では。
あぁ、そう考えると、日本ではイマイチだけど欧米だと妙に活躍できる選手っているかもしれないな。

皆さんは、どう思う?
サッカーは個人主義であるべきか、集団主義であるべきか。
いつも日本サッカーがブチ当たる壁として、「個」という問題がある。
欧米の「個」は、どちらかというと周囲の助けを求めない環境の中から湧いてきたものだと思う。
ストライカーなどは、まさにそれだよね。
でも日本サッカーの美徳は、あくまで助け合い、繋がりの強化、三密である。
やはり欧米型のストライカーは生まれにくいかな、と思う。

かと言って、私は助け合いを大事にする日本サッカーがそう悪いモノだとも思えないんだ。
2020/4/23(木)11:58

☆関西人
ハンジ
皆さんは、「進撃の巨人」の連載を読んでるだろうか?
私は最近、これが最も楽しみにしている連載のひとつである。

確実に最終回が近づいている「進撃の巨人」なんだが、ここ最近、主人公のエレンは全く出てこなくなった。
影の主役とされていたリヴァイ兵長も戦闘不能に陥ってセミリタイアし、ラスボスと目されていたジークまでどこ行ったか分からんようになり、もはや主役不在で物語は進んでる状態。
では物語は誰が引っ張っているのかというと、ミカサ、アルミン、ハンジらである。
ミカサやアルミンはまだ分かるとして、ハンジというキャラクターはホントに重要になったな、と。
気がつけば、彼女は師団の最高責任者である。
初登場時は完全に変態キャラで、どっちかというとお笑いパート担当要員だったのに…。
いまや、この物語のストーリーテラーはハンジである気がする。
果たして諌山先生は、最初からハンジをここまでの重要な役回りにするつもりだったんだろうか?

本来、師団の最高責任者はエルヴィンスミスというカリスマだった。
作中ダントツの最高知能である。
その彼が物語の半ばで死ぬ展開は、「タッチ」における和也の死、「シュート!」における久保先輩の死にも匹敵するものだった。
ハンジは師団の中で二番手か三番手ぐらいの位置付けで、賢いけどエルヴィンほどでなく、強いけどリヴァイほどでなく、そういう意味ではやや凡人に近いキャラだ。
その凡人の彼女が、なぜか最後まで生き残ってしまった。
しかし、その凡人目線を持つ彼女が数々の地獄を目撃するところが「進撃の巨人」のキモであり、彼女がストーリーテラーとなることの所以だろう。

物語は当初、エレンやアルミンらの視点で進んでいた。
それは彼らが普通の人だったがゆえ、ストーリーテラーに相応しかったからである。
ただし、いまやエレンは3つの巨人を継承し、アルミンまで超大型巨人を継承してしまった。
もはや、普通の人ではないんだ。
リヴァイやミカサもアッカーマンであり、普通の人ではない。
となると、普通の人はハンジしかいないんだよ。
あと、エレンの同期であるジャンやコニーあたりか。
彼ら普通の人たちが語り部となり、この「進撃の巨人」のオチをまとめるんだと思う。

そうだよね。
歴史は、あくまで普通の人が目撃した事象を語るべきなんだ。
たとえば織田信長が戦国時代を語ったとして、そこには興味あるけど、やはりそれは信長という天才視点からの話ゆえ、まるで我々には理解できない世界だと思う。
だから今の「進撃の巨人」は、主人公のエレンが語り部になるべきではない。
あくまでストーリーテラーは、ハンジでなければダメなんだ。

サッカーにおいても、語り部は重要だと思う。
私はYouTubeの那須チャンネルをよく見るんだけど、このチャンネルの良さは、那須が普通の人であることさ。
彼は、天才ではない。
だけど、常にトップシーンにいた人である。
マリノスでは優勝を経験し、アテネ五輪では主将を務め、その後もずっとJ1でプレーを続けて、レッズではACL優勝にも立ち会い、最後の最後にはヴィッセルでイニエスタやポドルスキらと共にプレーをした。
華々しい経歴だ。
これまで数々の天才を目撃してきたことだろう。
でも、繰り返すが彼自身は天才ではない。
彼は普通の人の感覚を持つハンジなんですよ。
だからこそ、YouTubeで語り部を務めることが極めて適任なんだよね。

天才ばかりの組織というのは、正直ちょっと考えものだと思う。
なんせ、普通に総括できないから。
英雄でありつつも普通の人の感覚を持っていた長谷部を代表の主将としていたことは、あれはあれで意義深かったんだろうな、と私は思う。
長谷部も、ハンジだったのかもしれないね。
2020/4/22(水)13:10

☆関西人
覇気
私たちが何となくパサー=天才というイメージを抱くのは、天才パサーが見聞色の覇気を持ってるからだと思う。
ドリブラーというのは、どちらかというと武装色の覇気。
武装色とは目の前の敵をブッ倒していく、半径10m以内のパワーである。
一方、パサーというのは見聞色の覇気でピッチ全体を俯瞰するイメージだね。
100m×70mのピッチを隅から隅まで全部把握し、一番ベストなスペースを見つけるところにこそパサーの覇気は発揮される。
こういうイメージからすると、やはり見聞色の方が天才っぽいわ。

またレア度でいっても、見聞色の方が数は少ないと思う。
たとえば、今の日本代表で見聞色系って誰がいる?
正直、柴崎ぐらいしか思いつかないのよ。
ひとつ前の世代ならヤットか。
いや、ヤット擁する黄金世代だと、なぜかこの世代だけは見聞色がテンコ盛りなんですよ。
他にも中田、俊輔、小野、小笠原などがいて、トルシエジャパン〜ジーコジャパンは見聞色同士の競演が何度も実現していた。
オシムの時でも、ヤット、俊輔、憲剛の競演があった。
以降はヤットが代表における見聞色の軸になり、彼が代表を外れるようになったのはハリルの時か。
このハリルだけは、完全に【見聞色<武装色】の哲学だった。

【ハリル代表オーストラリア戦】
・・・・大迫
乾・・・・・・・浅野
・井手口・・・山口
・・・-長谷部
長友・昌子-吉田・酒井
・・・・川島

武装色だね〜。
あと、ハリルは覇王色も排除しがちというか、本田を外しがちだった。

じゃ、今度は覇王色の覇気について。
これは武装色や見聞色より分かりにくいというか、一種の威圧感とでもいうべきだろうか。
これを持ってる人は、あまり多くないと思う。
歴代の中からざっと挙げると、

・三浦知良
・ラモス瑠偉
・中田英寿
・本田圭佑

といったところかな?
あくまで私の主観だけど。
本田以降は覇王色がやや空白にもなっていて、しいていうなら柴崎、南野というところなんだけど、はっきりと彼らに覇王色があるかどうかは分からない。

香川真司など歴代でも最高水準の才能を備えた選手のひとりだとは思うけど、残念ながら覇王色はなかったと思う。
武装色、見聞色、覇王色、その全部を備えた選手って、なかなかいないのよ。
ルフィって、その全部を持ってるんだけどね。
今の段階でルフィになることを期待すべきは、やはり久保くんかなぁ?
今はまだ僅かにせよ、やや覇王色の匂いが彼にはするよ。
2020/4/22(水)10:46

☆関西人
時代のニーズ
奥川雅也は、ドリブラーである。
しかも両利きらしく、ちょっとレアなタイプ。

日本人にドリブラーは増えたよね。
いや、それは一種の錯覚かもしれない。
いつの時代だって、うまい選手はドリブルうまいんだから。
しかしドリブラー増えたなと感じるのは、我々の記憶に「黄金世代」があるからだと思う。
中田英寿、中村俊輔、小野伸二、小笠原満男、遠藤保仁。
そういう才能がほぼ同時期にドドッと出てきて、彼らはドリブラーでなくパサーとして脚光を浴びたんだ。

そこに至るまで、日本はドリブラーの時代だった。
まず、三浦知良。
ブラジルから凱旋帰国したカズは、日本人がほとんどやらない「またぎフェイント」を織り込んだドリブルで我々の度肝を抜いた。
あのドリブルは、まさに時代の象徴だったと思う。
その次に現れたのは、前園真聖である。
彼はニューヒーローだった。
日本を28年ぶりに五輪本大会に導いたキャプテンは生粋のドリブラーで、彼の神がかったドリブルは当時誰も止められなかった。

このふたりが日本サッカー界を牽引してるうちは、天才=ドリブラーだったんだよね。
だけど、なぜかふたりともスランプに陥る。
そのタイミングと重なって出てきたのが、中田英寿だったワケだ。
中田もドリブルうまい選手なんだけど、でも彼の武器はドリブルよりパスだった。
キラーパスという言葉は流行語にもなったでしょ。
さらに続けて中村俊輔。
さらに続けて小野伸二。
立て続けに若き天才パサーが出てきて、それがカズや前園のスランプとも重なり、いつの間にか
【ドリブラー=旧時代】
【パサー=新時代】
という妙な認識が生まれてしまったんだ。

で、彼ら黄金世代のシドニー五輪が終わった後、その後のアテネ五輪世代は「谷間の世代」と揶揄されるようになった。
でもよく考えたら、ホントは谷間というほど不作でもなかったよね。
大久保嘉人がいて、松井大輔がいて、田中達也がいて、石川直宏がいて、山瀬功治がいて、実はドリブラー豊作の世代だったんだから。
ただし、パサーは不作だった。
このパサー不作が、イコール谷間というネガティブなイメージになったと思う。

この谷間の世代以降も、黄金世代並みにパサーが固まった世代は出てきてないよ。
谷間以降は香川真司や調子ノリ世代なども出てきて、走るファンタジスタ系、キラーパスよりもワンツーで抜いていくようなショートパスサッカーにシフトが切られるようになった。
そういう中に原口元気、乾貴士、宇佐美貴史あたりが出てきて、さらに今は中島翔哉、堂安律、久保建英などなど、卓越したドリブラーたちは常に途切れず出てきている。

そうなんだ。
いつの時代にも、ドリブラーは健在なんだよ。
ただ、それに重きを置くかどうかだけの話である。
我々のイメージの中ではいまだ、天才=中田英寿、中村俊輔、小野伸二みたいなイメージがあるもんだから天才=パサーという構図になりがちなんだけど、あの世代だけはちょっと特殊だったのよ。
世界サッカーを見ても、かつてはマラドーナの時代があって、その後にジダンやピルロの時代があって、その後にメッシやCロナウドの時代へと至った。
これから時代はどこへ向かっていくのかは分からんが、それでもドリブラーのニーズはしばらく続くんじゃないかな?
と同時に、パサーのニーズも一定量で続いていると思う。
2020/4/21(火)12:06

☆関西人
ザルツブルク
「スカイスポーツ」ドイツ版が、南野の出身クラブ・ザルツブルクを「選手輸出王国」「最も価値のあるチーム」として紹介したらしい。

・マネ(リバプール)
・ハーランド(ドルトムント)
・グラーチペーテル(ライプツィヒ)
・シュテファンライナー(ボルシアMG)
・ダヨウパメカノ(ライプツィヒ)
・マルティンヒンターエッガー(フランクフルト)
・ベルナルド(ブライトン)
・ケイタ(リバプール)
・コンラートライナー(ライプツィヒ)
・バレンティーノラザロ(ニューカッスル)
・南野(リバプール)

近年、ザルツブルクが輩出したこれら11名の市場価格を合計すると、なんと529億6800万円。
凄い額だ。
ここまでのスケールになると、市場としても「ザルツブルク出身なら信用できる」という前提になってるんだろう。
南野も、良いクラブのお世話になったもんだね。
付け加えて、ザルツブルクにはまだ奥川雅也がいるのが心強い。
奥川もまた、今後凄いステップアップを見せるんだろう。

ザルツブルクの慧眼とも言うべきスカウティング能力、スカウト網、そして育成能力。
欧州王者リバプールがザルツブルクから選手を多く獲っているのは、おそらく戦術的に合うんじゃないだろうか。
南野もそのひとりだが、ハイプレスをかけていく欧州サッカーのモードに合った人材をザルツブルクは育てている。
南野なんかは、5年もこのクラブにいた。
一時期は「出たくても出られないのか?」と心配したものである。
しかし5年かけて、ちゃんと南野は成長したようだ。
このへんが、ザルツブルクの良い点だよね。
オーストリアリーグという欧州でも中堅の位置ながらも、選手をきっちり一線級に育ててくれる。
四大リーグの水準にまで引き上げてくれる。
今後、日本人選手にまたザルツブルクから声がかかれば、多くの選手は「よっしゃ!」と思うはずだよ。
それは、確かなエリートコースだからね。

奥川などは、ザルツブルク入団が2015年のことである。
南野とほぼ同時期。
5年も前のことだ。
J2京都サンガのルーキー(アカデミーから昇格して2年目)が、いきなりザルツブルクに完全移籍。
ザルツブルクが一体どこで奥川に目をつけたのか、とても不思議である。
ルーキーの奥川はサンガのレギュラーだったワケでもなく、日本人ですら彼のことなど誰も知らなかった。
だって、J2だし。
だけど、こういうケースは若手選手とすりゃモチベが上がるもんだろう。
誰かが見ててくれるかもしれない、という気になるから。

きっとザルツブルクが奥川に目をつけたのは、年代別代表の試合でだろう。
U19のアジア選手権に彼は南野とともに出ており、得点も決めている。
南野目当てでスカウティングしてる中、奥川のドリブルが目についたのかもしれない。
ただ、奥川は南野と違い、ザルツブルクに入団するとすぐにレンタルに出された。
当時、何かが足りなかったのかもしれない。
それが数年間続いた。
それでもザルツブルクは奥川を切ることなく、数年後には本隊に呼び戻し、ちゃんと今は戦力として使っている。
なんとマトモなクラブだろう。
いや、やってることは普通のことなんだが、いまどき普通のことを普通にやってくれるクラブって、なんか嬉しいよね。
2020/4/20(月)12:11

☆関西人
女系男系
昔、世界史で習った世界四大文明。
エジプト、メソポタミア、インダス、中国。
日本は、中国文明圏内にある。
古代、日本にとって中国は憧れの先進国だっただろう。
中国文明に憧れ、漢字を取り入れ、仏教や儒教を取り入れ、都市計画を取り入れた。

そんな日本だが、中国に学ばなかったことがひとつあって、それが宦官制度である。
宦官というのは宮廷に出入りする官僚なんだが、彼らは全員男性器を切除され、去勢されていた。
なぜ去勢するのかというと、彼らが後宮(日本でいう大奥)に出入りするからだろう。
後宮には皇帝の妃がたくさんいて、基本は男子禁制。
妃が妊娠した=皇帝の子を身籠った、と話を分かりやすくする為、そこに出入りする宦官は男子ゆえ、去勢する必要があったワケね。
このシステムがあれば、皇帝のDNAを継がない子が次の皇帝になるような過ちは起きない。

この宦官制度、なぜか日本は輸入しなかったんだ。
思うに、次の世継ぎが本当に先代の子かって、意外と日本は無頓着だったんじゃないかな?
日本最古の小説とされる「源氏物語」の中でも、天皇の側室が光源氏の子を産み、その子がやがて天皇になったりしてるし。
このへんのセキュリティ、かなり甘かったみたいだ。

もともと古代の日本は「妻問婚」といって、男が女の家を訪ねて夜這いを仕掛けるシステムだったらしい。
女は、産んだ子を自分の家で育てる。
完全に母系の社会だったワケよ。
皇室の制度は今でこそ男系上位だが、昔は逆だったんだと思う。
思えば、卑弥呼の時代も日本は女王国だったんでしょ?
卑弥呼以降も、日本の女系上位は続いていたんじゃないだろうか。

後に日本は男系に変わり、多分それが大化の改新以降の話だと思うんだけど、古事記や日本書紀の編纂で女系日本の時代は無かったことにされたと思うのよ。
だから古事記にも日本書紀にも、なぜか卑弥呼は出てこないでしょ?
なぜ、無かったことにしたかったのか。
簡単な話、それまで日本は【父<母】だったワケで、だとすりゃ皇室の女系を常に輩出していた蘇我氏が天皇家より上位だった、という史実がバレるからだよ。

大化の改新って、要するに男系が女系に対して企てたクーデターだったんじゃないの?
女系を潰すこと、イコール蘇我氏を潰すこと。
そのクーデターに成功し、天皇家は「ウチの家系こそ昔から正統な王家だった」と古事記や日本書紀で歴史を男系に書き替えた。
中大兄皇子らは、蘇我氏が管理していた「天皇記」「国記」という日本最古の歴史書を焼いた、とされている。
そこに何が書かれていたかは焼失した今となっては全く不明だが、おそらく日本の正統なる王のことが書かれてたんだと思う。
中大兄皇子らがそれを焼いたということは、それこそ彼らにとって一番都合の悪い史実。
多分、そこには歴代女王のこと、つまり、正統なる王家・蘇我氏の系譜が書かれていたんじゃないだろうか。

このへんの痕跡は、古事記や日本書紀の中にも最高神であるアマテラス、あるいは神功皇后、推古天皇の存在などで部分的に見てとれる。
しかし、中大兄皇子は中国の男系に憧れたんだろうね。
なぜ、もともとの日本は女系だったのか。
なぜ、アマテラスがスサノオより上位に位置付けられたのか。
それは女がシャーマン、巫女だったからだろう。
アマテラスを祀った伊勢神宮。
ここはアマテラスの祟りを封印するパワースポットとされている。
なぜ、アマテラスは祟るのか?
それは、男系が女系にクーデターを仕掛けて滅ぼした経緯に罪悪感があるからに違いない。
事実、歴代天皇の多くは伊勢神宮に参拝していないんだそうだ。

思えば天皇というのは摩訶不思議な王であり、即位する際にわざわざ降霊の儀式をし、何かを憑依させることで初めて天皇となるものらしい。
天皇ほど血統が高貴な存在が、わざわざ得体の知れないモノを憑依させないと公認されないとは、おかしな話である。
これも古代のシャーマン型女王の名残、女系の名残じゃないだろうか。
邪馬台国の女王卑弥呼は生涯独身、子がいなかったという。
王に子がいなければ家は断絶するのに、なぜ敢えて卑弥呼が王だったのか。
おそらく、当時は血統で後継者を決めるのではなく、儀式で、その得体の知れない何かを憑依させた者を後継者としたんだと思う。

こういうのを「ダサい、古くさい」と見て、日本の世界規準化、近代化、中国化を企んだのが天智天皇(中大兄皇子)かと。
天智天皇は男系に舵を切り、白村江の戦いで唐を相手に戦争をした。
彼は若かりし日、蹴鞠を通して中臣鎌足と接近し、そこから大化の改新が始まったんだろ?
蹴鞠好きということからして、きっと天智天皇はマッチョ系、体育会系だったのよ。
軍人気質だ。
その一方で、祭祀を司る巫女的な天皇という伝統スタイルは残した。

私は、これが日本の本質だと思うなぁ。
パッケージは男系なんだけど、核にはやや女系が入っているという多層構造。
真性男系の中国、韓国とは少し違うでしょ。
サッカーにおいても、他国に比べて日本のはシンプルにマッチョではなく、中性構造、ジェンダーフリーなんですよ。
そこにコンプレックスを感じてる人も多いとは思うが、これはこれで私は悪くないと思うけどね。
奥深いというか、何というか…。
2020/4/19(日)12:48

☆関西人
兵法の国
中国のコロナウイルスによる死者数が上方修正された。
初期にカウントミスがあったとして、いきなり1,5倍に。
実に中国らしい話である。

基本、中国の公式発表数値はあまり信用ができない。
天安門事件の死者数は、中国公式発表では319名。
しかし、諸外国の調査では10000人説、2600人説などがあり、どれが本当かはよく分からんらしい。
でも、319名ってことはなさそうだ。
というより、中国国内では天安門事件は情報統制により無かったことになってるからね。
出版物はおろか、中国国内ではインターネット検索しても天安門事件のことは出てこないという。
インターネットで出ないって、それ凄いな。

このての中国の数値コントロールで我々が被害に遭ってるのは、言わずと知れた南京大虐殺である。
これも死者数の正しい数値がよく分からんのだが、中国の公式発表は30万人。
当時の南京は人口50万人ぐらいだったとされており、つまり南京にいた人たちの半分ぐらいが殺された計算である。
核兵器でも使ったのか?
いや、使ってない。
ちなみに、1938年時点で南京の人口は40〜50万人とされており、どうも計算のツジツマが合わないんだ。
こういう中国の数値コントロールを見てると、武漢の死者数も約3800名(中国全土で約4600名)は少なく発表してる気がしてしまう。
実は、その数倍だったりしてさ。

で、国が嘘の発表してるなら、それを指摘するのが本来ならメディアでしょ。
だけど、メディアは黙ってるのよ。
それを指摘したら、潰されるから。
一応、中国の憲法にも「報道の自由」「表現の自由」は保障されている。
じゃ、ツッコめばイイじゃん、と思うところだがダメなんだ。
普通、憲法というのは国家権力の規制を明文化したものだが、しかし中国の憲法は逆に共産党の独裁を公認する内容になっており、基本、共産党は憲法よりも上の存在なのよ。
だから、共産党がメディアを弾圧しても何ら問題はない。
天安門事件を無かったことにしても許されるし、コロナウイルスの死者数を少なく発表しても許されるんだ。
彼らを憲法が縛らないんだから、基本何でもありである。
毛沢東は5000万人以上の中国人を殺した人だが、いまだ中国の英雄とされているぐらいさ。

権力者という意味では、習近平はトランプ大統領より遥かに上である。
少なくとも国内では、万能の皇帝にも近い。
前近代的ではあるが、仮にもそういう国が東の横綱だからね。
GDP世界2位。
軍事力世界3位。
お隣に軍事力世界2位のロシアがいるけど、ガチでやったら中国が勝つと思う。
なんせ、人の命を消耗品ぐらいに考えてる共産党がいて、ましてや国の人口が14億。
殺しても殺しても兵力が途絶えないんだから、最後にはロシアも根負けするだろう。
あるいは軍事力1位のアメリカをもってしても、中国相手に完全勝利は難しいんじゃないか?

日本は今まで何度も中国と戦争している。

・白村江の戦い(vs唐)⇒日本敗北
・元寇(vs元)⇒日本勝利
・朝鮮出兵(vs明)⇒日本敗北
・日清戦争(vs清)⇒日本勝利
・日中戦争(vs中華民国)⇒日本敗北

結構、負けてるんですよ。
日中戦争は中国そのものに負けたんじゃないだろ、という意見もあるだろうが、いや、あれは負けだね。
確かに局地戦で日本は常に勝つんだけど、そのたびに中国軍はどんどん奥地に撤退。
日本はそれを追走したことで戦線が拡大、お陰で最後は補給もままならなくなったんだから。
これは完全に、孫子の兵法でしょ。
こっちが勝ってるつもりになってて、でも本当はこっちこそがヤバい状況になってるあたりはいかにも中国兵法である。

こういうのを見てると、基本、中国はサッカー強くならなきゃおかしいんだよね。
習近平がサッカー強化を国策にしていて、莫大な予算が注ぎ込まれていて、確か習近平政権は8年目?9年目?
そろそろ、実を結んでもいい頃だ。
習近平自身が学生時代にはサッカー選手だったらしく、中国のワールドカップ優勝は彼の個人的な悲願である。

孫子の兵法の恐ろしいところは、「戦わずして勝つ」が奥義であるところさ。
戦う前に、謀略で敵を落とすことを極意にしている。
なんか、今の中国見ててもそれは分かるでしょ。
尖閣諸島の問題とか、沖縄の基地問題とか。
いずれ、サッカーでもそういう謀略を仕掛けられそうだよね。
ここ近年、日本代表は中国代表にあまり負けてないからって、ナメない方がイイと思う。
「キングダム」見てると、素直にそう思います。
2020/4/18(土)9:59

☆関西人
今だからこそ自己啓発
ぶっちゃけ、コロナ禍は世界サッカーの水準を下げてると思う。
これだけ長い間試合をやらず、おまけにクラブでの練習も休止してたりするワケで、やれるのは個人トレーニング程度。
みんな、少しサッカーがヘタクソになってるかもしれない。
ただ、プロ意識の高い人はヘタクソになるどころか、シーズン中と変わらんほどキッチリと維持できてるかもしれないなぁ。
そのへんは、かなり個人差が出そうである。

また、今はアスリートであっても自宅引きこもりが基本でしょ。
現場に出れない分、普段はやらない座学でサッカーを勉強してる選手もいるんじゃないだろうか。
朝から晩までず〜っと欧州サッカーの録画を腐るほど観て、戦術の研究、オフザボールの動きの研究をひたすらする。
そうやって、今さらサッカーオタクになってる選手はいると思う。
今、選手たちにできることは、そうやってサッカーIQを高めることと、肉体改造をすることか。
「◯◯選手、リーグ休止前よりレベル上がってないか?」という例はあるかも。

そのへんは、指導者も同じである。
Jリーグの監督さんたちは、ひと通り昨季のリーグ戦を見直しているだろう。
データのインプットは例年以上に完璧かも。
それだけじゃ足らんから下部リーグや大学サッカーや高校サッカーまで観て、「おっ?この選手イイなぁ」と逸材を発見したりして。
コロナ禍の中、水面下でスカウトに動いてたりしてね。

森保さん、今何をしてるんだろうか。
彼も真面目な人だから、ず〜っと試合を観てるんじゃないだろうか。
スカウティングとして敵チームの試合、Jリーグの試合、海外リーグで日本人が出ている試合。
それら全部を観てもまだ時間が余るから、ついつい過去の代表戦、森保ジャパンの試合を観ちゃうと思うんだよね。
で、改めて見直すと、絶対に気になるのが失点シーンなんだよ。
特に負けた試合を何度も見直すと、戦犯となった選手の動きにイライラするものである。
そのイラつきは、特にひとりで見てると一層増幅される。
「何でそこで詰めないんだよ!」と、部屋でひとり激昂したりして。
代表戦再開後、「あれ?◯◯選手、急にスタメン落ちするようになったな」と思ったら、それは森保さんなりにイラついた選手だと見て間違いないよ(笑)。

いや、そういうのは森保さんだけじゃないさ。
技術委員長の反町さんも、今は時間があるから森保ジャパンの試合を観まくってると思うんだよね。
で、イラついてると思うんだ(笑)。
「森保、コイツはアホなのか?」と。
あ〜、切りたいわ〜、と思ってるかもしれない。
反町さんも現役バリバリの指導者だから、「俺だったらこうする」という企画書まで作ってるかも。
彼は関塚さんよりヤンチャな人ゆえ、森保さんをメチャクチャ攻撃するかもしれない。
でも森保さんも森保さんで、北京五輪3戦全敗の将の言葉なんぞ笑顔で受け流すだろう。
反町さん、青山敏弘外すから負けたんですよ、と内心思ってるけど、それは言わない。

私、微妙に代表戦再開後の森保vs反町が楽しみなんだよね。
2020/4/17(金)23:36

☆関西人
コロナ禍でもやれるサッカー
国民に10万円給付の話。
全員には、あげなくてイイと思う。
本当にメシ代がなかったり、家賃すら払えない人もこれから出てくるんだから、そういう人にだけあげればイイ。
それを「ラッキーなお小遣い」程度にする人たちにあげても意味ないし。
でも、こういうのは生活保護と同じで、選別するのは難しいよね。
だから現金をバラまくよりは、どこかに仮設住宅を建てて困窮者の受け入れをし、炊き出しでもするのが一番の正攻法じゃないだろうか。
あ、そこが密になってウイルス蔓延すりゃ、本末転倒か…。

で、こういう状況になってJリーグ再開など夢のまた夢と思えるが、もしもこの状況が1年ほど続く可能性があるのなら、ずっとリーグ休止してる方がむしろ無茶である。
やはり、無観客でもやるべきだろう。
無観客は入場料収入がないのはしようがないとして、せめて放映権料だけでも、という次善の策である。
今はテレビの生番組なんか見ても、やはり無観客にしたり、パネラーをオンラインで出演させたり、色々工夫して何とか放送してるじゃん。
サッカーも、無観客ならできるはずだ。

ただ、観客席が無人はあまりにも画的に寂しいので、その分「無観客だからこそチャレンジできる画作り」をやってほしいんだよね。
たとえば、大量にドローンを飛ばして俯瞰映像のバリエーションを増やすとか、あるいは観客席の高さからの撮影ばかりではなく、ピッチ傍のカメラを増やしてド迫力の至近距離映像をバンバン挿入するとか。
それに無観客の醍醐味は何より音声なので、選手間のコーチング、球を蹴る音、監督の指示出し、そういうのを音声さんが至近距離でバッチリと拾ってほしい。

それでも空いたスタンドが寂しいというなら、画を賑やかにする目的でワイプを使ってみてはどうか。
普通、サッカーはテレビでも解説者は声だけの出演だが、これからはワイプで顔を出すんだよ。
そうすりゃ、たとえ無観客でもプレーに対するリアクションが画的に分かりやすくなるでしょ。
ただし、顔芸をできるワイプ用の解説者が必要だね。

まぁ、そのへんの細かいことはどうでもイイわ。
やりながら改善していけばイイんだから。
一般市民は、たとえ生活に困窮しててもテレビぐらいは観れるだろ?
元通りに普通のリーグを再開せよ、とは言わん。
せめて、無観客サッカーをテレビで放送してほしい。
それは、市民にとっては10万円給付を遥かに上回る救済になると思うよ。
自宅引きこもりが必要な今、こういう時こそテレビである。
そしてITである。
サポーターは一ヶ所に集結できなくとも、ZOOMミーティングでオンライン上に集まることなら可能でしょ?
テレビのDAZNで無観客試合を観戦しつつ、片手にはタブレットを持ってZOOMで応援する。
そういうスタイルが、今後のスタンダードになっていくと思う。
2020/4/17(金)21:47

☆関西人
風の谷のナウシカ
今はアメリカがコロナの死者数で首位になっている。
30000人超だそうだ。
イタリアも中国も抜いている。
というか、最初はダントツ首位だった中国の死者数は明らかに伸びが止まっており、それはイタリアも同様。
代わりに、後発だったアメリカがアホみたいに伸びている。

どうやら、後に回った方がババを引くみたいだね。
日本の厚生省が懸念してるのは、まさにそこみたい。
日本は明らかに後発組で、死者数はいまだ200人未満。
でも、ちょっと前までアメリカもその程度だったんだ。
それがあれよあれよといううちに、ここまで悪化した。
僅か4日間で、10000人増えたらしい。
急にどうした?である。
う〜ん、後になって回ってきたウイルスの方が、最初に出てきたやつより格段にタチ悪いように思えるなぁ。

いまや我々はみんなマスクをして、まるで地上が全て大気汚染されてるかのような様相を呈しているが、これはまるで「風の谷のナウシカ」みたいな世界観である。
マスクがなければ風の谷の外には行けない、みたいな。
世界が腐海に侵食されている、みたいな。
だけど皆さん、「ナウシカ」における腐海の正体を覚えてる?
あれは、地上の浄化装置だったんだ。
腐海が毒素を排出するのは汚染された地上を浄化する為の循環で、腐海は腐海で地球に必要なモノだったワケね。
だからってコロナウイルスも地球に必要なのかというと、よく分からないんだけど。

さらに原作漫画「ナウシカ」の世界観だと、本当の人類たちはシェルターでコールドスリープ状態にあり、数千年かかる地上の汚染浄化の終了まで待機してる、という設定だった。
じゃ、今生きているナウシカたちは何者かというと、当人たちは自覚してないが実はオリジナルの人類によって作られた人造人間であり、浄化が終了するまでの地上の管理人となることを求められていた感じか。
浄化が終了すると、あらかじめ彼女らは死ぬようにプログラムされている。
なんという哀しい設定…。
ナウシカはその真実を知って激昂、コールドスリープしてるオリジナルの人類を全滅させる、という究極のバッドエンドで物語は終了した。
宮崎駿の作家性って、ちっともファンタジーじゃないよな(笑)。

こういう作家性に影響を受けたのが弟子(?)の庵野秀明だったりするワケで、庵野さんは「ナウシカ2」を撮るという噂もある。
あと、「進撃の巨人」の諌山創もそうか。
主人公が自分たちの正体を知り、最終的には自分たちの仲間以外の全人類を殲滅しようとする展開、そうやって破滅に向かう展開は「ナウシカ」と全く同じである。
いや、「進撃」はまだ完結しておらず、少なくともミカサやアルミンらが人類殲滅に動く主人公エレンを制止にかかる作戦に入ったので、まだ少し希望はあると思う。

それにしても宮崎駿は、何で「ナウシカ」をあんなにも病んだ終わり方にしたんだろうか。
オリジナルの人類は滅亡し、残ったナウシカたちも地上の浄化が終わった時点で滅亡することがプログラムされている。
つまり勝者なし、結局は誰も生き残らないんだ。
ナウシカは聖母のごとく愛に溢れた心優しいキャラクターなのに
「そうか。私たちは用済みになれば死ぬのね。
ならば、その運命を受け入れましょう。
私たちの死後に目覚める、我々の創造主たちに浄化された美しい世界を与えましょう」
と考えなかったのか。
…あぁ、これじゃ「エヴァ」の人類補完計画そのまんまだな。

我々も、ナウシカみたいなもんである。
我々人類だって自分たちの正体はよく知らんし、ひょっとしたらどこかに創造主がいて、我々は彼らが作ったプログラムの中で生かされてるだけの存在なのかもしれんよ。
コロナウイルスだって、そのプログラムの一環にすぎない。
だけど、そういうプログラムを知って自分たちが盤上の駒にすぎないことを知った時、我々はそのプログラマーたちに対して、どう動くだろうか。
どうだろうね。
あるいはナウシカのように、プログラムそのものを破壊するかもしれない。

このコロナ禍の裏に、変な陰謀がないことを願う。
仮にあったとしても、それが発覚しないことを願う。
発覚した日には、それこそ第三次世界大戦となるんじゃない?
「火の七日間」ですわ。
いまだアメリカは中国の陰謀を疑っており、また中国は中国でアメリカの陰謀だと反論している。
一触即発だ。
もし両国が衝突しようもんなら、2021年夏、もはや東京五輪どころじゃないね。

今後、1930年代スケールの世界恐慌がくることは確実である。
大正〜昭和初期の歴史を振り返ってみてくれ。

【1918年】
スペイン風邪蔓延(日本では死者38万人)
【1923年】
関東大震災(死者数10万人)
【1929年】
世界恐慌スタート
【1939年】
第二次世界大戦スタート
【1940年】
東京五輪中止

これら大正〜昭和初期の流れを見ての通り、不幸はパッケージでドドッとくるものなのよ。
それは現代における流れも似たようなもんで、

【2011年】
東日本大震災
【2020年】
コロナウイルス蔓延
世界恐慌スタート?
【2021年】
東京五輪開催予定

あまりにも流れが酷似しており、ここまでくると誰かがプログラムを設計してるかのように思えてしまうなぁ。
というか、こういうタイミングでばかり五輪を招致してしまう日本って、一体何なの?
2020/4/17(金)18:24

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