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2018/2/4 19:58
☆関西人枠A続きね。
23名を考える時、いつも引っかかるのが右サイドの久保と浅野である。
ふたりとも、所属クラブで絶好調というワケじゃないからね。
特に浅野は厳しい。
ここ数ヶ月ずっとスタメンから外れ、時にベンチ外もあるみたいだから。
試合に出なくても足の速さは変わらないにしても、得点感覚は確実に鈍るだろう。
久保の場合はまだマシで、クラブではずっとスタメンを維持している。
20試合以上に先発して得点6というのは物足りなさを感じるが、それでも先発から外れないのは得点以外の何かを評価されてのことだろうね。
もともと器用な選手だから、MF的な仕事をやらせればそれなりにできる。
でも本来、彼の一番のストロングポイントはシュート技術のはずだし、もっと点を取ってほしいなぁ。
ハリル代表における右サイドFWの役割は、主にストライカーである。
左がドリブラーで、右はストライカー。
以前は本田がやっていたので司令塔的な解釈をしてる人も多いと思うが、その本田がハリル代表内では一番点を取ってるから。
ここに求められてるのは、シュートなのよ。
久保や浅野がこのポジションに定着した背景にしても、やっぱり点を取ったことが一番大きかったワケで。
だから意外と右サイドって、その時その時の旬のストライカーをそこにハメる、とかもありだと思うんだよね。
ほら、得点感覚って割とバイオリズムがあるじゃん?
3ヶ月前まで面白いほどゴールを量産してた選手が、ある日を境に急に点を取れなくなる、とか普通によくあることでしょ。
いわば、期間限定の月見バーガーみたいなもんですわ。
センターFWはポテトのLで、左WGはテリヤキバーガーで、インサイドはチキンナゲットで、という風に割と定番モノで固めてるんだけど、仮に右WGには得点感覚という「旬」を求めるなら、期間限定・月見バーガーにしなきゃならんワケよ。
で、「旬」の得点感覚がある選手って今は誰?
少なくとも、久保や浅野じゃないよね。
岡崎ですら、少し時期を逸した感がある。
今なら本田、香川、中島、森岡、武藤、小林悠といったところが得点感覚あるんじゃないだろうか。
左の乾や原口はさほど点を取るキャラじゃないし、センターの大迫もしかり。
だから、ちゃんと右にはその時期にノッてる奴を使わないと、日本は相変わらずの決定力不足に悩むことになってしまう。
まぁ、今ノッてる奴が今年の6月まで感覚を残してるかどうかすら怪しいワケで、これは最終メンバー発表の5月まで皆の調子を見続けるしかない。
個人的に凄いシュートセンスだな、と感心するのが中島である。
どちらかというと左サイドでプレーすることが多い選手なので、今回話題にしてる右サイドにはハマりにくいかもしれない。
じゃ、左のジョーカーでもイイのよ。
彼のカットインからのシュートは、なんか知らんけど凄い。
ガンバで凄かった頃の宇佐美にも匹敵する。
これはリオ五輪代表の時から思っていたこととして、中島はドリブル技術ばかりがクローズアップされがちだけど、実はシュート技術の方が凄くない?
あの小さな体で、意外とパワー系のシュートを放つ。
やたらシュートモーションが速く、明らかにGKが対応しにくそう。
手倉森さんも彼のシュート技術を高く評価してたんだろう。
ある時は、彼を1TOPで起用してたからね(笑)。
それはいくら何でもムチャだろ〜と思ったけど、意外とハマってたからビックリしたわ。
中島は、試合の中でよく倒されている。
と書くとフィジカルが弱いイメージを持たれるかもしれんが、ちょっと違うんだよな。
フィジカルが弱い選手はもう少し逃げようとするから、そこまで倒されない。
中島の場合は、割と逃げないから最終的に倒されるんだ。
これは当たり負けしない気持ちがあるからこその顛末だろう。
意外とコイツ、ついつい見かけに騙されるけどパワーあるんだよな。
イメージは、「ワンピース」のルフィにカブる。
ルフィも体は小さい方で、しかもゴム人間=柔軟性が売りと思わせといて、実はゴリゴリの打撃系でパワー系である。
フィニッシュは必ず打撃技で、パワーで相手に勝っている。
中島も、意外とそういうタイプ。
仮に中島がルフィのタイプだとして、ゾロのタイプだと思うのが本田圭佑である。
彼は流れの中のシュートというよりは、やはりFKから直接ゴールを狙うシュートが売り。
それこそゾロの抜刀術「煩悩鳳(ポンド砲)」のごとく、一撃でゴールを斬る。
先日も低い弾道の強烈な無回転を決めてたよ。
ただ少し気になるのは、高地と平地では空気抵抗が違うから蹴った球の軌道が違ってくると聞くし、仮に高地のメキシコでFKが決まってもロシアで決まるとは限らないんじゃないかな、と。
う〜ん、じゃ本田には蹴らせない方がイイかも?
FKで言うなら、ハノーファー時代、ブンデス公式の「フリーキック名手ベスト10」にランクインした唯一の日本人に清武がいるワケよ。
俊輔もヤットもいない今、多分ポテンシャルなら清武だろうね。
その次ぐらいで本田かな。
日本のFKからの直接ゴールは、2013年9月以来一度もないという。
4年以上決まってないのか…。
当然、ハリル代表になってから一度もないし、アギーレ時代ですらなかった。
そろそろ、誰か決めてほしいなぁ。
で、FWから直接ゴールを狙うには敵陣深いところでの被ファウルが必須になるワケで、被ファウルで旬の日本人といえば、やはり今は中島。
↓のリストには中島も本田も清武も外してしまったが、できればハリルには再考してもらいたいですね。
2018/2/4(日)19:58
☆関西人枠乾貴士、調子イイみたいだね。
最近はワールドカップ終了後にビジャレアル移籍という噂も出ており、旬だな〜、と思う。
彼は、間違いなく代表23名メンバーに入るはず。
で、乾って今話題の中島とキャラが思いっきりカブってるんだよね。
ドリブラー、小さな体、左サイド、豊富な運動量。
ここまでカブってると、絶対中島は23名メンバーに入れないよなぁ。
「そういうのは乾がいるから」ってことになるから。
思えば、乾も最初のうちはなかなか代表に定着しなかった。
なぜ定着しなかったかというと、当時は宇佐美がいたからだと思う。
宇佐美も左サイドのドリブラー枠だったんだ。
宇佐美は乾の代表定着とともに、やがて代表から縁遠くなっていった。
やっぱ、「枠」の定員ってあるワケよ。
今、左のドリブラー枠は乾と原口の2名で定員が埋まっている。
もし中島がこの枠に入るとするなら、乾か原口のどちらかをひきずり下ろすしかないだろう。
で、今回は代表の「枠」を考えてみたいと思う。
【ドリブラー枠(左WG)】
乾
原口
(次点中島)
【パワー枠(センターFW)】
大迫
杉本
(次点武藤or川又)
【セカンドストライカー枠(右WG)】
久保
浅野
(次点小林悠or岡崎)
【ハードワーカー枠(インサイド)】
井手口
長澤
(次点倉田)
【アンカー枠】
長谷部
山口
(次点今野or遠藤航)
【司令塔枠】
本田
香川
清武
柴崎
森岡
小林祐
(ここは本質的に定員オーバー、序列不明)
思うんだけど、「司令塔枠」なるモノは存在すらしてないかもしれないね。
ハリルの今の考え方としては、「ハードワーカー枠」と「アンカー枠」の次点も含む全員を召集しちゃう、とかがあり得そう。
つまり、
@
井手口・・山口
・・長谷部
A
今野・・・長澤(倉田)
・・遠藤航
という2パターンで中盤を固定。
インサイドは、あくまで守備重視のコンセプト。
いや、言っときますけど、これは私の意見じゃなくて「ひょっとしたらハリルはこうするかも」という仮定の話ですよ。
「これじゃ全然攻撃が機能しないじゃないか」とツッコミを食らいそうだが、そこは前線の選手に期待をする、という考え方。
じゃ、前線を考えてみよう。
@
・・・大迫
乾・・・・・久保
A
・・・杉本
原口・・・・浅野
B
・・・武藤
中島・・・小林悠
C
・・・本田
香川・・・・岡崎
色々パターンはあるんだけど、ハリルのチョイスなら@とAかな、と。
個人的には、Cがお薦めなんですけど。
このCの3人をまずはベンチに温存しといて、どうにもならなくなった時にだけ「頼む、お前らで何とかしてくれ」と前線3枚替えで投入。
悪くないと思うんだけどね。
最終ラインは、ハリルなら
@
長友・槙野・吉田・宏樹
A
高徳・昌子・植田・◯◯
で考えてそうな気がする。
右SBの◯◯は空席で、ここは高徳が入る時もあるし、植田が入る時もある。
もしくは、中盤の遠藤航を入れるパターンも。
仮に、中盤の@とA、前線の@とA、最終ラインの@とAを全員召集したら合計で20名。
GK枠が3と考えたら、これで23名リストは完成だ。
つまり、こうなる。
【FW】
大迫
杉本
乾
原口
久保
浅野
【MF】
山口
井手口
長澤
倉田
今野
長谷部
遠藤航
【DF】
吉田
槙野
昌子
植田
長友
酒井宏
酒井高
はい、香川も本田も岡崎も外れました。
そして、中島も森岡も清武も柴崎も武藤も小林祐も小林悠も外れました。
でも、このリストって凄くリアルでしょ。
繰り返しますけど、これは私の考え方じゃなくて「ハリルならこうするかも」という仮定の話だからね?
2018/2/4(日)13:43
☆関西人小泉今日子ちょっと時事ネタをひとつ。
小泉今日子のこと。
驚いたね。
いきなり小泉さんが豊川功補との不倫をカミングアウト、今後は罪を背負って生きていくみたいな発言をし、その「ケジメ」なのか所属事務所バーニングから離れることを明かしたんだ。
私は流れをよく理解してないんだけど、小泉さんと豊川さんの関係は何年か前から色々噂されてたよね?
今さら不倫カミングアウトって必要だったのか、よく意味が分からん。
どっちかというと、小泉さんにとってはバーニングとの訣別ということの方に重きがあったんじゃないの?
一説には、彼女の不倫を今までマスコミがタブー視して触らなかったのは、彼女の後ろ楯に業界のドン、バーニング周防社長がいたからだ、という話がある。
周防社長、昔から有名なゴッドファーザー。
この人の寵愛を受けた人は業界で長生きできるし、また逆鱗に触れた人はホサれるのが業界の鉄則。
小泉さんが寵愛を受けてきた側の人であることは言うまでもあるまい。
ただ、ここ何年かを見ると、彼女の動きが明らかにおかしいんだわ。
周防社長の配下の逆鱗に触れた能年玲奈を、本来バーニング側のはずの小泉さんが妙に可愛がってたから。
その流れがあって、今回の顛末だろ?
なんか小泉さん、ゴッドファーザーに喧嘩を売ってない?
ホサれても別にイイよ、ぐらいの開き直りを感じる。
SMAPの香取くんや草なぎくんみたいなもんだわ。
女帝に喧嘩を売れば業界からホサれることは彼らだって百も承知だっただろうに、今は開き直って潔く地上波テレビを捨て、YouTubeやネットの方に活動の拠点を移している。
業界からホサれたはずの能年玲奈にしても、畑を変えてアニメ声優で評価されるなど意外な活躍を見せている。
もともと能年さんは周防社長の息がかかったレプロという事務所(新垣結衣などがいる)所属の人だったんだが、この事務所は彼女の独立騒動の後はあの清水富美加の出家騒動。
この事務所、かなりブラック?
その後は同所属タレント・マギーの不倫騒動もあったが、それをメディアはタブー視してほとんど深追いせず。
なんか、ムチャクチャ業界の深い闇を感じさせてくれるわ…。
しかしSMAPの件、そして今回の小泉さんの件を見るに、業界は何らかの地殻変動を起こしてるように思う。
仮にホサれるなら、どこかゴッドファーザーや女帝の力が及ばない、別のところに活躍の拠点を移せる時代が来ているようだ。
「地上波テレビに出られなくなったらタレントは終わり」という時代じゃなくなってきてる。
今は、YouTubeやAbemaが立派に救済の役割を果たす時代になったのか?
で、こういう「ホサれる・ホサれない」はどの業界にもあることだが、もちろんサッカー界にもある。
最近では原口、少し前には本田もずっとそれに苦しんできたし。
「クラブで試合に出られなくなったらサッカー選手は終わり」?
いやいや、サッカー界にも救済の地はあるよ。
それが「代表」である。
選手の起用において圧倒的強者であるクラブ監督にしても、こと代表においては影響力を及すことがほとんどできない。
国際Aマッチであれば、召集を拒否すること自体できない。
で、自分が冷遇してる選手が国際Aマッチで大活躍したら、その監督は絶対嫌だと思うんだよね〜。
何でアイツを使わないの?お前は選手を見る目がないの?
ということになるから。
ある意味、代表の存在はクラブに対する抑止弁である。
そしてFIFAの存在は、UEFAに対する抑止弁である。
つまり代表はクラブの暴挙を抑止し、またクラブは代表の暴挙を抑止する。
その両者のバランスがあって、初めてサッカー界は健全に回っていくんだ。
日本の芸能界も、バーニングやジャニーズに対する抑止弁があればもう少しうまく回ってたんだろうが、悲しいかな、「代表」みたいなモノがあそこにはないからね。
ハリルは、「クラブで試合に出てない選手は呼ばない」を公言しつつ、でも一貫して原口を呼び続けたところがカワイイじゃないか。
ぶっちゃけ、それでイイと思うのよ。
【クラブで試合に出ない→その選手が調子悪い、もしくは能力がない】では必ずしもないから。
時にクラブでは、極めて理不尽なホサれ方もあるんだから。
とりあえず、小泉今日子頑張れ、と私は思っている。
不倫というだけで小室哲哉は業界から身を引いたが、小泉さんには敢えて引かないでもらいたい。
今回のはバーニング、およびそれに服従するだけのマスコミに対する挑戦ですよ。
ならば我々が彼女を応援しないで、誰が応援しますか?
きっとマスコミは、ただ叩くだけですよ。
それと同じで、クラブでホサれてる選手が代表召集されたら、私は応援しますよ。
クラブの監督が、必ずしも正しいワケじゃないんだからね。
2018/2/4(日)1:00
☆関西人本田の今後長谷部は賢い男だけど、それに劣らず賢い男が他でもない、本田圭佑である。
確か、彼のパチューカとの契約も今年夏までだったはず。
ならば普通、今のうちに契約更新の動きを必ずとるはずだよね?
でなきゃ、また本田は半年後に移籍金ゼロになってしまい、このままにしとくとパチューカの手元には何のおカネも残らなくなってしまうから。
こういうのには駆け引きが生じるもんですよ。
パチューカは、契約延長したい。
移籍するにしても、移籍金を発生させる為。
一方の本田は、契約延長したくない。
移籍金ゼロになれば、もっと良いクラブからオファーがくるかもしれないから。
で、こういうパターンはクラブが無言の圧力をかけてくるもんですよ。
その無言の圧力とは、選手を試合に出さないこと。
そのメッセージは、
「契約更新のサインをしない限りは試合に出さないぞ。このままだと、お前はワールドカップを実戦勘を失った状態で迎えることになるんだぞ」
である。
この圧力に、選手が屈することはあるだろう。
しかし、時にはクラブがこの圧力をかけられないパターンもある。
それは、その選手を試合に出さないとクラブの成績が落ちてしまうケースだ。
おそらく本田は、それを狙っている。
だからこそ、今の彼はパチューカで大活躍する必要があるんだ。
「俺を干せるもんなら干してみろ」ってところか。
本田はただのサッカー選手ではなく、一方でクラブ経営をするなど実業家の顔もある。
だから、駆け引きもしたたかですよ。
昨年に結んだパチューカとの一年契約も、もちろん全部計算されていた。
よくサッカー選手は
「契約のことはよく分からない。代理人に任せているから」とか言うけど、本田に限ってそれはない気がする。
全部、本田自身がシナリオを作っているだろう。
そもそも、欧州志向だった本田がなぜメキシコのクラブを選んだのか。
それはクラブワールドカップに出たかったから(レアルと対戦したかったから)というのもあるだろうが、もうひとつは自分に足りない部分を補強する為、というのもあるだろう。
運動量、体力あるハードワーク系選手が優遇される傾向のハリル代表において、30代の本田はやや不利。
よって、敢えて高地環境のメキシコに身を置いて心肺機能を上げようとした意図は読めるよね。
「そんなうまいこといくかい!」と私は思ってたが、事実、今の本田は心肺機能上がってかなりスタミナあるらしいね。
と考えると、オランダ→ロシアという当時として意外とされた移籍も、ひょっとしたら2018年ロシア大会のアドバンテージを見込んでいた?
いや、まさかな。
ただ結果論として、本田は次の舞台となるロシアという環境を知る数少ない選手になっている。
【今の代表に欠けているパーソナリティー】
*左利き
*フリーキッカー
*司令塔
思えば、本田はその全ての資質を持っている。
ハードワーカーやドリブラー、そして監督の指示に従順な選手にはこと欠かないが、たとえ指示があっても自分自身の頭で戦術を考え、それを実行するタイプは少ないと思う。
本田はまさにそのタイプで、なぜ彼だけがそれをできるのかというと、彼が経営者だからさ。
他の選手の多くが上司の指示で動くサラリーマン型なのに対し、本田は自分で決断をする。
その決断には間違いも数多くあるものの、それでも他人任せにはしない。
もちろん今後の移籍についても、「代理人に任せてあるから俺は分からない」というスタンスではないだろう。
2018/2/3(土)12:28
☆関西人長谷部の今後欧州の移籍市場が閉じた。
結局、中島の移籍はなかったんだね。
クラブが設定した移籍金が高すぎた意味もあるだろう。
彼は、あと半年ポルティモネンセでプレーすることになる。
これはこれでイイんじゃないだろうか。
ただ、中島の後釜として浅野のポルティモネンセ行きが実現しなかったのは、浅野のシュトゥットガルトにおける現在の出場機会の少なさを思うと少し残念だけど…。
とりあえず今回を締めてみると、
*長友ガラタサライ移籍(半年レンタル)
*原口デュッセルドルフ移籍(半年レンタル)
*森岡アンデルレヒト移籍(完全買取)
*井手口リーズ移籍(完全買取もレオネサへ半年レンタル)
*冨安シントトロイデン移籍(完全買取)
*豊川オイペン移籍(完全買取)
といったところ。
地味といえば地味な結果だね。
↑を見ると「半年レンタル」が目立つので、これはワールドカップが終わった後の夏の市場で大きな動きが生じると見て間違いない。
今回の中で一番目立ったステップアップは、そりゃダントツで森岡のアンデルレヒト行きだろう。
なんせ、欧州CL常連の名門クラブに4億で完全移籍、しかも与えられた背番号はIである。
これは間違いなく大出世だよ。
あと、ちょっと気になるのが長谷部なんだ。
確か、彼のフランクフルトとの契約は今年の6月までだったと思う。
フランクフルトは彼と契約更新するのか否か、その話し合いは1月にあると報じられていた。
で、その1月が終わったワケよ。
なのに、その最終結論がなぜか報じられていない…。
長谷部は今34歳、いつ戦力外になってもおかしくない年齢だ。
しかも、まだ膝に爆弾を抱えている。
現在におけるクラブの評価が高いのは間違いないとしても、こういう契約更新ばかりは「現在」だけで語れないからね。
普通に考えて、フランクフルトが長谷部の契約を延長しない可能性はある。
仮に契約を延ばしたところで、傷モノの34歳に高い移籍金をかければ他クラブからオファーがくると思えないし。
つまり彼って現時点の戦力としては頼りになるけど、クラブのビジネス目線では決してオイシイ選手ではないんだ。
でもまぁ、仮に契約満了になれば夏には移籍金がゼロになるワケで、これも考えようによってはオイシイ話ですよ。
もちろん、複数のJリーグからオファーがいくだろう。
あるいは、ブンデス内からも(2部あたり?)いくつか声がかかるかもしれない。
しかし長谷部は、現地でこういう発言をしてるらしい。
「今はまだ何も決まっていませんが、当然今後もフランクフルトでプレーすることを望んでいます」
「フランクフルトやドイツがとても居心地良いです。僕は現役引退後、ドイツに残ることを希望しています」
…おぉ、彼は引退しても日本に帰ってこないのか?
向こうで指導者の道を歩むプラン?
しっかり者の彼のこと、絶対引退後のプランは既に組んでるよね。
ただ、こういう契約延長に絡んだ話し合いは、コジれるとややこしいこと、我々は原口の件で嫌というほど思い知らされている。
原口も、話し合いをするまでは長谷部同様、クラブ側の評価が極めて高い選手だった。
それがどうだ。
一転して、この半年ずっとホサれっぱなし。
長谷部の場合は原口と立場が全く違うにせよ、でもデリケートな問題だから気をつけなきゃね。
↑の発言なんかは、とてもイイと思うのよ。
こういうのを見ても、やっぱ彼は賢いわ。
いや、別に原口が馬鹿だとは言わんけど(笑)。
それでも何かがコジれて、今後長谷部が半年ホサれることになったらどうしよう、とか私はついつい考えちゃう。
いや、誰より長谷部本人がそれを一番危惧してるだろう。
原口と違って34歳の長谷部、もしホサれたら朽ちるのは早いぞ〜。
一方、同じく契約が今夏までだったザルツブルクの南野は、2021年まで契約を更新したようだ。
3年契約、長いね。
もちろん2021年まで彼がザルツブルクにいるとは考えにくく、必ずやどこかからオファーがくるはず。
と分かってるからこそ、ザルツブルクも3年の長期契約をしたんだろう。
最近は代表召集がなくて目立ってない彼だが、「transfermarkt」によると彼の市場価格は4億5500万。
これはリオ世代で久保に次ぐ第2位で、中島より浅野より井手口よりも格上である。
今夏以降、南野にも要注目ですな。
2018/2/2(金)9:32
☆関西人23名リストこの時期、サッカーファンなら誰しも「ワールドカップ日本代表最終メンバー23名リスト」を色々と頭の中でシミュレーションしてると思う。
迷いなくメンバーに入れられる固定メンバーは十数名で、残りの数名は時期によって「あ、やっぱコイツの方がイイかな」と微妙にブレたりするワケね。
そうやって苦心して作り上げた23名リスト。
ただひとつ最初から分かっておくべきなのは、その23名のうち試合に全く出ない選手が必ず数名は出てくるということ。
ごく稀に第3GKを除く全員を使い切る監督もいるようだが、ほとんどはベスト布陣を固定し、メンバー変更は故障や累積イエローの対応など、最小限に抑えるもんだ。
もしグループリーグの最初の2試合で突破を決めれば第3試合でターンオーバーできるが、さすがに今回の日本にそんなことは期待できない。
特に、最終ラインは固定の色が強いんだよね。
試合の中で交代カードを最終ラインに使うことは極めて稀。
アクシデント対応ぐらいだろう。
ここは連携の呼吸があるので、ヘタに途中でイジっちゃマズイから。
よって交代カードは、主に前線に使われる。
センターFW、両WG、攻撃的MF。
特に日本の場合は前線も自陣に戻って守備しなくちゃならんので、必然として前の選手ほどスプリントが増えてバテる。
後半はその疲労のケアとしての交代もあるし、また別の意味でジョーカー投入もあり、とにかく交代カードは多くが前線に使われるのよ。
となると、23名メンバーはできるだけ前線の控え選手を厚く召集しておいた方がイイことになる。
足の速い選手、ドリブルできる選手、ヘディングできる選手、ラストパスを出せる選手。
でもそうやって欲張り、色々と攻撃の選手を揃えていると、逆に守備の選手層が薄くなってしまう。
ここが悩みどころだね。
仮に攻撃選手の召集を優先するあまり、CB3名、SB3名しか呼ばなかったとしよう。
たとえば、CBは吉田と槙野と昌子。
SBは長友と宏樹と高徳。
これ、大丈夫か?
もし、大会中に誰かが怪我したら…。
誰かが累積イエローで出場停止になったら…。
一応SBは高徳が左右両方できるし、何なら槙野もSBはできる。
でもそうしたら、CBの層が薄くなる。
じゃ、MF枠に今野か遠藤航のどちらかを入れておいて、保険をかけておく?
何なら、長谷部をCBに使うようなやり方もある。
問題は、そこまでして攻撃の層を厚くすべきか?ということなんだけどね。
ここは、意見が分かれるだろう。
仮に植田や三浦では吉田の代わりは務まらん、車屋では長友の代わりは務まらん、というのなら、敢えてそこは呼ばずに(どうせ呼んでも使わない可能性高いし)、交代カードを使う頻度の高いポジションに費やすのもひとつのやり方。
で、もし私が監督なら、さすがにCB3+SB3は無理でも、せめてCB4+SB3、合計7にするよ。
守備的に戦おうというチームが守備の駒の枚数をギリギリにするのって、ちょっと暴挙にも思えるかもしれないけど。
いや、違うんだ。
全体を守備的に戦うからこそ、いざ攻撃に転じる勝負所の時間帯にはあらゆる状況に対応できるよう、その時に使う駒のバリエーションは幅広く揃えておくべきだ、と私は思う。
幸い、ここにきて中島や森岡など、おそらくハリルの当初の構想に入ってなかった選手の台頭がある。
彼らを使ってみたいのはヤマヤマなんだが、しかし彼らを23名枠に入れてしまうと必ず代わりに誰かが脱落してしまう。
やはり、そのシワ寄せはどうしても守備メンバーにいっちゃうのよ。
となると、何回も何回も召集されながらも試合に出たのは今まで僅かに2回、という植田あたりを落とすべきじゃないかと。
そりゃ彼の身体能力は魅力だけど、多分吉田にアクシデントが無い限り、彼に出番はないでしょ。
仮に吉田にアクシデントがあったとしても、そういう緊急対応はかえって難しい事態なワケで、私ならそれを植田のような若手にじゃなく、経験豊富な森重あたりに託したいけどな。
というワケで、暇潰しだが私なりに「23名リスト」を考えてみた。
あくまで現時点なので、あしからず。
【GK】
川島
西川
中村
【CB】
吉田
森重
槙野
昌子
【SB】
長友
酒井宏
酒井高
【MF】
長谷部
山口
井手口
今野
本田
香川
森岡
【WG】
乾
原口
中島
【FW】
大迫
岡崎
杉本
う〜ん、トレンドの中島と森岡を入れてみたら、レギュラーの久保や浅野が外れてしまった…。
やっぱビッグ3、誰か落とすべきなんだろうか。
いやいや、ビッグ3の経験値はチームに必要。
こうして見ると、CB4+SB3にしてもさほど攻撃的なチームにはなってないよなぁ。
じゃ、敢えて守備の保険で入れた今野を外そうかな?
勇気を出して今野を外し、代わりに浅野を入れよう。
すると、
大迫→レギュラー
岡崎→2TOPオプション
浅野→スピードスター
杉本→空中戦要員
ということでFWのバリエーションが揃う。
でも、やっぱ守備が不安では?と感じるかもしれない。
そこで意外と助けになる駒が、私は高徳じゃないかと思うんだ。
彼がクラブでボランチもやってるのは知ってたが、先日には遂にCBまでやったらしいね(笑)。
さすがはハンブルガー主将、ユーティリティ長谷部の後継者は意外と高徳かもしれない。
彼を単に左右SBのリザーブとしてじゃなく、あらゆるポジションの守備の保険駒としてトレーニングさせておくのもありじゃないの?
2018/2/1(木)16:50
☆関西人長友、ガラタサライへ長友のガラタサライ移籍が決まったらしい。
ガラタサライはかつて稲本がいたことあるクラブだけど、稲本はここでCL本選に出て1ゴールを決めている。
トルコはUEFAランキング高い国なので、リーグ優勝すればCL本選に出られるのはおいしいオプションだよね。
今回の長友の移籍は今年6月までの期間限定レンタルだという。
ということは、まだ保有権はインテルにあるワケか。
このへんは、原口の移籍とよく似た流れ。
長友もこのままインテルにいてはワールドカップまでに実戦勘を失うことを危惧し、たとえ半年間のレンタルだろうが試合に出られるクラブに行きたかったんだろう。
全てはワールドカップの為。
しかしガラタサライほどの強豪クラブで長友はレギュラーで試合に出られるのか?ということだが、話を聞いてるとどうやらそこは大丈夫っぽい。
ちょうどガラタサライは左SBに困ってたらしいから。
だけど契約が切れる6月、あと僅か数ヶ月後に彼はどうするつもりなのか。
聞けば、このレンタルには買い取りオプションの条項があるっぽい。
長友がこのガラタサライで活躍し(リーグ優勝に貢献し)、完全移籍を勝ち取るのがベストのシナリオだろう。
ただ、一説によるとその買い取りの際に生じる移籍金は約9億だという。
高いわ〜!
いくら優秀な選手とはいえ、今年には32歳になるベテランをゲットするのに9億支払うか?
「安く買って高く売る」がクラブの常識だとして、長友の移籍金が今後9億よりさらに高騰することはまずあり得ない。
つまりガラタサライは9億支払って長友ゲットしたとして、何年か後に彼を放出する時には絶対9億より安い値段をつけて市場に出さなきゃならないワケよ。
以前に書いたけど、ドイツ「transfermarkt」の発表した市場価格ランキングによると、長友の価格は4億5500万。
つまり、9億の半分である。
それが妥当なところだろう。
神戸がポドルスキ(32歳)獲った時も、移籍金は約3億だったからね。
さぁどうする?ガラタサライ。
私の想像だが、長友とガラタサライの付き合いは非常に短いモノになるんじゃないかと…。
で、長友とインテルとの契約は来年2019年6月まで残ってるという。
もし今夏、ガラタサライが買い取りオプションを行使せずに長友がインテルへ戻ったとして、あと1年も契約は残ってるワケよ。
当然、インテルはまた新たな移籍先を探すんだろう。
ほぼ間違いなく長友はワールドカップにスタメンで出ることになるので、そのプレーを見て「欲しい」というクラブがワールドカップ以降に出てくる可能性は十分にある。
つまりインテルが彼を今回ガラタサライに送り出した意味は、「今後半年ガラタサライで試合に出て実戦勘を維持し、夏のワールドカップでは活躍して価値を高めて戻ってこい」ということだと思う。
ちなみに、インテルが長友をチェゼーナから完全移籍で獲得した時の移籍金は約7億だったそうだ。
彼らとすりゃ、長友を手放す時は絶対7億以上の値段をつけたいんだろうね。
もう十分にモトはとってると思うけどなぁ…。
2018/2/1(木)10:27
☆関西人世代森岡のアンデルレヒト移籍が正式に決まったようだ。
この強豪クラブの中でスタメンとして定着できるのか、これからが正念場だね。
しかし森岡という選手には、年齢不詳のイメージがある。
それは見た目もあるが、年代別代表に出てないから「◯◯世代」が分からないんだよ。
調べると彼の年齢は現在26歳、つまりロンドン五輪世代に該当する。
ロンドン五輪の時、森岡の名前なんて出てたっけ?
多分、出てなかったと思う。
思えば、ロンドン五輪代表って漏れてる選手多いよな。
まず、本来なら世代に入るはずの香川はクラブの事情なのか知らんが呼ばれず、清武中心でチームが作られることになった。
いや、清武中心というよりはFW永井謙佑の俊足を中心にチームを作った、という方が正しいかな。
山口蛍がボールを奪い、清武が繋ぎ、永井が俊足を生かしてカウンターを狙う、みたいな形。
アジア予選までは大迫もいたんだが、彼は本選で漏れた。
原口も漏れた。
柴崎も漏れた。
小林祐も漏れた。
森岡なんて、名前すら出なかった。
武藤もしかり。
しかし、これだけ人材が漏れていて、それでも五輪本番ではちゃんとベスト4入りを果たしたんだからサッカーは面白い。
あのチームは、オーバーエイジ吉田の力も大きかったけどね。
考えてみりゃ、ロンドン世代だけで今じゃA代表をかなり構成できるところまできている。
【ロンドン世代】
・・・・大迫
原口・・森岡・・武藤
・・山口・小林祐
高徳・昌子-谷口・宏樹
・・・・権田
守備陣の層は薄いが、攻撃陣の層はかなり厚い。
↑以外にもFWには杉本や金崎や川又がいるし、MFには清武や柴崎がいるし。
あ、もちろん香川も世代としてはロンドン。
あと、ハリルお気に入りの長澤もこの世代である。
なんのかんの言いながら、この世代は結構成長してますよ。
CBでは鈴木大輔、スペインでちゃんと試合に出てるのかな?
一回、↑のロンドン世代チームにリオ世代チームをぶつけて、紅白戦とかやってみてほしいね。
【リオ世代】
・・・・久保
中島・・・・・・浅野
・・大島・井手口
・・・・遠藤
山中・三浦-植田・室屋
・・・・中村
う〜ん、やっぱ現時点でリオ世代チームはロンドン世代チームより少し弱そう。
いくら中島がポルトガルで絶好調とはいえ、彼をマークするのはフランスでネイマールと対峙してる酒井宏樹だけに、これはさすがに相手が悪いだろ。
多分、2-0ぐらいで普通にロンドンが勝つと思うよ。
ところで、リオ世代のSBには「ファンウェルメスケルケン際」という絶対覚えられない名前の選手がいたんだが、あいつ、今でも欧州で頑張ってるんだろうか…?
しかしロンドン世代もあんな感じなんだから、リオ世代にしても五輪の選考に漏れた人材の中から台頭してくる奴も今後必ず出てくると思うんだ。
たとえば、今オーストリアにいる奥川雅也なんてそうだよね。
伊東純也や鈴木優磨もそうかもしれない。
CBも、今はまだ植田や三浦や岩波や中谷らの序列に整理がついてないけど、そのうち必ず頭ひとつ抜きん出る奴が出てくるのよ。
意外と、中山や冨安など下の世代に抜かれる可能性もあるけど(笑)。
皆の関心は既に東京五輪世代以降、堂安律や久保建英や中井卓大に向かってるかもしれないけど、それよりまず先にロンドン世代、そしてリオ世代さ。
意外とサンガユースやヴェルディユースが育てた人材が欧州で活躍してきてる現状、つまり我々はJ2の若手まで見なくちゃならんのか?
う〜ん、めんどくさい(笑)。
そういうのは、マニアの方々にお任せします。
2018/2/1(木)1:00
☆関西人森岡亮太森岡亮太に、名門アンデルレヒトからオファーがきたと報じられている。
これは良い話だね。
思えば、森岡は割と最近までポーランドでプレーしていた選手。
「ポーランドはFIFAランキング7位の国だからレベルが高い」と思うかもしれんが、FIFAランキングはあくまでナショナルチームの強さの目安で、クラブチームはまた別だと思う。
なんせリーグの強さの目安となるUEFAランキングでは、ポーランドは20位だから。
一方、今いるベルギーのUEFAランキングは9位。
だから森岡は、ちゃんとステップアップしたワケね。
ポーランドぐらいの中堅リーグになると、たとえリーグ優勝してもCLの本選に出るには予選に回らなくてはならなかったりする。
南野がいるオーストリアもそう。
事実ザルツブルクはリーグ優勝したのに、予選で散って結局CL本選にはたどり着けなかった。
その点、ベルギーやポルトガルのクラスになると、優勝チームは無条件で本選出場が決まる。
そう考えると、優勝可能性のある強豪アンデルレヒト(きっと今季の優勝は無理だけど)から森岡にオファーがあるのはとても良い話なんだ。
ポルトガルでいうと、中島にポルトやベンフィカからオファーのあるのも良い話だと思う。
そんなにも欧州CLに出ることは大切なのか?
私は大切だと思うよ。
ワールドカップ出場にも匹敵するほど。
本田にしても、オランダからロシアというシブいセンを狙ったのは明らかにCL目的でしょ。
日本人でCL本選にスタメンで出た選手は、さほど多くない。
中田英寿ですら出てないんだから。
価値としては、クラブワールドカップより上だよな。
で、その森岡。
評価の難しい選手だと思う。
なぜって、よく「典型的I番」と評される選手だから。
いまどき、典型的I番ってあまりホメ言葉じゃないのよ。
いかにもトップ下のパサー、というイメージ。
似たようなイメージを持たれてる選手としては、柴崎、清武あたりがそうだろうか。
大島や小林祐もパサーだが、彼らはトップ下よりやや後方のイメージ。
香川は代表でトップ下のI番をやってるけど、いわゆる典型的なI番の動きではない。
その点では本田の方がまだそれにイメージが近いんだけど、彼の場合は他の選手にはない屈強なフィジカルがあるので、カテゴリーとしてまた別の扱いになるだろう。
で、森岡と柴崎と清武。
いずれも、視野の広さと高いキック技術を備えた優秀なパサーである。
3人とも甲乙つけがたいんだけど、まずは彼らの特徴をまとめてみよう。
【森岡】
背が高く、時にヘディングで得点をできる。
独特なリズムのドリブル技術があり、タメを作ることができる。
守備力は微妙。
【柴崎】
冷静沈着で、判断力が良い。
機を見てゴール前に上がるプレーが得意。
守備力は微妙。
【清武】
気の利いたプレーが多く、誰とでも合わせることができる。
人を活かすタイプ。
守備力は微妙。
はい、3人とも守備力については微妙なんですよ。
よって、トップ下に井手口や原口を使うほど守備力重視のハリルの基準からすると、この3人が3人とも23名枠に残る可能性は極めて低いかと。
多くて2人、でも1人が妥当なところでしょ。
この3人には実力の格差があるワケじゃないので、ハリルが何を優先するかによってチョイスは異なってくる。
体のサイズを優先するなら森岡だし、インサイドハーフっぽい動きを優先するなら柴崎だし、既存メンバーとの連携を優先するなら清武かな。
私は個人的に清武推しなんだけど、コンディションを優先するなら森岡かもしれない。
清武や柴崎は故障しがちなイメージがあるのに対し、森岡は体躯がしっかりしてるのか、故障のイメージがあまりないから。
あと、日本が本番でポーランドと対戦することを思うと、ポーランドリーグ経験者の森岡にはアドバンテージがあるようにも感じる。
あと、同じベルギーリーグにいるFW久保より森岡の方がゴール数が多いこともアドバンテージである。
今、欧州で森岡よりリーグでのゴール数が多いのは中島ぐらいじゃない?
と考えると、意外にも森岡は残るかもしれないね。
いや、分からないよ。
今冬に移籍すれば、逆に出場機会を失って調子を落とすかもしれない。
とにかく、今後の森岡には要注目ですな。
2018/1/31(水)0:59
☆関西人ラッピング今、Jリーグはオフシーズン。
といっても、練習はもうスタートしてるけど。
私は、開幕前のこの時期にJリーグをもっとプロモーションしてほしいんだよな。
代表戦なら、試合が始まるまでメディアがちゃんと煽るじゃない?
敵を過剰にモンスター扱いしてチームの危機を強調したり、逆に日本人選手の活躍を過剰に強調して期待を煽ったり、◯月◯日決戦!絶対に負けられない試合がそこにはある!と、別に負けてもイイ試合でもそういう風に盛り上げるんだ。
サッカーは興行なんだから、これ大事なことだと思う。
劇場映画の公開前にも、こういうプロモーションはあるよね。
この俳優、普段テレビに出ないのに最近バラエティーのゲストでよく見かけるなぁと思ったら、大体のパターンは映画の宣伝目的だ。
番組の終わりに、必ず1〜2分の告知をやる。
この僅か1〜2分の為に、この俳優は芸人にイジられ、聞かれたくもないことをあれこれ聞かれる苦痛の時間を耐えていたのか〜、と少し同情するが、これも大事なお仕事である。
ハリウッドスターなんて、映画宣伝の為だけにわざわざ飛行機乗って遠路はるばる日本に来るぐらいだし。
役者の皆さんがこうやって何とか映画を成功させようとしてるんだから、サッカー選手もリーグの開幕前、当然同じように頑張るべきである。
ところが「やべっち」みたいな専門の番組はともかく、お茶の間の新規開拓みたいなプロモーションは、Jリーグってあまりないんだよな。
テレビ局もダゾーンで扱ってる興行をプッシュする義理は全くないし、そこは難しいところなんだけど。
そもそも有料放送って、扱いが難しいよね。
たとえば映画の専門チャンネル、映画が好きなら加入する価値があるけど、そうじゃない人にいくら訴えたところで全く響かないさ。
逆に映画が好きな人は、プローモーションを見たとかの受け身じゃなく、良さそうなチャンネルを自分で調べて加入手続きをとってたりするワケですよ。
普通、そんなもんでしょ。
で、有料放送はそういう客層が多いから、タダで見られる地上波よりも濃厚な作りでないと客の満足度を得にくい宿命がある。
とはいえ、サッカーそのものは扱いがダゾーンだろうが地上波だろうが中身は変わらないワケで、じゃどうすりゃイイかというと、商品を包むラッピングを変えるしかないと思う。
WOWOWで映画見てると、ここは割と「解説」で差別化する趣向があるよね。
普通に民放で映画やる時は、昔でいうと故・淀川長治とか故・水野晴郎あたりが冒頭と終わりの数分だけ短いコメントするのが「解説」ってやつだったが、さすがにWOWOWOレベルになると、この「解説」を逆にメインディッシュにしてくるというパターンもある。
映画評論家・町田智浩の解説がそれに該当し、彼のは映画が始まる前に「予習編」で数十分、終わった後に「復習編」で数十分、ヘタすりゃ本編より解説の方が長いんじゃないか(笑)というパターンもあり、かなりお腹いっぱいになるんだわ。
私は学生時代に「宝島」の愛読者だったもんで、昔から町田さんのファンであり、どっちかというと彼の解説目当てで今でもWOWOW観たりしてますよ。
あと、解説者としてはニコ生におけるオタキング岡田斗志夫のアニメ解説もまた秀逸だと思うし、さほどアニメファンではない私ですら思わず本編を観たくなるもんね。
町田さんにせよ岡田さんにせよ、毎回驚かされるのはその圧倒的な知識量である。
それはその分野の専門的知識のみならず、他の分野、たとえば今の政治経済やら人文科学やら、また芸術の古典に関する知識も豊富で、単にこの分野に詳しいですという程度のステージじゃない。
で、映画の表現ひとつとって、これの引用がどこから来てるかを紐解いてくれるワケよ。
ああ、そうなんだ、と目からウロコで、もう一度その映画を最初から観たくなっちゃう。
これぞ「解説」の真髄だな、と私は思うんですよ。
サッカー解説にしても、たとえば松木安太郎の解説、あれはあれで私は秀逸だと思うのね。
お茶の間対象の地上波のコンセプトにドンピシャ合ってるし。
だけどあれを「物足りない」と感じる層も多くいるワケで、そういう層を惹きつけるのは実は選手・監督のみならず、解説者もまた大切な要素である。
もしダゾーンがおカネがあるというなら、選手のみならず、専属の解説者を育ててほしい。
別に元サッカー選手である必要はないし、こっちとして「そんなん言われんでも分かっとるわ」という解説が多い中、「うわっ、目からウロコだ」という解説をされたら肩書き関係なく一気にファンになりますよ。
大体、町田智浩にせよ岡田斗志夫にせよ、お茶の間的には「誰?このオッサン?」という人である。
でも、あっちの世界では凄いという認識。
ダゾーンも今後成功していきたいなら、民放と大差ない解説じゃなく、超ディープなところまで足を踏み入れるべきなんじゃないだろうか。
2018/1/29(月)15:49
☆関西人バランサー欧州の移籍市場リミットが迫っており、ここにきて名前が出てきたのが長友佑都。
遂に、彼はインテルを去るのかもしれない。
何年このチームにいるのかよく知らんけど、相当長いよね。
今まで移籍の話は何度も出てきたが、そのたびに残留。
でも、もうそろそろ出てもイイかと。
今、ほとんど試合に出てないんだろ?
代表の為にも、ここは決断の時かもしれない。
とはいえ、彼は以前にもクラブで長い間ホサれてた時があって、そういう時期に代表召集されて試合に出たら、意外にもキレキレだったのよ。
珍しいタイプだと思う。
試合に出てようが出てまいが、やっぱ体幹オタクだからメンテナンスは完璧なんだろう。
よって、どうあろうが彼は半年後、ロシア大会には出てるだろうよ。
なんのかんの言いながら、長友と車屋ではSBとしてまだ差があるんじゃない?
もし長友がベンチになるとすれば、怪我か、あるいは戦術的な意味(高さ対策)で槙野をサイド起用するパターンぐらいだと思う。
個人的に、私は槙野SB起用派なんだけどね。
もっと詳しく言うと、433なら槙野SB、4231なら長友SB、という使い分けが必要だと思っている。
【433】
・・・・◯
◯・◯・・・◯・◯
・・・・◯
◯・・◯・◯・・◯
【4231】
・・・・◯
◯・・・◯・・・◯
・・◯・・・◯
◯・・◯・◯・・◯
見ての通り、433のリスクはアンカー脇のスペース。
そこを空けて前を厚くしてる分だけフォアへのプレスは強化できるが、もしプレスをかいくぐられると結構ヤバい。
よって、ここは最終ラインの選手がアンカー脇をケアする必要がある。
CBがフォアに出て、代わりにSBが中に絞って仮CBとなるパターンか、またはSBがそのままアンカー脇のスペースを埋めるパターン。
どっちにせよ、SBは割とインサイドに寄せての仕事が求められるワケね。
こういうアウトサイド⇔インサイドというヨコの動きをさせるなら、私は【槙野>長友】だと思ってるんだ。
タテの動きなら、もちろん【槙野<長友】なんだけど。
タテの動きを求められるのは、4231だろう。
インサイドはきっちり2ボランチが埋めてるワケで、SBはほぼタテの上下動に没頭できる。
要は、中盤の形次第なのね。
△か、▽か。
ここはフレキシブルにすべきと考えてるのか、ハリルは▽の時でも
攻撃的MF・・・攻撃的ボランチ
・・・・守備的ボランチ
という形にすることが多いよね。
これは流れの中で、
・・・・攻撃的MF
守備的ボランチ・・攻撃的ボランチ
という形にも変換したいからなんだろうけど。
これ、カギを握るのは↑でいうと「攻撃的ボランチ」だろう。
コイツがどこにポジショニングするかによって、フォーメーション自体の機能はだいぶ変わってくる。
ここを務める選手、かなり戦術勘が必要だと思うよ。
今は井手口がやってること多いんだけど、他にも色々試した方がイイかもしれない。
攻撃的ボランチという役割では、欧州組でいうと小林祐希の存在が無視できないと思う。
「しょせんオランダリーグ」という見方をする人も多いと思うが、それでもこのリーグのPSVやアヤックスは国際的にも強いクラブ。
時にそういうのを相手にしつつ、小林は今季のリーグ全試合でスタメンなんだ。
左利きでFKも蹴れるし、MFとしてサイズもあるし、一時期はアンカー務めたほど守備力向上してるし、何でハリルがもっと使わないのか、よく分からないんだけど。
そうそう、ドイツ「transfermarkt」が発表した「市場価格ランキング」によると、小林の価格は3億9000万。
これは乾と同格で、本田、原口、宏樹あたりよりも上である。
あっちでは、意外と評価をされてるのかもしれない。
という割に、移籍オファーの噂はないけど…。
ニュージーランド戦、ハイチ戦を見てると、意外と彼はバランサーなんだ。
元々はトップ下だからもっとイケイケなのかと思いきや、意外と周りの選手のポジショニングを見て自分は密集から離れ、後ろからパスを捌くような地味な役割をしていた。
また視野が広いのか、イイ感じの大きなサイドチェンジとかするんだよね。
完全にボランチのプレー。
ハリルのニーズとして、インサイドハーフにはもっと井手口みたくフォアに出てガツガツ潰しに行ってほしかったのか、翌月の欧州遠征に小林は呼ばれなかった。
だけど、マジで小林の動きは悪くなかったのよ。
仮にインサイドハーフがあの動きなら、アンカー脇の危険も軽減され、ならば左SBは槙野じゃなく長友でもイケるんじゃないかな、と思う。
2018/1/28(日)15:07
☆関西人ビビるなコロンビア、セネガル、ポーランド。
この3ヵ国に勝てると思う?
そりゃ組み合わせ抽選時は「ラッキーな組だ!」と一瞬喜んだけど、改めてハメスロドリゲス、ファルカオ、マネ、レバンドフスキなどの名前を挙げられると、ちょっと絶望しちゃうよね(笑)。
そうだな、冷静に見てグループリーグ突破可能性は20%ぐらいか。
さすがに3戦全敗はないと思うが、1勝もできない可能性は大いにあるだろう。
と、選手たちもそういう風に感じてるかというと、いやいや、必ずしもそうではないと思うぞ。
我々素人は、実際に格差がどれほどかを選手ほどには体感として分かってるワケじゃないので、分かってない分だけ過剰に敵を人間離れした超人であるかのように考えてしまうんだ。
一応、ハメスだってレバンドフスキだって我々と同じ人間である。
決して、悪魔の実を食べた能力者の類いではない。
そのへんの意味は、実は我々だってポドルスキやフォルランでよく分かってるじゃない?
彼らがややピークを過ぎた選手だということを差し引いたとしても、ちゃんと我々は彼らを人間だとして見ることができる。
で、今のハリル代表欧州組って、そういうアドバンテージがあると思うんだよな。
スター選手を、ちゃんと人間として見ることができるというアドバンテージ。
たとえば香川って、レバンドフスキと元チームメイトだろ?
あと吉田って、マネと元チームメイトだろ?
宏樹はリーグで普通にファルカオと対峙してるし、長谷部もリーグで普通にハメスと対峙することになるはずだ。
そこで一回チンチンにされるかもしれないけど、それを経ることで必ずや免疫みたいなモノは出てくると思うのよ。
それって、絶対的な強み。
私は欧州組と国内組にスキルの格差は思われてるほどないと思うが、ことスター選手に対する免疫力という点では、圧倒的な格差があると思うのね。
中田英寿のことを思い出してみてほしい。
たとえば、「サンドニの悲劇」の時のこと。
あの試合、ジダンらと対峙して日本人選手のほとんどがボロボロだった。
実力の半分も出せない感じで0-5の惨敗。
だけど、唯一中田だけは割と普通にプレーしてたのさ。
なぜ彼だけが普通にプレーできてたのかというと、当時彼がローマの選手だったからじゃない?
所属チームでは普通にトッティやバティストゥータやカフーらとチームメイトで、つまりどんなビッグネームに対しても中田は免疫があるというか、プレーが萎縮しないのよ。
この「萎縮しない」は極めて大事であり、私は巧い・ヘタ以上に試合を決める要素であるとさえ思う。
負けた時に必ず出てくる「日本人は相手をリスペクトしすぎた」というフレーズは、昔から定番だよね。
で、私はロシア大会、ビッグ3を含めた欧州組のベテランをきちんと選んでほしいんだ。
長谷部、香川、吉田、岡崎、本田、長友、そのへんのベテランね。
なぜって、彼らは今さらビビらない。
相手をよく知ってるから。
免疫があるから。
もちろん、向こうのレベルの高さもまたイヤというほど知ってるんだろうが、それでも目線が我々のように雲の上を見上げる類いのモノとは全く違うだろう。
もうひとつ言うと、中堅リーグや2部リーグでやってる選手よりはプレミア、ブンデス、セリエA、リーガ、リーグアンでやってる選手がまず優先だろうね。
別に久保や森岡や小林祐や中島あたりがそれら選手より劣るワケじゃないんだけど、やはり免疫という点では少しばかり差があると思うのよ。
なんか、私って考え方が超保守的(笑)。
「そんな免疫とか言ってたら、若手を使えないじゃないか!」と指摘されるかもしれない。
いやね、若手を使うのも全然ありなのよ。
事実、日韓大会とかは国内組の若手がイケイケだったワケで。
でも、それらの選手はワールドユースやら五輪やらで若い割に意外と経験豊富だったんだ。
今の若手でも、そのてのタイプなら大丈夫だと思う。
とにかく、ワールドカップというのは世界が注目する大舞台だし、日本中の期待を一身に背負う、極めて重圧のある大会なんだ。
そこに出る選手は実力あることが前提だが、それに加えて「大舞台で実力を出せる選手」「ビビらない選手」を選抜してもらいたいね。
そういう選手って、日本人では限られてるよ。
2018/1/28(日)11:28
☆関西人牛若丸と弁慶最近、「代表は2TOPにすべきだ」と主張する人たちが増えてるんだよね。
ひとつは、岡崎を使ってほしいというニーズからその話が出てると思う。
確かに、欧州での得点実績が最もある彼をベンチに置いておくのはモッタイナイし、かと言って1TOPで使うには大迫の方がイイのは確かだし、ならば右WG起用が私は一番イイと思うんだけど、それ以外なら2TOPで彼をシャドーっぽく使うのがハマりそうだわな。
個人的には4231のセンターFWとトップ下の関係はタテの2TOPだと思ってるので、特に442というフォーメーションの形にこだわる必要はないと思うけど。
多くの人たちが今望んでいるのは、前線が大迫と岡崎という凸凹コンビ。
基本、日本人は凸凹コンビが好きなんだと思う。
古くは牛若丸&弁慶、日本サッカーでいうなら伝説のモリシ&西澤とか。
思えば、ザック時代の香川&本田もそれっぽいコンビだったし、あと今野&吉田もそうだった。
なんでこういう凸凹になるかというと、要は補完関係だろう。
パワーはあるがスピードがない、スピードはあるがパワーはない、という両者を組み合わせることから「ふたりでひとつ」の完全体をそこに作る。
2TOPの場合、あるいは2ボランチの場合、この牛若丸&弁慶という組み合わせは割と多い。
さすがに4バックにおけるCB2枚は弁慶&弁慶というパターンになるが、やはりそこにも牛若丸必要でしょ〜、というニーズから3バックを推す人もいまだ多いかと。
日本の問題は、牛若丸は結構いるんだけど、対して弁慶が少ないこと。
大迫などは、その点で貴重といえる。
彼は敵DFを背負いながらもパワーでそれを圧し返してマイボールをキープ、その間に牛若丸が八艘飛びで敵の急所に斬りかかることができる。
本田もまた弁慶。
その意味だけでも、本田を23名枠から外すのはモッタイナイって。
でも本田スタメンは可能性が低くなってきてきてるから、もはやハリル代表前線の弁慶機能は大迫頼み。
大迫が怪我でもして不在になりゃ、結構マズイですよ。
というワケで、ちゃんと弁慶二番手にメドをつけておく必要があると思う。
大迫に次ぐ二番手候補筆頭格は、今のところ杉本なのかな?
身長187cmの体躯と身体能力は申し分ない。
あと、ブンデスで当たりの強さを見せている武藤。
あと、E-1のパワフルなプレーで評価を上げた川又。
金崎夢生も捨てがたいが、彼はE-1で初戦に先発しつつ、最後の韓国戦に出なかったところを見ると厳しい気がする。
サイドに流れて起点を作ろうとしたプレーをハリルに怒られたみたいだね。
別にサイドに流れるのはダメじゃないんだが、少なくともこのチームの戦術だと弁慶は門の正面で体を張るのが約束事なんだろう。
やっぱさ、本田なんて右サイドの控えにしとくぐらいなら、センターをやらせた方がイイと思わない?
1TOPは以前にハリルが試したが、あまり気に入らなかったのか、それ以降はやっていない。
ならば、ザック時代みたいに4231のトップ下でもイイじゃん。
彼をトップ下に置いておけば、別に岡崎1TOPでも機能しなくはないのよ。
ザックの時は、柿谷1TOPだったんだから。
【大迫不在時パターン】
・・・・岡崎
乾・・・本田・・香川
・・山口・長谷部
長友・槙野-吉田・宏樹
・・・・川島
敢えて両翼を牛若丸キャラ設定にしてみた。
いつも大迫がやってる弁慶役は本田がこなし、その弁慶の傍から岡崎・香川・乾のトリプル牛若丸が八艘飛びをしていくイメージ。
とてもベタだが、意外と悪くないんじゃない?
で、ボランチは山口と長谷部を牛若丸&弁慶にするのよ。
これまでふたりは割とイーブンな仕事をしてきてるが、今は長谷部が膝があれだからあまり右往左往させず、クラブでやってるリベロみたいな役割で正門の門番を主に任せる。
代わりに山口が縦横無尽に動き回り、向こうの起点を八艘飛びで潰しまくっていく。
これまたベタなやり方なんだけど、結局はこれがベストだと思う。
運動量多いことが正義、動きまくるのが正義、みたいなのがいまや日本サッカーの常識になってるけど、私は敢えて走る範囲を限定する選手がいてもイイと思うんだわ。
それが怪力の弁慶さ。
あぁ、そういや平山相太が引退らしいね。
彼を初めて見た時、こいつが今後10年日本代表をリードしていくんだろうな〜と思ってたんだけど。
高校サッカーで2年連続得点王、通算17ゴール。
Jリーグを経由せずにオランダリーグへ行き、そこで初年度にいきなり8ゴール。
凄いポテンシャルの男ですよ。
ただし、こういう弁慶タイプはなかなか育てるのが難しいのかも…。
2018/1/27(土)23:05
☆関西人原口と宇佐美なんかさ、デュッセルドルフで原口と宇佐美がチームメイトというのが妙にドキドキするよね。
ちょっとした「夢の顔合わせ」、プチドリームチームの感がある。
というのも、このふたりはユース時代からもう全国的に有名な存在で、「西の宇佐美、東の原口」と並べて称される天才少年だったのよ。
今でいうなら、バルサの久保、レアルの中井、みたいな感じ?
当時から、お互い意識してたと思う。
「俺の方が上だ」って。
で、ぶっちゃけ不仲説もあったんだよね。
先日に東スポで「犬猿の仲」と書かれてたが、実際にそういう噂もあった。
喧嘩したとか具体的に何かあったワケではなく、周りが勝手にそう思ってただけなんだけど。
でもさ、ほぼ同世代で、お互いドリブラーで、おまけに拠点が関東と関西で、これで変に意識するなって方が無理でしょ。
五輪代表等ではすれ違ったふたりだけど、A代表ではポジションがまた左サイドでカブったからな。
結構、当人同士より周りがドキドキしてたんじゃないだろうか。
何となく、イメージするのはとんねるずとダウンタウンの関係性である。
両者はほとんど共演する機会がなく、「いいとも」最終回で石橋と松本が絡んだ時は大きなニュースになったほどだった。
で、松本は後日に言ってたワケよ。
「とんねるずと確執なんて何もない。共演も全然OK。だけど昔から周りが勝手に気を使って、近づけないようにしてる」って。
案外、そんなもんかもね。
で、今回の原口の移籍の件についても、原口が宇佐美に電話してデュッセルドルフがどんなチームか色々ヒアリングした、という報道があったワケさ。
あぁ、このふたり別に仲が悪いワケじゃないんだ、とそこで初めて分かった。
宇佐美がいるからデュッセルドルフに決めたというワケじゃないにせよ、原口にとってはそこに同じ日本人がいることは大きなオプションだっただろう。
それが、たまたま昔から因縁の宇佐美だっただけのこと。
とにかく、これから半年間の期間限定にせよ、このふたりは共演することになる。
とんねるずとダウンタウンで特番やるみたいな感じだな。
ドイツ2部という人目につかないところでやるので、どちらかというとCS放送の深夜バラエティーというイメージか(笑)。
もちろん、デュッセルドルフの監督さんはこの共演の価値を理解してないだろうから、ふたりの先発同時起用なんてなかなかしてくれないだろうけど。
ある意味、翼くんと日向くんの共闘なのになぁ…。
このふたり、一緒に使えば意外とイメージを共有できるんじゃないかと。
今までポジションがカブってるからあまり共演機会はなかったけど、でも今回は一瞬にせよ、共演したんだって?
それ、見たかったな〜。
その場面、YouTubeにアップされてるだろうか?
原口は監督本人に口説かれて来たぐらいだし、いずれスタメンは間違いないだろう。
ならばそのついでに、原口がリードする形で宇佐美の方も復活することが我々にとって一番望ましい。
宇佐美は錆びたというよりは、今までイメージを共有できる選手に恵まれなかったんだと思う。
できれば、今回の原口加入を挽回のチャンスにしてほしいよね。
で、ふたりの活躍でリーグ優勝して、ふたりが抱き合う場面を見れたりしたらサイコーでしょ。
2018/1/25(木)16:11
☆関西人売り出し中の選手なんかさ、欧州クラブってのはお金にガメついよね。
↓の原口の件にしても1年契約延長して半年限定のレンタル(6月まで)なんて、もうヘルタの下心がミエミエだもんな。
それより驚いたのは、中島の所属するポルティモネンセだよ。
つい先日「中島の移籍金は13億6000万に設定」と言ってたのに、あるクラブがその満額でオファーしたところ、「いやいや、移籍金は27億に値上がりしました」だってさ(笑)。
2倍になってる。
これもビジネスだからしようがないけど、僅か半年前にレンタルした選手をまるで「ワシが育てた」みたいにアピールしてどんどん値を吊り上げていくようなスタンス、嫌いやわ〜。
それにしても、もし27億で売れたらスゴいことさ。
この金額は、香川を抜いて日本人歴代2位(1位は中田英寿の35億)ということになるんだから。
いくら何でもボッタクリでしょ。
↓の原口なんて、「ブレーメンから移籍金6800万のオファーがあった」とか報道されてるワケよ。
6800万と27億、約40倍の格差。
6800万の方がA代表レギュラーで、かたや27億の方がA代表召集外である。
完全に、あべこべじゃねーか。
ひょっとしたら、中島は3月の代表召集で呼ばれるかもしれないね。
乾の対抗馬というのもあるけど、意外と香川の対抗馬というセンもあるかな、と思って。
仮に香川を落としても、中島をメンバーに入れてくれればアディダス的にはOKだし。
いや、↑の27億はあくまで今後の伸びしろを見込んだ金額設定であり、現時点での実力でいうと、中島は香川よりも乾よりも原口よりも下だと思うけどなぁ。
彼は、2022年大会のI番候補、ぐらいの扱いで今はイイでしょ。
だけど、ここにきて若手が伸びてきてるのも確かである。
たとえば、オーストリアの奥川。
彼は右サイドで素晴らしいドリブルをしてるね。
スピードもある。
代表右サイドの浅野がクラブで出場機会を失ってることを思うと(中島の後釜でポルティモネンセが狙ってるという噂はあるが)、ちょっと奥川を代表に呼んでみたくなるわ。
確か、彼は京都サンガユース出身。
久保の後輩じゃねーか。
先輩・後輩で代表右サイドを競わせるのも面白いかな、と思って。
奥川の本籍は、ザルツブルクみたいだね。
南野のところか。
そういや、南野もここ最近また復活してきたっぽい。
彼も右サイドをできる選手だ。
あと、井手口がスペインで初出場した試合を見たよ。
大活躍というほどじゃないにせよ、初出場の割には落ち着いてプレーしてたんじゃないだろうか。
時々、良いパスも出していた。
彼、意外とスペインでもイケるかもしれない。
欧州でセントラルMFをやってる日本人選手は多くないだけに、井手口はかなり貴重な存在になりそう。
彼以外にセントラルっぽい仕事をしてる選手といえば、オランダの小林祐希ぐらいか。
小林も3月には是非召集してほしい選手のひとり。
ニュージーランド・ハイチ戦では決して悪くなかったのに、その翌月のブラジル・ベルギー戦に召集されなかったのは不思議だったほどだ。
あのレジスタっぽいプレースタイル、ハリルの好みじゃなかった?
個人的には、井手口と小林祐を組ませた2ボランチもありだと思うんだけどなぁ…。
あと、FWで見逃せないのが武藤ね。
最近、調子イイみたい。
先日は1試合2ゴール。
彼はフィジカル強いし、上背ないけどヘディングあるし、スピードあるし、ドリブルあるし、泥臭いワンタッチもあるし、引き出しがとても多い。
センターもサイドもできて便利な駒、代表で呼ばれたり呼ばれなかったり程度の扱いなのはモッタイナイよね。
多分、格付けとして小林悠より下になってるはず。
あと、トップ下で好調を維持してる森岡。
現在7得点10アシスト、リーグでアシストランキング2位は大したもんですよ。
守備力がよく分からないから彼もハリルの評価がビミョーだと思うが、後ろを2ボランチにして攻撃に専念させるトップ下のタスクなら彼は最強かも?
じゃ、ここまで名前を挙げた選手を使って前線+中盤を組んでみると、こんな感じになるわな。
・・・・武藤
中島・・森岡・・奥川
・井手口・・小林祐
案外、悪くないと思う。
ただし、これらのメンバーのうち、おそらく半分以上はロシアに行かないよね。
必ずしも、リーグで結果出してる選手ばかりが最終23名メンバーに入るとは限らないんだから…。
2018/1/24(水)11:09