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過去ログ51
2005/8/21 0:24
☆KEN反ジーコ派として…最終予選のイラン戦。勝ってきっちりと首位で終えたことは評価したい。ただ、そこにある成果はそれ以上でも以下でもないと思うんだ。ダエイはもはやイランの主役ではない訳で、カリミ、マハダビキア、ハシェミアンというイランが誇るワールドクラスを欠いた中ではあの試合、日本が順応した、と言い切るには性急なんじゃないかな。
ジーコが残したものって何だろう?自主性?確かに大事だよね。自分達で考えて、最善の道をピッチで見つける。素晴らしい事だと思う。でもね、僕らが次の監督に求めていたものはもっと違う何かだったんじゃないのかな?トルシエが強引な手法ながらも残した「コンパクト」「オートマティズム」この2つが日本を上に押し上げるためのキーワードだって事は皆の共通意識だと思う。ただ、トルシエは中村や久保といった才能を使いこなすことができなかった。そこにトルシエの限界があったのかもしれない。僕らが求めていたものはまさにそこなんだよ。高めた組織力をさらに引き上げると共に、個の力を融合させてゆく。これこそが一番の関心事だったはず。ところがどうだろう?ジーコ政権になって中田英なしでは攻守における連動性は消え去った。選手の体調、調子、連携など不確定要素のみが試合を決めてしまう。つまり最低限頼れるベースがないんだ。仮に本大会で、その不確定要素全てが噛み合ってベスト16、ベスト8まですすめたとしよう。その後に何が残るんだろう。正直、唸ってしまう。
2005/8/21(日)0:24
☆関西人螺旋階段のように緩やかに上昇していくやり方に対するアンチテーゼとして、「ドーピング」的方法論もある。某国などは代表強化策として、政策的にサッカーの上手い外国人を大量帰化させた。えげつないと思うが、日本もあながち笑えない部分もある。アメリカW杯予選の前にはラモスが帰化、フランスW杯予選中にロペスが帰化、日韓W杯開催前にはアレックスが帰化。W杯が開催される度にブラジル人が帰化してた。じゃ、今回のドイツW杯では一体誰が帰化して代表入りするんだろうと思ってたら、なんと誰も入ってこなかった。実はトゥーリオが帰化したが、彼はA代表には召集されてない。これは今までの流れを覆す凄いことだよね。ブラジル人が帰化しても簡単には代表入りなんて出来ない時代になったんだよ。これは日本の進歩だな。さて、実は私は湯浅健二さんのHPを愛読してるんだが、その中で先日湯浅さんとラモスの対談の記事を読んでて面白く感じた部分があった。ラモスは今、指導者を目指して猛勉強中の身らしいんだが、実際プロの監督の下で研修もしたらしいんだよ。ネルシーニョなど高名な監督の下で勉強したらしいんだが、彼が師事した監督リストの中に岡田さんの名前があった。少し驚いたね。サッカー大国・ブラジル生まれの彼が、サッカー発展途上国・日本の指導者の教えを受けてるわけだよ。驚くのはそれだけじゃない。ラモスは研修を終えて、岡田さんを非常にリスペクトしてるんだよ。ブラジル生まれの人間から尊敬される日本人指導者まで出てきた時代到来。ほんと日本は進歩したなあ。
2005/8/20(土)23:41
☆老婆心そういう、ジーコのやってるチームの進歩のスタイルが、正に螺旋的、曲線的だと思うな。遠回りしてる様で、しかしグルグルと螺旋を描きつつ、少しずつ上昇していく。上がり幅が小さい代わりに、下降はスプリング的効果でこれもまた小さい。急激に伸びてきたオマーン、バーレーンあたりは、サッカー環境の整備、育成の効果、戦術の浸透などで直線的に進歩したけど、主力の離脱、我慢比べでのミスなど、良いサッカーをしつつも脆く、結局日本に勝てない。螺旋を支えるJも含めて、ジーコ以前とジーコ後は進歩の仕方自体が変わったと思う。俺も含めて、そのギャップにファンが戸惑ったんだよね。
2005/8/19(金)21:46
☆関西人そもそもジーコ代表は進歩してるのか、という疑問が世間で蔓延してる。ハッキリ言うが、進歩してるよ。少し前のことを思い出してほしい。1ー2で敗れたアウェーのイラン戦では、442BOXシステムが機能しなかったことが一つの要因だった。マハダビキアなど敵の右サイドの攻撃力により中村が左サイド守備に忙殺され、日本の攻撃力を消されてしまった。なぜこの試合を442で臨んだかについてジーコは「田中誠がいなかったから」と言った。もちろんそれも理由だろうが、本音はイランは1TOP(3TOP)で来ると想定してたからと思う。1TOPには4バックが守りやすく、2TOPには3バックが守りやすいと言われている。が、読みは外れてイランは2TOPで来た。裏をかかれたわけだ。今回は、日本は3バックだった。するとイランは442と発表しつつ1TOPで来た。再び裏をかこうとしたわけだ。ところが、今回の日本は対応に進歩が見えた。3バックと言いながら宮本と田中の2人で最終ラインを作り、中沢が前に出てフォアの潰しに回った。あれは作戦と言うよりアドリブだったと思う。これは進歩だよ。アドリブが出来た今回と出来なかった前回、必然的に結果は異なるわけだ。中田英は「システムなど関係ない」と以前に言った。その通り、アドリブで対応できればスタートが352だろうが442だろうが関係ないのは確かだと思う。いよいよ日本代表は、そういう段階に入ったわけだね。私はちょっと嬉しかったな。
2005/8/19(金)20:34
☆老婆心確かに直線的進歩は理想だけど、レベルが上がる程、逆に進歩の上がり幅は少なくなる。今、日本は強豪国グループというステージへの最後の壁に向かってる。ここが一番難しい。だから、俺が逆に心配してるのが、ファンの錯覚によるヒステリックな視線だよ。
上がり幅が少なくなってきてるのに、今までより強い相手と対戦するんだから、負ける確率が当然増える。
それを相反する二通りに錯覚してしまう。「実力までが下降してる様に見える」「上がり幅が維持出来ないのが監督だけの責任に見える」
直線の感覚が、あまりにもファンの目が性急にしてしまう危惧がある。
2005/8/19(金)19:42
☆関西人老婆心さんへ。同意。確かに直線的に日本が強くなっていないのは事実だしね。今回のイラン戦にしても、東アジア選手権という伏線があってこその勝利。主力組が北朝鮮に敗れ、次の2試合は若手に入れ替えて臨んだ。で、宿敵韓国に勝ったりもした。本来勝ってるチームはいじらないジーコだが、例外としてイラン戦は主力組に戻して臨んだ。結果、彼ら主力組は若手台頭に対して危機感を持ったからなのか、あるいは2試合休んで疲れが癒えたからなのか、北朝鮮戦とは見違える良い動きをしてた。ジーコのショック療法成功?特に三都主など見違える復活だよ。挫折と復活、下降と上昇の繰り返し。もちろん理想は直線の上昇だが、現実はそんなに甘くないか。トルシエ代表にしてもサンドニの悲劇が無かったらどうなったことだろう。でもね、私はそういう曲線の上昇が怖い部分もあるんだ。そういう形の進歩はあくまで結果論としては容認できるが、全ての小さな下降が次の大きな上昇に繋がるものとは言い切れないのは確かだと思う。応援する者のスタンスとして、私は直線の進歩などあり得ないことは理解しつつも、やっぱりあくまでもそれを日本代表に要求するよ。直線的に進歩せよ、と。でなければ、小さな下降が次の大きな上昇に繋がると信じる気持ちが、大きな破滅に繋がる下降の兆候までをも見逃してしまうことになりかねない気がするんだよ。
2005/8/18(木)9:09
☆老婆心直線的な進歩というのは案外脆いと思うな。揺り戻し、繰り返しのループが少しずつ上昇していく、螺旋のような形の方が強固だと思う。進化の跡であるDNAは二重螺旋構造だよね。
今日の、日本イランともにそういう確かさみたいなのを感じた。選手が変われども、日本らしくイランらしいサッカーが出来てる。これは、良い時、悪い時、良い選手、悪い選手を何度も繰り返し、試行錯誤した積み上げの強さだと思う。西部謙司氏が名付けたアジアのクラシコになりつつあるよ。この試合そういう進歩は感じたな。
http://blog.livedoor.jp/bigcare0306/2005/8/17(水)23:25