超VIP専用掲示板

過去ログ360 2010/7/6 5:51

☆Shoes
補足
リベロによって選手全員が一人一殺のマンツーマンDFに生じるデメリットを解消出来たわけではなく
リベロが深いポジションをとることによってギャップが生じ相手にスペースを与えることになるわけですけど…
2010/7/6(火)5:51

☆Shoes
関西人さん
選手全員が一人一殺のマンツーマンDFをするサッカーでラインを形成するのは難しくDFとGKとの決定的なスペースをオフサイドによって死域にはできないですよね
また一対一の局面で抜かれてしまうとカバーに入る選手がいないために簡単に守備が破られてしまいます

そういったデメリットを解消するためにリベロというポジションがあるのではないのですか?

つまりスペースを空けてもいいという発想ではないと思うのですが
2010/7/6(火)5:09

☆関西人
Shoesさんへ
サッカーのピッチは広いからね〜。横幅だけでも60m以上ある。この幅を全部カバーするのって、11人では元々から限界あると思う。絶対どこかに隙間はできる。
もし無理を承知で隙間を作らないようにしたいなら、いっそフィールドプレイヤーの10人をフラットに横一列に並べてみたらイイさ(笑)。多分5〜6m間隔でズラッと並べば、それなりに横幅はカバーできる。ただ、タテが異常にペラペラの、究極のラインディフェンス(笑)。「コンパクトなサッカー」という意味では、確かに究極のコンパクトだな。

もし敵がラインの裏を狙ってくるなら、横一列の10人が連携してラインを押し上げて、オフサイドトラップを狙う。もしドリブル突破してこようというなら、10人の内の1人がフォアに飛び出てそれを抑え、後ろはラインにできた隙間を横ズレして埋める。敵がドリブルを抑えられたことでまたパスを出してくるなら、横パスの場合は再び誰かがフォアに出てインターセプトを狙う。タテパスの場合は、再びラインを上げてオフサイドトラップを狙う。
そんな感じで我々はラインをグイグイ押し上げていき、そして完全に敵を押し込んだタイミングで一気にラインをブレイク→包囲するように敵ゴール前に全員がなだれ込んで波状攻撃→ゴール!
全員攻撃・全員守備、まさに究極のモダンサッカーですな!

…って、こんなサッカーが有り得るワケないよね(笑)。多分、。フェイント一発入れられただけで簡単に崩壊するわ。

じゃ、上記とは全く逆の発想も考えてみたい。

スペースなんていくら与えてもイイじゃないか、仮にバイタルエリアを空けようと、そこに走り込んでシュートを撃ってくるのは、あくまで人。人にさえマーク完璧に付けておけば大丈夫だよ、という発想。つまり、選手全員が一人一殺のマンツーマンDFをするサッカー。
それじゃ皆がバラバラに分断されて攻撃が全然できないじゃないか?という理屈にもなる。じゃ、一人だけ例外的に特定マークを持たない選手を設定しておこう。それが「自由人」リベロ。彼が最後尾から最前線まで自由に動き、攻守両方をコントロールするようにしよう!

…って、これ思いっきりベッケンバウアー時代のドイツそのまんまじゃないか(笑)!
そう、こんな発想にモダンサッカーの神・クライフさえ負けたんだから、サッカーは深いわ。
2010/7/5(月)19:50

☆Shoes
現代サッカーを象徴するものとして
激しいプレッシングとそれに伴なうコンパクトなプレーエリアというのがあると思います
つまり選手が使えるスペース(考える時間)を削っているわけですけど

現代サッカーではワントップが代表例としてあるように中盤の人数というのは増加傾向にありますよね
これは単純にゴール前に構える選手の数が減ることを意味していてゴール前の人数が減れば必然的にゴール前のスペースも増えますよね

また中盤の人数の増加と供にプレーエリア自体をコンパクトに保つようにDFラインはゴール前に構えるのではなく高い中盤のすぐ後に構える時間が次第に増えるようになっています
これもゴール前にそもそも人がいない時間が増加しており実際にはゴール前には広大なスペースが広がっていることを示しています

プレーエリアがコンパクトでありながら中盤においてプレスを仕掛けるのが当たり前になっている現代のサッカーではボール中心にプレスをかけていくと守備全体が必然的に片サイドにシフトしてしまう
裏を返せば逆サイドにはノーマークのスペースが広がっていることを示しています

こう考えると攻撃の為に使えるオープンなスペースは十分過ぎるほどありますよね

つまりこのスペースをいかに効率良く突いていくことが出来るかがチームの攻撃の成否に影響していると思います
2010/7/5(月)12:38

☆関西人
サッカーモード論B
アルゼンチンの猛攻に対するドイツの守り方がどうだったかと言えば、これがもう素晴らしかった。なぜって、超フツーのゾーンDF(笑)。メッシに対してマンツーマンすらなかった。超フツーにゾーンでマンマーク(笑)。
アルゼンチンのアタッカー陣は何度も何度もPA内に侵入してたんだが、見てて不思議なくらいに得点の匂いがしなかったんだな。なぜって、それはドイツが守備に人数かけてたから。
…超フツーの理屈でスマン(笑)。だけど実際そうだったでしょ? 超絶テクのドリブルで掻き回したところで、肝心なエリアにスペースは無かったのよ。シュートコースを思いっきり切られてた。

これで2010年サッカー最新モードのひとつがハッキリしたね。
【守備には人数をかける】
そう、超フツーの理屈だ(笑)。だけど、結局はそれしかないのよ。
昔なら【サイドを制する者が試合を制する】みたいな理屈がもっともらしく語られてたが、今のモードは少し違うでしょ。極端な話、サイドを崩されてもセンターでシュートコースを空けなかったら失点は防げるのよ。サイドをエグってクロス→得点、みたいなシーンは昔よりむしろ減ってるように感じる。だからこそ、ロッベンが左じゃなく右に使われてるんじゃない?

そして守備に人数をかけるというのは、要はFWであっても必ず守備に参加するということ。そこは絶対要素だね。クローゼもテベスもよく守ってた。でも一番凄いのはウルグアイかな。あそこのFWの守備参加は凄い(笑)。

で、FWまで自陣深くで守るなら、攻めはどうするの?という話。
はい、ここで2010年サッカー最新モードがまたひとつハッキリする。
【アタッカーは、たくさん走る】
…また超フツーの理屈スマン(笑)。でも実際、そうなのよ。日本が善戦できたのもよく走ったからこそだし、ドイツもそうでしょ。多分あの国も、フィジカル面にお金かけてるんじゃないか?

日本では、長友の体幹トレーニングマニアっぷりが有名だよね。そしてその彼があそこまで世界に通用しただけに、今後も体幹トレは大注目の要素。本田も長友に「弟子入り」してるとやら?
「圭佑は凄いっすよ。アイツ、普段から骨盤立てて歩いてましたからね」と長友が言ってるのを聞いたが、そもそも「骨盤立てて歩く」って何なの? まさかナニ立てて歩くことじゃないよね?
2010/7/4(日)20:26

☆板長
PKに改良の余地って、オシムが言ったからですか?以前PKについて言及したとき、「ペナルティなのだからGKに厳しいのは当然」って書いてらしたと思うんですが。PK合戦だけのことを仰るなら別ですけど。俺はくじ引きで決まる方が嫌だけどね。

今回の日本代表へのコラムや記事を見ると、やっぱりこぞって「FW投入(特に森本)」なんだよね。それは交代策に対するものなんだろうけど。
でも俺はむしろ松井→岡崎のところで玉田を入れられないものかと思いながら見てた。特にパラグアイ戦はイーブンな展開が続いていたわけで、攻撃の幅を落とす交代は得策じゃないのではないかと。最後にチャンスを生み出したのも玉田の仕掛け(もちろん岡崎のポストプレーもありきだけど)からだし、もっと長い時間出ていればと思う。もちろん中村憲剛投入は痺れたけどね。ただオランダ戦同様本田へのプレッシャーはかなり厳しく、もう一人前線でターゲットになる選手がいれば…という思いはもちろんあったが、本田が勝てないと厳しいサッカーという「割り切り」はあったと思うし、まあ仕方ないかな。

もう一つ、もしかして「割り切って」プレーしてたのかな?と思うのはボールポゼッション。あれほどやってきたポゼッションは捨てたのかなと。それこそ、ヘタクソらしく。
相手のクリアやルーズボールは絶対キープせず前に送る。それでロストする。GKまで戻して作り直せばいいものを、絶対下げない。川島の足元は川口のように弱くないのに。いつぞやの「バックパス禁止」を思い出しちゃったよ。
「デンマーク戦でのパス回しは素晴らしい!」みたいな記事もあったけど、それってやっぱり昨日のドイツ×アルゼンチンのような状態だったから成り立ったものかなと思うし。
そういう意味でも今回アドバンテージも何もない決勝Tで試合できて本当に財産になったんじゃないかなと思う。
負けないためにどうしたら良いかはわかった。関西人さんの引き算論はすごいしっくりきました。
でも決勝Tは勝たないと上には行けない。
身を持って実感できた。ボールがないと点は取れない。

個人的に凄い残念だったのは内田。彼なら日本のコエントランになれたはずだし、攻撃の幅を出せたと思う。
いい意味で驚いたのは阿部。あんなに素晴らしい選手だなんて。オシムの指導は残るんだね、単なるアンカーじゃなかった。もし全員があんな風にリスクを恐れずやっていたら…というのは考えない事にしようと思う。
2010/7/4(日)19:34

361359

掲示板に戻る