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過去ログ33 2005/5/3 23:42

☆老婆心
かつて、世界のサッカートレンドを二分していた二人の名将、クライフとサッキ。やってるサッカーのテイストは全然違ってた。しかし、具現化したチームスタイルは両方ともスペクタクル、かつ結果のリアリティがあった。そんな両者に共通する練習法。それは、狭い地域でのハイテンポな鬼回し(ミニゲーム)だよ。これ、プレスの意味もあるけど、最大の意味はボールを奪った瞬間に、いかに最初の密集を突破するかだったんだ。そこで、ポジショニング(奪う前から考える)やボールの動かし方のヒントを与え、体に染み込ませた。つまり、チーム作りのアプローチは違えど、このヒントにこそ監督の意識づけのセンスが出る思う。
2005/5/3(火)23:42

☆関西人
「攻撃こそ最大の防御なり」というフレーズは広くスポーツ界で認知されてる。でもその逆のフレーズももっと認知されていいと思う。「積極的な防御こそ最大の攻撃なり」、これサッカーに限っては十分成立する真理だよ。かつて「攻撃的サッカーを目指す」と言ったトルシエが来る日も来る日もDFのラインコントロールと中盤の守備練習に時間を費やし、「一体彼はいつになったら攻撃に着手するんだ?」という世論を生んだ。しかし今となって私たちは「防御こそ攻撃」という彼の意図を理解するに至った。浅くアグレッシブなライン設定をするDFとボール奪取に長けた中盤によるチーム構成。対してジーコはその逆。「攻撃こそ防御」だと思うね。深く粘り強く守るDFと攻撃的センス溢れるMFを過剰なまでに共存させた中盤によるチーム構成。私としては格下のアジアに対しては「攻撃こそ防御」、格上の欧州南米に対しては「防御こそ攻撃」がフィットすると思ってる。W杯アジア予選を免除されたトルシエとそうでないジーコという立場を考えれば、両者の違いはそれなりに認知する。ただし予選でもイランあたりは決して格下じゃないという現実や、そろそろ本大会を想定しなきゃいかん時期にきてることを考えれば、ジーコもそろそろ「防御こそ攻撃」への方向転換を考えるべきなのかもしれないね。
2005/5/3(火)21:27

☆老婆心
攻守一体だと思うんだよね。どこで、ボールを奪うかをイメージしてなければ、「一人余る」守備をしてる以上、奪取ポイントは常に低いよ。だから、DFも低いし、前線も孤立する。よって、鶏卵パラドックスになる。俺はもうちょっとジーコに守備の意識づけして欲しいんだ。イラン戦前のヒデフク口論事件なんて、今更感が強いし、ジーコが事前にキチンと解決策を与えるだけで、起きないことだよ。毎回の様に選手が守備のコミュニケーションだけで苦しんでるんだ。だから、「その後の攻撃までイメージした守備」まで出来てない。ここは、どんなやり方かは関係なく、チーム作りの「肝」だよ。
2005/5/3(火)11:57

☆関西人
コンパクトなサッカーを目指そう。
以前にも書いた「卵が先か鶏が先か」という話。[卵の論理]→中盤が簡単に球を失ってしまうような状態ではDFはリスクが高すぎてラインを押し上げづらい状況になる、という考え方。まずMFやFWがキープ出来なければ話が始まらないという論理。[鶏の論理]→DFが押し上げないことには中盤は選手間の距離が開いてボール保持者が孤立することになり、球を失いやすい状況になるという考え方。まずDFがラインを押し上げなければ話が始まらないという論理(※便宜上前者を卵として後者を鶏としましたが、別にこれは逆でも構いません)。つまりラインを高く設定したコンパクトなサッカー実現の為には中盤・最終ラインお互いに要求したい言い分があると思うんだよ。どちらの言い分が正当なのか、というのは不毛な論議になるのであえて論じないが、しいて言うならどちらにも正当性はあると思う。しっかり卵が成立すれば鶏は生まれるものだろうし、鶏がしっかり成立すればきっと卵を産んでくれるはず。とにかくまずはどちらかをしっかり成立させてほしいというのが私の要望。私が思うにトルシエは「鶏の論者」でジーコは「卵の論者」なんじゃないかな、と勝手に推測する。結局のところ目指すべき最終地点はそれほど違わないかもしれないよ。過渡期の今は似ても似つかぬ状態だが。
2005/5/3(火)0:18

☆苔口スペシャル
攻撃の単調化を防ぐ方法については
意識的に作るコンパクトさが解決策だというのにも同感だね。付け足すとしたらそのコンパクトになった状況を無駄にしない個々の意識かな。中村のように近距離で簡単に預けるべきパスがワンテンポ遅い選手が攻撃の中心だとコンパクトであっても二次攻撃としてあまり効果的な展開や打開が期待できないと思うからね。でもこれは意識の問題が大きいわけだから改善の余地は十分にあるはず。ひでまにあさん、今の代表は読まれていても無理矢理で効率の悪いパス&ゴーをしようとすることが多いよね。俺としてはパス&フェイクからリターンパス&ゴー等もっと細かい「やり直し」を増やしてほしい。
2005/5/2(月)8:10

☆ひでまにあ
いろいるあるけど
基本であるパスアンドゴーがない。パス出したら走る。そのスピードと質だと思う。
2005/5/1(日)19:47

☆老婆心
何故コンパクトにするかと言えば、特に日本にとっては生命線だからなんだよね。それなくして、日本は今の所活路は見出だせないよ。勿論、ジーコも(程度の差こそあれ)その必要性はわかっているだろう。そして、確かに難易度の高いやり方を指向してるんだろう。ま、やり方は色々ある。でも、結果としてコンパクトになってない。よって、攻撃もうまくいってない。だったら修正しないとね。選手同士のコミュニケーションで中々できないなら、監督からのコミュニケーションで意識づけしてやらないと。いや、別にガッツリにしなくても、もうちょっとの約束事で随分変わると思うけどね。
2005/4/30(土)22:29

☆関西人
コンパクトなサッカーが志向されたのは今に始まった話じゃない。オフトの「スモールフィールド」加茂さんの「ゾーンプレス」トルシエの「フラット3」、いずれもがラインDFを基礎としたコンパクトなサッカーを標榜したものだった。コンパクトとラインDFの因果関係は切っても切れないものと思う。さて、問題のジーコなんだが「フラットになるな」「必ず一人余れ」「オフサイドトラップを狙うな」、しかし「ラインを上げろ」「プレスをかけて高い位置で球を奪え」と極めて難しい要求をしていらっしゃる。ここが辛いところなんだ。これは本当に難易度の高い要求だよ。でもね、多くの人たちが誤解してると思うんだが、「フラットにならず」「DFは必ず一人余り」「オフサイドトラップを仕掛けず」、でも「ラインを上げて」「プレスをかけ高い位置で球を奪う」ことが理論上不可能なことなのかと言えば、皆さんには意外かもしれないが実は不可能じゃないんだよ。これは元DF経験者として私は断言していい。ただし、極めて難しい作業であることも併せて断言する。好意的に捉えるならば、ジーコは日本代表に対してワールドクラス・一流レベルの要求をしているのは間違いない。オフト・加茂さん・トルシエとは発想が根本から違うんだろうね。
2005/4/30(土)21:40

☆老婆心
どっちから見るかだな
優先順位だよね。なるべく高い位置で奪ってショートカウンター。これが得点に一番近い。次は、深めからでもロングでFWに当てて、クサビからみんなが前を向ける状況を作る。これが二番。ただ、もちろんそれだけだとツライわけで、繋ぐことも必要。三番目として、前にポストと表現したけど、要はボールホルダーより前の選手のコマメな顔出し。その落としを生かすフリーランニング。それが連動性を産むと思う。でも、今の日本は二番目しか出来てない。だから攻撃が単調になるし、鈴木ばかり目立つ。ところで、この3つを並び立たせるために何が必要か?意識的に作るコンパクトさだと思うな。
2005/4/30(土)16:38

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